ロックバンド好きの僕が唸った
今回はとある企業様より、紹介してほしいイヤホンがあるとのことで、サンプル品を提供して頂きました。
それはこの製品!
SOUNDPEATS 「RunFree」
名前の如く、ランニングやスポーツに向いているオープン型のイヤホンですが、特筆すべきは迫力のある低音。
ロックバンド好きの僕としては、音の検証やレビューに本気度が入ります!
ちょっと待ってください!
ウチはアウトドアブログ、実はイヤホンの取り扱いは初めてです…
確かにこの製品はアウトドア向きではありますが、僕はいわゆる「ガシェットオタク」ではありません。
そこで今回は身の丈に合わせたレビューを行います。
性能をオタク的に掘り下げるというよりは、「感覚的に分かりやすく」「使い心地はどうなのか?」等を重点に、レビューしたいと思います。
スポーツでの使い心地はどうか?
色んな音楽聞いてみた感想。
感覚的にこの製品は「僕・私に合っている」だろうか?
といった情報を知りたい場合は、続きをご覧になっていただければと思います!
そして結論!
オープンイヤーが思った以上に快適すぎる。
スポーツするならアリよりのアリ。
ベースやドラムの立体感が楽しすぎる!
低音が強いって、ステキすぎる!
ロックバンド好きなら、間違いなく唸る。
でも静かなお部屋なら音漏れが聞こえる。
自分の聞いているものを、人に知られたくない!
っていうなら、おすすめできないかも!
- 性能に関しては、調べて分かりやすくお伝えします!
- 信用問題にかかわるので、無理な高評価は言いません!
- 僕は音楽とバンドが大好きです!!
RunFreeの特徴
まずはコチラ、性能表をご覧ください。
タイプ | ワイヤレス |
材質 | 液体シリコン |
形状 | オープンイヤー型 |
ドライバー | 16.2㎜ダイナミックドライバー |
再生周波数 | 20Hz~20KHz |
対応コーデック | AAC,SBC |
Bluetooth | Bluetooth5.3 |
最大持続時間 | 14時間 |
重量 | 28g |
充電時間 | 1.6h |
USB | type-C |
ENC通話ノイズキャンセリング機能 | 〇 |
専用アプリ | 〇 |
マルチポイント | 〇 |
防水性能 | IPX4 |
設計 | ラムダ型音響空間 |
特徴 | 迫力のある低音 |
こうして表にまとめてみても、分からないところがあったのでちょっと調べてみました。
ダイナミックドライバー型
詳しく知りたい方は、僕も参考にしたyoutube等を参考にしていただけると良いのですが
カンタンにご説明すると、小さなスピーカーが中に入っている構造。
しっかり「振動」してくれるので、低音に有利な構造をしているらしいです。
良く言われるのが、ロックミュージックに向いているとのこと。
おいおい、ロックミュージックだと!
大好物じゃあないですか。
16.2㎜ドライバー
ドライバー(スピーカー)の大きさですね。
大きいほどしっかりしているとのことで、調べてみると通常で8㎜。
10㎜を超えると大口径と言われるそう。
16.2㎜ってのは、相当大きいようですね。
どんな低音を聞かせてくれるのか!?
とはいえ所詮はイヤホンのスピーカーサイズ。
僕はまだ疑いを持っていますよ!
ラムダ型音響空間
これに関しては「そういうもの」という認識で良いかと(笑)
そういう名前の独自設計だそうで、これまた低音強化に一躍買っていると。
つまり、低音に強いドバイバー型で、サイズも大きく、設計も低音に有利。
RunFree 使ってみた
何はともあれ、使ってみないと話になりません。
一旦は機能評価を置いときまして、レビューに移ろうかと思います!
いざ装着!
えっ
これでいいの?
今まで耳の穴に突っ込むタイプばかり使っていた僕としては、衝撃の装着感。
というか開放感。
オープンイヤー型を使ったことのない方は、同じようにここで驚くことでしょう。
ていうか、本当にこの接触程度で音楽が聞こえるんかい。
半ば半信半疑なたなりょう。
Bluetooth接続がめっちゃ早い
どれどれ、初期設定をしま…
あっ
繋がった、
うそ、
はや
ここで確信。
ええブランドやわぁ…♡
なんせ今まで使っていたのは、Amazonの安カスイヤホン。
安イヤホンのBluetoothは不安定なんよ。
耳後ろのスイッチ長押しでスタート
ポチーっと耳の後ろを長押しすることで、スイッチON。
音量変更も、わざわざスマフォをポケットから取り出さなくていいので、この辺りも楽ちん。
では、音楽を聴いてみましょう!
