どうも!寝袋大好きたなりょうです!
なるべく安く済ませたい、キャンプは快適に眠りたい!
そんな相反する希望が、シュラフ選びを悩ませますよね(^^;
今回はタイトル通り、ナンガのオーロラ600DXは、何度から寒さを感じるのか!?
という題材でお送りします!
僕は冬キャンプ、冬のアルプス登山、なんならこんなところで一人寝たりします(-20℃)。
自分でも変態の域だとは思いますが、それゆえ様々な冬キャンプの経験を積んでいます。
ナンガのオーロラ600DXを買ってはや5年(2017年購入)。
多くのフィールドで使い倒してきましたので、そろそろ本気レビューをしてみようかと思います!
この記事でわかることは以下の通り!
- 600DXは氷点下でも通用するのか?
- 男性(女性)なら適した温度域はどれくらい?
- ヨーロピアンノームのちょっと変なところ(笑)
ニーズに合ってると思ったら見てってや!
じゃ!
頼んだぞ、たなりょう!
では、いきなり結論からまいります。
オーロラ600DXは氷点下だとこのくらい
キャンプを例に挙げれば、一番寒い12月~2月のキャンプ場で0℃~ー5℃程度。
-10℃を下回るのは、北海道・東北・長野の標高が高いエリアで到達する程度。
ふむふむ…
この図式だと、600DXでキャンプは結構いけそうな感じ?
これだけだと足りないから、ここから補足していきます!
ヨーロピアンノーム(EN 13537)について理解
ヨーロピアンノーム、コンフォート温度、快適温度、下限温度…
これらの言葉を聞いたことはありますか?
理解してくれている人も、いったん見て行ってほしいです!
ヨーロピアンノームとは、EU諸国における、いろんな規格の総称。
その中でもシュラフの規格をEN13537と呼びます。
代謝が低く、寒さに強くない人がリラックスして眠れる寒さを感じない温度。
代謝の高い男性が、ギリ眠れる温度。
6時間耐えられる温度。
低体温症になるかならないかの瀬戸際。
エクストリームは論外にして、リミット温度もまあまあキツイです。
だから基本的に、コンフォート温度を基準にして考える以外無いと思ってください。
※変態を除く。
EN13537の実験がちょっと微妙
EN13537は、実験対象がヨーロッパの人達です。
そして寝袋の中に入るのは、インナーのみ着た男性です。
これが基準にしてあるのです。
夏はともかく、冬にインナーのみってなかなか無い。
外国人男性は代謝もいいので、日本人女性も考察の余地ありです。
シュラフ選びの基準だとか、参考には非常になります。
だけどもEN13537は正直あてになるかならないか微妙(笑)
ここに来てくれた人は、体感だとか冬キャンプの温度域だとかを知りたいはず。
ってことで、勝手に設定を変えています(笑)
というか、僕らが普段寝るような状況。
対象は、男性と女性を用意(僕と僕の友達の意見)。
両者はダウンジャケットを着た状態で、シュラフに寝てもらいました。
ここから本題!
オーロラ600DXを各温度域で使用した感想を述べていきます!
女性枠は私が担当するね
10℃~0℃の場合
こんなんテントなしで余裕やん
さすがに私も大丈夫やわ
自転車旅で11月頃、1ヵ月間野宿しまくりましたが、テントなしで余裕の温度域です。
キャンプでいうと秋の山奥キャンプ場ってところ。
これくらいなら450で十分です。
0℃~ー5℃の場合
暖かかったぁ~
この日は一緒に行ったんよね
これなら私もいけたわ
これはおそらく、中にダウンを着ていたため凌げた例。
男ならともかく、このくらいの温度域では女性はダウンが欲しいでしょう。
キャンプならこのくらい。
日中日に当たっていればポカポカ陽気だけど、夜はめっちゃ冷え込む感じ。
12月の冷え込むキャンプ場といったところ。
この温度域で快適にキャンプをしたい人は、選択肢に入ってくるでしょう。
だけどまだまだいけます。
-5℃~-10℃の場合
快適に眠れたね。
コード全部閉めたけど(笑)
いや、私無理だったわ
何回か起きたもん
この人は寒がりなので参考になります(笑)
-5℃を下回ってくると、人によって差がついてきます。
とはいえさすがにこの温度域は、キャンプで到達することは稀。
厳冬期のキャンプは別と割り切って、オーロラの中にカイロを1~2個放り込むのが妥当ですね。
カイロを一個放り込むと、朝まで体感5℃くらい変わってきます。
違法も合法もないですが、カイロは普通に「アリ」ですよ。
お湯入れたナルゲンボトルでもいいね!
