Hola!(オラ!)たなりょうです!
徒歩でサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す、スペイン巡礼。
今回は靴選びについて、こってり解説しようと思います。
というのも、靴って結構重要!
多くの人が失敗し、毎週登山に行っていたような僕ですら、失敗したのですから。
ブログの意見やトレッキングのアドバイスを参考に、以下のようなイメージをお持ちの方はいませんか?
- 靴はゴアテックスが良い
- トレッキング用が望ましい
- 丈夫な靴が良い
もしかしてこれ、間違いかもしれません。
案外、ただのスニーカーの方がいいかも?
登った山は100以上、海外の山まで行ってしまう僕ですら失敗した靴選び。
僕の失敗が誰かの役に立ちますように!
後半には、案外大事なサンダル選びまで載せています!
どうぞ最後までご覧下さい。
一概に正解はありませんので、何度か長距離の歩行で練習することが望まれます!
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僕が選んだ靴(僕の失敗)
まず、僕はこれで行きました。
シリオのゴアテックストレッキングシューズ
これの何が間違いなの?
って、思いますよね。
この黒い靴の条件としては以下のよう。
- 自分のサイズに合った靴
- ゴアテックス
- ソールが丈夫なトレッキングシューズ
登山でも使っていたので大丈夫だと思った矢先、2日でどうなったかと言いますと…
足首がぶっ壊れました。
僕は海外にも行ってしまうくらい、トレッキングが大好き。
なのに、たかが平地歩きで、より少ない距離で故障しました。
そう、サンティアゴ巡礼は、登山とは違うのです。
岩だとか砂地に1歩1歩足を置いて、グッと登るのが登山。
対して、人が歩き続けて固まった地面や硬いアスファルト。
つまりは平地を淡々と歩くのがサンティアゴ巡礼。
登山靴のように重たく硬い靴を選ぶのは、体力の消耗と足首への負担が強いです。
硬い靴を選んだ僕は、アスファルトからの衝撃と、平らな地面に耐えられませんでした。
現地で柔らかい靴を追加購入
靴に耐えかねた3日目、現地で調達したのがこちら。
HOKAというフランスのブランド。
特にランナー向けのシューズで、軽さ・クッション性・ソールの柔らかさに力を入れています。
・硬くて丈夫▶柔らかくてクッション性が高い
・ 登山向き▶平地向き
特徴を大きく変更したところ、明らかに足首の症状は回復。
靴を変える前後での、僕の投稿をご参考にしてみてください。
硬いソールの罠
それでもソールがしっかりしたものを選ぶと良いと、まことしやかに囁かれています。
こちらのご夫婦。
百名山を全て踏破した猛者。
それでもサンティアゴ巡礼で、膝を壊しました。
使っていた靴はもちろん、登山メーカーの丈夫な靴。
試しにと、こちらの方にも僕と同じように、柔らかいソールを勧めてみました。
途中はバスやタクシーを使ったご様子で、その後も何度か出会ったのですが…
急に元気になり、後半は自力で少しづつ、歩けるようになっていました。
この方も、登山経験が産んだ、硬いソールの罠の典型だと思っています。
ゴアテックスは必要か?
結論:あまり必要が無い
よく言われるのが、ゴアテックス必要説。
僕は特に必要ないと思います。
と、いうのも、雨が降り続ければゴアテックスでも染みます。
沁みた靴は、ゴアテックスであるが故に乾きにくくなります。
雨が降っても基本は進み続けるスペイン巡礼です。
すぐに乾くという点では、案外ゴアテックスじゃない方が相性が良かったりします。
スペインは晴れが多い
スペインの降水量は、日本の半分以下。
圧倒的に乾燥した日が多いです。
初日付近(サンジャンピエドボー付近)で雨が多いですが、それを超えるとほぼ毎日が晴天でした。
6月でも30度超えもありました。
ムレにくいとは言えど、ゴアテックスは蒸れます。
非ゴアテックスの方が、晴れの日に圧倒的快適。
つまり、8-9割の日が、非ゴアテックスの方が快適。
1-2割で濡れて不快な思いをしやすい程度だとしたら、価格の面から考えても、僕は非ゴアテックス推奨です。
なお、当ブログではめちゃくちゃ詳しくゴアテックスについて語っています。
適当な意見でゴアテックスについて語ることはありません。
おそらくこの程度の靴でも歩けてしまう、むしろ快適なのがサンティアゴ巡礼だとも思います。
サンダルについて
サンダルって必要なの!?
特になんでもいいんじゃないの?
