対応温度、フィルパワー、防水性…
寝袋の質を決める要素がたくさんある上に、価格帯までバラバラ。
どれにすりゃいいんじゃぁい!!
モンベル、イスカ、ナンガ
どれがいいんじゃい!!
こーんな風に、最初の一個を決められずにいる人もいるのではないでしょうか?
かといって、高い買い物なので適当に決めたくない。
そんな方々に向け、洗いざらい3メーカーのシュラフを一覧にしちゃいました!!
うちはただオススメするだけじゃないやで
- どれが一番コスパがいいか
- モンベル、イスカ、ナンガを比較した3社の特徴
- 初めてのシュラフ、どれを選んだらよいか?
- 夏用シュラフ~3シーズンシュラフを全て紹介
冬用シュラフに関しては、残雪期~厳冬期用の別記事をまとめてあります。
↓でシュラフ7種(14個)を比較検討しました。
初めてシュラフを選ぶ人
種類多すぎて迷わん?
大丈夫、僕もめっさ迷った
大抵どれを選んでも外れはないのですが、好みによって結構違うのと、同等の暖かさで1万円以上の差が付いたりします。
選ぶのが難しいとは思いますが、防水性・軽量・コスパなど、それぞれちょっとずつ異なります。
ヒントを頼りにじっくり選んでいけば、きっと自分で選べるようになるはず!
対してスタイルが決まってきた人
何度かテント泊を経験すると、思うこともあるでしょう。
以下の事、思ったことはありませんか?
- やっぱり秋も登山しようかなー?
- 頭とか足とか結露で濡れやすいよなー
- 足元だけちょっと寒いんだよな…
こんな場合、寝袋のブランドや種類を変えれば解決するかもしれません。
また、スペックをグレードアップする必要がありそうです。
そんな方も、今一度全種類を比較検討してみませんか?
前知識として2つ重要なこと
シュラフを選ぶ際に重要な事柄が2つあります。
- フィルパワーについて
- ISO EN 23537について
①の前者が、シュラフのコスパと軽量性に関わってくる部分。
②に関してはシュラフの暖かさを決める国際基準になるのですが、ここでは特に重要になってくるので飛ばさずに見て頂きたいと思います。
フィルパワーについて
登山用シュラフにおいては700フィルパワー以上が基本になっています。
以前は650フィルパワーも取り扱っていたのですが、ダウンの品質向上に伴い撤退傾向にあるようですね。
(あるにはある)
当記事で紹介するシュラフは720フィルパワー~900フィルパワーのものを紹介しています。
なお、一覧表ではフィルパワー=FPと略してあります。
フィルパワーについて詳しく知らない方は、ぜひ読まれると理解が深まるかと思います。
ISO EN 23537について
ヨーロピアン・ノーム(EN)とはEU諸国間における工業製品の基準となるもので、EN13537は寝袋・シュラフの保温力表示を統一するためにEU諸国で決められた温度評価の規格です。
寝袋マット研究所
国際基準なのでウソの付けない数値、それゆえ比較の際でもかなり参考にはなります。
EN13537は以下のような温度域に分類されます。
代謝が低く、寒さに強くない人がリラックスして眠れる
寒さを感じない温度。
代謝の高い男性が、寝袋の中で丸まって眠れる温度
膝を抱えて丸くなり、6時間耐えられる温度。
低体温症になるかならないかの瀬戸際。
この温度域ですが、代謝の高いEU人を対象にして定められています。
実験方法は、インナーの恰好をした人がシュラフの中で寝た想定。
代謝の低い日本人であれば、コンフォート+5℃を基準に考えるとよく言われますね。
ですが、インナーだけで過ごす人も稀だと思うので、ダウンパンツやダウンジャケットを着ている場合は、+5℃の必要が無い程度と考えて頂ければよいです。
ここからちょっと大切
イスカのみ、EN13537を採用していません。
なぜイスカはEN13537を採用しないのか?
実は、EN13537の耐性温度表示には弱点があります。
それは以下の通り
- 動いていないマネキンが実験している
- ピッタリ小さく作った寝袋が暖かいとされやすい
つまり、寝相の良い人が動かずに寝ていられるのならば、EN13537に沿ったシュラフが一番暖かいという意味。
これに対してイスカは
そんな寝袋のどこが快適じゃい!!
ワシらはもっとニーズに沿ったものが作りたいんじゃい!!
