僕は、プラティパスのハイドレーションを使って2年が経過しました。
75Lのザックに装着することもあれば、もちろんトレランザックでは活躍します。
そんなハイドレーションですが、水を吸うだけという至ってシンプルな商品。
どれを選んでも大差はないと言えます。
じゃあどれを選べばいいのさー!?
こんな風に迷ってしまう方も多いでしょう笑
大差がないからこそ、どれを選んでも正解と言えるでしょう。
ただ、細かいところではちょっとした違いがあるので、そこを選ぶ基準に考えてみてもいいかもしれません。
2年間ハイドレーションを使って感じた、使い易い点・ストレスに感じる点などをお伝えしながら紹介出来たらなと思います!
ハイドレーションのメリットとデメリット
まずはおさらい。
どの商品を選んでも一致する、ハイドレーションそのもののメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット1・こまめな給水
一口ずつ、ちょびちょび飲むことができます。
立ち止まってボトルを手にするよりも簡単に、こまめに水分摂取が可能です。
これは脱水症対策になるぜ…
体感的にはそう思いますね!
メリット2・トレランでも長距離でも楽
トレランザックにはボトルホルダーがないので、イメージは付きやすいですが
実は長距離用の大型ザックでも使い易いです。
こんな経験ないでしょうか?
ザック横に着けておいたボトルを落とした!!
片方にアクエリアス、水はどこにしまおう…
はい!
サイドのボトルホルダーのスペース問題、ボトルの落下問題はハイドレーションが解決ですね!
デメリット1・給水の確認
一応触れておきます、デメリットについてです。
背中に入れっぱなしなので、水分の残量確認ができないことは有名。(?)
ですがこれ、慣れてこれば大体どれくらい入っているかつかめるようになってきます。
逆に言えば、自分が必要な水分量や、摂取量などを気にするようになる。
これって逆にメリットじゃね?
最近はそう思うようになってきました。
デメリット2・分解と乾燥がめんどい
後述しますが、個人的にしっかりとした洗浄の必要は無いです。
ただやはり、乾燥するのに時間がかかる。
分解したら組み立てが必要。
べつにどちらも数分なのですが、めんどいっちゃあめんどい。
乾燥の容易さは、選ぶ要素として重要!
デメリット3・温度差
重箱の隅をつつくようなデメリットを紹介します(笑)
吸ったときに最初に出てくる水は、ホースの水です。
仮に炎天下だとしたら、ぬるくなった水がが最初に出てくるのが難点ですね。
この温度差は、若干ではあるが不快である。
実はそんなに洗わなくてもいい?
結論から言います。
分解して水で流しておけばいい!
これに尽きます。
プラティパスのビッグジップってやつなのですが
ハイドレーションはどれも分解可能。
汚いであろうお口の部分はしっかりと洗浄
その他ホースは水で流しておきます。
入っているのは飲める水なのですから。
逆に言えば、干せさえすれば洗浄完了といったところ。
その代わり
入れるのは水だけにしとこうね!!
大人しくアクエリアスはナルゲンに入れておくといいでしょう。
機能は多くは変わらない
冒頭でお伝えした通り、ハイドレーションはどれも機能がシンプルです。
わかりやすいように、気にしなくていい機能と気にするべき機能に分けてご説明しますね!!
気にしないその① どれも抗菌仕様
水を扱うお品物です。
当然のように、抗菌仕様だったり、対バクテリア仕様だったり。
PVCフリーだとか、銀イオンだとか
研究された素材を、各メーカー使ってくれています。
気にしないその② どれも大体5000円くらい
多少は変わりますが、たいてい5000円円程度といったところ。
一部の激安商品を除けば、お値段は第一に気にするポイントでもないでしょう。
気にするべき細かいポイントとは?
このように、ハイドレーションはどれを選んでも失敗はしないと思います。
ですが、ハイドレーションを使ってきた身としては、これらの項目を気にしてみると選びやすくなるかもしれません。
- 干しやすいか
- 重量は軽いか
- (洗い易そうか)
おすすめ7選紹介では、このあたりを考察しながら紹介していきますよ!
サイズは2Lを目安に!
ハイドレーション、大は小を兼ねます!
