新型に生まれ変わったブラックダイヤモンドのソロイスト。
インナー部分がアップグレードし、「ヤバイ素材」に代わっていたのです。
どうも!アバウトドアです!
今回は、ブラックダイヤモンドのソロイスト!
脳死で厳冬期用グローブをお探しなら、ほとんどの人がこれを選ぶんじゃあないでしょうか?
ってほどの人気のグローブで、防寒テムレスの次に人気なんじゃあないでしょうか?(笑)
厳冬期に至っては、おそらくコイツが人気No.1でしょうね。
ソロイストのなかでも、もっとも人気なのが3本指モデル。
そんな、人気オブ人気のソロイストフィンガーちゃんを、今期の雪山でレビューしちゃいます!
生まれ変わったインナー素材の、一体何が「ヤバイ素材」なのか?笑
ヤバイ環境でレビューをしてきたですよ!
レッツゴー!
購入したのはソロイストフィンガー
ミトンだとピッケルが持てない。
5本指だと以前に寒い思いをしている。
ってなわけで、最も定番である3本指タイプを購入!
ちなみにORのグローブも持っていたのですが、この子は防寒テムレスよりちょっとマシなくらい。
いかんせん厳冬期には寒すぎました。
ソロイストはどうでしょう?
そのヤバイスペック
ソロイストのタイプ | 対応温度 |
---|---|
5本指ソロイスト | -29℃ |
3本指ソロイスト | -31℃ |
(旧)3本指ソロイスト | -29℃ |
まずはその進化から。
現行ソロイストフィンガーは、以前のモデルより進化しています。
その差2℃増えて、ー31℃まで対応。
旧フィンガーは、現行5本指と同等スペックに落ち着いています。
対応温度が改善した理由として、中綿素材が激烈進化したことにあります。
プリマロフトクロスコア
プリマロフトクロスコア…?
って何ぞ?(笑)
ってなりますよね(笑)
詳しくはこの記事の後半で触れているのですが…
ここではざっくりと説明いたします!
一つだけ知っておきたいのが、「エアロゲル」という革命的素材。
これが夢のような断熱素材なのですが、脆いという究極の弱点があったのです。
繊維にしようにも脆く崩れ去り、強くすると重量は増加します。
…
どうしようかと研究を続け、さまようことなんと90年!
中綿素材の最大手メーカー、プリマロフトがやってくれました。
脆いのなら、丈夫なプリマロフトに入れればええんやん?
そして誕生した、本当の夢の素材。
2017年のことでした。
このぷっちょの中のグミみたいのが、エアロゲルです(笑)
こうして、軽さを維持したまま、対応温度を伸ばしたんや!
欲しくなってきた!!
これが、2021年モデルから進化したソロイストの中綿なんです!
ここからは、手に取ってみていくで!!
外観
では、外観から手に取ってみていきましょう。
縫製は細かく、生地も「パリッ」と好印象。
レザーはシットリ厚みがあり、裂けそうな部分は補強も加えられています。
指の部分までレザーが来ているので、雪を掻いてもビロビロしないのが嬉しい所。
袖の部分はカンタンに捲り上げられ、かつ密着度も高いという絶妙な太さ。
両手お互いにソロイストをした状態でも、つまんで袖を上げられる手軽さがありました!
細すぎても入りづらいし、広すぎても中から雪が入ってきますからね。
しかも、中で袖がまくり上がったりしない!
それ!
素晴らしき!
インナーの取り外しは可能ですが、基本はつけっぱなしになるかと思います。
ですのでこのように、薄いインナーと組み合わせて使うことになりますね!
いざ!実践!
今期の冬は、レベル1とレベル2の状況で試してきました。
レベル1:2月初旬の上高地!
厳冬期ハイクの登竜門だね。
レベル2:2月半ばのホワイトアウト!(笑)
悪天候の中、御嶽山摩利支天まで逝ってまいりました。
条件:薄いインナー+ソロイストフィンガー
厳冬期の上高地
ちょっと景色は微妙でしたが、穂高と証明写真!
うむ。
ハードシェルとの相性も、よくなじむ。
……って、
暑いわい!!!
オーバースペックということで、上高地は防寒テムレスでOKという結果に(笑)
御嶽山ホワイトアウト
真っ白ですが、これ生きて帰れるん?
って環境に突っ込んできました(笑)
2900m超えの悪天候、これがクリアできれば余裕だろう。
南西からの暴風と過冷却水にて、ソロイストフィンガーもこのありさま。
冷凍庫人間の誕生
アイス・アーマー!
とか言って遊んでましたね(笑)
ブリザードの中帰って来た我らは、もうすぐスノーモンスターになるところでした。
結果は…?
クッソ暖かい!!
パチパチパチパチ!
足指まで冷えを感じた状態でも、ソロイストはポカポカぬくぬくを維持してくれていました。
僕はもともと交感神経型で、中心部が熱して末端が冷えやすい体質にあります。
厳冬期ブーツで足指が冷える状態でも、手指はソロイストに守られることが証明!
サイズ感
手袋工業組合というものがあるのですね(笑)
ソロイストは、手囲いと手長のどちらか長い方をサイズとするようです。
こんな感じに。
で、僕が買ったのは…21.5~23㎝のMサイズ!
って、え??w
そう、確認せずにMサイズを買っていました(笑)
実際僕はLサイズのようですが、Mサイズでも違和感がありませんでした。
レビューのためにこうして記事にする段階で、気づいたわけです(笑)(笑)
ということで、メンズ諸君はたぶんMでもLでもいい(笑)
そんな適当なww
参考までにどうぞ(笑)
まとめ!
- ソロイストフィンガーは厳冬期の定番!
- コスパ的最強グローブ
- エアロゲルが内蔵され、スペック強化!
- ホワイトアウトでもしっかり暖かい
ピッケルも持てる、しっかり暖かい、袖とかめっちゃちょうどいい!
定番グローブのソロイスト。
使ってみても間違い無いという、定番であるゆえんが実感できました。
これ購入して、厳冬期の世界にレッツゴーじゃ!!
読んでくれてありがとうっ!