こう言ったかは知りませんが(笑)
正しく使い易いものを作ろうとしているのは確かです。
その結果、足元の寒さ軽減のためにダウン量を増やしたり、寝返りが打ちやすいように丸みを帯びた3D構造を採用しています。
そんなシュラフを作ったら、EN13527で不利に測定されちゃうので、独自の測定法を選択しているわけですね。
- 誤魔化した数字を表示したい
- 不利に思われたとしても、媚びない本気度
では、ここからはさらに各メーカーについて深堀りしていこうかと思います!
ナンガのシュラフ
- なんといっても永久保証
- 防水性
- 価格でモンベルに負ける
なんといっても永久保証
ナンガのスリーピングバッグであれば「永久保証」の対象となり、期間を限定せずに永久に修理保証致します。
NANGA
破れてしまった場合などが対象。
劣化してしまったジッパーを全交換する場合などは対象外とのこと。
永久保証という、安心感と優越感を買うといった印象でしょうか。
防水性
UDDバッグを選べば撥水ダウン、オーロラは生地に防水性アリ。
撥水ダウンはどちらかというと半分が気休め、オーロラの頼もしさには遥か及びません。
モンベルのドライシームレスダウンハガー900が高くて買えない場合、選択肢はオーロラライト一択となりそうです。
価格でモンベルに負ける
一つにして最大のデメリット。
モンベルが800FPに対してナンガは770か760FP。
ダウンの品質はあちらが上なのに、価格は下。
スペックだけを数字で見たら、モンベルに敵わなくなってしまうのが痛手。
そんなナンガのシュラフ
そんなナンガの代表シュラフは以下の2種類
- UDDバッグ
- オーロラライト
①UDDバッグは、770フィルパワーの撥水ダウン。
フィルパワーと永久保証の点で、イスカのエアドライトは凌いでいそう。
②オーロラライトは、760フィルパワーの防水生地。
永久保証・丈夫・防水の振り回しても良さそうな使い勝手は、唯一無二の利点です。
実はナンガは冬季モデルに力を入れておりまして、3シーズン以下の夏用シュラフは名前が変わります。
詳しくは製品比較で説明しますね!
イスカのシュラフ
- EN13537を捨ててまで選んだ3D構造
- ダウンプラスはとにかく安価
- 価格でモンベルに負ける
EN13537を捨ててまで選んだ3D構造
イスカのシュラフはとにかく立体構造。
メーカーの説明でも積極的に発信されている情報です。
ユーザーからおそらく選ばれにくくなりそうな、EN13537を捨てるという選択。
そうしてまでこだわり抜いた立体構造は、局所的に冷え性の方にも安心かもしれません。
ダウンプラスはとにかく安価
価格帯は基本モンベル優勢なのですが、ダウンプラスに関してはそうでありません。
720FPというやや低い値で、重量もそれなりに嵩みます。
しかし、価格が最も低水準というのは初心者には嬉しい所。
コスパに優れる点は、使用温度が高くなってくる(秋冬用)につれ顕著な傾向です。
ちなみにですが、モンベルダウンハガー650FPよりも、ダウンプラス720FPのほうが安かったりもします。
価格でモンベルに負ける
価格が安いのはダウンプラスのみ。
スペックだけで言えば、エアプラス(800FP)はダウンハガーに敵いません。
撥水ダウンのエアドライトも、ナンガのUDDバッグと競り合うところ。
立体構造を取るか、永久保証を取るか…
そんなイスカのシュラフ
イスカの種類は3種類
- ダウンプラス
- エアドライト
- エアプラス
①ダウンプラスは720FPの廉価モデル。
対応温度が多いほどコスパが良くなってくる優れもので、どちらかというと秋冬モデルから選びたくなる。
②エアドライトは撥水ダウンを使用した750FPの中間モデル。
ナンガUDDバッグとライバルでしょうか。
③のエアドライトは撥水ダウンを使用した800FPの高級モデル。
撥水ダウンなのは良いですが、ちょっとお高め…。
なお、撥水ダウンは防水生地(モンベルのドライやオーロラ)に防水性に劣ります。
①②③どれも立体構造を採用しており、足先冷え性の方が選ぶと良いのかもしれません。
モンベルのシュラフ
- 3社のうち最も軽量(10D)
- コスパはかなり良い
- ストレッチ性が高い
- 足元がやや寒く感じる
- 結構簡単に濡れる(800)
3社のうち最も軽量(10D)
シームレス化(縫い目が無い)に成功し、さらなる軽量化に実現しました。
ダウンが偏らないように、細い糸が内部に張られています。
10Dというのは、ナンガの15Dと比較して薄いという意味です。
その代わりに、しなやかでトロっとした着心地な印象。