例えば後述するsourceのハイドレーション
1.5Lが165gで2Lが170gです。
5gしか変わりません笑
中身を減らせば薄くなるので、1Lとか1.5よりは2Lを買っておいた方が便利です。
かといって3Lだと、ほとんどのトレランザックに入らないので注意。
ということで、おすすめは2Lです!!
プラティパス ビッグジップEVO
重量(2L):171g
まずは僕が使っている、プラティパスのビッグジップEVOを紹介します。
こいつのメリットはざっとこんな感じです。
- 口が大きくて水が要れやすい
- 中に壁があって、縦に二分している
- 安心のプラティパス
ガバっと口が開くので、水を入れやすいですし、洗うことも可能。
中に隔壁があるので、水をパンパンに入れても丸くなりません。
その分なるべく平らな形状を維持するので、ザックに入れやすいのです。
…ですが、使って2年、割れました(笑)
とはいえ使えているのでそのまま使っています。
問題はこれ
手を離すとお口は閉じちゃうのです。
干すときはこうやって、口を開けておく
これが倒れていると、なかなか干せていない
ということで、口の大きさの割に干しにくいのがちょっと不満点
SOURCE ワイドパック
重量(2L):170g
僕が次買うならコレかな
さっき言った干すときの弱点を克服している。
ナニコレ干しやすそう。
差別化しにくいハイドレーションで、こういった工夫は十分購入する動機になります。
もちろん軽量性や水の入れやすさも重視してあります。
田中陽気さんも喋ってるし
ドイター ストリーマー
実はこれ、SOURCEのOEMなので、ものは同じです。
若干こっちのほうが安かったりするので、ドイター版を買うのもアリ。
オスプレー レザヴォア
重量(2L):300g
他の商品より重たいことがデメリット
メリットは背面強化によるザックの安定性強化。
新しいハイドレーション、オスプレーのレザヴォア2L
— 番町a.k.a番長 (@arckiss) August 18, 2017
3Lのレザヴォアと値段は大して変わらないが、今まで2Lで使っていたから。
この商品、ハイドラパックなのね。
手首入りそうなくらい上蓋開くし、洗いやすそうだし。
背面もハードだからバックパックに入れやすそう。 pic.twitter.com/GcG8drahQF
あくまで僕個人の意見ですが、軽量化を意識するトレランにおいて、重量増加はただのトレードオフだと思います。
背面がしっかりとしたザックに入れる場合は、ただの重量増加になりかねません。
ただ、見た目的にはカッコいい
背面強化を無くした、LTレザヴォアも存在します。
こちらのサイズは1.5Lか2.5Lと、ちょっと比較しづらいものとなります。
CAMELBAK クラックス
キャメルバックは自転車から始まったハイドレーションシステム
重量(2L):210g
なんとも大きな出入口です。
重量微増と引き換えに、洗剤による洗い易さを最も意識した商品といったところ。
毎回洗剤で綺麗にしたいという方にはおすすめでしょうか。
サロモン ソフトリザーバー
重量(2L):128g
シンプルで軽量。
形はスマートなタイプで、トレランザックとの相性が良好。
さすがはサロモンといったところ。
僕は正直、中の洗い易さはあまり意識しないので、こういった超シンプル形状も捨てがたいと思っています。
プラティパス ホーサー
重量(2L):102g
ここで紹介した中で最軽量です。
どれくらいの軽量化と言いますと、同メーカーのビッグジップEVO2Lよりも70g程度の軽量化。
実は70gの軽量化というのは、レインコートを3レイヤーから2レイヤーに変えるくらいの違い。
結構違いがありますね。
しかもうれしい3000円台!
プラティパスというブランドセールスも高めなのがありがたい。
ただしこれ、口が細いので干しに難あり。
パーツが少ない分、分解は容易です。
Amazonの模造品を買う
よくある登山グッズの模造品
ハイドレーションは仕組みが簡単なので、どの会社も似たようなものを出せますね。
他を差し置いて1000円台という格安っぷりw
模造品的なやつは、☆3レビューとかも多いですが
なかでもレビュー高めをチョイスしてみました。
プラティパスかSOURCEで迷う!
口が大きいタイプでいうと、SOURCEを買うかなーと思います。
自転車でも使い易そうな、プラティパスのホーサーのようなタイプも気になります。
まずは大きいタイプと細いタイプで二分して考えて
そのあとで細かい特徴を見て選んでみてはどうでしょうか!!
では読んでくれてありがとう!