ですので、雪中キャンプまでしたい方も、オーロラ600DXが選択肢としてよいところ。
-10℃~-15℃
さすがにきつい!
カイロください!
ギブアップでーす
この温度域は、冬キャンプではほとんど到達しませんね。
あるとしたら1月の標高1000m超えのキャンプ場で、運よく寒波に当たった時でしょうか(笑)
長野県の菅平や、富士山の山麓などではたびたび到達します。
厳冬期の八ヶ岳や北アルプスでは、普通に経験する温度域ですね。
それでも僕は、オーロラ600DXで行っちゃうけどね(^^;
雪洞を掘ったり、イグルーを作れば何とか凌げます。
テント泊ならば、カイロを3つくらい放り込んでおけば快適。
だけどこの辺りから、おとなしく750DXを選択したくなってきますね。
オーロラ600DXのレビュー
ここまでは温度感のお話でしたが、ここからはオーロラの仕様についてのレビューをしていこうかと思います!
オーロラテックはやっぱり楽
山岳テントの話にはなりますが、パリッパリの結露がシュラフに落ちてもサラサラと落ちます。
耐水性が無いシュラフは、こもった熱で溶けて染みんじゃいます。
個人的に恩恵がすごかったのが「みそ汁」。
オーロラテックの上にこぼしてしまったのですが…
終わったと思いましたね(笑)
水拭き&ウェットティッシュですぐに拭き取れました。
オーロラテックの恩恵を最高に感じた瞬間でしたね(笑)
中がふわっふわで、めっちゃ気持ちいい
外は40Dの分厚く丈夫な生地。
中はモッフモフ、サラッサラの寝心地。
高級ダウンジャケットの裏地のように、着心地最高♡
ボックス構造の足元は、ボッフボフで暖か。
一番気に入っているのがこの首回り。
2本のドローコードで、冷気を完全に塞ぐマンの出来上がり。
とにかく完全引きこもりになった時の首元といったら、もう暖かくて幸せ。
ファスナーの快感
噛みこみ軽減パーツがついているおかげで、
ジーーーーーーーーーーーーィ
って、噛まずに引っ張れます。
夜中のトイレの時とか、開け閉めでイライラしないんです。
羽毛が出にくい
地味にストレスなのがこの羽毛出てくる現象。
こいつはモンベルシュラフの画像。
抜いてもティッシュのように次が出てきます(笑)
なんでか、ナンガはそんなに出てこないんですよね。
結構ストレス軽減しています。
イカしたロゴ
しょうもないようで結構重要。
モンベルの寝袋に寝ているより、ナンガにくるまって寝たほうが優越感。
なんだろうこの渋さ。
オーラをまとって寝ている気がする(笑)
買うならオーロラ600DX「別注」モデル
最近では別注以外はネットショップに出回らなくなりました。
公式サイトからは、オーロラライトのみ出品されていますね。
キャンプであれば、オーロラライトよりオーロラで十分かつ利点も多いので、Amazonや楽天から購入すれば大丈夫です。
永久保証
ナンガのシュラフは永久保証で知られています。
僕自身、永久保証の恩恵を受けたことはありませんし、その他のシュラフがやぶれたこともありません。
家電ではないので、どこまで永久保証の恩恵があるかはわかりませんが…
そうでなくても魅力的なのがオーロラシュラフです。
防水素材の安心感と、永久保証の安心感に包まれ、快適なキャンプを!!
少なくとも、僕たちは買って後悔していません!
いいシュラフだよね!
今回の記事が、シュラフ選びに悩む人たちの参考になれば幸いです!
では!
読んでくれてありがとう!