800フィルパワーという高品質ダウンも影響しているかと思いますが、3社では最も軽量に仕上がっています。
コスパはかなり良い
結構重要視されがちな点ですが、やっぱりコスパが良いのはありがたい。
EN13537の温度域で比較しても、一回り安い価格帯になっています。
それでいて800FPという高品質を保てるのは、さすが山岳大手のモンベルですね。
ストレッチ性が高い
以前のダウンハガーは、シュラフの中であぐらがかけてしまいました。
寝袋に入ったままあぐらをかき、そのまま飯を食うという横着人間になれちゃうほど。
(スープをこぼさないよう細心の注意)
モデルチェンジをした現在のシームレスダウンハガーでは、そこまでのストレッチ性は無くなったとのこと。
ですが、135%のストレッチ性は今でも健在です。
足元がやや寒く感じる
これは構造故でしょう。
ストレッチ性と引き換えに、足元は若干寒く感じます。
対照的なのがイスカの寝袋ですね。
冷え性じゃない僕でも、モンベルのシュラフは暖かい靴下が欲しくなります。
スペックだけ見ていてはわからない、モンベルの弱点。
結構簡単に濡れる!
ドライ900がありますが、あちらが高すぎるぜ!
って方はシームレスダウンハガー800を選ばざるを得ません。
800のほうにも撥水生地は用いられていますが、正直気休め程度。
ナンガのオーロラの足元にも及びません。
濡れてしなしなになりやすいのは、一つのデメリットと言えるでしょう。
そんなモンベルの寝袋!
モンベルのシュラフは以下の2種類です。
- シームレスダウンハガー800
- ドライシームレスダウンハガー900
前述のとおり、細い糸を利用することで縫い目を無くした画期的なシュラフ。
特許出願中とのこのシステムは、コールドスポット(縫い目部分が寒くなる)を無くすためにあらゆる方法を使う他社をあざ笑うかのようなシステム。
縫い目が無くなる=生地も減る=さらなる軽量化
こんなところでしょう。
②のドライシームレスダウンハガーは、900フィルパワーという最高級ダウンを使ったモデルで、3シーズン用より暖かい物しかない贅沢使用。
ナンガのオーロラのように、生地に防水性があります。
ではここからは、夏季と3シーズンにおける各シュラフの比較と参りましょう!
ちょうど良い表へ飛ぶリンク
夏季限定シュラフ比較(暑がり)
ここで紹介するシュラフは、夏の低山~アルプスに用いるシュラフです。
これ以下のモデルはおそらく寒いので、ビギナーには向きません。
慣れていない人は山小屋まで、慣れた方ならテント泊が可能でしょう。
製品名 | 重量 | 最低 | 価格(¥) | FP | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
ダウンハガー♯7 | 412g | 7℃ | 26,400 | 800 | ✖ |
ダウンプラスチロル | 620g | 6℃ | 20,900 | 720 | ✖ |
エアドライト190 | 415g | 8℃ | 26,400 | 750 | 撥水 |
ミニマリスムゼロ | 325g | 0℃ | 38,500 | 770 | 撥水 |
※表のスペースのため名前を省略しています。
※赤色がモンベル 青色がイスカ 黄色がナンガを示します。
※名前をタップすることでリンクできます。
モンベル|シームレスダウンハガー800 ♯7
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
412g | 11℃ | 7℃ | 800 | 26,400 | ✖ |
夏しか考えないのなら、最低限これでもいいかも
余談ですが、僕が夏に使っているのがダウンハガー800の♯5です。
それくらい、♯7は薄くできています。
とはいえ♯5は
ワンちゃん9月までイケちゃう?
というノリで使っているので、本当に夏限定ならば♯7でいいかもしれませんね。
ストレッチ性も高いため、別に寒くないキャンプにでも使い易いシュラフになります。
登山はオマケという程度の方に!
イスカ|ダウンプラス チロル
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
620g | (-) | 6℃ | 720 | 20,900 | ✖ |
キャンプ+αで登山をやりたいくらいの人
3社のどのダウンモデルよりも安価。
特に濡れ耐性も無く、フィルパワーも高いわけではないですが、とにかく価格が抑えられていますね。
イスカなので快適温度は記載がありません。
どうせ3シーズンも買うかも?