どちらかの意見に該当したら、ここも見ていってください。
サンダルの必要性。
こちらスペインは、室内も土足。
写真の日は裸足でしたが(笑)
と言っても、サンティアゴ巡礼はたまに、馬や牛のクソまみれの道を歩きます。
そんな靴で、共用宿のアルベルゲをうろうろ出来ませんね。
という訳で、定番ルールとしてもう一着土足が必要というわけ。
それが「サンダル」
半日約、20-30km歩き終えた後は、宿でシャワーと洗濯を済ませます。
その後は大抵、サンダルで町を練り歩きます。
時に大きな街、時にスーパーを求めてウロウロ。
これこそ、サンティアゴ巡礼のいちばん楽しいハイライト。
スペインは昼が長いです。
ポイントは、スペインの夜は22:00~
21時くらいまで、平気で太陽が見えます。
つまり、サンダルブラブラ時間も結構長い。
あまり適当なビーサンとか買っちゃうと、街歩きや観光もさすがにしんどいです。
では、どんなサンダルを選ぶのが1番いいの?
まずは、こちらの方のブログ。
前述の通り、僕と同じく硬いソールで失敗したようです。
こちらの方はサンダルそのものが功を奏し、靴の代わりに履き続けたようです。
と言ったように、実は軽くてフィット感のあるサンダルは、靴の代わり(エマージェンシー)にすらなり得ます。
そしてそれは、靴には無いメリットも。
涼しくて快適なのはもちろん、靴擦れが存在しないという点。
靴で歩き続けると、多くの人が水脹れを経験するでしょう。
必要な持ち物でも紹介しましたが、水膨れ対策に針と糸を持っていくことをオススメしています。
それでも痛い、水膨れ。
途中でサンダルに履き替え、水膨れを避けた女の子がいました。
そんな彼女が使っていたサンダルがこちら。
コールマンのベルトタイプ。
有名どころで言うとTevaがこのタイプですね。
これはフィット感があり、ソールが柔らかく厚く、靴の代わりに十分なり得ます。
1番有名かつ、僕がいいと思うのが、Tevaのテラフロート。
圧倒的に軽く、ソールの柔らかさも、定番モデルのハリケーンを軽く超えます。
普段はザックにぶら下げて持っていくので、軽さも重視したいですね。
とは言えサンダルだけでは良くない。
先程のブログの方は、KEENというブランドのサンダル。
こちらはつま先が覆われているので、割と大丈夫。
サンティアゴ巡礼は、わずかながら岩場もあります。
つま先が守られない靴は、ぶつけて痛い思いをするかもしれません。
僕は例外的に、登山もサンダルでするタイプ。
これは真似しないように(笑)
砂地が多いスペインでは、砂が入りやすいです。
KEEN系オンリーもいいですが、やはり靴とサンダル併用が一番調子がいいかと思います。
まとめ:結局どんな靴が良いのか?
この子はただのアシックススニーカー。
非ゴアテックスで、大きな怪我なく完歩。
サンダルがTeva系だったおかけで、水脹れに針を通すことなく、サンダルを交換しつつリカバリー。
おねいさんは非ゴアテックス推奨者。
水たまりに躊躇無く突っ込む系で「乾けば快適よ!」
と、豪快に語る。
1日42km歩いたこともある、猛者。
故障なし。
厚いソールと柔らかいソールが功を奏した典型例。
ALTRAも同時期にサンティアゴ巡礼をした3人の日本人から好評を受けた、かなり適したシューズだといえます。
やっぱりヨーロッパという事もあり、フランス産のHOKAは滅茶苦茶人気がありました。
おそらく一番多かったのがHOKAで間違いないと思いますが、分厚いソールと街歩きに適した軽さがウリ。
- 硬いソールより柔らかいソール
- ゴアテックスは必要ない
- サンダルもそれなりのものを選ぶと良いかも
サンティアゴ巡礼は本当に素晴らしい経験です。
無心になって自然を感じるのも素晴らしい。
体を通り抜ける風、鳥のさえずりすら、五感で感じ、感受性は豊かになります。
新たな仲間と出会い、宿と職を共にし、毎晩飲んで語り合い。
こんな経験、巡礼以外では出来ません。
いちばん楽しい時です。
毎日歩く中で、一人思考を反芻、煮詰めるも良いでしょう。
人生について、家族について、価値観について。
自分というものがより、ハッキリするかもしれません。
間違いなく、人生において一番大きな経験となりました。
皆さんの巡礼がより良いものとなりますように!
Buen camino!!
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