低音ベースを楽しみたいので、KEYTALKのモンスターダンスをチョイス!
ワクワク…
なんじゃこの低音はァ!!
!!
どうやら16.2㎜もダイナミックドライバーも、そしてラムダ型というのも伊達じゃあないらしい。
どうしたらこんな小さな機体から、ボゥンボゥンと聞こえるんだろうか?
あれ?音漏れしている?
巨匠「モンスターダンス!」
音楽に合わせて、隣にいた妹が何やら楽し気に動いている。
え?
聞こえる?
うん、ふつーに聞こえるよ
まじか!
試しに妹に装着してみることに。
うーん、聞こえるには聞こえるけど…
正直耳を澄ませば、ってところ。
僕の耳が悪いのでしょうか?(笑)
試した条件は、ほぼ無音の深夜。
静かな環境では、確かに少し聞こえました。
ですが事実として、カナル型(耳栓型)より音漏れがしやすいのは事実。
ランニングやジムでの使用には、ほとんど問題ないよなぁ、って思いました。
ってことで、続いて!
走ってみます。
RunFree 走ってみた
RunFreeという名前、せっかくなので走らねば!!
日課である朝のお散歩と、そのあとの運動に出かけて参りました。
まずはメンタリストのDaiGoさん。
いつもメンタリストからお勉強させてもらっています。
正直あちらもただのiPhone撮影。
音質もクソもありませんが、オープンイヤー型とyoutubeとの相性は良さそう。
カナル型で密閉するより、どことなく自然ですね。
これを聞きながら朝の散歩をするのが日課です。
続いてはランニング。
この先行うバケモノ級の運動に向け、心拍数を軽く上げておきます。
今回聞くのは、お気に入り「04 Limited Sazabys」
テンポの良いBPMに自然と足も速くなってしまう。
ですがここは音より、ランニングとの相性を評価いたしましょう。
こりゃあ、落ちない!
耳に引っかかりつつ、後ろでつながっている安心感。
それでいて別に重くもないので、走っている最中にグラグラ重みを感じることも在りません。
後ろから車が来た時、オープンイヤー型(周囲の音が聞こえる)のありがたみも気が付きました。
「ビクッ!」っとする車の到来も、いつもより若干一秒前に早く気が付く。
走る足音に注意を向ければ、足音が聞こえる。
耳に注意すれば、音楽と自分の世界に入り込める。
絶妙な音の分配加減で、自分が注意すべき音を選択できる、そんな感覚。
そのまま鬼モードに突入
心拍数を上げた後の運動は、鬼モードに移ります。
HIITと呼ばれる高強度の運動を行うのも僕の日課。
こんな感じにバーピーをしたって、ほら落ちない!
「まだまだこれから!!」
「今を続けて!本気で取り組んだ先にっ!!」
いつもはスマフォから直に流すレッスンも、イヤホンで聞く分youtube先生の声援も脳内にガンガン響く。
「・・・・・・・・・!!!!!!」
…自分を追い込みたい時こそ、イヤホンを使うべきかもしれません。
正直今までは周りに気を取られ、さぼっていた事が判明しました。
youtube先生の耳元攻撃で追い込まれた4分間。
本日のトレーニング終了後、ちょっとグロッキー。
こればっかりは、人に応じてさじ加減を調節してくださいね(笑)
だけど、追い込みたい人はトレーニングと落ちないイヤホン。
これらの相性は最高かもしれません。
地味にシリコンの質感は好み
材質は「液体シリコン」。
要するにシリコンなのですが、やわらかいというよりツルっとさらっとした感じ。
買ったばかりのiPhoneケース的なモノを、いつまでも頬ですりすりしたくなる、あの感じが伝わるかなぁ…?(笑)
(iPhoneユーザーじゃないけど)
とにかくこれ、お肌にも優しいらしくて、耳に当てた感じも「ツルサラ」で気持ちいいです。
HIITやった後に汗だくになったのですが、一応IPX4防水(生活防水)レベルなので、コレくらいは大丈夫です。
撥水の仕方もイイ感じですね。
シャワーレベルの防水ではないので要注意。
再生時間
さっきから多分、2時間くらい使っている?
なのに90%って、10倍して20時間?
最大再生時間は14時間と書かれているのに??
ともかく、スマフォをスクロールしたらバッテリー残量が分かります。
そんでもって、間違いなくスポーツでは一日中使えます。
充電もちゃんとtype-Cなので、1.6時間でフル充電。
適当に部屋に置いといて、使いたい時に使う。
思い出した時に充電する程度。
これで十分そうですね!
