Insta360から、Flowを頂きました。
僕の専門は360度カメラと一眼レフですが、動画作成ツールにも興味はありました。
この際せっかくなので、Flowについても真面目にレビューをしていこうかと思います。
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結論:動画クリエイターとしては「最有力候補」
なぜ冒頭に「動画クリエイターとしては」という文言を入れたかと言うと、本腰を入れないのであれば、そもそもジンバルの必要性が無いと感じたから。
そして「最有力候補」としたのも、後発のInsta360のほうがどうやら DJI を超えているような感じだったので。
これらを後に触れていきながら、レビューをしてきますね。
そもそも、最近の端末は優秀
Flow を扱う前までの個人的なイメージは、ジンバルは手振れ補正を抑えるため、という認識をしていました。
ですが、あえて端末手持ち撮影と比較して感じたことは、そもそも最近の端末は手振れ補正も含めて性能が良い。
ということ。
普通の動画を撮影する程度なら、ジンバルは勿体ない。
恐らく多くの方が、ジンバルの性能を完璧に発揮することなくとも、手持ち撮影で満足な動画が撮影できるのかな?
と、感じました。
ここを理解しないまま Flow なり DJI なりのジンバルを購入すると、結局使いこなさないままになりそうです。
逆に、ジンバルの利点はどこにあるのか、ちゃんと考えてみました。
本当の必要性【ジンバルの利点】
ジンバルの本当の必要性は?
これはやはり、クリエイター的な撮影をしてみたいかどうか。
プロ・アマチュアは関係なく、動画の完成度についてはジンバルの出番だな、という印象を受けました。
いくら手持ち撮影の手振れ補正が優れたと言えど、手持ち撮影で物体を狙い続けるには限界があります。
このような、滑らかな追跡もジンバルの利点でしょう。
AIが追跡してくれるので、画面を見なくても良いのは利点ですね。
ジンバルで一番重要視したい機能は何か?
この問いを考えてみたところ、ジンバルの結論としては、追跡能力の高さを最優先とするべきかな?
と、個人的には感じました。
Flowを使ってみた
では実際に、Insta360 Flow を触ってみます。
おそらく比較されるであろう、DJI Osmo Mlbile 6 との比較も載せながらのレビューをしますね。
Insta360 Flow | DJI OM 6 | ||
---|---|---|---|
ハード面 | 発売時期 | 2023年3月 | 2022年9月 |
重さ | 369g | 309 g | |
三脚 | 内蔵 外付け可 | 外付け | |
バッテリー | 2900mAh | 1000mAh | |
稼働時間 | 12時間 | 6時間24分 | |
スマホ充電機能 | |||
内蔵アクセサリーシュー | |||
カラーバリエーション | グレー ホワイト | グレー ストーングレー(黒系) | |
コントローラー | スマートホイール ジョイスティック | ボタン ジョイスティック | |
ソフト面 | アプリ | Insta360 Studio | DJI Mimo |
自動編集 | |||
オートトラッキング性能 | DeepTrack3.0 | ActiveTrack5.0 | |
ジェスチャコントロール | |||
インカメラ・アウトカメラ変更(撮影中) | |||
360度写真 | |||
フォーカス制御 | |||
ジョイスティック 操作の強弱に応じた動き | |||
価格 | 20,900円 | 19,470円 |
ハード面
大きさはだいたいスマホと同等サイズ。
ケース込みのpixel7が229gだったので、おおよそ1.5倍ほどの369g
DJI OM 6 は三脚外付けタイプなので、DJIの 309g よりも 60g 重いですね。
ポケットにはイイ感じに収まります。
スイッチには干渉しないようになっていますね。
といっても、この辺りはDJIもどれも同じようなもの、と思っていただければよいかと。
ハード面で言うところのFlowの良い所は、三脚内蔵型と言う点。
外付けよりも確実にお手軽なのが良い所。
ジンバルは三脚の出番も多いはずなので、この手軽さはありがたい。
耐久性に関しては、普通に使えば多分大丈夫だけど、思いのほか弱そうなのが難点。
接続部がプラなので、乱雑な扱いはよした方が良さそうですね。
まあ、三脚に関しては後付けも可能です。
もし壊れてしまっても、Amazonなどで公式もしくは社外の安い簡易三脚を買えば良い。
そう考えれば、内蔵三脚は結構メリットかもしれません。
ボタンなど
再生・停止
ON/OFF
インカメ切り替え
カメラの向き
ズーム機能
縦横切り替え(ダブルタップ)
あとはAI追跡モードやら。
