ヒートエクスチェンジャーを搭載した、爆速湯沸かし器のHEATⅠ
実験とメーカー表記からして、どうやら低カロリーストーブとの相性が良いようです。
もしもこれを見ているあなたが!
山での湯沸かしにじれったい思いをしている場合はっ!
ぜひ見ていってください!
DUG HEATⅠの概要
特徴はこちら
- 容量:1L
- 素材:ブラックアルミ(ハードアノダイズド加工)
- 利点:ヒートエクスチェンジャーによる時間短縮
ヒートエクスチェンジャーを採用した、1Lの縦型クッカー
素材にはハードアノダイズド加工が施されており、耐腐食性と物理的な強度に優れるとされています。
メーカーは「ブラックアルミ」と言っていますね。
ヒートエクスチェンジャーの効果
SOTOのウインドマスター(SOD-310)との組み合わせで、通常のクッカーと差が出るかの検証をしてみました。
DUG-HEAT1 | アミカス(普通のクッカー) | |
---|---|---|
沸騰時間(300ml) | 1分12秒 | 1分20秒 |
と、まあそんなに差は出なかったんですよ(笑)
割合で言うと1.11倍
詳しくはこちらを見てください。
僕が出した結論としては
- ウインドマスターがそもそも湯沸かしに向いている
- 無風の室内で行った
- 300mlはそもそもすぐ沸く
こんな感じでしたね。
DUG公式サイトの情報
通常のアルミクッカーと比較して、結構差が付くようです。
割合で言うとなんと1.65倍!!
タイトルで具体的な数字を言えなかったのは、検証と記載が違うからですねw
ただし、こう記載されています。
※直噴型の低カロリーストーブを使用した場合になります。
出典:DUG
詳しくは検証した記事で書いてありますが、バーナーの特性や外の状態にもよるのだと思います。
個人的には、低カロリーストーブだと差が付きやすいというのは賛成な気がします。
持っているバーナーによりけりで、DUGのHEATⅠは性能の出方に多少影響がありそうですね。
ちなみに、瞬間湯わきで有名なJETBOILの製品は、1,134kcal/h~2269kcal/hという、実は超低出力です。
ここで比較していますが、普通に4000kcalに達する高出力のバーナーもあります。
バーナーでいうと、2500kcalに達しないヤツは選ばない方がいい気がしますので、注意喚起です。
ブラックアルミの強度
このクッカー自体は、3年以上使っているのですが
ヒートエクスチェンジャーの部分は実質空焚き状態ですので、負荷がかかるのでしょう。
ここだけウネウネしています。
なので僕は、大きな声を上げて「このクッカーは強度があります!!」なんて嘘はつけません(笑)
例を挙げるとストームクッカーですが
コイツもハードアノダイズド採用モデルがあります。
僕のはただのアルミ(シルバー色)ですが、扱っている感覚としては
ただのアルミよりはDUG HEATⅠのほうが硬いし丈夫な印象は受けます。
具体的には、山男がクッカーを本気で手でつぶそうとしても多分つぶれないくらい。
あと別にウネウネしていても全く差し支えありません。
外れそうな感じも無いです。
重量的にはちょっと不利
容量的には後者のアミカスのほうが入るのですが、ヒートエクスチェンジャーの分はやはり重いです。
強度もあるので仕方がないのですが、重量的に1.3~1.5倍ほどを見ておいたほうが良いです。
効率上昇=時間短縮
にはなりますが
ガス節約=軽量化とはなりません(≠)のでお間違いなく。
スタッキング性は良い
250gガス+バーナーがちゃんと入りますので、おおむね問題はないでしょう。
ちなみに細身なので、一回り大きなクッカーがあればその中にも入るかもしれませんよ!
どのメーカーも規格がほとんど同じであろうシェラカップ
これがすっぽり入るので、湯沸かし中に保温+蓋の役割が同時にこなせます(笑)
おまけにシェラカップと蓋の相性もそこそこ良い。
0.5合炊飯をやったこともあります!
悪くはない!
ヒートエクスチェンジャーのクッカーといえばJETBOILかと思うんですが、結構いいと思うんですよね、HEAT-1。
JETBOILはもちろんスタッキングできるのですが、自分流のスタッキング(シンデレラフィット)を見つけた時の喜びもあります。
何より汎用的に使えるクッカーなので、どのバーナーでも使えるってのはありがたいです。
鍋をしたいときは鍋を持っていけばいいので!
ガンガン山に登る方であれば、いつかOD缶のコストを追い越す日が来るのでは?
では!
読んでくれてありがとう!