コスパが結構良い
結構皆さん気になるところかと思います。
相場をあまり知らなかったので、検索してみました。
実はこのオープンイヤー型というのは、軒並み相場が高いです。
代表格ともいえるらしいShoksは、素人にはちょっと手が出しづらい価格。
コスパ代表格のAnkerですら、ほぼ1万円。
それに対してこのRunFree
これならぼく、買ってもいいと思っちゃいました。
しかも1年間保証と、30日返品無料って…
自信作ってことがよく分かりますね。
口コミもかなり良い評価ですし、きっと僕の耳は間違っていないはず!(笑)
SOUNDPEATSというメーカーも、調べてみると良い評価が書かれているので、よければ検索してみてください。
2台同時接続(マルチポイント)
例えば会社用のandroidと個人のiPhone。
PCとスマフォ。
といったように、2台同時接続が可能。
色んな機種にBluetooth登録ができる「マルチペアリング」とは違うので、気になる方はコチラをご参照ください。
僕は特に機能を使いませんでしたが、人によっては便利だと感じるかもしれません。
他のも使ってみた
ここらで他のイヤホン比べてみましょうか。
ずっと安イヤホンを使っていた男は、どう反応するのか!?
Amazonで1000円のやつ
僕が元々使っていた、安イヤホン。
散歩中にyoutubeを聞く程度だったので、改めてこちらで04 Limited Sazabysを聞いてみることに。
…
…
うわ、カッス!!
ゴメンナサイ、汚い言葉つかって(笑)
薄っぺらい!
耳でしか聞こえない!
ただの音だこんなモノ!
さっきの立体感はどっかに行ってしまいました。
どことなく「ノイズ感」も感じられます。
言葉で比較するとこんな感じ
1000円の▶耳で音楽が流れる
RunFree▶脳全体で「バンド」が再現される
ただし、利点もありました。
やはりカナル型(耳栓型)は音漏れが一切しない。
RunFreeの音漏れも、所詮は「耳を澄ませば程度」です。
でも、比較するとはっきりと音漏れの有無がわかりました。
もう一つ、3000円くらいのカナル型(Bluetooth)イヤホンを使ってみましたが、こちらもダメダメ。
RunFreeの足元にも及びません。
有線イヤホン【apple純正】
強敵を持ってきました。
「有線イヤホン」である。
それも、低音に有利とされる「インナーイヤー型」
SOUNDPEATSもこの勝負は嫌がることでしょう(笑)
そもそも有線なので音質が良くて当たり前な事。
一番落下しやすいインナーイヤー型な事。
土俵が違うことを承知で、イジワルな比較検討です。
お、音質が良い!!
正直RunFreeを推したいところですが、音質に関しては流石有線イヤホンです。
さすが有線イヤホン、ボーカル大森君の爽やかな歌声が綺麗に聞こえます。
RunFreeでも聞いてみましたが、こちらはちと、低音の主張が強め。
正直なところ、Mrs. GREEN APPLEはアップル純正が好み。
ムテキノ エガオデ アラスメディアッ♪
コチラ2023年上半期、超絶流行ったアイドル様。
うむ。
コチラはapple純正の有線が好みかなぁ…
RunFreeのほうが低音が強いとはいえ、YOASOBIは低音より音質を優先したいです。
アップル純正のほうはインナーイヤー型なので、そこそこ低音も強く、まとまりがあります。
続いてはバンドらしきバンド
04 Limited Sazabysから「My HERO」を。
ドラムは元々上手すぎるのですが、この曲のドラムはとにかく手数が多い。
超絶ケイデンスが高めのドラム連打ですが、一個一個の音に「ちゃんと空気が乗っかっている」。
パリッと張られたドラムを叩いた時の、刹那に空気も張る、あの感覚。
それが連打で来るもんだから、耳が楽しくてしょうがない。
これはもう、RunFreeの得意分野である低音が生み出す、バンドらしい立体感のある空気、ステージです。
ベースの音もはっきりと持ち上げられ、その上にフォーリミらしいギターのメロディと、ボーカルGENの声が加わる。
ああ、、、
やっぱりバンドは、全部揃ってバンドなんだ…
なんちゅうドストライクなイヤホンを僕にくれるんですか、SOUNDPEATSさん…
せっかくなので沢山聞いてみた
色々聞いてみましょうか!
再生回数が多そうなものをピックアップしてみます。
せっかくなので沢山聞いてみたいよね!!
それでもおま好みじゃねえか!
ばれたかっ!
