【2024年!?】新型GoPro MAX 2|次期モデルの考察とInsta360との関係性

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2019年に発売して以来、GoPro MAX は全く新作の出る気配がないまま、はや5年近くが経過してしまいました。

Insta360のX3が登場した2022年あたりを境に、待ち望んでいたユーザーは少しずつ姿を消し、今では次期モデルを期待する声すら減ってしまった印象。

それでもX(Twitter)では期待する声が少なからずあり、ファンを中心に待っている人も居るようです。

今回、次期モデルのGoPro MAX 2についての噂を、海外サイト等も参考に調べまくっていたところ、実は可能性は浮上

とはいえInsta360との性能差が開き過ぎた2024年。

GoPro MAX 2に求められる性能と、なぜGoProが安易に360度カメラの新作を出せないか?

その理由について深堀りしていきます。

今回の記事で分かる事
  • MAX 2が登場するという噂
  • 現在はInsta360が大きく上回るという事
  • なぜ、GoProがMAX 2をなかなか出せないか?(考察)

GoPro MAX 2 についての考察をし始めた割には、かなりボリュームある、きっと面白い記事が出来上がったと思います。

よければ最後までじっくりと、読んでいってくださいな!!

目次

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GoPro MAX 2 次期モデルを期待する声

このように、2023年までのポストでも一応は、GoPro MAXを期待している声もチラホラ。

ですが、Insta360に乗り換えるかどうかという話題に関しては、2022年の9月がおそらくピーク。

X3の発売時にInsta360に乗り換えるユーザーや、MAX 2を諦めるユーザーの声で盛り上がっていた印象です。

https://twitter.com/TakaMul_Acc/status/1698522594230628534?s=20

このように、2023年に入ると諦める声も。

GoPro MAX 2にまつわる噂

まずは、X上で調べてみたところ、こんなポストが。

もしこのポストを見たことがある人が居たらいけないので、一応僕なりの解釈をしておきますね。

まず、レンズ下の点・サイドの質感・マットな表面からして、元の画像はおそらくX2かX3。

自撮り棒のように思えるものは、どう見てもInsta360製のバレットタイムハンドルですね。

GoProがこの画像を用意するはずが無いですし、というか未発表製品をXでカンタンにポロリするはずがありません(笑)

おそらく合成かなんかだと思いますので、注意したいですね。

これも本当かどうかは定かではないですが、海外のカメラ系総合メディアの1記事です。

一応これを軸に、本当という仮定のもと、話を進めますね。

2023年6月に出た記事です。なかなか新しい。

GoPro Max 2: いつ発売されますか?
この質問に対する答えはわかりません。新しい GoPro Hero12 Black と同時に発表されることを期待していましたが、そうではありませんでした。

digitalcameraworld

どうやら2023年秋に、HERO 12と同時発売を期待していたが、何も出ませんでしたね。

この記事によっても、GoPro MAX 2発売の日時は未定とのこと。

記事を読んでいると、書いてあることは真っ当な事が書いてあります。

現在、GoPro Max にはスローモーション設定がないため、Insta360などによる 360 度カメラの競争から取り残されつつあります。GoPro Max 2 には、1080p だったとしても、少なくとも 100fps モードを搭載してほしいと思っています…

digitalcameraworld

コレに関しては、2020年のアップデート後にGoPro MAXは、3Kならば2倍スロー(60fps)に対応しているはずです。

とはいえX3は3Kなら100fpsまで上げられますので、それ以上の性能が求められるのは間違いありません。

では改めて、Insta360のカメラと性能比較を見ていきましょう。

GoPro MAXとX3の性能を比較

※追記 2024年4月16日

Insta360が2024年4月16日にX4を発売しました。

GoPro MAXが発売されてから4年半ほど後に登場したX4ですので、正直埋まりそうにない差がついてしまいました。

思ったより画質にも違いが出ているので、良ければ見てください!

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Insta 360 X3GoPro MAX
発売2022年2019年
絞りF1.9(-)
写真解像度7200万画素1660万画素
動画解像度5.7K 30fps
3K 100fps
5.6K 30fps
3K 60fps
シングルレンズモード4K(30fps)
3.6K (60fps)
1440p(60fps)
防水10m5m
バッテリー1800mAh1600mAh
サイズ縦長四角
重量180g154g
動作温度-20~40℃-10℃~35℃
価格68,000円51,800円(サブスク込み)
Insta 360 X3とGoPro MAXを比較

