Flow Proが発売
2024年7月9日、Insta360からFlow Proが発売になりました。
基本的な性能とデザインは前作Flowを踏襲しつつ、どうやらiPhoneに最適なジンバルへと仕上がっているようですね。
まずは、Flowからグレードアップした点を中心に、概要を説明します!
ワンタッチでiPhoneとペアリング
iPhoneとの接続は、タッチ決済などを行う「NFC」を通して、1分未満でペアリングが完了。
その後はアプリすら開く必要も無く、ジンバルに取り付けるだけで連携できるようになりました。
これで、iPhoneとの連携が最速のジンバルとして、今まで以上のスムーズな撮影が出来そうです。
発売前レビューなので、Instaa360アプリ機能は制限されていました。今回はNFC接続で行える追跡の様子を、ひとまずはレビューします。
外部アプリとの連携
NFC接続の追跡機能は、iPhone標準装備の人物識別機能(Apple DockKit)です。
それを利用しているゆえにInsta360アプリを開く必要が無くなり、配信アプリやリモートアプリが同時に使えるようになりました。
TikTok、Youtube、InstagramなどのSNS配信はもちろん、Google MeetやZoomといったリモート配信にも対応。
その他CapCutなど200以上の外部アプリと連携するとのこと。
最強の追跡性能
Insta360 Flowの追跡機能は、発売されているジンバルの中で最も性能が良いと評判でしたが、Flow Proでも同じくディープトラック3.0を採用。
しかも、360°のパン回転が出来るようになったため、動きがよりスムーズになりました。
ペット追跡機能の向上
ディープトラック自体は変わらないのですが、ペットの素早い動きには対応しやすくなったとのこと。
追跡感度を「Sensitive」に設定することで、動きの速いペットなどへの反応が良くなりました。
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Flow Pro 概要
- iPhoneとの相性が良い
- 素早く簡単な撮影
- 追跡性能が高い
- 手軽に360°写真が楽しめる
- 旅や軽アクティビティに最適
- アプリによる自動編集が楽チン
- 早すぎる動きにはついていけない
- 360°の動画は撮影できない
- アクションには不向き
iPhoneに最適なジンバル
まずは先ほども紹介した通り、Flow ProはiPhoneに最適なジンバルとなっています。
もちろんAndroidとの接続もアプリを通して可能で、Flowと同じ使い方はちゃんとできますね。
ですがやはり、iPhoneとの簡単連携が行えることで、外部アプリの同時使用が簡単になりそうです。
素早い展開と簡単な撮影
折りたたみ式でポータブル、強力なマグネットによる簡単セットアップ、ジンバル+三脚+自撮り棒がセットになったオールインワンデザイン。
といった、Flowと共通するデザイン製と使い勝手は、Flow Proも同じですね。
高いアクションカメラを用意する必要なく、iPhone一つで多目的に使えるので、一ランク上の撮影を試してみたいユーザーにも選ばれやすいです。
追跡性能
Flowと追跡機能は同じディープトラック3.0ですが、既にこれは完成されています。
追跡性能はFlowの次点でジンバル1との意見が多かったですね。
拝借しましたが、上記のショート動画は追跡性能の高さをうまく再現出来ているなーと感じます!
360°写真
Flow Proは、三脚固定で360°写真を撮影することが出来ます。
内蔵三脚を出して、アプリ連携をして撮影するだけ。
360°カメラを持っていなくとも、手軽に360°写真を楽しむことが出来ますね。
動画も撮影してみたい!と考えるのであれば、X4という選択肢もあります、とはここでも伝えておきたいです!
アクションカメラの代わりは…
以前Flowでやってみたのですが、アクションカメラの代わりにするには、これはちょっと荷が重かったです。
追跡機能は働きますが、動きの速いアクションや激しいスポーツには不向きでした。
その代わり、日常的なアクションや、旅行で行う軽アクティビティにとっては、ジンバル+性能の良いカメラの組み合わせが最適。
アクションカメラを欲しいけど、そこまでの性能は必要のないユーザーが多かったようで、Flowは日本でも人気がありました。
恐らくFlow Proも人気が出ると思われますね!
ひとり旅や友人との旅行に最適
Flow Pro一つでジンバル以外にも、iPhoneの三脚にもなるし、顔認識のある自撮り棒にもなります。
モバイルバッテリーの役割も果たしますので、Flow Pro一つで旅行に最適な持ち物と言えるでしょう!
