定番のGoProにするか、勢いのあるInsta360にするか、隠れた名品を持つDJIにするか。
アクションカメラは小さなカメラですが、近年のものはどれも性能が高いゆえに迷います。
今回は、おすすめ3社から2種類ずつ出されているアクションカメラを、合計6つ。
おまけで社外から1種を紹介します。
おすすめは3社から
この3社を選んでおけば失敗はありませんが、各社の製品にちょっとした特長があります。
カメラとメーカーについて知っておくことで、より自分に合った製品が選べますね!
【GoPro】アクションカメラの大ボス

GoProはアクションカメラの老舗であり、大ボス。
それゆえ他の分野に注力せず、ひたすらHEROシリーズを更新していますよね。
HERO miniも出していますが、もっぱらHEROのイメージが強いです。
ちなみに360度カメラの「GoPro MAX」も出しましたが、2018年に出たっきり更新なし。
360度カメラ市場は、Insta360の独壇場。
三社のうちで最もアクションカメラ市場は強いですが、性能のインフレにより若干伸び悩んでいる印象。
【DJI】アクションカメラにも手を出すか?

ドローン分野で右に出るもの無しのDJIは、スマホ用ジンバルでも覇権を取ります。
アクションカメラ市場も実はしつこく関わり、Action4は防水防塵の耐久性ではトップクラス。
なお、小型アクションカメラのAction2はやめてしまいました。
アクションカメラ・ドローン・ジンバルの三部門で強いですね。
これからドローン市場は伸びる一方なので、増えるであろう予算がアクションカメラ部門にどう影響するか。
【Insta360】ひそかに急成長

おそらく最も勢いがあるのはInsta360。
多くの企業が蹴った360度カメラ分野に目を付け、分野で覇権を取りました。
近年株価は急上昇しています。
実はスマホ用ジンバルは、ひそかにDJI製品よりも評判が良いみたいで、これから上がるかもしれません。
ドローンにも一回手を出しましたが現在の更新なし、DJIには無理だと悟ったのかもしれませんね。
そんなInsta360は、アクションカメラにも手を出しています。
中国の近代都市出身ゆえか、AI技術が凄まじく、アクションカメラの性能も引けを取りません。
小型アクションカメラ、360度レンズとの交換システムなど、付加価値を付けた製品で勝負。
【性能比較】どれも横並びのクオリティ
スペック表
GoPro HERO12 | Insta360 ONE RS | DJI osmo Action4 | Insta360 GO3 | |
---|---|---|---|---|
センサーサイズ | 1/1.9 | 不明(1インチは別売り) | 1/1.3 | 不明 |
重量 | 154g | 125g(186g) | 145g | 35.5g |
防水性能 | 10m防水(IPX8) | 5m防水(IPX8) | 18m防水(IPX8) | 5m防水(IPX8) |
動画解像度 | 5.3K 60FPS | 4k 60fps | 4k 120fps | 2.7K:30fps |
スロー性能 | 2.7K (16:9) 240/200FPS | 2.7k 100fps | 2.7k 120fps | 1080P: 1920×1080@120fp |
手振れ補正 | HyperSmooth6.0 | FlowState手ブレ補正 | HorizonSteady | FlowState手ブレ補正 |
動作温度 | ー10℃ | -20℃ | -20℃ | -20℃ |
ざっと並べてみましたが、やっぱりGoProのスペックは高いです。
360度レンズがメインのRSは、4kレンズで劣るのは仕方ないかもしれませんね。
DJIは最も防水性が高いです。
GO3の魅力はなんといっても軽さ、コレに敵うものはありませんね。
スペック向上の限界
画質 | 手振れ | その他のポイント | |
---|---|---|---|
GoPro | ★★★ | ★★★ | 超・スペック★★★ |
Insta360 | ★★★ | ★★★ | 超・たのしい★★★ |
DJI | ★★★ | ★★★ | 超・防水防塵★★★ |
ざっくりとした表にするとこんな感じなのですが、画質とか動画の性能とか、手振れ補正はどれも大差ありません。
水平固定からマウンテンバイクレベルの揺れにも、数年前くらいからどれも完璧です。
数値的性能で比較するのは限界なので、直感と自分の楽しさで選ぶのが吉。
360度カメラという選択肢

もしあなたが360度カメラという選択肢を考えたことが無いのなら、一旦知って頂きたいと思います。
当ブログはInsta360から製品を借りていますが、もとから自分でも使っていました。
360度カメラを使い始めた時は、なんて楽しいカメラなんだ!と、使いまくりましたね(笑)
より万人が楽しめるカメラ

Insta360は、その画質や手振れ補正はさることながら、誰が使っても楽しいという点に魅力があると思っています。
激しいアクションが無くとも、自撮り棒だけで簡単撮影。
AIで自撮り棒は消えるので、色んな撮影を楽しめるカメラです。
【一覧】おすすめアクションカメラは4種
GoPro HERO12