基本的な画質、バッテリー性能、写真性能、防水性、バッテリー性能等、価格以外の面でInsta360 X3には大きく差をつけられていることは、既に周知の事実。

というのは見れば分かることで、実はそれ以上に、細かい違いが最も重要だったりします。

その細かい理由というのを見ていくと、GoProが安易にMAX 2を発表しにくい理由が良く分かってきます。

その他Insta360の優位性(GoPro MAXのデメリット)

先ほどはスペック上でX3とMAXの比較をしましたが、実は見かけのスペック以上に、GoPro MAXとInsta360の性能は離れています。

追跡機能

これは非常に大きいです。

GoProアプリでも編集は可能ですが、360度カメラ内で画角は変えられても、自動追跡が出来ません。

おそらくInsta360がここまで定着したのは、性能云々の話もあるのでしょうが、個人的にはアプリの優位性が大きいと思っています。

それほど簡単だし、比較として重要な要素です。

アプリ接続の安定性

GoProは昔からアプリが安定しませんでした。

Insta360も安定しなかったようですが、先に安定させたのはInsta360です。

GoProはHERO 12になり、アプリ接続を1.5倍速く改善してきましたので、現行になって初めて評価できます。

つまり、まだGoPro MAXはアプリが安定していません。

様々なエフェクト

Insta360アプリには、いろんなエフェクトや撮影方法がありますね。

YoutubeでInsta360の撮影事例を見てみると、沢山あるので驚きます。

そしてどれもアプリ内で勝手にやってくれるものが多いですので、一部のクリエイターのみならず、一般人にまで編集に手を伸ばしてきたのが凄いです。

アスリート出身のGoProと、クリエイター出身のInsta360の違いがこの辺りに現れていると思います。

マニュアル操作的で難しい編集が、ただでさえ敬遠される時代です。

Insta360のようなよりバリエーションのある編集パターンを持ちつつ、全てがオートマチックに近い編集機能を搭載したアプリこそ、一番の差かなと感じます。

無料アプリの存在

正直Insta360のカメラは性能も良いのですが、360度動画編集のハードルをほぼ0まで簡単にするという点で、自動編集機能の備わったアプリの存在が大きいですね。

GoProアプリはすべて使うと年間6000円ですが、Insta360アプリは全て無料。

ちなみに僕は、比較用にGoProを買いたいので、GoProアプリも有料会員です。

360度動画自体は無料で編集できるはずですが、Insta360は未編集の360度動画からも、放置するだけで編集してくれます。

こちらの動画も良くできていますが、360度動画をそのままアプリに丸投げしたので、操作時間は1~2分で終わりです。

GoProアプリでも自動編集機能は備わっていますが、あれは有料ですし、360度動画は無理です。

どうせ6000円払っているし、編集の自由度は高いので、GoProアプリの編集も僕はたまに使っていますが。

実質的な画質

GoPro Max の映像は単独で見ると素晴らしく見えるかもしれませんが、Insta360 のライバルと比較すると、GoPro Max にはダイナミック レンジが不足しており、全体的に GoPro 製品から予想されるよりも悪い画像になっていることは明らかです。 

digitalcameraworld

後は実質的な画質も違います。

5.6K(MAX)と、5.7K(X3)では大差ないように思えますが、おそらくセンサーサイズや画像処理エンジンの違いでしょう。

やはり後発X3の画質のほうが良いです。

スペック比較だけでは分からない、重要な画質の差も見て取れます。

バッテリー性能

バッテリー性能にも違いがありますね。

GoProはHERO 12にて、ようやく白色の強化バッテリーを搭載しましたが、それでも熱暴走には弱いです。

MAXの頃のバッテリーはより古いので、正直バッテリーのスペックはかなり落ちると思って良いでしょう。

氷点下だと落ちます。

こうなってくると、GoPro MAXの優位性は「ほぼ無い」と言って差し支えありません。

現状では放置されたGoProの360度カメラは、アプリのアップデート面でも今後の期待はかなり薄いと思われます。

ですがそれは、あくまでMAX 2 が発売されないときの話。

GoPro MAX 2 の可能性はあるのでしょうか?

まずは両社の年式を見ていきましょう。

MAXとInsta360の年式

GoProInsta360
2016Insta360 nano2016年8月
2017GoPro Fusion2017年9月
2018Insta360 ONE X2018年10月
2019GoPro MAX2019年10月
2020Insta360 ONE X22020年10月
2021
2022Insta360 X32022年9月
2023(GoPro MAX 2)×
2024(Insta360 X4)??
GoProとInsta360 歴代360度カメラ

MAXが登場してから5年目になりましたね。この記事を書いている現在は、4年と半年。

GoPro MAX 2 は2023年の登場を期待されていましたが、2023年は一旦お預け。

Insta360の方は未だX3が好調で、おそらくX4が登場するまでそう月日を待たないとも考えられます。

今まで見てきた性能差、そしてX3および未来のX4の存在によって、GoPro MAXには相当なプレッシャーがかかっていると、僕は感じます。

では次に、そのプレッシャーの中にいるGoProは、MAX 2にどんな性能が期待されるのか?

