格安アクションカメラってどうなんだろ?
GoProとかInsta360って高いけど、コスパいいの無いのかな?
なんて思う人は多いはず。
個人的に結構気になったので、どうせならとめいっぱい安いアクションカメラを購入してみました。
格安アクションカメラで動画取ってみて、最終的には分解して、中身を見てやろうって魂胆です。
ぶっ壊すためにやってないので、ちゃんと最後には戻すのでご安心を!
色んな格安がある
ところで、Amazonや楽天には、所謂「格安アクションカメラ」というのが、いくつも存在します。
何世代か前のGoProによく似た、ブラックでタッチモニターが対応のアクションカメラ。
似ているパチモノは、探せばいくらでもありますね。
それでも一時期のGoProブームに比べると、ある程度種類は限定されてきた印象でしょうか?
Insta360の登場により、こちらのような別枠の類似品も見かけるようになりました。
という事で、昨今のアクションカメラにつきましては、「色んな格安カメラがある」状態です。
なにやらそれらは、Web上でも紹介されているようです。
あたかも新製品が出ました!
みたいな恰好で(笑)
ですが困ったことに、Google上で見かけるこういったパチモノは、公式サイトが見当たらないか、あってもどんな動画が撮影できるか分からない始末。
という事で、色んなYoutuberの方が参考になるわけですよね。
チャンネル登録数の少ない方なんかが、個人的には一番信頼が持てるのかな、なんて思っています。
こう言っちゃなんですが、案件は無いでしょうし、金銭的な受け取りをしている感じもしませんね。
こうして色んなアクションカメラを見ていると、だんだんと傾向が掴めてきます。
それは、やっぱりどれも値段相応という事。
例えばパチモノ代表、AKASOの最新アクションカメラなんかに関しましては、そこそこの性能です。
HERO7くらいのポテンシャルは持っていて、値段も中古のHERO7より高いくらい。
って思いますと、もうちょっと出して、HERO 11の型落ちを買った方がいいなア、、、
なんて思うくらいの、微妙な性能と価格です。
2~3万円の格安スマホがそれなりの性能なように。2~3万円のノートPCでは動画編集ができないように。
結局のところ、ある程度の価格だと、ある程度の画質と手振れ補正。
高性能を求めるのなら、5~6万円は覚悟しないとね。
と言った状況なのですよね。
それでも0円スマホで満足するユーザーがいるように、格安アクションカメラでも満足するユーザーは、ある程度いらっしゃることでしょう。
大切なのは、格安にある程度の性能を求めないことですね。
撮影してみた
ともかく、格安アクションカメラで遊んでみましょう。
とりあえずこちら、1500円でメルカリ購入した、ヤバそうなおもちゃです(笑)
むしろ小さくてめちゃめちゃ軽いので、昨今のアクションカメラより使いやすいかもしれません(混乱)。
予想はしておりましたが、充電プラグはType-A。
Type-Cがデフォルトの昨今、いまどきマイクロUSB端末を用いるガシェットは清々しさすら感じます。
おまけにSDカードは剥き出しの状態ですので、防水どころか防滴すら受け付けない仕様。
よろしい(笑)
液晶をタップしてみましたが、もちろん反応はしません。
ちょっと強く推すだけで、このように指の痕が付きます。
時代を考えますと、一応カラーなのでゲームボーイアドバンスくらいでしょうか?
2001年発売です。
とりあえず撮影してみました。
一応ドライブレコーダーくらいの画質は出ていると思ったのですが、後ろの明るい場所が完全に白く飛んでいます。
一応4K撮影と書いてありましたが、○○Kという単語がいかに数字だけというのが良く分かりますね。
テレビにしたってそうですが、4Kとか8Kとか書いておけば良い感に忠告したいですよね(笑)
それはさておき、プロパティを見てみると、一丁前にたくさんの容量を使っていました。
ファイルサイズ自体は、ちゃんと4Kなようです。
適当にその辺を撮った場合もこんな感じ。
撮影出来ればいいや感はやっぱりすごいですね。
逆に言えば、あのおもちゃのような物体でも、ちゃんと撮影はできるのだなぁと。
昔はこれでも感動だったろうに、人類の進化というのは凄いですね。
こちらは動画の様子。
もちろん手振れ補正なんてのは無かったので、超微細な揺れにも反応します。
なんなら手の揺れよりも、撮影出来ている動画のほうが揺れが多いんじゃないか?
と思う程。
確実に使わないなと思ったので、分解して遊んでみますね!
分解してみる
ぶっ壊しちゃうのはなんかかわいそうなので、壊さない程度に分解します。
ドライバー×って書いてありそうですが、とりかかりが無かったので、ここをこじ開けてみました。
すると一発で爪が割れ、ここはパカパカに。
どうやらシールが邪魔そうです。
シールをはがしてみると、なんとボルトと1/4インチネジが。
おいおい2つのネジを隠すんじゃあないよ(笑)
爪はこじ開け損でした。
これで晴れてこのアクションカメラにも、自撮り棒が使えるというものです。
変な位置だけど。
そこからは分解に成功。
弱弱しいプラスチックなので、爪を割らないように気を付けます。
カパッと外してみると、中身はこの通り。
予想通りですね。
レンズとプリント基板とバッテリー。
それとモニターに繋がる配線のみで構成されていました。
レンズの奥にはちゃんと、センサーが配置されているのを確認。
当たり前ですが、こんなアクションカメラも、最低限の作りはしているのだなぁと、関心。
なお、事前にGoPro分解動画を見ておいたので、なんとなく構造は把握していました。
HERO 8と比べると、中身の構造も簡素なのが良く分かりますね。
- 手振れ補正の仕組み
- Wi-Fi接続
- 大型センサー
などなど…
それに加えて、開発費やプロアスリートとの契約、販売戦略…
色んなコストがかかっていると思いますので、そりゃあ数千円~1万円程度のアクションカメラと、大手は違うだろうなと。
納得です。
なお、あまり認知している方が少なそうなので宣伝しておきますと、現在アクションカメラでトップの性能を持つのは、GoProではなくInsta360だったりします。
認知していない方は損しているかもしれませんので、良ければInsta360についても認知していってくださいね!