アクションカメラのように細かい設定を覚える必要も無いので、カメラ本体は自分の慣れた機種というのも良いところ。
編集要らずのAI性能
Flow Proに限った事では無いですが、Insta360のアプリケーションは非常に優秀です。
技術要らずのAIによる自動編集で、旅先のハイライト動画なんかが簡単に作れますね!
Flow Proで撮影した動画以外にも、iPhoneで撮影した動画をまとめてアプリにお任せしちゃってください。
これ、実際結構性能が良いんですよ。
Flow Proのスペック(Flowと比較)
気になる方は多いと思いますので、Flow ProとFlowの比較表を載せておきます。
Flow Pro | Flow | |
---|---|---|
ワンタップペアリング | ||
Apple DockKit連携 | ||
トラッキングリングライト | ||
360°パントラッキング | ||
動物の追跡 | ||
ディープトラック(AI追跡) | ||
アプリの自動編集 | ||
重さ | 本体:366g クランプ:32g | 本体:369g クランプ:32g |
3軸手振れ補正 | ||
内蔵自撮り棒+三脚 | ||
駆動時間 | 10時間 | 12時間 |
可動範囲 | パン:360° ロール:-150~180° 傾き:-100~82° | パン:-230~100° ロール:-150~180° 傾き:-100~82° |
カラー | ストーングレー (一色のみ) | ストーングレー サミット・ホワイト |
価格 | 19,800円 | 20,900円 |
Flow Proの方がAppleを中心に出来ることが増えました。
トラッキングハイライトや360°パントラッキングで、使いやすさにも多少の変化がありますね。
動物の追跡に関しては、AI性能が上がったために、ペットの素早い動きに対応しやすくなっています。
一方で、その他機能が付与されたことにより、駆動時間が2時間減っています。
これはInsta360の他製品にも言えることで、使いやすい機能と引き換えに、バッテリーの持ち時間は減少傾向にあるのですね。
ただ、10時間も持てば十分かな。
Flow Pro 開封レビュー
The AI Thracking Stabilizer for iPhone
と書かれた箱。
左下にもAppleのロゴが入っており、この時点でiPhoneとの相性の良さが伝わってきますね。
蓋裏には、簡潔な使い方と注意書き
本体にはInsta360 Flow Proと、シンプルなロゴ
箱から出してみますが、見た目はFlowとほとんど同じように見えます。
Flow Proには保護シールがいくつも貼ってありますので、とりあえず全部外します。
この瞬間って、いつもちょっと楽しみなのですよね(笑)
剥がしたくないんだけど、ちゃんと全部剥がします。
手には収まりますが、10時間駆動するだけのバッテリーを積んでいるので、結構ずっしりときますね。
本体上部の所には、NFCのロゴ。
iPhoneと初めてペアリングする際は、こことiPhoneを近づけるとセットアップ完了です。
今回のメインアップデートでしょう。
ボタン操作はFlowと同じく、片手操作が可能なスマートホイールを採用。
展開・収納でON/OFF切り替えができるので、基本的に電源ボタンは使いません。
バッテリー残量の確認(1度押し)やスリープモード(2度押し)で使います。
- 1タップ:インカメ切り替え
- 2タップ:縦横切り替え
- 3タップ:写真⇔動画切り替え
切り替えボタンは最初こそ慣れる必要がありますが、慣れてしまえばタップ数で反応が変わるので、だんだんと使いやすくなってきます。
赤いボタンは撮影開始・終了や、写真撮影ボタンです。
分かりやすいですね。
背面のトリガーボタンは、追跡の開始・切り替えや、ジンバルをセンタリングする時に用います。
やっぱり両手操作が必要となると、お出かけの際に不便を感じやすいです。
意地でも片手操作に収めてやろうとするこの作りが、逆にシンプルなボタン操作になっているようにも感じます。
持ち手部分とアーム部分を、ゆっくり引っ張ってあげると、自撮り棒とジョイント部分がニュっと出てきます。
自撮りしたい時なんかは、半折りしてあげるとよいです。
自撮り棒自体はコレくらいまでは伸びますので、腕を合わせておおむね1mくらいの所から自撮りが出来る感じです。
充電ポートはType-C
iPhoneがライトニングを卒業してくれたおかげで、Flow Proも気にすることなくType-Cを搭載出来た感じですね(笑)
ライトニングのままだったら、Flow Proはどっちにしたのでしょうか?
