やらなきゃヤバい! ダウンシュラフ(寝袋)の洗い方とコツ!

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しばらく使ってきたダウンシュラフ、「実はめちゃくちゃ汚いかもしれませんよ」(ボソッ…)

こんにちわ、たなりょうです!

今回はダウンシュラフの洗濯について紹介していきます。
シュラフの洗濯…。失敗しんかな? 面倒くさい?
いろいろ思うことはあるかと思いますが、ちゃんと洗っておいた方が良かったです。

今回は重い腰を上げて、ダウンシュラフを3つ一気に洗ってみました。
結果、作業時間は全部で3時間ほど。
まあまあ面倒くさかったですが、寝袋はちゃんとふっくら復活しました!

目次

シュラフの洗い方 手順

浴槽で洗濯されるシュラフ

まずは、基本的な洗い方についておさらいをしておきましょう。

STEP
ダウン専用洗剤を用意する

これは絶対ですね。
ダウンには膨らむために必要な油分が含まれています。
適当な洗剤を使ってしまうと、大切な成分まで流れてしまうので膨らまなくなってしまいます。

STEP
まずは部分洗い

目に見える汚れがあったら、初めに部分洗いをしましょう。
水に濡らしたタオルに、洗剤を少量つけてシュラフの汚れを落とします。

STEP
風呂場に水を張る(洗剤を入れる)

対応の洗剤に合わせた水量と洗剤を風呂場に入れます。
ちなみに今回使用したモンベルの洗剤では、シュラフ一つにつき水量72Lと洗剤75mlでした。
一般の風呂場は満タンで200mL程度が多いそうです。

STEP
やさしく揉み洗い

足で踏むなり、手で揉むなり、優しく洗います。
水は40℃以下のぬるま湯を使用します。

STEP
すすぎは多めに!

汚れた洗濯水を自然に流したら、すすぎは多めに行います。
ちなみに今回は、3回すすぎを行いました。

STEP
脱水

洗濯機の脱水に「やさしいモード」「ゆっくり脱水」などがあれば使います。
防水の寝袋であれば、生地を傷めるので手でゆっくり行いましょう。

バスタオルで水を優しく吸うのもアリです!

STEP
乾燥機で乾燥

いきなり干すと、ダウンが偏ってしまいます。
最初は乾燥機で回しましょう。
温度は「低温」、時間は30分ほど行いました。

STEP
陰干し

完全に乾燥させたいので、残りはしばらく陰干しします。

と、シュラフの洗濯手順についてはこんな感じですね。

シュラフを風呂場で手洗いしてみた!

洗ったシュラフの種類

洗ったシュラフ
  • モンベル シュラフ(ダウンハガー♯3)
  • モンベル シュラフ(ダウンハガー♯5)
  • ナンガ シュラフ(オーロラ600)
  • おまけ:モンベル ダウンジャケット(スペリオダウン)
畳に置かれたシュラフ

今回は、上記のシュラフを風呂場で手洗いしてみました。

3つもあるのかよ!

って、自分でも思いますw
夏用、3シーズン用、冬用…。アウトドアを拗らせています。

畳に置かれたシュラフ

これは、5年以上おそらく100回以上は使われたであろうモンベルダウンハガー♯3
なんかもう、ヘロッヘロになっています(笑)

畳に置かれたシュラフ

かつては押し込むのに苦労するほどだったスタッフバック。
悲しくなるほど簡単に詰め込まれてしまいます。

ダウンの嵩もかなり潰れているのでしょう。

シュラフの重さを測っている

重量を計測してみると、576gでした。
この数字は、洗濯後になぜか減ることになるのでした。

シュラフの洗濯

水の張った浴槽と洗剤

使った洗剤はモンベルのダウンクリーナー、一個770円というお手頃価格です。

水が張った浴槽

これくらいの風呂で、だいたい150Lくらいでしょうか。
今回は3つのシュラフ+ダウンジャケットということで、150Lくらいの水を張ってみました。
ちなみにシュラフ一つで72Lだそうなので、3つと考えると水量はやや少ないですね。

シュラフ三つ分、150Lで洗剤は150ml、3分の2程度使ってしまいました。

浴槽で洗濯されるシュラフ

ここでいきなり失敗!
フワフワのままぶち込んだら、空気が抜けきらず浮き輪のような状態に。
沈めども沈めどもシュラフが浮き上がります。
最初はスタッフバックに入れた状態から、水に浸すと良いことを学びました。

風呂場でシュラフを脱水

結局一旦外に出して、絞るようにして水に浸しました。
余計な作業で時間を取られるわ、強く絞っているのでシュラフは痛むわ良いこと無いです。

水に浸す前に空気を抜くことを忘れないでください。

浴槽で洗濯されるシュラフ

!?

5年以上の汚れは想像を絶する汚水となり、僕に訴えかけてきました。
それは視覚だけではなく、嗅覚にも訴えかけてくるのです。

よ、用水路の臭いがする!!

あまり見たくなかった、嗅ぎたくなかった、知りたくなかった事実です。
この寝袋の中、僕は寝ていたわけです。

僕は特別汗かきなので、連日の縦走の後で寝袋に入るという行いが、いかに汚れを付着させているかという事実を理解しました。

汚れた水の入った浴槽

シュラフを外に出した後の、洗濯水です。
言葉がありません(笑)

洗濯後、シュラフが膨らまない理由の多くが、洗剤が残っているということにあるそうです。
ですので今回は、すすぎを3回行いました。
すすぎ1回目から綺麗な水に変わりましたが、念を押します。

脱水と乾燥

うちの洗濯機には、「やわらか脱水」という機能がありました。
僕はそれで、それぞれ10分程度脱水をかけました。

脱水後は近くのコインランドリーで乾燥機にかけます。
300円で30分で、3つのシュラフとダウンジャケットは8割ほど乾燥できました。

その後は、ベランダで2日間、じっくりと乾燥させました。

洗う前後比較

畳に置かれたシュラフ
before
畳に置かれたシュラフ
after

畳に置かれたシュラフ
before
畳に置かれたシュラフ
after

シュラフの重さを測っている
before
シュラフの重さを測っている
after

えらい変わりましたね!
特に2段目のbefore/afterなんかは、膨らみ方の違いがすごくよく分かりますね。

そして最初に計測した重量ですが、5gの軽量化?になりました。
油でしょうか?とにかくあの汚れで重量まで変わってしまうほど、汚れていたわけです。

シュラフをスタッフバックに収納する途中

寝袋を詰め込むのが、こんなに大変だなんて!(⋈◍>◡<◍)。✧♡
喜びですね(笑)

洗う頻度は?

僕は放置しまくっていたので、♯3なんかは100回以上使っていたと思います。

普通は、シュラフの洗濯頻度は30~50回と言われていますね。
いやー、守った方がいいと思います!

ダウンシュラフの洗濯はやっとけ!!

ふっかふかに戻ったシュラフ、とても気持ちよかったです!

テントの中で一泊した後、シュラフの羽毛が抜けまくっているのを見たことがあると思います。
あれのせいで、シュラフが小さくなっていくのは抜けているからだと思っていました。
あれはあんまり影響していないらしいと、後で知りました。

実際、シュラフがつぶれていくのは洗濯をしていなかったからだったのです。

面倒くさかったっちゃ、面倒くさかったですが、難しいものではなかったです。
適当にやってみましたがうまく行ったので、とりあえずやってみるといいと思います。

寝袋のランクが一段、あがりますよ?

読んでくれてありがとう!

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