紹介する中でおそらく所持者は最も多く、とりあえずGoProにしておけばOK。
そんな感覚をお持ちの方は多いと思います。
実際、手振れ補正や動画の美しさなんかは流石ゴープロと思えるクオリティ。
それでもHERO9辺りから性能に伸び悩んでおり、他2社のカメラの完成度が揃ってきたため、性能はGoProだけに言えることは無くなってきました。
Insta360 GO3

個人的に、GoProよりおすすめなのが、Insta360の超小型アクションカメラである「GO3」。
帽子やTシャツにも取り付けられるのが最大の利点で、ヘルメットやリュックに固定するネジも必要ありません。
マグネットでパチッと取り付けられる手軽さは、特に激しいアクションを必要としない方におすすめ。
画質も2.7kで十分すぎることがほとんどで、手振れ補正も効きまくります。
性能を少し落とす代わりに、小さいというメリットが思いのほか得られるカメラだと感じました。
Insta360 GO3 公式サイト
(無料特典:レンズ保護フィルター)
DJI osmo Action 4

ドローン代表DJIのアクションカメラは、Osmo Action4が代表。
4k画質はスペック的にはやや置いていかれている印象ですが、正直他がオーバースペックことを前提であれば4k以上求める必要はなさそうですね。
こちらの最大の利点は「防水防塵性」。
耐水深は驚異の18m防水で、他が軒並み10mであることを考えれば、頑丈さで言えばトップに君臨します。
縦横画質を簡単に切り替えられる、クイックリリースマウントも地味に便利。
Insta360 ONE RS

もしもあなたが360度カメラと迷っているのなら、これを買っておけば解決です。
他カメラと同等の価格にして、アクションカメラと360度カメラを同時に手に入れることが出来ます。
360度カメラとしては、X3とスペックはほぼ同等。
画面が少し小さいのと、防水が5mに落ちることくらいでしょうか。
アクションカメラとしてのクオリティは一昔前で、GoProで言えばHERO8とか9くらいの温度感。
それでも画質の良さや手振れ補正は十分なので、ハマる人にはめっちゃお得なカメラ。
Insta360 ONE RS 公式サイト
(無料特典:予備バッテリー)
【番外】AKASO BRAVE8

GoProのパチモン代表的カメラ。
出身は中国の深セン市なので、Insta360のご近所さん。
コスパこそ良いのですが、クオリティはInsta360には敵わないよなー、という事で、GoProと比較してもやっぱり負けます。
アクションカメラが必要ならば、やっぱりGoProやInsta360といった大手の手振れ補正が欲しいですし、撮影だけならiPhoneで十分。
となると、AKASOの立ち位置は非常に微妙と言えそうです。
Brave8から価格が上がったので、コスパも微妙になってきたのが痛い。
GoProのアクションカメラ2種
前述したとおり、シェア率はGoProが一番。
HERO12まで進化してきた画質と手振れ補正は流石で、確かに間違いのない一つですね。
HERO 12

画質 | 5.3K 60FPS |
手振れ補正 | HyperSmooth6.0 |
スロー再生 | 2.7K (16:9) 240/200FPS |
防水防塵 | 10m防水 |
使い勝手 | より、アクション向け |
アクションカメラ=GoProと言っても良い程、有名なカメラ。
毎年更新する性能は、HERO9辺りから伸び悩み始めました。
逆に言えば、既に完成されたスペックは、年を重ねるごとによりハイスペックに進化。
HERO5で4k撮影と騒がれていたのに、今や5.3kという超絶ハイスペックのカメラになってしまいました。

特徴的なのがスロー再生で、他に無い2.7K 240FPSというコマ割りを実現。
アクティビティ的には8倍スローが滑らかに表現できるので、GoProのスペックを活かすのであれば、やはりアクション一択でしょう。
スノボのビッグキッカー
BMXやスケボーのトリック
これら一発ものの大技をかませる人ならば、GoProの性能を存分に楽しめるでしょう。
逆に言えば、通常の趣味撮影にGoPro程の性能は要らない。
個人的にはこう感じています。

というのも、確かにGoProは性能も良いし、マウントの固定制もしっかりとしています。
逆に言えば、ヘルメットが無ければ固定は出来ず、リュックが無ければ胸に付きません。
特に旅行や趣味の撮影ならば、帽子やTシャツに付けられる「GO3」が便利だと感じました。
HERO12で11から変わった大きな利点が、アプリとの接続が1.5倍良くなったことでしょうか?
というか今までのGoProアプリは接続が悪すぎたので、ようやくスタートラインと言ったところ。

HERO 11 mini

画質 | 5.3K 60FPS |
手振れ補正 | HyperSmooth6.0 |
スロー再生 | 2.7K (16:9) 240/200FPS |
防水防塵 | 10m防水 |
使い勝手 | より、アクション向け |
GoPro HERO11の性能は「そのまま」に、サイズを小さくしてきました。
背面モニターが無くなった代わりに、背面マウントを増設。
モニターと言う使いやすさを犠牲にし、代わりに取り回しを良くしたGoProです。

取り回しが良くはなりましたが、根本的には従来のネジ固定。
GO3のような、帽子やTシャツに取り付けられはしないので、使い方はGoProと基本は同じです。
発売日は2022 11/18ですが、あまり所持者は見かけず。
2023年度に12miniは発売されるでしょうか?