だったらめいっぱい安いヤツもアリ!
イスカ|エアドライト 190
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
415g | (-) | 8℃ | 750 | 26,400 | 撥水 |
実はモンベルよりもコスパがよさそう?
独自の温度表記なのでなんとも言えませんが、スペックを見る限りではモンベルと同等です。
こういう時にEN13537が無いと不便ですね…
ダウンが撥水性な分、モンベル♯7よりもエアドライト190がお得かも?
750FPっていうところくらいか
いい線をいってるね
ナンガ|ミニマリスムゼロ
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
325g | 0℃ | ? | 770 | 38,500 | 撥水 |
個人的に一番よく分からん、生地が薄いヤツ
ナンガでは、使用想定温度が0℃とされています。
0℃というのを仮に最低使用温度としたとしても、オーロラライト350(730g)と同等の使用温度です。
ん、なわけ!!
ちなみに中のダウン量は180gなので、オーロラライト350(ダウン量を示す)の半分程度です。
それなのにこの温度は無理がありますね(^^;
それと、なぜこんなに軽いのかというと、生地は薄めの7Dを採用しています。
多分、超軽量を意識した寒さに強い人用
マジ
軽量化を意識する人は、とんでもなくペラペラなシュラフでも我慢したりします(マジ)。
その人用と考えても良いでしょう。
夏季限定シュラフ
夏の山岳テント泊における、現実的な落としどころ。
このあたりで選べば、夏であれば快適に眠れるでしょう。
製品名 | 重量 | 最低 | 価格(¥) | FP | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
ダウンハガー♯5 | 462g | 3℃ | 28,600 | 800 | ✖ |
ダウンプラスタトパニ | 750g | 2℃ | 25,300 | 720 | ✖ |
エアドライト290 | 560g | 2℃ | 33,990 | 750 | 撥水 |
エアプラス280 | 550g | 2℃ | 40,700 | 800 | 撥水 |
ミニマリスム5ピロー | 325g | ‐5℃ | 46,200 | 770 | 撥水 |
※表のスペースのため名前を省略しています。
※赤色がモンベル 青色がイスカ 黄色がナンガを示します。
※名前をタップすることでリンクできます。
モンベル|シームレスダウンハガー800 ♯5
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
462g | 8℃ | 3℃ | 800 | 28,600 | ✖ |
夏場のテント泊ならこれが最適解か?
一つ前のモデルですが、僕が夏山登山用に持っていくシュラフです。
重量を比較してもらうとわかると思いますが、小さくてコンパクト。
秋の車中泊程度ならできるので、それなりに幅が効いた使い易いクラスです。
お値段もやすいよね!
イスカ|ダウンプラス タトパニ
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
750g | (-) | 2℃ | 720 | 25,300 | ✖ |
ちょっとコスパに不満アリ
さっきの夏用(暑がり)ではコスパよかったよね?
うーん、これはモンベルと3,300円しか変わらないんだ…
さっきのダウンプラス「チロル」は、モンベルと5500円の差が付きました。
対してコッチはそこまで価格差がありません。
ダウンハガー800との重量差が1.5倍以上(300g近い差)あると考えると、僕はそこまで魅力に感じませんが。
いかがでしょうか?
イスカ|エアドライト290
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
560g | (-) | 2℃ | 750 | 33,990 | 撥水 |
もうちょっと価格頑張ってほしい…
FPでモンベルに負けている分ね
撥水ダウンなのはありがたいですが、50FP負けているのに価格が5,000円ほどモンベルよりも高いです。
追加投資として、安いダウンソックスが買えてしまうことを考えると、イスカの立体縫製がどこまで魅力か…
イスカは夏用に弱い印象だね
イスカ|エアプラス280
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
550g | (-) | 2℃ | 800 | 40,700 | 撥水 |
モンベルより暖かいとは思うんだけど…
モンベル800と同じFPにして、100g近い重量差。
生地や縫製の差こそあるかと思いますが、おそらくイスカのほうがダウン量は多いと考えらます。
(3社で唯一モンベルにダウン量の記載なし)
おそらくよ!
にしても12,000円差か~…
…
もうちょっと頑張って!