僕は音楽がすごく好きなので、後半はバンドに対する愛がダダ洩れかもしれませんがお許しください(笑)
天体観測を改めてイヤホンで聞いてみましたが、こんなに楽器の完成度とまとまりが良い曲だなんて…
藤君の歌声は今より特徴が弱いけど、ハスキーですごく好みの声です。
だけどコレ、RunFreeで聞いてみるとバックのギターが強調されている。
藤君の後ろでギターがこんな音を奏でているなんて、今まで気が付きませんでした。
たまには車やyoutubeだけでなく、良いイヤホンで歌を聞いてみるものですね。
天体観測は昔の曲だからでしょうか?
他の曲やバンドより、ベースの低音は弱めでした。
ていうか何回聞いても名曲すぎる!
ライブ音源のBiSH
低音の楽器がドンと構える中に、会場に響くアイナのなんとも言えないハスキーボイス!
メンバーの個性豊かな声も綺麗に聞き分けられ、耳が幸せだ!!
一生懸命なリンリン可愛い!!
うあああああ!
解散してしまった!!
最初の「デュッデュッ、ドゥルっ、デュッ」
ってベースの低音。
あそこからもう、低音の世界に引きずり込まれますww
おなかに響くようなドラムの一番太い音
いわゆる「バス・ドラム」。
バスドラムのような重低音だけは、さすがにイヤホンでは再現できないようです。
流石におなかにまでは響きませんが、喉くらいまでは低音が届くくらい、迫力のある低音は再現されています。
うーん、、、
アイドルの時感じたように、やはり音質を優先したい歌声でしょうか。
ベースがカッコよいのは良い所なんですが、Mrsはボーカル大森君の声をハッキリと聞きたいですね。
ここでこのイヤホンの特性がはっきりと分かりました。
イコライザー(低音や高音などの音質)調整で言うと、低音を持ち上げたような音質になります。
なので、普段からロックバンド・楽器・低音が好きな人は、ドンピシャでハマりそう。
普段からボーカルの音を優先したり、リラックスした音楽を求める方にはこのRunFree、もしかしたら向かないのかもしれません。
完全に好みです(笑)
好きすぎる!
好きすぎるっ!!
感傷的な世界に引きずり込む、ボーカルの圧倒的な歌唱力とストレートな歌詞。
ベースの低音が、バックで響き続けることに気づいたらば、鳥肌が立ってたまらない。
作詞作曲、柳のギターコーラスに気付いたのなら、彼の意思と感情がギターとメロディに乗って、心の真ん中に入り込んできます。
だけどそこはロックバンド。
カワイ子ちゃんが叩くドラムはとても楽しそうっ!
…
アツくなりました、失礼しました(笑)
ライブ映像見るならRunFreeええぞ!!
ありぼぼちゃんのベースがカッコいいですね!
後ろのモリモリのドラムも、フォーリミ同様楽しく聞こえます。
ヘッドフォンに近い構造というのもあり、耳に直接音というより、ライブハウスの迫力というのは再現されやすい気がします。
なんちゅうドストライクなイヤホンを僕にくれるんですか、SOUNDPEATSさん…
これは、、、評価が難しい!
有線のほうがもちろん音質は良い…
でも、バンドとしての迫力はRunFreeが圧倒的…
楽曲を歌として聞くか、それともロックバンドとして聞くか。
心持によって、好みが別れてきそうです。
最終評価
という事で、最終評価を偉そうに下したいと思います。
RunFreeが必要ない人
- そもそも運動せん
- 低音が好みじゃない人
室内で音楽を聴くのなら、安くて音質の良い有線でも十分なんですよね。
たとえランニングをしない人であっても、低音一本でRunFreeの魅力は通せます。
でも!
低音が好みじゃないのなら、残念ながら向いていなさそう。
RunFreeが「買い」な人
- ロックバンド好きはその低音に唸る
- スポーツに使う人
- 3000円以下のワイヤレスイヤホン所持者
やはり低音が強いというのをウリにするだけの実力を持ち合わせていました。
最近はロックなのか分からない、中性的なバンドが多いと言えど、邦ロック好きには試して欲しいイヤホンでしたね。
ランナーにはベストバイです。
有線で走ったこともありますので、気持ちは分かります。
そりゃあワイヤレスのほうが快適です。
激しい運動でもRunFreeはずれないので、スポーツとの相性は抜群でした。
僕と同じくして、3000円以下のカスイヤホンを知らずに使っている人は変えてください(笑)
今のイヤホンは、この値段を出せばきっと性能にビックリしますよ!