いきなりの熱烈な一言を、どうかお許しください。
防寒テムレスは超絶神アイテムでしかない。
いやー、どうもどうも
たなりょうでございます。
登山用のサブグローブとして防寒テムレスを導入しましたが、どうも気に入ってしまいまして。
買い足して、買い足して、普段使いをするようになって…
結局スノボやら洗車やら、防寒テムレス依存症になった話(レビュー)をしたいと思います。
サイズ感の話
手のひら周り | 中指長さ | |
---|---|---|
M | 21.5 cm | 7.8 cm |
L | 24.5 cm | 7.8 cm |
LL | 26.5 cm | 8.3 cm |
3L | 28.0 cm | 8.7 cm |
ずいぶん変わったサイズ感ですが、Sサイズ=Mサイズといった位置づけ。
ショーワグローブは「手のひら周り」と表記されていますが、周囲はこんな感じに計測するみたいです。
ちなみにですが、僕の手囲いは24㎝・中指長さは7.8㎝。
ですのでLサイズでほぼピッタリサイズです。
(参考までに僕は、169㎝ 63㎏)
実際ピッタリサイズはLサイズなのですが、僕が使っているのはLLサイズ。
それは、インナーグローブを使うことが多いため。
単体で使用したとしても、少し大きい程度で逆に脱着しやすい利点が勝ります。
例えば僕のように、Lサイズの人が買うとこんな感じになります。
サイズ | 単体使用 | 重ね着 | 脱着 |
---|---|---|---|
L | 可能 | 不可 | 普通 |
LL | 可能 | 可能 | 楽 |
丁度良いサイズを買うと、単体使用以外は困難。
一段大きいサイズを購入すると、単体使用とレイヤリングが可能です。
ということで、自分のサイズよりもワンサイズ大きいものを買うのがいいかと思われます。
単体使用しか考えない場合は、ちょうど良いサイズを選ぶのも良いでしょう。
ホームセンターやワークマンでも試着できるところは限られていますし、Amazonは送料無料もあったりするのがありがたいですよね。
テムレスシリーズ紹介と、サイズ感に特化した記事はこちら。
ゴアテックスよりも優秀?
個人的な意見ですが、はっきりと断言します。
グローブにおける防水透湿素材としては、ゴアテックスを上回ります。
もっと言います。
テムレスはゴアテックスより優良素材です。
これは個人的意見であり、あくまで「手袋」における意見です。
いかにもよく見る、防水透湿素材のそれ。
防水性や透湿性の数値は記されていないので、ここからは僕の体感で話で許してください。
完全防水
防水性に関しては、完全上位互換。
なんにせよゴムなので!
ゴアテックスは濡れすぎると染みますよね。
耐水性45,000㎜と言えど、濡れすぎるとちょっとずつ染みます。
ゴムだから全く濡れないというのは、テムレス最大にして最強の利点だと感じています。
テムレスで洗車をするレベルで濡れないのよね。
透湿性もほぼクリア
透湿性に関して数字が無いのでわかりませんが、ゴアテックスよりは透湿性は劣りそうです。
だけどもその辺のゴム手袋に比べると、圧倒的に蒸れません。
ゴアテックスが蒸れ知らず、テムレスはほんのりシットリ、ゴム手袋はベチャベチャして脱ぎにくい。
なんなら保湿されていい感じにすら思う(笑)
体感的にはこんなところ。
ゴムなのにこんなに蒸れにくいのは、ほんとにどうなってんだ?ってレベルです。
技術的にはゴアテックスよりすごそうだけど…
なのに安いよね。
それに、手袋は透湿性の低さがそこまで気になりません。
それは体を動かしまくっても、背中や首元より発汗が少ないから。
耐久性もゴアテックス以上
ゴアテックスは雪とか岩とか掴んでいるうちに、表面生地がケバケバしてきます。
ケバついたゴアは、次第に耐水性が低下していきますよね。
その点テムレスは無傷。
ゴムなので(笑)
ただでさえ高いゴアテックスが、ケバケバしてくるのは結構なストレス。
テムレスは安いので、いつでも買い換えられるのに長持ち。
この差は何だろうか。
汚れもちゃちゃっと落とせるのも魅力。
ということで、総合点で完全にゴアテックスグローブを上回る。
そんなレビューでした。
オリーブグリーンが出たんよ
いやもうこれ一択だろ!
案外僕はブルーも好きだけどねww
ぱっと見テムレスってわからない色合い。
それでいて、ブルーと同価格!!
価格の高いブラックと、ダサいブルーの需要を蹴散らす存在になりえるでしょう。
続いて、各アクティビティでの使用感をレビューしていくで!!
登山での防寒性やスノボでのお話だよ!
まずは登山用に購入
最初はほんの、ほんの予備のつもりだったんだ…
なんっだこれクソだせぇ
最初はそう思っていましたよ、僕だって。
だけどもいざ使ってみるとさ、登山用のグローブよりも使いやすいんよ…
保温性は要注意
最初に一番肝心なことを言っておきます。
単体では厳冬期登山に通用しません。
パッケージにデカデカと書いてある文字「-60℃」。
いかにも超低温まで使えそうですが、これはただ単に-60℃でもしなやかさを保っていますという意味(笑)
決して-60℃まで耐えられますという意味じゃないことに気を付けて!