ナンガ|ミニマリスム5ピロー
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
325g | ‐5℃ | ? | 770 | 46,200 | 撥水 |
スピードハイクなお兄さん用
また出たね(笑)
評価しかねます(笑)
この使用想定温度が正しければ、700g付近のナンガの3シーズン用シュラフのスペックを食っています。
軽量化を意識する人はほんとに寒さを我慢しますからね。
若くて筋肉量も多いので、代謝の良いお兄さんが多いし。
別枠でとらえた方がいいかも。
ギリ3シーズン用シュラフ(定番)
個人的には一番選んでほしい温度域。
シームレスダウンハガーで例えると、ダウンジャケットを着こんで、夏季用シュラフに+100g未満でギリ3シーズンに昇格します。
よほど夏しか考えていない人を除けば、結構選んでほしいのが3シーズンですね。
大は小を兼ねます。
製品名 | 重量 | 最低 | 価格(¥) | FP | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
ダウンハガー♯3 | 555g | -1℃ | 33,000 | 800 | ✖ |
ドライシームレス♯3 | 582g | 0℃ | 49,500 | 900 | 防水 |
UDDバッグ380 | 680g | -2℃ | 39,050 | 770 | 撥水 |
オーロラライト350 | 730g | 0℃ | 38,500 | 760 | 防水 |
モンベル|シームレスダウンハガー800 ♯3
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
555g | 4℃ | -1℃ | 800 | 33,000 | ✖ |
これとユニクロダウンで10月の涸沢に行きました。
僕たちが最初に選んだシュラフだね
今でも一番使っている
汎用性はかなり高いです。
一つ欠点があるとすると、足元が寒いこと。
10月にもなると、ニトリのあったかソックスや、ちょっとしたダウンソックスが欲しくなるところ。
快適温度が4℃なので、霜が降りる10月初旬(紅葉登山)ではちょっと心もとない。
代謝の良い男性でしたら良いですが、女性はプラスにダウンジャケットとダウンソックスが欲しいかも。
(10月なんて大抵持っていく)
モンベル|ドライシームレスダウンハガー900 ♯3
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
582g | 5℃ | 0℃ | 900 | 49,500 | 防水 |
値段を許すならば(笑)
モンベル800にわずか30g追加するだけで、防水生地が手に入ります。
別途でシュラフカバーを購入すると、+10,000円と+200gの投資です。
そう思えば、+16,500円と30gという追加は惜しくないかも?
なくてもいいけど
あると便利
それが防水生地
900FPというバケモノ高品質が、高い値段の訳でもありそうです。
ナンガ|UDDバッグ380
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
680g | 3℃ | -2℃ | 770 | 39,050 | 撥水 |
いい値段を突いてきました。
モンベル+6,000円&+125gで、永久保証&ダウン撥水が手に入る。
これがあればシュラフカバーも必要なしと考えれば、撥水が欲しい方の最適解となりそうです。
撥水ダウンは乾きやすさもありますね
結露ストレスは半減といったところ
ナンガ|オーロラライト350
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
730g | 5℃ | 0℃ | 760 | 38,500 | 防水 |
だけどもUDDよりこっち推し
さっきUDDバッグを結構推したのは良いのですが、防水性もその他の魅力もオーロラライトが勝ると思うんです。
なんでなん?
飯食う時の汁跳ねとかこぼしたりあるやん?
あれ、サッと拭き取れるねん。
!!
防水性以外にも、そんな利便性があったなんて。
結露耐性も、撥水ダウンより防水生地のほうが圧倒的に強いです。
ちなみにモンベル900FPとの比較は、約10,000円で150gです。
3シーズン用シュラフ(夏は暑い)
3シーズン用シュラフですが、夏に持っていくには、ちとデカいかな~と迷う温度域。
もちろん夏山でも暖かく眠れますよ!
この温度域を持っていれば、その辺の冬キャンプも視野に入ってきます。
製品名 | 重量 | 最低 | 価格(¥) | FP | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
ダウンハガー♯2 | 703g | -5℃ | 41,800 | 800 | ✖ |
ドライシームレス♯2 | 729g | -5℃ | 59,400 | 900 | 防水 |
ダウンプラスポカラ | 1060g | -6℃ | 31,900 | 720 | ✖ |
エアドライト480 | 870g | -6℃ | 44,550 | 750 | 撥水 |
エアプラス450 | 840g | -6℃ | 51,700 | 800 | 撥水 |
UDDバッグ450 | 825g | -4℃ | 46,200 | 770 | 撥水 |
オーロラライト450DX | 865g | -5℃ | 45,100 | 760 | 防水 |
モンベル|シームレスダウンハガー800 ♯2
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
703g | 0℃ | -5℃ | 800 | 41,800 | ✖ |
夏用は夏用で持った方がいいかも
このクラスは一個で十分なんてことは言いにくいです。
夏用の♯5と比較しても140gの差がありますし、結構大きくなります。
ただし、秋用の選択としては悪くない。
特に女性は♯3より♯2を選んでほしいと思います。
代謝の低い、女性の友達が持ってるヤツ
紅葉の涸沢でギリって、言ってたね
そう、代謝が低い人にとっては、このクラスで秋に使うのがギリなのです。
モンベル|ドライシームレスダウンハガー900 ♯2
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
729g | 0℃ | -5℃ | 900 | 59,400 | 防水 |
この値段出すなら、冬用を買ってほしいっ!
