どうも!アバウトドアです!
前にこの記事を書いたんですが、22種というブランドの多さと僕の熱量が×算したことで、いかんせんボリュームが凄すぎまして。
ということで、今回は格付け簡易編。
上の記事よりもズバっと、勝手なイメージありきで格付けしていきます。
こんな感じでやりますが、★★★☆☆以下は無いと思ってください(笑)
カスブランドは最初から除いていますのでご安心を!!
THE NORTH FACE
ノースフェイスは1968年創立の、アメリカカリフォルニア州のブランド。
評価高めですが別にノースフェイスが好みって訳では無くて、なんなら一着も持っていません(笑)
サイズが僕に合わないんですよ。
日本ではアウトドア風ファッションが先走り、なんか必要のない人がノースを着ているイメージになってしまいました。
製品開発やテント素材へのこだわりなど、意外なところで気合を見せてくる点が、個人的には好みです。
サミットシリーズなんかはいい例で、僕らも必要ないほどの性能を隠し持っています。
まあ、売れ行きの定番アイテムをとりあえず沢山用意しているのも事実で、戦略的にはあっぱれですよね。
Patagonia
Patagoniaは1973年創立の、こちらもカリフォルニア州のブランド。
別にパタゴニアが好きって訳では(ry
主力はウェアと釣り用具。
かつて流行ったせいで、今ではおじさんのイメージになってしまった模様。
そのため、若者からはダサい扱いを受けることもあるそう。
が、
僕は紳士的だと思いますで?
★5の理由はやっぱり、創設当初から環境配慮に一貫した姿勢。
最近流行りのSDGsに乗っかったわけではなく、根っからの地球大好きブランドです。
売れるであろうに、安易にゴアテックスを使用せず、フッ素フリーの独自開発や独自の試験を繰り返します。
流行りのピークが去ったとしても、紳士的に思えるには理由がありそうです。
マムート
マムートは1862年創立、スイス生まれのクライミングメーカー。
イメージはブルジョワ。
お金に余裕ができ始めたであろう、マダム&ジェントルが全身マムートカラーでコーディネートしている姿を、割かし頻繁に目撃します。
チェック柄のシャツを着た、汚い山オヤジは決して着用しておりません。ジェントルです(笑)
僕ら金に余裕のない小僧も、値札を見て0.5秒でその場を立ち去ります。
モノは良くても価格比較でやっぱりコスパは悪いです。
それなら製品開発にも勤しんでいる、ミレーとかに行っちゃいます。
独断と偏見なので★4にしてやりたかったのですが、高すぎて売れないのか?オフシーズンに30%割引を結構見かけるので、★4.5で許してやる。
MILLET
ミレーは1921年創立のフランスのメーカー。
製品開発に対する熱量、僕の身体にフィットするサイズ感、割と見かける3割引き。
どう考えても★5です。
いっておきますが、僕の身体は多分日本人系です。
パタゴニアやノースフェイスがキツイと言う方も、たぶんミレーならイイ感じ。
今や一つの定番であるティフォン50,000も、業界全体を透湿性へと路線変更させたほどのインパクトがあります。
なかなか攻めたインナーとかも出してきますので、これからも業界を縁の下から動かしてくだされ。
マウンテンハードウェア
マウンテンハードウェアは1993年創立、アメリカカリフォルニア生まれ。
個人的には、このネジロゴがあまりにも好み。
黒白を基調とし、ワンポイントに黄色やオレンジロゴが好きすぎます。
ドライQやコアエアシェルなど、着用する人のことを意識した、イイ開発をしてきます。
軽量ザックや防水ザックも、ニッチなツブ揃い。
だけどだけど、いかんせんウェアのサイズが極端すぎるんですよ。
Sサイズを買ったのに一段デカかったり、なんかもうよく分かりません(笑)
それでも懲りずに愛用しています。
個人的イチオシは、やっぱりコアエアシェルでしょう。
Marmot
マーモットは1971年創立の、アメリカのブランド。
由来はもちろん、マーモット。
悪くはないんですが、何って国内で影が薄すぎます(笑)
メルカリで見かけても、「MAMMUT Tシャツ Mサイズ」とかで出品されていたり。
いやいや、マーモットよ(笑)
そんなマーモット、シュラフから始まったメーカーなので、ダウン系統には結構強いです。
