カタダイン BeFree AC|今回の概要
新しくなった、ビーフリーACをレビューしていくのですが、ざっくりと内容をおさらいしますね!

カタダイン ビーフリーは、アウトドア浄水器の中でも人気急増中の(たぶん)、チェック必須の浄水器。
- 浄水スピード早くて良き(じょぼじょぼ出る)
- 海外ユーザーは9割カタダインユーザー(らしい)
- ガバっと開いた口が使いやすい
- 意外と軽い(ソーヤーミニとほぼ変わらん)
みたいな話を、画像で分かりやすく伝えていこうかなと思ってます!



浄水フィルター表面積の広さ故の、浄水スピードの速さとか。
99.9999%浄水って、何まで浄水するん?
ってのを、エキノコックスは30μmで、大腸菌は1μmで、フィルター径は0.1μmっすよー。
みたいな感じでまとめてるんで、どうぞご安心してみてって!


あとは、新旧ビーフリーの変更ポイントですね。
前の白い半透明なボトルモデルと比べて、ちょっと使いやすくなったポイントとかも比較してあります。



比較したい人も、ビーフリー初めてって方も、ぜひ見ていって!!
購入ショップやAmazon・楽天で買うかによって、価格が結構違う気がします。色々チェックして、ミスなく買ってくださいな!




【新旧比較】アップデート内容
とりあえず、新旧を比較しつつ、ビーフリーACを見てきましょ!!


まず、色が違う!
そして、キャップの部分が色々と違う。


これが前のヤツとの比較。
プラの弾性でくっついていた、そのうち取れそうなキャップから、ヒンジ付きのキャップへ。


前のはこんなだったので、そのうち取れるだろうな、とは思っていました。
とはいえペットボトルのキャップと互換性があったので、無くなったら無くなったでいいやと思いつつ、結局取れることは無かった。



ただ、締めにくかったわな。


それと、中に活性炭素フィルターが入れられるように。
ただこれ、個人的にはまったく要らない(笑)
活性炭が気になる水の臭いや塩素を軽減し、味を改善。約200Lの浄水能力で使用開始から3ヶ月間効果が持続します。
star-corp.co.jp
臭いと塩素を軽減するとのことなので、まあおおよそ水道水の事ですわね。
しかも3ヵ月間効果が持続とのことなので、1クールの交換が早い。



きっと、そのうち外して使うと思う(笑)
とんでもないサバイバル状況になるとかじゃあなければ、イノシシのヌタ場で取水するなんてことはないでしょう。
その辺の川ならば、活性炭素は無くとも浄水機能だけでOK。
ってことで、個人的には不要なアップデート。


ありがたいのはコレ。
ループが出来たので、落とすことは無くなりました。
浄水機器の紛失=危険
になりやすい、ロングトレイル的には非常におありがたい。


ちなみに、浄水カートリッジ部分は互換性有り。




サイズ感はさほど変わらず。
横幅はちょい増えましたが、厚みが減少。




薄くなったことで、ポケットには入りやすくなったかな。




ただ、ループが付いたことで、重量的には11gの増量。
活性炭が2gなので、外せば69gにはなるかな。


それより活性炭が水を吸ってなかなか乾かないので、やっぱりコイツは外しておこう。
面倒くさい。
乾かない=重量増加になるし。



まあ、カラビナループが最高にありがたいわな!!


ビーフリー最大の特徴
ビーフリーの最大の特徴は、やっぱりこれでしょうが。
じょぼじょぼ水が出る事


給水する面積が大きいからか、水がじょぼじょぼ出ます。
最低でも1時間、願わくば半日は水につけて置いておきたいですが、軌道に乗ればじょぼじょぼです。



使う時は、朝イチに水につけておくやで!!
あと、口がデカいので、袋にも水がゴボゴボ入ってきます。


これ、ソーヤーの袋とかだと、浅い水場での給水が大変。
口がデカければ、浅くとも7割くらいは水を拾えるので、デカい方が確実に良き。


古い写真、前のビーフリーですが、こんな感じにじょぼじょぼ。


あー、と口を開けて逆さを向けるだけで、じょろじょろくらいは出てくる。
快適。


軽いと思われがちなソーヤーミニですが、実はフィルターとパウチ合わせて60g。
旧ビーフリーとの差は1g。
新ビーフリーACと比べても、活性炭フィルターナシなら9g差です。



これでこのじょぼじょぼなら、ビーフリーだと思う。
話によると、ロングトレイル系(山を1000kmとか歩くジャンル)だと、9割がカタダインユーザーなんだとか。
そりゃあ数グラムの差で浄水スピードが偉い違えば、カタダインに変えたくもなりますよね。