ようは、片手で操作は完結。
男性ならDJIも片手でやり様はありそうな感じですが、どうやら公式的には両手仕様のようです。
あと、Insta360は左右対称な感じで、指は女性でも届きやすそう。
左利きでも使い勝手は変わらないという点で、Insta360はノーマライゼーションってやつですね。
人によってはありがたいかもしれません。
性能面
pixelの画像録画機能で、動画をスクショしています。
トラッキングはこんな感じで表示され、追跡開始のボタンは背面の人差し指ワンタップ。
画面をタップして追跡物を変えてもイイですが、だいたい画面の中心近くに位置する、目立つ人とか物が対象になります。
なので、追跡の対象を選ぶうえで、こそばゆい感覚はあまり受けず。
Flowからは、「コレが追跡したいんやろ?」っていう意思が感じられました。
縦はこんな感じ。
インカメ切り替えボタンをダブルクリックすると、縦横は勝手に切り替えてくれます。
自撮り棒を伸ばして、角度も付けられますので、コレくらいの自撮りなら可能。
インカメには広角カメラが付いていないので、自撮り棒の伸び具合としては、欲しい長さは達しているねといった感触。
うちのワンちゃんを撮ってみました。
この子はすぐにひっくり返るのですよね。
ひっくり返ったのにかまってあげなかったので、拗ねちゃいました。
枠が緑になっている時は、正常に追跡しています。
柱に隠してみたら、黄色反応。
追跡を見失ったので、一時停止の状態です。
右に逸れて顔が見えると、追跡を再開します。
ここが一番重要なポイントなのですが、Insta360の製品に関しては、いつもAI性能の高さをウリにしているようです。
性能の高さが分かりやすい解説がありましたので、貼り付けておきます。
このように、Flowは追跡能力において、他のジンバルを超えるというのが一番の特徴かもしれません。
むしろiPhone等の内蔵手振れが強化されてきた昨今において、追跡機能は最も重要な要素かもしれませんね。
他の動画をお借りする形で申し訳ないですが、追跡機能に関して言えば、やはりInsta360は優秀なようです。
こちらの動画では14分あたりで、両方の性能を比較していますね。
ジンバルの弱点
試しにうちのワンコを追跡してみました。
が、コイツの動きは予測不可能でしかも早い。
対してまだ1年にも満たないうちのワンコのように、予測不能の動きをする子に対応できませんでした。
それもそうですよね、あまりに接写していたので、フレームアウトが早すぎます。
早いものを接写で追いかけるのならば、ジンバルよりも手持ち撮影が向いていると認識しました。
結論に戻ります
ということで、冒頭の結論に戻ります。
動画クリエイターとしては「最有力候補」
という結論でしたね。
どうやらFlowは、DJI OM 6の性能をちゃんと超えて作って来たようです。
使い勝手云々の話については好みが別れそうですが、性能に関して言えばFlowを後追いで出す程の自信がよほどあるのでしょう。
という事で、ジンバルの選択としては最有力候補。
使い方としては、人物追跡を活かしたスムーズな動きの動画を撮影することで、手持ち撮影よりも一段クオリティの高い動画が作れる。
そんなところに魅力があるかと思いましたので、普段の撮影というよりも、思い描いた動画を撮影するためのツール。
といった印象を受けましたね。
ところで…
この追跡機能とアプリについて。
Insta360のアプリ性能というか、人物追跡の有能さについては、他のX3などのカメラでよく認識しています。
360度カメラであれば、すべての画角に収まっているため、androidなりPCなりで編集して追跡します。
この時点でスゲーなーと、思っていたのですが、、、
スマホジンバルってのは、スマホのカメラと連動して、本体が動きます。
つまりは、端末とジンバル本体が同じ意思を持っていないとダメですよね。
しかもそれをワイヤレスで行う。
コッチが高いというわけではないのですが、カメラと比べるとFlowってのはかなりお得な気がします。
360度カメラの追跡機能で習熟した性能を、存分につぎ込んだのですから。
そしてカメラはあなたが持っている、その高性能なiPhoneなりandroidです。
ジンバルはうまく使いこなせば、価格以上の効果を発揮するツールだなぁと、つくづく思いましたね。
対応機種について
iPhoneでいうと、最新のiPhone15から8まで対応。
Google pixelでいうと pixel 4 まで対応という事なので、結構古い端末までサポートしていますね。
OPPOやHuaweiも対応しているとのことです。
また、対応機種に書いていない機種についても、おそらく対応しているものかと。
と言うのも、僕の持っている0円スマホのarrows F-51Bについても、普通に使えました。