前まで1000FPのダウンとかあったのですが、結局無くなっちゃいました。
日本では最近余計に元気が無いように感じる、そんなマーモットです。
僕はマーモットのTシャツが欲しいです(可愛い)。
ロゴもマリオみたいなMじゃなく、マーモットにして欲しいなぁ、なんて思う人は一定数居そう。
この際マンモスに対抗してやれ。
mont-bell
モンベルは説明不要、日本のブランド。
コスパ良し、メンバーカード良し、送料無料有りがたし。
本当は★5にしたいところなんですけど、個人的にちょっと引っかかる点も。
各テントブランドがこぞって新素材を開発している中、まだまだ従来の素材を使い続けたりしています。
劣化したら環境にもマイクロプラスチック的にもあんまり良くないんだが…
なんて余計なことを考えてしまいます。
着々と取り扱いブランドは増やしていますが、だんだん卸業者になってね?って思い始めたり(笑)
でも、いつもゴアテックスの耐水性表記をしてくれて助かってます。
出来れば堂々と、A-1法で記載して欲しいなアと、思ったり思わなかったり。
アークテリクス
アークテリクスは1989年生まれ、カナダのブリティッシュコロンビア州のブランド。
登山界隈のベンツ?いや、ランボルギーニか。
コイツの値段を説明するなら、ラグジュアリーコンセプト。
Gucciやルイヴィトン同様に、生産数を限定することで価格の高水準をわざと保っています。
ユーザーはそれに気づきながら、知ってて購入しているのです。
どちらも満足が得られる、ぱっぴーですね(?)
製品開発や登山向き製品に力を入れているというより、完全ブランド力で勝負。
間違いなくモノは良いのですが、対価としては明らかオイシくはないので、欲しい人はどうぞって感じです(笑)
ノローナ
ノローナは1929年、ノルウェー生まれの高級ブランド。
北米のアークに対しての北欧ノローナ。
始祖鳥アークに対しての英雄ノローナ。
そんなイメージで、どっちにしろ似たような部類。
高級志向のマイノリティ派閥が着用している印象で、こちらもモノは良くともコスパとしては宜しくない。
日本で情報を探る限り、製品開発に勤しむ姿はあまり見られません。
あくまで国内イメージとしては、高級アウトドアブランド止まりかと。
MOUNTAIN EQUIPMENT(ME)
マウンテンイクイップメントは1961年創立のイギリスのブランド。
創立のきっかけがシュラフだけあって、ダウン製品に強い印象があるかと思います。
と言っても、昨今はどのブランドもダウンの高品質化が進み、なんならUNIQLOでさえ750FPに達しました。
そんな中、MOUNTAINEQUIPMENTは、おいおい700FPの製品が多いぞと。
お値段を考えると、別にMEをあえて選ぶ必要性が、相対的にも感じられるようになってきました。
とはいえコチラ、さすがイギリスブランド。
シルエットも細身でカッコよく、デザイン性は結構好み。
石井スポーツなんかに行くと、ちょいちょい30%OFFとかを見かけるのもGoodでございます。
という事で、全部加味して★4.5で。
有名どころは多分コレ。
アウトドアリサーチ(OR)
アウトドアリサーチは1981年生まれ、アメリカシアトルのアウトドアブランド。
ペンドルトンやミステリーランチと共に、アウトドアブランドを多く取り扱うA&Fが、前面に推している印象です。
地味で話題性は無いですが、コスパ的に結構調子が良いので要所に使っていきたい所。
ロゴも製品も、黒やグレーでとにかく地味。
良く言えばシンプル。
厳冬期用ゲイターのクロコダイルは多分、ゲイター界隈イチの有名品?
ゲイターから始まったブランドなので、皆が注目するのも無理無さそう、イイ製品です。
OR製品はいくつか使いましたが、やっぱいいですよ。
地味ですが(笑)
バーグハウス
バーグハウスは、1966年生まれのイギリスのブランド。
数年前に好日山荘の店員さんが、「うちはもうバーグハウス屋さんです」。
そういうほどに、好日山荘がバーグハウスだらけになっていたのはいい思い出。
その店員さんはさらに、「海外版モンベルみたいなもんです」。
とも言い放ちました。
確かに他よりちょっと安くて、好日山荘的セールも対象になりやすく、モノも悪くないです。
それ以来、僕のバーグハウスに対するイメージは海外版モンベルに。
だけどこう思いませんか?