僕の友達は2人ソーヤーミニユーザーでしたが、二人ともやめてましたね。


あとはこのポケッタブル仕様。
思いのほか小さくなるのと、ソフトボトルのしなやかさが良き過ぎる。
破れなさそうな感じと、丸めてポイなのが良い。


一かに一台、カタダイン。
とてもいいと思います。


あと、暑い時は冷えピタになります(ならない)。


エキノコックス・大腸菌対策に
アウトドアの話で言うと、やっぱりエキノコックスとか大腸菌の対策として、ビーフリーは良いですよね。


0.1μm(0.0001mm)の無数の細孔を持つホロファイバーフィルターで、水中の原生動物や細菌(バクテリア)を99.9999%除去。
star-corp.co.jp
ビーフリーのろ過能力は、0.1μ(マイクロ)m。
それより10倍デカい大腸菌だとか、300倍デカいエキノコックスだとかは、フィルターを通さないので余裕でろ過。



おおよそこれらをろ過すれば、アウトドアでは大丈夫ですわね。
カドミウム・セシウムとかの重金属は、デカさとかじゃなく水に溶けてるんで無理。
ウイルスはμ(マイクロ)じゃなくて、n(ナノ)なので、これも厳しい。
この辺りは一応抑えておきたいですね。
参考までに、気になるろ過サイズ感
- 大きさ :30μm
- 存在する場所 :北海道が中心(本州もあり)
- 症状 :肝障害(致死率90%)
エキノコックスの親虫は、キツネやイヌの小腸に寄生していて、体長は4ミリメートルくらいです。 …(中略)… キツネの糞にまじって外に出た卵は、肉眼では見えない程小さなものです。 大きさは、直径0.03ミリメートルで、球形をしています。 この卵がヒトの口から入ってエキノコックス症を引き起こすのです。
北海道衛生研究所
エキノコックスは、サイズ的には30μmとのこと。
フィルターの300倍ありますね。
- 大きさ :0.5 × 2.5~4.0μm
- 存在する場所 :土壌
- 症状 :胃炎・胃潰瘍・胃がんリスク(5倍程度)
土壌中や川に入っていやすいピロリ菌も、大腸菌よりサイズがデカいので大丈夫です。



ちなみに僕、中学生の時にピロリ菌にやられてました(笑)
子供の頃、川遊びばっかしてたので、水飲んでピロリ菌が入ったんでしょうね。
貧血になって胃カメラしましたわ。
どうぞ、余談でした。



ま、そんなことにならないように、やっぱり浄水器欲しいよね。
エキノコックスとかアニサキスより嫌すぎるし、森の中で大腸菌中毒とかシャレにならん(笑)
大きさ・種類の比較【ブラックと何が違う?】
ビーフリーACは、大きさと色で三つ種類があるので、それを簡単に解説。


大きさは0.5Lと1.0L、もう一つ黒パックの「ビーフリーAC 1.0ブラック」がありますが、その内訳は下記↓
ビーフリーAC 0.5Lブルー | ビーフリーAC 1.0Lブルー | ビーフリーAC 1.0Lブラック | |
---|---|---|---|
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商品番号 | 14070 | 14071 | 14072 |
価格 | ¥9,900 | ¥12,980 | ¥17,380 |
サイズ | 8.5×5.4×27.3cm | 10.7×7.8×27.3cm | 10.7×7.8×27.3cm |
重量 | 72g | 76g | 85g |
容量 | 0.5ℓ | 1.0ℓ | 1.0ℓ |
出力 | 2ℓ/分 | 2ℓ/分 | 2ℓ/分 |
浄化能力 | 1000ℓ | 1000ℓ | 1000ℓ |
用途 | 収納しやすいスリム設計 | 登山や旅行、日常使いにも最適 | 過酷な環境でも安定した使用が可能 |
ビーフリーAC 0.5Lブルー
基本のウルトラライト仕様の、0.5Lモデル。


僕が持っているのもコレ。
収納しやすいスリム設計
と表現されまして、クシャクシャっと丸めれば、確かに小さくなります。


ですが、重量は1.0Lモデルと比べると4g差しかないので、1.0Lモデルを買っておいても良かったなぁと感じることもしばしば。



1.0Lも小さくはなると思う。
基本の持ち運びは、ビーフリーのソフトボトルよりも、ペットボトルとかプラティパスに移すと思います。
ですので、0.5Lと1.0Lは浄水効率の早さがメインの違い、と考えて良いでしょう。
丸めれば大きさもほぼ一緒ですし、4g差です。
正直な所、あとは価格と相談ですね。



とりあえずは0.5Lで良いと思いますよ!




Amazon・楽天、ショップによっても価格は違うので、ちゃんと全部チェックすることをおすすめ!!
ビーフリーAC 1.0Lブルー
単純に、ソフトボトルの容量を1.0Lにしたモデル。


登山や旅行、日常使いにも最適
と書かれますが、これは0.5Lモデルも一緒ですね(笑)
前述のとおり、違いは浄水効率だと思っています。
ソフトボトルに1.0L入れたまま持ち運ぶことはあまりないと思うので、金銭的に余裕があれば、1.0Lを選ぶ方が楽かもしれないですね。


っても、定価より実売価格の方が安かったりするので、0.5Lモデルと値段はそう変わりないですね(笑)
ビーフリーAC 1.0Lブラック
ソフトボトルが丈夫な二重構造になっているらしい、耐久モデルのブラック。


過酷な環境でも安定した使用が可能
こう表現はされますが、フィルターの性能自体はブルーと同じスペックです。
本製品は耐久性を重視し、ソフトフラスクは頑丈な二重構造で、丸底形状です。
KATADYN
ソフトボトルが二重構造になっているので、破れにくさがあるという事でしょう。
個人的には、ビーフリーのウリは「コンパクトさ」もあると思っているので、破れたらソフトボトルだけ別途購入。
ってパターンの方が、快適さとか軽さ的にもイイと思ってる。




ね。
ソーヤーミニとの違いは?


