どうも、アバウトドアです!
そして久々のギアレビュー。
前々から欲しいと思っていたエバニューのFPマットを、今さらながら調達致しました。
まじで今さらです。
「畳みたいな寝心地」と言われてずっと気になっていたFPマットですが
嘘つけい!
って感じでした(笑)
まあ、FPマットを使った僕の感想をご覧ください。
FPマットの概要
サイズ | 1,250mm×500mm |
素材 | PE |
厚み | 5mm |
重量 | 200g |
最低限の厚みと長さのマットが欲しい、そんなミニマリストのリクエストに応えて開発された薄くて硬い新感覚のマット
evernew
FPマットは「最低限の厚みと長さのマット」という、ミニマリストのリクエストに応えた製品だそう。
間違っても、畳のような寝心地という事ではないとのこと。
畳のようとは一言も言っていない
厚みは5mmですので、本当に極限まで薄い事がスペック上から分かります。
では、他の有名どころと比較したら?
見てみましょう。
FPマットとZライトソルを比べてみる
FPマット | Zライトソル | |
---|---|---|
サイズ | 1,250mm×500mm | 51×130cm |
素材 | PE | 架橋ポリエチレン(PE) |
厚み | 5mm | 20mm |
重量 | 200g | 290g |
ほぼ同じ長さのZライトソルと比較すると、FPマットは思ったよりも軽くない事が判明。
その差90gという気まずい重量差。
分かり切った事だった気がしますし、あれ?そんなにZライトソルって軽かったんだ。
と再認識もします。
厚みは5mmと20mmで、結構違いますね
なお、エアマットやインフレータブルの解説はここでは割愛。
ここではZライトソルのスペックを、改めて理解して頂ければと思います。
FPマットに関する意見まとめ
とまあFPマットを使っているユーザーさんはそこそこ。
このFPマットの寝心地について、色んな意見をまとめるとこうなりました。
- 硬いから凹凸を解消する
- 畳でごろ寝する感覚
- 全然あり
- 薄い分冷気を感じる
なかなかイイ感じがするぞ!
モノは捉えようで、僕みたいなポジティブ人間がこれらの文章を見るとこう思う。
「すっげー寝心地良さそう」
ただ重要なこと
畳のようとは公式は一言も言っていない
ということ。
実際にFPマットを使ってみた
では、実際にFPマットの感想を。
購入時のファーストインプレッションから実際の使用の感想を述べて参ります。
僕のスペック
とその前に、一応僕の野営スペックを。
2年前ですが、日本をチャリで旅してその辺のベンチとかで寝たりしていました。
おおよそどこでも寝られます。
畳みで寝られるなんて当たり前。
むしろ野営旅で畳の部屋を供給されたときなんて、神レベルの寝心地じゃねえかこの野郎!
って思います。
スペイン旅の時は、その辺の草むらにレインウェアとタオルを敷いて寝たりしました。
ようする、どこでも寝られます。
ただしちゃんと寒がりなので、
雪山でもR値2.0で全然平気だぜヒャッハー!
みたいな山拗らせた人間にありがちな、感覚ぶっ壊れ性能では無く、冬は普通にR値の高いマットで寝ます。
夏は暑いので、Zライトソルは低山やキャンプではちゃんと暑いと感じます。
という具合です
FPマットファーストインプレッション
ではお待たせしました、FPマットの感想に移ります。
触った感想は「思ったより柔らかい」でした。
硬い、硬い、という先人たちの意見が先行していましたが、そこはちゃんとPE素材のようです。
そりゃあZライトなんかと比べたら密度は高いのですが、ちゃんと潰せば潰れる感じ。
発砲PE素材だなぁ、って普通に思いました。
ザックの中に入れておけるのは非常にGOOD。
そもそも、今回FPマットを購入した理由は、30Lザック一つで沖縄旅行に行くためでした。
7月の沖縄なんてどう考えても暑いと思うので、これは丁度良さそうとも思いました。
Zライトソルのように、ザック外付けにしなくて良いのは、素直に持ち運びやすかったです。
ザックの中に入れてもかさばらない
では、寝てみましょう。
寝てみた(初級)
まずは初級編。
沖縄のキャンプ場にて、草むらの上にFPマットを置いて寝てみます。
もちろん快適そのもの。
このまま寝てやろうと思ったのですが、夜は蚊と大量のゴキブリの襲来により、仕方なくテントの中に籠城。
メッシュテントにFPマットという、完璧に涼しさを重視したシステムで就寝。
したのですが、それでも沖縄の夜は暑かった。
寝苦しさで何度か起きる。
FPマットをどけて寝てやろうかと思ったのですが、どけても暑さはほとんど変わらない。
むしろテントのナイロン素材の方が暑かったので、FPマットのR値の低さには非常に助けられました。
夏場のキャンプには低R値がナイスすぎる
凄く好印象。
寝てみた(上級)
お次はコチラ
沖縄北部のやんばる地方にて、その辺の海岸で野営。
野営というか、グランドシートにそのままFPマットを敷き。
星空野営ですね。
ここで畳とやらの寝心地を確かめてやる。
ですが、実はこの日はあいにくの風邪ひき。
どう考えても熱が出ていたと思われし僕の体は、快適な寝心地を欲していたはず。
そこにこれである。
結論、何度も起きました。
ここの砂浜は非常に密度が高く、サンダルで歩いても足跡が付かないレベルには硬く締まっていました。
ゆえなのか、熱だったからか、僕が夜の間ずっと感じていたことは
普通に硬えよ…
何が畳じゃい
畳はもっと気持ちええわい!ww
それもそうです、改めて畳を想像してみたのです。
広々した実家の和室で、、、
風通しの良い間取りと、
ちょっと静かな昼下がり、、、
ゴロンと寝返りをうってもぶつからない、、、
そんな気持ちの良い、畳部屋です。
マット一つで再現できるはずがねぇ…!
決して50cmの幅と125cmの長さと、寝返りさえ打てない環境で畳とは言わないのです。
まじで、誰だよ畳とか言ったやつw
出てきやがれww
と思いましたが、こんな事想像にたやすいです。
過剰に期待した僕が悪いですね。
結局のところ、何度か目覚めて天の川を見ながら寝たり起きたり。
風邪ひいていたのも良くなかったですが。
寝心地に関して言えば、絶対的にZライトの方がイイよなそりゃ、、、
ってなりました。
FPマット総論
ってことで、FPマットに関する僕なりの感想は以下になります。
- ザックの中に入れられる
- 暑くないのがありがたすぎる
- 安いし
- ちゃんと寝心地は劣る
- 思ったより重量差が無い
後半はディスったのですが、実際の話FPマットに変わる代用品が無いのも事実。
ザックに入れられて、暑くないし、低価格。
特にこの低価格ってのがありがたくて、Amazonにも楽天にも丁度よく安いのって無いですよね。
FPマットの代わりが無いってのは、メリットを超えた最大のニーズです。
ただ、寝心地とか軽さに関しては、Zライトソルのバランスがやっぱり最強すぎました。
オールシーズンの登山泊で考えるのならば、やっぱりZライトソル選んだ方が間違いはないよ。
初心者の方にはこう言いたいです。
ですがFPマットにしか満たせないニーズもあるので、辿り着いた方にとっては悪くない選択肢かな、と思います。
畳じゃないよ、とは言いたいです(笑)
以上、FPマットレビューでした!
追記
撮影中気が付きます。
Zライトソルを半分にしてみたら、非常に似ている…
20㎜という厚みは凹凸を含める厚みなので、実は嵩としては多く見ても2倍程度…
この差をどうとらえるか、、、