「じゃあモンベルでええやん」。
多分正解。
その時二択で迷ったメリノウールは、モンベル製品と30%OFFのバーグメリノ。
バーグメリノはモンベルよりちょっとチクチクして、袖もやや長めでした。
30%OFFだからしゃーないかもしれませんが、それ以来僕はバーグを使わなくなってしまいました(笑)
※というか今は、バーグハウスは日本から撤退した模様
別にいいけど(笑)
ホグロフス
ホグロフスは1916年創立の、スウェーデンのブランド。
スーツが似合いそうなお兄さん、長身美女が着用すると、アウトドアなのにクールに決まるそんなイメージ。
30代になって落ち着いた雰囲気を醸し出すことに成功したら、僕も着てみようかと思います。
ゴアテックス製品なども扱う故、そんなに悪いイメージもありませんが、製品開発への熱量もそんなに感じられず。
日本にいる限り、ホグロフスの実力は測れそうにありません。
最近ビーパル付録でホグロフスがタイアップしまくっていましたが、大丈夫でしょうか?
所詮付録のクオリティですが、ホグロフスのブランドイメージ的に勝手に心配してしまいました。
karrimor
カリマーは1946年生まれのイギリスのブランド。
カリマーで検索したら、なぜか「カリマー ダサい」と予測変換が。
そんなイメージ毛頭ないのですが、Googleサジェストと言うのは恐ろしいですね(笑)
なんかパッとしないのは多分お気づきの通りで、ウェアではミレーに負け、ザックではオスプレーに押されているイメージ。
ゆえに最近ちょっと元気ない。
80Lくらいの長期縦走ザックを背負って、横にはもちろんZライトを括り付ける。
そんな昔ながらの本気山ヤが、汚い大型カリマーを背負っているのをたまに目にします。
多分昔は、日本におけるザック界隈の定番だったと考えられますねSALOMON。
とはいえ僕もカリマー愛用者。
割と厚手の生地と、主張しすぎないヒップベルトが実に丁度良く、雑に使っても壊れません。
質実剛健さがウリ。
SALOMON
Salomonは1947年生まれのフランスブランド。
創業当初はまさかのノコギリ&スキーの研磨業者。
ゆえにスキースノボ界隈だと、多分登山業界よりも元気があるイメージです。
登山では元気ないのかと言われると全然そうでも無くて、むしろトレランプチブームに乗っかれている感じ。
「スポーツするならヒマラヤ!」でお馴染み(?)の我ら岐阜市のヒマラヤに行くと、ミドルカットやローカットのSalomonシューズが恐ろしく割引しているのをよく見ます。
どうにかすると9000円台で買えてしまうゴアテックが見つかったり、何かとお世話になりがちなSalomon。
トレラン系へのパラ振りが厚く、デザインそっちのけで機能性を本気で追いかけています。
ゆえに奇抜なウェアも良く見かけることも。
スノボは初心者~玄人まで、愛用者も多く、結構調子が良い感じ。
スノボのデザインはむしろシンプルで、皆に愛されている印象です。
コロンビア
コロンビアは1938年生まれのアメリカのブランド。
元々シャツを作っている経営者生まれだけあって、本格アウトドアと言うよりカジュアルシリーズ。
オムニ○○的シリーズ激推しですが、性能はボチボチ。
ワークマン以上、登山用品未満な感じです。
といっても、キャンプや街行き程度には非常に丁度よい性能で、日帰り登山くらいなら全着れます。
むしろコロンビア自体もそのへん割り切っていて、カジュアル全推し的雰囲気も感じられるくらい。
いい意味でも立ち位置をわきまえたブランドです。
今回は登山の格付けという事で、嫌いじゃないですが★3.5で。
ファイントラック
ファイントラックは2004年創立の日本のブランド。
はい、もうオタクです。このブランドはオタクです。
防水透湿素材って知ってますか?あれって実験方法がB-1法とA-1法の二種類があって多くがB-1法を使うんだけどあの実験方法って実は理にかなっていなくてメンブレンに直接水が接触していてそれも一定の圧が加わっている条件下なので実際に着用した場面では数値程の透湿性が得られないことははっきりとわかっているんですよねうん。そこで我々はA-1法という実験方法を用いることによって実際に着用した場面を想定してしかも雨に濡れた場合でも試験をしているのでよりフィールドに近い状(ry
きっと社長さんや社員さんはみんなギアに関するオタクです(偏見)
そんでみんな多分早口(偏見)
とまあ、そんなことはあり得ないでしょうが(笑)
いつも素材や製品研究に関するデータ等も載せてくれるので、僕としてはありがたいなと思っています。
それに、海外進出など眼中にないご様子で、日本の気候に合った日本向けのアクティビティをするためのウェアやギアばかりを開発しています。
特に沢登りなんかはファイントラック一強状態で、ニッチなユーザーをうまく囲い込んだ良い一例かもしれません。
MSR
MSRは1969年シアトル生まれのアメリカのブランド。
数年前まで、NEMOと並んで加水分解代表みたいなところがありました。
それでも紅白カラーのハバなんかは、モンベルとアライテントばかりのテント場で、ひときわ輝いて見えました。
加水分解を承知で欲しくなるテントでしたね。
ですが最近、フライシートの素材を一新。
ついでにポールも強化してきて、もはや汎用山岳テントのトップ耐久のテントに仕上げてきました。
これでMSRは加水分解を克服、テントの多様化と共に数も増えるか…?