Insta360のアクションカメラ2種
近年業績を一気に伸ばしており、360度カメラを所持している人もめっちゃ増えました。
確かに楽しい360度カメラですが、ここ最近でアクションカメラへの注力もマシマシに。
おそらく業界的には元気のあるInsta360からは、ちょっと変わったアクションカメラがあります。
GO3

画質 | 2.7K:30fps |
手振れ補正 | FlowState手ブレ補正 |
スロー再生 | 1920×1080@120fp |
防水防塵 | 5m防水 |
使い勝手 | 私服で使いやすい |
とにかく魅力は軽いこと。
マグネットシステムの使い勝手と気持ちよさは、脳汁が出るほどの革命だと感じています。

もちろん画質はGoProに及びませんが、YoutubeやInstagramで見ても違いが分からない程度。
スロー再生もGoProが上ですが、正直2kで4倍再生が出来れば御の字。

2.7kで十分
5m防水で十分
走るくらいなら全然手振れしない
ほとんどの人はGO3で十分な性能だと思うので、選んで損をしたと思うことは少ないはず。
選択肢としてはマイナーなので、ちょっと大げさに褒めてみましたが、個人的にはマジでおすすめ。
数値的なスペックで並べると、「GoPro変えてしまうじゃん?」って価格なのが痛い所。

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ONE RS

画質 | 4k 60fps |
手振れ補正 | FlowState手ブレ補正 |
スロー再生 | 2.7k 100fps |
防水防塵 | 5m防水 |
使い勝手 | 360度レンズがメインです |
僕が購入したアクションカメラ。
GO3を手にしてからは4kレンズすら使わなくなってしまいましたが、360度カメラが楽しすぎます。

Insta360は中国の先進企業で、アプリやらカメラ内蔵のAIがとにかく強い。
動画や写真を撮って出しで綺麗に処理してくれる、AIシステムがめっちゃ便利。
分解システムのデメリットとして、防水性の難(5m)や手間はもちろんありますね。
GoProとInsta360 X3を別々で所持するのが、一番楽と言えば楽。
両方欲しいし、どっちも気になる
でも予算が無い。
そんな場合は、RSが最有力候補。

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DJIのアクションカメラ2種
DJIはドローンのイメージがありますが、アクションカメラもしつこく頑張っています。
素直にGoProを買いたくない人がDJIを持っている印象は、おそらく友人のアイツのせい(私事)。
しかしながら、ただのマイノリティと笑っていられません。
DJI Action 4

画質 | 4k 120fps |
手振れ補正 | HorizonSteady |
スロー再生 | 2.7k 120fps |
防水防塵 | 18m防水 |
使い勝手 | 防水性ナンバー1 |
アクションカメラ界隈の隠れた名品だと思っています。
軒並み5mか10m防水なのに対して、コイツは18m防水という驚異の頑丈さ。
18mも潜るか?
と言ってしまえばアレですが、頑丈さを表す数字としては十分すぎますね。
ちなみに落とすと画面は割れるので、頑丈さは結局画面に依存するところはあります(経験談)。

4kでも4倍スローに対応する120fpsは、GoProに並んでいます。
GoProと同じく、どちらかと言えば「かなりのアクション向き」。
見た目もクールだし、いかにもアクションって感じが伝わりますね。

マグネットで取り付けられる手軽さは、GO3で身に染みていますがこちらも便利そう。
GoProとの差別化は、このマグネットシステムにありそうです。

DJI Action 2

画質 | 4k 120fps |
手振れ補正 | HorizonSteady |
スロー再生 | 2.7k 120fps |
防水防塵 | 10m防水 |
使い勝手 | 性能の高い小型カメラ |
DJI Action系列で唯一の異端児。
1・3・4は正統派アクションカメラなのに、2だけGO3に似せてきました。
ちなみに評価はイマイチで、2以降は小型アクションカメラから遠のいています。
イマイチというのは性能の話ではなく、大きさの話。

確かにマグネットシステムというポイントは抑えていますが、GO3ほどの小ささと軽さはありません。
ゆえに私服に馴染むかと言われればそうでもなく。
とはいえ、4k120fpsという本家と同じ性能にして、10m防水も備えます。
全く機能を落とさず、ここまで軽量に仕上げたのは普通に凄いと思っています。
出来るだけ小さいという利点は、しっかりと教授出来ると思います。

まとめ
- ハイスペックを希望
→GoPro HERO - 頑丈さを意識する
→DJI osmo Action4 - 360度カメラと迷う
→Insta360 ONE RS - 旅行や私服で使いたい
→Insta360 GO3
HERO12はマウントシステムがアクション専門なので取り回しが悪い。
Action4は頑丈ですが、落として割れるリスクを考えると、ケース付きのRSが実質頑丈。
ONE RSは便利ですが、360度カメラを別に持っているのなら要らない。
GO3は私服にも馴染んで使いやすいですが、スペックは他に劣る。
デメリットもそれぞれ持っているので、自分に合ったものを選びたいですね!