【レビュー・使い方】Insata360 Ace Pro 2がさらに最強になっていた件

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2024年10月22日、Insta360からAce Pro 2が発売されました。

Insta360のカメラは2年ごとの更新だと勝手に思っていましたが、思ったよりも早い段階でマイナーチェンジしてきましたね。

Ace Proでも正直完成されていた気がしたのですが、使ってみるとAce Pro 2はより洗礼された仕上がりに。

ぱっと見一緒ながらに、思いのほかテコ入れが入っているので、このタイミングにリリースしたくなる理由も理解できました。

弱点だった広角側の画角も157°に上がるなど、ほとんどのユーザーにとってアクションカメラ最適解なのはほぼ確実っぽい気がします。

とにかく、アクションカメラの枠を超えた、超汎用的で使いやすいカメラになっているので、じっくりレビューと使い方を見ていってください!

目次

Ace Pro 2の特長

Insta360 Ace Pro 2本体と箱

まずはAce Pro 2の特長を、ざっくりと解説!

Ace Proから変化した点なども、簡単に触れていきます。

優れた夜間性能

Ace Pro 2で撮影した夕方の写真

Ace Proから採用された夜間に耐性のあるPureVideoは、Ace Pro 2でPureVide Plusが追加

通常のPureVideの方も、フレームレートが60fpsに向上。

おそらく今回から採用された、初の5nm「ダブルチップ」により、動画撮影時の演算処理速度が速くなったのでしょうか?

Insta360 Ace Pro 2の説明写真(チップ)

どうやらチップを2つに増やしたことで、タスク分散による効率化に成功したとかなんとか。

PCでいう所のコア数増加とか、グラボ搭載みたいなもんでしょう。

チップ増加となると発熱問題が心配ですが、Ace Pro同様に熱暴走には強かったので安心ですね。

いずれにせよAce Pro 2は、4K60fpsというアクションカメラで最も優れた夜間動作撮影を搭載。

アクションカメラ最高画質

Ace Pro 2で撮影した登山の風景

何も画質は夜間だけでは無く、日中や光に対する処理能力も良好。

さすがLEICAズマリット(知る人ぞ知る)の名を使っているだけあって、描写力は優れているなと感じます。

大型センサーと画像処理エンジンの性能も遺憾なく発揮されていまして、広いダイナミックレンジを活かした表現力のある動画や写真を残せます。

個人的にはアクションカメラというよりも、広角レンズを持った一つの写真機としても活用していますね。

HDR動画も処理速度が上がったためか、4K60fpsが選択できるように。

歪みの少ない157°FOV

Insta360 Ace Pro 2の説明写真(157FOV)

前作の151°から157°へ大きく広角側を伸ばし、アクションカメラとしてのダイナミックさも性能を上げてきました。

これにより、GoPro側の差別化が非常に難しくなり、Ace Pro 2がほとんどの面で性能トップに。

広角側の歪みが最も少ないというのも特徴的で、Vlog撮影や写真撮影においても、より自然で違和感なく記録が出来るカメラに仕上がっています。

Vlogユーザーにとって使いやすい

Insta360 Ace Pro 2とワンタッチマウント

フリップスクリーン、ワンタッチマウント、ジェスチャー操作など、Vlogユーザーにとっての使いやすさもAce Pro 2の特長。

歪みの少ない画角というもの、自撮りや風景撮影において重要。

ただし、重量と大きさで言えばDJIやGoProの方が軽いので、ことエクストリームスポーツにおいては不利ではありますね。

バイク・自転車・トレッキングなどの軽スポーツにおいては、十数グラムの違いよりもはるかに使いやすい構造をしていると感じます。

ストレスの無い操作感

Insta360の特徴としては、とにかくユーザーが使いやすいを意識しています。

Ace Pro 2も他のアクションカメラと比較すると、各所構造的使いやすさ、スクリーンのタッチ感度、見やすい画面など、ストレスレベルは非常に低いです。

昨今はスマホやiPhoneがスムーズになりすぎているので、こういった反応の良さは性能以上に重視したい項目でもありますね。

Ace Pro 2のスペック表

Ace Pro 2Ace ProHERO 13
価格64,800円67,800円68,800円
センサーサイズ1/1.3インチ1/1.3インチ1/1.9インチ
レンズLEICALEICA
ISO100~6400100~6400100~6400
最大解像度8K8K5.3K
スロー性能4K/120fps4K/120fps5.3K/120fps
バーストスロー720pで15秒間
最大FOV157°151°156°
写真解像度5000万画素4800万画素2713万画素
HDR動画4K60fps4K30fps4K60fps
5.3K30fps
夜間性能4K60fps4K30fps
耐水性12m10m10m
モニターフリップフリップ両面
マウントクイックリリースクイックリリース1/4インチネジ
(マウント別売)
45°水平補正4K30fps4K(挟角)5.3K60fps
360°水平補正4K30fps4K(挟角)5.3K60fps
対応温度-20℃~45℃-20℃~40℃-10°C〜35°C
バッテリー1800mAh1720mAh1900mAh
熱暴走
マイク333
重さ177.2g179.8g154g

開封

Insta360 Ace Pro 2を箱から出す前

箱は今回は黒色で小型化。

同封物はType-Cケーブル、磁気マウント、マイクカバー(後に紹介)、説明書。

Insta360 Ace Pro 2の保護シールを張った状態

とりあえずシールは全て剥がしますね。

ペリペリめくっていく時って、いつもわくわくしませんか?(笑)