じゃあ2重にすればいいだけ!
というかむしろ、登山用グローブも基本はレイヤリング。
後述しますが、防寒テムレスの利点はレイヤリングのしやすさにアリ。
では次に、実使用の耐寒性をチェック!
耐寒性をチェック
3つのフィールドで試したので、それぞれ標高ごとに耐寒性をレポートします。
使ったフィールドは、1月の荒島岳日帰り(1523m)
ナイトハイクから開始しましたが、ガンガン歩いたので稜線までインナーのみで十分。
稜線では、撮影やら景色を楽しむために1時間ほどウロウロ…
インナーのみでは寒かったので、ここでテムレスを使用。
日が昇っていたので、インナー+防寒テムレスで十分でした。
続いては標高を上げます!
使用したのは2月の八ヶ岳(日中)
お天気も良く、気温は低くとも安心するような気候。
上記のように、イグルーを作る最中でした。
ここでもガンガン動いていたので、日中は大丈夫。
日が暮れてきて、赤岳鉱泉が陰ってきた頃に手も冷たく感じてきました。
最もこのころにはイグルーができていたので、ほとんど活動停止していました。
夜にはアウトドア用のゴアテックスグローブをしないと無理でした。
(それでも寒かった)
続いては稜線のレビューです。
続いて2月の天狗岳稜線(2646m)。
黒百合ヒュッテから山頂までの稜線は、日の出前~明け方の行程。
寝起き直後の低代謝+爆風という悪条件。
さすがに防寒テムレスでは耐えられず。
速攻アウトドアリサーチのアウターグローブを使用しました。
それでも無理だったので、中にカイロ入れてました!
登山での耐寒性まとめ
登山 | 可否 |
---|---|
1000ー2000m級 | 可能 |
3000m級日帰り | 可能 |
3000m級一泊 | 無理 |
3000m級悪天候 | 無理 |
天気が良くて暖かい、日帰りなので天候の心配が低いなどの条件であれば、インナー+テムレスで十分突破可能です。
逆に一泊の場合は、防寒テムレスだけで行くのは危険と言えるでしょう。
夜や朝の寒さを乗り越えるにはスペック不足であり、天候悪化のリスクに耐えられません。
僕が考えるのに、登山において防寒テムレスが向いているのは以下のような人。
- 雪山登山の入門者
- お試しから始めたい、コストをかけられない人
- 雪山はまずは日帰りから始める人
本格的な雪山を始めるにしても、防寒テムレスは無駄にはならないため安心してください!
予備グローブとしての、防寒テムレス
雪山の稜線は、時折暴風に襲われます。
その際グローブが飛んでいき、アウターが無くなったら非常に危険。
メルカリに片方だけのグローブがよく出品されているよね(笑)
よく飛ばされているんよね(笑)
そんな時に、安っすい防寒テムレス一つあれば、これ以上心強いことはないでしょうね。
ゴアテックスのアウターよりコンパクトなので、予備としては非常に適しています。
もちろん重量も軽いです。
付け足しですが、地味に効くのがタグの有無。
青色と黒色の違いは、ダサさよりもタグの有無がデカい気がします。
タグがあるだけで、簡易的なドローコードを付け足し可能。
登山での紛失防止に一役買いますね。
雪洞ほりほり、ラッセルラッセル
こんな雪洞をほりほりするときや、ラッセルするときもテムレスが活躍。
ゴムという耐久性と、安いという使い捨て感でガンガン使えます。
ゴアテックスの手袋を消耗しながら、雪洞ほりほりは勘弁よ!
スノボで使ってみた
はっきりと言います。
登山よりスノボのほうがヤバイです。
あんなに登山での防寒テムレスの使いやすさを力説していたのに、それ以上にスノボでは使いやすいです。
ターンの時に手を擦ることがありますが、テムレスはケバ立ちません。
耐久性は革のグローブと同等かそれ以上の印象。
一個サイズの大きなものを選んでおけば、リフトでの脱着も超楽。
スマフォを落としません。
ダサい?
いやいや、スノボはテクニックよ!
え?
その他普段使いにも!
冬場の洗車はガンガン使える。
年末大掃除の時なんかも手が暖かい。
これが正しい使い方、雪かき!
とにかく汎用性抜群ってやつよね!
そりゃ、テムレス中毒になるよねw
余談
こんな記事を書いていたら、家に防寒テムレスが2つ用意されていました。
多分今年の雪かき用か何かでしょう、身内も依存症ですわww
だっさいのが嫌なら間違いなくコッチよねw
これも結構あり。
ってことで、おそらく防寒テムレスを最も力説したブログでした!(笑)
ゴム手袋一つにここまで力説したんも、お前くらいよww
熱くなったねww
ここまでお付き合いいただき、どうもありがとう!!
では!!