ここからは考察と参りましょう。

次期モデル・GoPro MAX 2に期待する性能

MAX 2 に期待される性能を並べてみましたが、カンタンなものから一筋縄ではいかないものまであります。

GoPro MAX 2に求められる課題
  • アプリ接続の安定化
  • 人物や物体の自動追跡機能
  • スロー再生
  • センサーサイズの大型化
  • 高いバッテリー性能
  • Quickアプリの無料化

なおかつ
X4すら超える性能が求められる

ひとつずつ見てきます。

アプリ接続の安定化

まず、これはクリア可能でしょう。

HERO 12で改善してきたものなので、エンジニアによる解析と対応は完了しているはず。

後はHERO 12に搭載した技術をMAX 2に充てればいいだけですね。

人物や物体の自動追跡機能

これは難しいかもしれませんが、360度カメラで搭載しなければ話にならないレベル。

Insta360の人物追跡は、すでに3.0まで成熟した安定性を見せています。

これはYoutube内でも、スマホジンバルで強かったDJIの性能すら超えるとの評判で、Insta360に勝つのが大変な一番の理由かもしれません。

GoProもこれを搭載したとして、被写体の解析精度を現在のInsta360以上のものに仕上げてくる必要がありますね。

なお、Insta360と同等ではなく、越えなければならない理由は後に説明します。

スロー再生

スロー再生は大丈夫、可能でしょう。

HERO 12が4K120fpsまで対応させてきているので、恐らくMAX 2でも3K/120fpsくらいは搭載してくると思います。

それでも心配なのが、360度動画+高フレームレートは、機器にかなり負荷をかけてきます。

HERO 12の120fps撮影ですら、GoProのバッテリーでは熱暴走してしまい、撮影が止まります

仮にMAX 2で120fpsの4倍スロー撮影を打ち出せるようになったとしても、実質として使えないとなっては、ユーザーの不信につながります。

スロー再生というよりは、おそらく熱処理の課題のほうが強いかと。

高いバッテリー性能

これですね。

今GoProに一番求められているのが、このバッテリー性能です。

この方はInsta360だけ評価していますが、個人的には以下のイメージ。

Insta360 ≧ DJI >> GoPro

4K/120fpsでバッテリー切れまで撮影できたのが、Insta360ただ一つ。DJIは惜しい。GoProはDJIの半分以下の時間で熱停止しました。

先ほど申したように、MAX 2が例えば120fps撮影を搭載したとして、スペックを上げて8K撮影を可能にしたとして、バッテリーが持たなければなりません。

これは主力のHEROシリーズにも早急に求められている性能ですので、MAX 2でいきなり改善できるかどうかは分かりません。

MAX 2のスペック次第になるかもしれませんね。

センサーサイズの大型化

X3のセンサーサイズは1/2インチセンサー。

GoPro MAXは非公開。HERO 12は1/1.9インチセンサー。

Ace Pro/Osmo Actionと並べると、小さいセンサーサイズながらにして、HERO 12は日中ならばいい画質を見せていますので、Insta360と同等のセンサーサイズを搭載できれば、画質面ではMAX 2は優位に立てるかもしれませんね。