Insta360 Ace Pro 2のレンズをアップで写す

レンズは今回もLEICAのSUPER-SUMMARITの名を借りています。

これが無きゃAce Proじゃあないですもの。

Insta360 Ace Pro 2のレンズ側面

側面にはF値、センサーサイズ、FOVの記載が。

LEICAといい、レンズ!って感じがして個人的には気持ちが上がります。

Insta360 Ace Pro 2のレンズカバーを外したところ

なお、今回のレンズカバーは着脱可。

前回のAce Proは勝手に開けちゃいましたけど、本当は個人で開けちゃあマズかったみたい…

Ace Pro 2は自分で取り外しOKなので、オプションパーツとしてもレンズカバーが用意されています。

落として傷をつけても、最低限の出費で済みそうなのでありがたいですね。

Insta360 Ace Pro 2のマイクフード
水中ではこっちに交換する

開封直後から気になっていたのが、フロント部のマイクがごつくなっています。

実はメッシュの中にはスポンジが入っていて、風防マイクカバーの役割を果たしていました。

見た目を損なわず、バイク・自転車・スキーなど、風を受けがちなユーザーに良い設計になりましたね。

マイクカバーは横にスライドすれば外れるので、水中の場合は薄い方のマイクカバーに交換します。

Insta360 Ace Pro 2とワンタッチマウント

今回もお馴染み、磁気を用いたワンタッチマウントを採用。

GoProもオプション採用してきたので、アクションカメラのスタンダードとして認定されつつありますね。

使いやすいです。

Insta360 Ace Pro 2の充電ポート

Type-Cケーブル部と、SDカード挿入口は同一。

ここが一番良く開けるので、この2セットが個人的に一番使いやすいです。

Insta360 Ace Pro 2のフリップスクリーンを開いた状態

スクリーンはもちろんフリップ式を採用。

自撮り・ローアングル・地面に置いて撮影など、色々使いやすい設計です。

服の襟に挟んで使う方法も公式から認定されているなど、とにかく使いやすいので、フリップスクリーンはあって損は無し。

Insta360 Ace Pro 2のバッテリー挿入部

バッテリーは1800mAhに増量していますが、こちらAce Proと互換性あり。

TypeC to Cケーブルを使用すれば、スマホを優先端末として選択できる「逆充電」が追加されています。

Ace Pro 2が1800mAhで、iPhone15が3,349mAhなので、緊急用の充電器くらいには全然なりますね。

推奨設定と操作

ここからは、Ace Pro 2で撮影する際の推奨設定と、実際に操作している様子について触れていきます。

推奨設定

シーン画素・フレームレート機能
日中撮影(万能)4K60fpsHDRをON
日中の動きが少ない撮影8K30fps
暗所撮影4K30fpsPureVideo Plus
チラつき防止露出(Anti-Flicker)をON
水中撮影水中モード(設定画面)

基本的には、4K60fpsの設定で良いと思います。

8Kにしない理由は4つありまして、それは以下の通り↓

4K60fpsを選ぶ理由
  • HDR撮影が出来る
  • クラリティズームが使いやすい
  • 60fpsを選べる
  • 熱暴走が起きない

一つずつ行きましょう。

4K60fpsでHDRをON

Ace Pro 2で撮影した自撮り

4KだとアクティブHDRが選択できるので、逆光シーンに強くなるのと、日中の鮮やかな映像が撮影できます。

60fpsにする理由は、30fpsよりも滑らかな映像になるのと、2倍スローまでは実用的に使えるため。

120fpsはスロー再生前提なので、データ圧迫もするので普段は使いません。

クラリティズームが使える

Ace Pro 2で撮影した登山の風景

4Kだとクラリティズーム(2倍ズーム)が動画中でも使えるようになります。

限界が8K画質なので、4K撮影だと8Kからクロップしたズーム映像が映し出せるという訳ですね。

これらは写真ではありますが、上がズームなし、下が2倍ズームの写真。

Ace Pro 2で撮影した登山の風景(ズーム)

写真なら撮影時に、録画中でも画面をダブルタップするだけで簡単にズーム可能。

他社アクションカメラだと4Kないしは5.3Kが限界なので、2倍にズームすることは画質の劣化を意味します。

前述のとおり、Ace Pro 2は8K画質の一部を使う事で、画質の劣化が無い2倍ズームを使えるのが魅力ですね。

もちろん8K撮影から後編集で同じことは出来るのですが、クラリティズームの利便性を考えると、僕は4K画質での撮影を常時使っています。

熱暴走が起きない

4K60fpsだと、そうそう熱暴走が起きないのも安心です。

Ace Pro 2HERO 13HERO 12
4K60fps撮影(室温25℃)バッテリー切れ(1時間24分)39分37分
Ace Pro 2とHERO 13の熱暴走比較

上記で4K60fps撮影時の熱暴走時間を計測しましたが、Ace Pro 2は最後まで大丈夫でしたね。

さすがに8K撮影だとGoProの5.3K撮影と同程度の時間で落ちました。

夜間はPureVideo Plusを選択

Ace Pro 2では、60fpsのPureVideoか、30fpsのPureVideo Plusが選べるようになりました。

動きが早い場合は60fpsを選択しても良いですが、ゆっくり動く場合はPureVideo Plusを選択し、さらに暗所に強くなったモードで撮影すると良いです。

この際、チラつき防止露出(Anti-Flicker)をONにすることで、夜間にありがちな不快なチラ付きをさらに軽減できます。

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