いずれにせよ、Type-Cで良かった気がする。
付属の三脚は、末端を「ニュ」っと伸ばしてあげれば出てきます。
この長さで三脚にしても十分なのですが
足は二重構造になっているゆえ、もっと伸ばすことは可能ですね。
ただしこのオールインワン三脚は、強度がそれほど高くない様には感じます。
よほど簡単に壊れはしないですが、オールインワンゆえのデメリットはここに存在しそう。
もしダメになった場合には、1/4インチネジ穴で別途の三脚を取り付けてください。
何はともあれ、三脚で立てた様子です。
安定感はGoodですね!
Flow Proで追加された「トラッキングリングライト」というのが何だろうと思ったら、この緑のライトのようです。
これが付いているうちは、設定した何かしらを追跡していますよ。
という合図のようです。
ジンバルは作動しているかが案外分かりにくいものでしたが、これは良いユニバーサルデザインです。
機械を大切にしてください、と怒られてしまいそうですが、360°パンフォーカスのおかげでぐるぐると回ります。
前作のFlowやDJIのOsmo Mobile 6は360°パンフォーカス非対応でしたので、可動域の限界まで追跡した際に、どうしてもぎこちない戻り方になりがちです。
回転方向に限界到達点が無いという事は、追跡し続けても限界が来ないので、最後までスムーズな追跡が出来るようになったと言えそうですね。
使用感は使って報告したいところです。
標準装備のクランプは、凹凸がある個所を確認してから、マグネットで固定します。
クランプの横にカメラマークがありますので、それに合わせてiPhoneを取り付けます。
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Flow Proのアクセサリー
- 本体
- クランプ
- スリーブ
- Type-Cケーブル
- 専用ポーチ
上記がFlow Proの同封物
スリーブはシンプルな構造で握りやすくなります。
各所ボタンや三脚の取り出しには、干渉や邪魔をしないような設計になっていますね。
おすすめのアクセサリーは、磁気スマートフォンマウント。
Magsafe対応のマウントなので、iPhoneケースが対応の物ならばぜひ活用したいです。
クランプよりもシンプルで、セットは絶対楽でしょう。
Flow Proの基本性能
人物追跡(NFC接続)
とりあえずの追跡機能として、NFC接続したiPhoneを使って動いてみました。
結構早く動いているので一瞬では追いつけてはいないですが、画面外に消えても向かった先に追っているのが分かりますね。
ジンバルの動きも結構早いように感じます。
ディープトラック
僕自身、Insta360製品は沢山使っていますので、人物追跡性能の高さはいつも体感しています。
Flowに関しては上記のショート動画が非常に性能が分かりやすいので、参考にしてみてください。
追跡と再認識
ディープトラックは、対象物が見えなくなったとしても、動きの予測やある程度の位置把握を行っていますので、もう一度見えた時に追跡が復帰します。
ジンバルにとって最重要ともいえる性能ですが、360°カメラで制度を上げた追跡機能により、ジンバル史上最強の追跡性能を持つようになりました。
全方位トラッキング
Flow Proで新たに追加されたのが、360°パントラッキングでしたね。
これで追跡を続けても、ぎこちない動きになることはありません。
ペットの追跡
追跡感度を「Sensitive」に設定することで、動きの速いペットなどへの反応が良くなります。
うちのわんこはまだ若いので、どれくらい追跡してくれるか楽しみです(この時点では未検証でした)。
ジェスチャーで反応
Ace ProやX4といった、Insta360製品に今や標準搭載となったジェスチャー制御ですが、Flowで初搭載されています。
特にジンバルの場合は宙に浮いたスマホを優しく触らないといけないので、ジェスチャー制御で開始できるのは非常に楽だと感じました。
360°パノラマ写真
Flowの動画ではありますが、アプリ連携で360度写真を手軽に楽しむことが出来ますね。
X4のように動画の撮影は難しいですが、iPhoneとジンバルで始められるので、お試しに360度写真に興味があった人には嬉しい機能です。
360度写真の扱い方に関しては、上記のX3を使った写真が分かりやすいと思います。
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Flow Proと使って色んな撮影をしてみよう!
最近のiPhoneは非常に性能が良いカメラを搭載しています。
高いアクションカメラを買わずとも、旅の動画や配信動画を撮影するならば、ジンバルとiPhoneの組み合わせが最もコスパが良いですね。
ボタン操作に慣れてしまえば片手で簡単操作ができますので、Flow Proで色んな撮影をしてみてください!
以下はFlowの使用例ではありますが、色んなクリエイターさんの動画を拝借しました。