あくまで個人的な意見よ!
でもこれじゃあ積雪期は心もとないもんね
6万円近い超高級シュラフ、これを買うなら冬用に手を出してほしいなんて思います(^^;
本末転倒ですが、♯1を買えば残雪期ならいけます。
イスカ|ダウンプラス ポカラ
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
1060g | (-) | -6℃ | 720 | 31,900 | ✖ |
コスパは確かに良い
秋用シュラフが3万円で手に入る…
さっきのドライシームレス900の6万から、えらい安くなりました。
ただ、1㎏超えの大台突破
これを許容できる大きなザックの持ち主
持っていきたい荷物と相談しなければなりません。
イスカ|エアドライト480
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
870g | (-) | -6℃ | 750 | 44,550 | 撥水 |
モンベルと167g差で撥水ダウンが手に入る
個人的には、167gも重量増するのであれば、シュラフカバーを買いたい。
軽量シュラフカバーは、だいたいこれくらいの重量だからです。
シュラフカバーを使った方が暖かいし
ラーメンの汁跳ねも簡単に拭けるし
イスカ|エアプラス450
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
840g | (-) | 840g | 800 | 51,700 | 撥水 |
モンベル800よりはおそらく暖かい
モンベル800と同等のFPにして、重量にして137gの差があります。
おそらくEN13537の数値に出ないような、足元や首元のダウン量を増やしているのでしょう。
モンベルのシームレスダウンハガー800よりも暖かいと思われます。
足とか冷えやすい人が選ぶといいかも
ダウン量も多くて、秋の登山も寒く無さそう
ナンガ|UDDバッグ450
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
825g | 1℃ | -4℃ | 770 | 46,200 | 撥水 |
イスカのエアドライトよりはこっちかな
ライバルはエアドライト。
あっちより20高いFP、45g軽い重量、だけども価格差は1,750円。
これで永久保証や
ナンガ|オーロラライト450
重量 | 快適 | 最低 | FP | 価格 | 濡れ |
---|---|---|---|---|---|
865g | 0℃ | -5℃ | 760 | 45,100 | 防水 |
だけどもやっぱりオーロラライト
いや、UDD推したやんw
いやw
防水生地が使い易いんよw
UDDバッグよりわずかに価格も安いので、モンベル+シュラフカバーよりこちらの方がコスパも良好。
シュラフカバー必要派と考えるなら、非常に良い選択。
結局迷う? ならばオススメをピックアップします
ここまで来て自分で決められない方挙手!!
はい、はーい!
…仕方ない、一言添えながらピックアップをしよう
夏用シュラフ(暑がり用)で選ぶなら?
750FPだけど撥水性もあり、モンベル800と同価格の
イスカエアドライト190がいいのではなかろうか?
夏用シュラフで選ぶなら?
ダウンプラス720とそこまで価格差も無く、圧倒的な軽量性及び汎用性
モンベルシームレスダウンハガー800♯5が良かろう。
ギリ3シーズンシュラフで選ぶなら?
やっぱり安くて軽い
モンベルシームレスダウンハガー800♯3だな。
安心感と管理の安易さから、防水性の効いた
ナンガオーロラライト350も捨てがたいぞ。
3シーズンシュラフで選ぶなら?
安くて軽い、浮いたお金と重量でダウンソックスを買うんや!
そんなあなたはやっぱりモンベルシームレスダウンハガー800♯2だろう。
いやいや私は、付属品は買いません。
だけども足は寒いんよ、っていう冷え性のあなた。
イスカエアプラス450がいいのでは?
撥水性なんかより、防水性神だぜ!
そんな僕に同調してくれる貴方。
やっぱりナンガオーロラライト450が神がかっているぞ。
各リンクを押して復習してくれ。
長い付き合いになりました。
ここまで見てくれてありがとう!
ありがとう!