Quickアプリの無料化

総合すると、「スロー再生」「センサーサイズ」などのスペック面ではどうにか出来る可能性が高いと考えます。

ですが、「アプリ性能」「バッテリー性能」などの根本的なものに関しては、現時点でも出来ていないことです。

一番改善したいところが、HEROシリーズでも搭載できない。

MAX 2の以前に、GoProが一番厳しいと感じているところなのではないでしょうか。

そしてMAX 2は、後に登場するであろうX4すら超える性能が求められる、と僕は感じています。

X4を超える性能が求められる理由

アクションカメラのポジションで、長らく実質的な市場独占をしていたGoProですが、ここ数年でその地位は危ぶまれていますね。

コスパも良く丈夫なDJI Osmo Action の登場や、Insta360においてはHEROシリーズ以上に性能の良いものに。

バッテリーやアプリへの不満をきっかけに、他2社にユーザーが流れている声も聞かれます。

市場を広げたかったGoProは、以前ドローンと360度カメラ市場に食い込もうとするも、結局両者の得意分野に敵う事はありませんでした。

この流れから察するに、GoProは売れてはいるものの、実は非常に苦しい立場に居る。

そして挑戦するのには怖い状況かと思います。

ですが、GoProは決して後手に回ってはいけないのです。つまり、発表する製品は一切妥協できないという事。

360度カメラ市場で後手に回ると…

おそらくMAX 2を待ち望んだユーザーは興ざめする事でしょう。

既に360度カメラ市場ではInsta360が覇権を取っていますので、今さら同等~それ以下の性能の物を出してしまえば、ユーザーの関心が得られないのは明確です。

自動追跡が劣れば? 話になりません。
画質で劣れば? これも話になりません。

ここからは妄想ですが、ユーザーからの圧倒的な関心が集まらなければ、HEROシリーズにまで影響を与えかねないと考えています。

GoProはMAX 2 で失敗してしまうと、Insta360よりも良いものが作れないということを、自らが認めてしまうことになるのですよね。

ただでさえAce ProのようにHEROを超えたカメラの存在や、GO 3のような便利なカメラに気付き始めたユーザーがいます。

それでも今のところはまだ、GoProはアクションカメラの代表として、先に得られた「認知」で何とか存続している状態。

そこでGoPro自らが改めて、Insta360製品の評価をユーザーに再認識させてしまうようなことはできないでしょう。

ここは非常に重要で、非常に危険な事。

GoProはユーザーに、Insta360の評価について再認識させたくないはず。

つまり、迂闊に性能の劣る360度カメラは出せないという事。

Insta360のカメラと比べた時、GoProはこうしていなければなりません。

当社の360度カメラは、Insta360のカメラを圧倒的に超えました。これからはアクションカメラと360度カメラの両方の市場を確かなものにします。

これにはなかなかハードルが高いです。

12K画質を出してくる?との噂もあるが…

中にはGoPro MAX 2は12K画質を出してくるのでは?

という話もありましたが、仮に本当だとしても、これは頂けません。

というのも、画素数を上げることは基本的にカンタンです。

重要なのは、画素数に見合った実質的な画質の良さになります。

今や2000円のカメラでも、4K画質を謳うカメラがあり、実際に4K画質で画像データもちゃんと重いです。

ですが画質は散々です。

つまり、MAX 2がデータ量を増やしてきたとしても、「センサーサイズ」「画像処理エンジン」ひいては「解像度」と、総合的な画質で勝負する必要がありますね。

実際の性能に見合ってないスペックの打ち出しは、長期的には評価を落とすリスクが大きいです。

また、前述のようにバッテリー負荷への問題も付属しますね。

これらから総合して考察すると、GoPro MAX 2には相当なプレッシャーがかかっている。

というのが、個人的な意見であり、おそらくGoProが感じていることだと思います。

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だが、GoProは何かしらしてくるハズ

この記事で触れたのですが、GoProは一度ドローン市場でもやらかしていますし、360度カメラでは今回の感じです。

元々の株価が急増しすぎていたのはありますが、2014年に86.97USDだった株価は、9年後の2023年には1/30以下の、2.66USDにまで落としています。

それ以来、HEROシリーズは値下げが実施され、物価が上がった今でも、それなりの価格を維持している状態。

おそらくイケイケならば、もっと値段が上がっていてもおかしくないはずです。

DJIとInsta360が活発に製品を横展開している中、GoProはHERO シリーズただ一つ。

つまりGoProは、かなり消極的な市場に抑えていると言えそうです。

それでも後ろからは、頼りのアクションカメラ市場にちょっかいをかけてくる、DJIとInsta360の存在があります。

このままジリジリと詰め寄られ、このままユーザーが分散してしまえば、明らかにマズいのはGoProただ一つになるでしょう。

ジリ貧に持ち込めないGoProは、何か打開策が必要なのです。

小さなアクションカメラはいけません。

GoProの得意分野かもしれませんが、GOシリーズが定着しすぎました。

真似をしたなど言われると、後手に回っていることが見え見えです。

やるとしても徹底的にやらなければなりません。

360度カメラならば、一度は捨てたのだとしても、満を持してMAX 2を登場させたという形にも出来るのです。

ですのでまだ360度カメラ市場に関しては、もう一度GoProが入り込みやすい市場なのかもしれません。

よって冒頭に戻りますが、GoPro MAX 2が現れるという噂は、もしかしてあり得るのかも。

それでも既に、Insta360 X3が完成されたスペックでかつ売れ行きも好調。

アプリ性能でも大きく離されているという、MAX 2を登場させるには、かなりハードルが上がっているのも事実。

大きな期待を背負わされているMAX 2ですが、果たして2024年に現れるのでしょうか?

海外サイトで噂は触れる程度に見つかりましたが、かなり不確定要素、期待は禁物。

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