ハイカーの早支度で目覚める。
7:00前の出発となったが、朝早いこの時間を歩けるのも久しぶりなので良かった。

今日はヒッチハイクするか、それとももう少し歩くか、どちらでも良かった。
食料も一応あるし、道は難しくない。
天気も良いとあって、何も考えることはない。
気持ちが楽だ。
やっぱりロングウッドフォレストは行かない事に確定しそう。
TA終盤は、気持ちよかったこのMavora Walkwayで終わりたい。
日の出前の静かな時間も良いし、日が登り始めてからの景色も綺麗。


湖を見る道を歩きながら、一日の始まりを感じた。
そういえば、月が既に欠け始めているが、新月はマウントクック辺りだったか。
あれからもう2週間経ったのかと、薄い月を見て実感した。

4WDの道はたまに酷く荒れているが、ありがたく使わせてもらう。
それにしても、慣れてしまっただけで、この景色は美しい。
日本ではなかなか見ることができない壮大さと、ニュージーランドの山らしい、谷と稜線がくっきりとした造形。
湖畔の道を歩きながら、景色を楽しんだ。


Hutからキャンプサイトまでは2時間程度で着いた。
思いのほか一般のキャンパーは多く、ヒッチハイクは余裕そうだった。

ここから歩くか、それともテアナウまで出るか。
とりあえずはぼちぼち歩きながら考える。
トルティーヤを食べつつ、もしも拾ってくれたら町に出ようと決めた。

が、やっぱり歩いていると気持ち良い。
今日、歩いてなにか得られるか?

それは分からなかったが、先の見えない感覚こそ大切にしたいと思い、やっぱり歩くことに。
橋を渡り、グラベルロードからTA本線に合流する。
TA的にはMararoa River Trackだけど、地図ではMavora walkwayとなっていたが、どちらでも良い。
水海のこちら側も歩きやすく、緑が綺麗だった。



川を眺めながら休憩していて、日本の風景を思い出す。
そうして日本の思い出を一つづつ思い出し、突然ながら考えた。
自分の人生がかなり気に入っていること。
それを家族に伝えたくなったこと。
今日のように気持ちが良いと、やっぱり穏やかな思考がまとまる。

TAの緩急あるもてなしは、終盤にさしかかり、僕に大切な思考を与えてくれた。
気持ちがいいので、何度もお気に入りの場所で休憩をとる。
長めに休んでも、今日は簡単な道だから、どうって事ない。
開けた場所に出た。

森は森で、日本の登山道を思い出したが、こちらもニュージーランドらしくて良い。
好きだわ!
言ってしまった。
散々嫌いになった癖に、やっぱり気持ちが良いと、こうして肯定してしまう。
緩急ありすぎるアンタが悪いんですよ。
そんなことを考えつつ、のんびり進む。
Kiwiburn Hutへの分岐を進み、30分程度。


Hutに到着した。
12名用の綺麗な小屋で、ストーブもあり、気に入った。

川もあったし天気も良いので、昨日も洗った靴や服をまた洗う。
すぐに乾き、気分も良い。
これでHut泊は最後になるかな?

そうおもうと、ようやく少しだけ、名残惜しさを感じることが出来た。
本当は半分過ぎたくらいから、帰りたく無くなるかなぁ
なんて思ったけど、遅くなりました。
careys Hut▶Kiwi burn Hut 27km