と思いきや、価格が高すぎるのでしょう。
NEMOは増えましたが、MSRの増え方は何とも微妙です。
スノーシューも登坂最強の呼び声高いライトニングですが、やはり価格がネックかTUBBSやATLASに食われ気味。
やっぱ高いってそれだけでキツいんよ…
なお、海外に行きましたがMSRはモンベルのように多くの人が使っていました。
NEMO
NEMOは、2002年創立のアメリカのブランド。
MSRと比較するとテントの多様性もあり、日本向けモデルも出しています。
それでいてMSRと比較して価格も頑張っており、国内シェアはだんだんと伸びてきている印象を受けます。
そんなNEMOも、もちろん加水分解を結構前に克服。
べとべとフライ代表という汚名は、返上した模様。
ちょっと前まで高性能テントも、モンベルステラリッジを上回りそうなコスパをしていましたが、近年の円安か物価高か?
経済の摂理には抗えなかったようで、6-7万円がベースになってしまいました。
それでもMSRより頑張っていますし、国内テントより良い素材をつかっているよう。
NEMOは性能にバラつきがありがちですが、イイ製品はめっちゃ良いですね。
ちなみにエアマットはサーマレストに完敗ですが、インフレータブルマットの性能はNEMOが上っぽいです。
ブラックダイヤモンド(BD)
ブラックダイヤモンドは1989年生まれ、アメリカでクライミングギアのメーカーを引き継いで生まれました。
評価は高いというか、減点項目が無いという理由で★5にしてあります。
クライミング出身ということで、取り扱うギアはもっぱらアルパイン。
テントやウェアも一応はありますが、そちらは非常に影が薄いですね。
グリベル・ペツルと悩まれますが、両者の間を取り持つイメージで、ペツルより重厚だがグリベルよりシンプル。
ギアは非常に無機質で、ロゴの主張もデザインも色も無機質。
ピッケルスコップアイゼンは僕もBDですが、武器防具みたいでテンションが上がります。
厳冬期用グローブに関しては、おそらくBDのソロイストが一番覇権を取っている印象。
マムートやマウンテンハードウェアなどと比べて、ややコスパが良いのもGOODです。
グリベル
グリベルは1818年創業の老舗で、イタリア出身。
イタリアと言っても、フランススイスの国境付近「クールマイユール」出身で、近くにはモンブランがあります。
今は小さな観光町で、余談ですがマルゲリータのおいしい素敵な町でした。
グリベルのルーツは何と農機具のいわば「つるはし」。
だからでしょうか?
イエローカラーのピッケル「エアーテック」は、多くの登山者が手にしたがる代物でもありますね。
雪の白と空の青に、グリベルイエローが非常に映えます。
アイゼンなどのギアはちょっと重めですが、ゆえに使いやすさには一番のこだわりが。
初心者に選ばれるスノーギアとして、グリベルは業界トップシェアを誇ります。
BDと比べるとカラーリングもロゴもデザインも、ちょっとだけ特徴的。
ヘルメットにはトカゲが二匹歩いています。
PETZL
ペツルは1975年創立、フランスのブランドです。
ヘッドライトのイメージが強いですが、ヘッドライトを使いだしたのがPETZLってことは初耳でした。
ティカは登山ショップのどこにでも置いてありますね。
前述のBDやグリベルと比較すると、すべてが玄人のイメージ。
と言うのも、アイゼンは3つの中で最軽量なことが、よりスパルタンさを感じさせますね。
特に超軽量ヘルメットの「シロッコ」なんかは、リーダー格しか被ることが許されているとかいないとか。
半分発泡スチロール剥き出しのアレを被ると、自分がフリーザ様になったんじゃないかと錯覚するほど(錯覚)。
とにかく、玄人に愛されるギアブランドとして、根強く愛されることでしょう。