ソーヤーミニ (Sawyer Mini) | カタダイン・ビーフリー (Katadyn BeFree) | |
---|---|---|
浄水スピード | 遅い | 速い(ストレスフリーと言われるほど) |
フィルター寿命 | 約38万リットル(半永久的とされる) | 約1,000リットル(約1,700回分) |
重さ | 約41g(ボトル込み60g) | 約69g(活性炭込み71g) |
メンテナンス | 注射器を使った逆流洗浄が必要 | 振るだけで洗浄可能 |
接続性 | ペットボトルに接続可能 | 専用ボトル |
ソーヤーミニのメリットは3つ。
- より軽い事
- ペットボトルに取り付け可能な事
- フィルター寿命の長さ
ですので、たとえ専用パウチが破れて死亡しても、フィルター寿命の長さを十分に全うできるロングサイクル性がウリ。



事実上、永久ですね。
が、デメリットも3つ
- メンテナンス性が悪い事
- 浄水スピードが遅い
- 結局重くなること
です。
ソーヤーミニの浄水スピードが遅いのは有名ですが、これが決定打で他の浄水器に買い替えする人は何人も知っています。



特に使用頻度が多いほど、気になるみたいね。
あとはメンテナンス性。
ソーヤーミニはフィルターが閉鎖的なので、フィルター洗浄は専用の注射器で逆流させる必要があるんですよね。
対してビーフリーは、穴あき外骨格で守られている以外は剥き出しなので、


コイツを水の中でジャバジャバっとするだけでOK。



めっちゃ楽です。
あと、ソーヤーミニの隠れたデメリットは、乾燥させにくいからカビが生える。
らしい。
↑友達の記事ですけど、ソーヤーミニを捨てる前に割ってみたら、カビ生えてたっぽい、っていう内容です(笑)



カビは嫌だな。
ってことで、僕は一発目にビーフリー買っておいて大正解と思いましたし、多分逆に向かう人は居ないと思う。
それくらい、ビーフリーは快適。
まさに
Be,Free(直訳:自由になれ)
お後がよろしいようで。


渓流釣りに
僕が一番使うのは、渓流釣りですかね。


まあ、ここまで綺麗なので好き放題飲んでも良さそうですし、何なら飲めと言われたら飲みますが、、、
歩いていたら、川の中で動物の死体とか見かけることもあるんで、あれを見るとやっぱり気になるかな。
動物のフンとか沢山あるし。


ペットボトルを持ち運ばなくて良くなった。
それだけで浄水器はマジで革命アイテムだと、僕らは再認識しましたね(笑)
ロングトレイルに
さっきも触れましたが、ロングトレイル系にはカタダイン人気が高いようです。


ロングトレイルっていうのは、最近流行り?のジャンルっぽくて、日本や海外にある、100km以上のトレイルコースを歩くやつ。
僕は2025年末にニュージーランドのTA(Te Araroa)ってやつ行ってきますが、有名なので言うとPCT(Pacific Crest Trail)とかですね。



大自然をずっと歩くんで、浄水器はほぼ必須ですよね。
特にTAハイカーは、カタダインユーザーが9割ほどだったとの声もあるので、世界シェア的にはビーフリーなのだと思う。
そう。
時代ははもう、ビーフリーなのですよ(適当)。


防災用として
あとは防災用ですね。
これに関しては正直どうでもいいので、「一応」みたいな感じで触れておきます(笑)


ただ、マジで災害とかになったら、雨どいから落ちる雨とかバケツに貯めておいて、ビーフリーで濾過して飲む。



まあ、結構アリかもしれんな、、、
って思い始めます(笑)
「防災」とか自分に言い聞かせておけば、数千円くらいの出費は、結構出せることないです?(笑)
僕はその理論で
- ドライフルーツとか(割と高いよね)
- ポータブル電源とか(車中泊に欲しかった)
- 家族分の寝袋とか(時期に応じて種類欲しいだけ)
- 予備のマットとか(色んなの試したい)
このあたりを買ってしまっております(笑)


まあ何って、今回のBeFreeもかなり良さそうだぞ!
って話でした。
もちろん前のBeFreeもめちゃ良かったのですが、細かいネガティブポイントが全部改善されつつ。
正直(個人的には)必要のない活性炭も入りつつ。
順当に素晴らしいアップデートをしてくれたと思いますね!!



何度も言う、時代はビーフリーよ!!

