ざっざっざっ…
どうやらここは人がめちゃくちゃ通る場所だ。
東屋の下、かやで寝ている僕は見世物だ笑
みんな不思議がって見ている。
すまねぇ!
すぐにテントを畳むから!
なんとも慌ただしいスタート。
しかしいい所を使わせてもらった、気持ち多めにゴミを拾っておく。
捨てるのはコンビニだけど(いつもゴメン)
しかしいい朝だ、11月の冷たい空気と太陽の暖かな色が、なんとも冬が近ずいてきたことを印象づける。
Googleマップの罠
太陽はしっかり現れ、赤色から青色に変わる時間。
ひんやりとした空気は残り、山にはその名残がある。
最初に訪れた道はここ、人より動物が出てきそうだ。
Googleマップを徒歩に切り替えると、途端に変な道を案内される。
かといって車道は非常に走りづらいのだ。
獲得標高を考慮した、自転車用AIルートはよ!
歩道の狭さ、段差といい、ほんとに日本の道はチャリに優しくねーぜ!
そのチャリダーの神様
程なく走ると、10キロほどの地点でパンク。
山口まで持ってくれたので、仕方ないやと手際よく直す。
ん?
よく見ると、どうやらホイールが若干曲がっているみたいです。
パンクをぱぱっと直し、自転車屋を探します。
自転車屋っていうのは、緊急性が多い&専門性が高いという両面があります。
専門性が高く、頑固者が営業しているところは大抵受け付けてくれません。
以前にそのような経験をして、嫌な気持ちになったことがあるのです。
と、いうことで、1つ目のGoogleマップ評価☆2.1のチャリ屋はパス笑
☆4.1のチャリ屋にピットイン!
どうも、スポークが緩んでいるようで、締め直しが推奨させるとのこと。
自転車には慣らし運転が必要なことも、ここで教えてもらいました。
事前に費用を調べておいたところ、相場は3500円。
1-2時間かかる修理ですが、なんと2000円で出来ますと言われる!
取り扱いも丁寧で、言っていることも信頼性があります。
選んで正解の自転車屋でした。
修理までの間、近くのたこ焼き屋「タコタコ」でおやつタイム。
出汁がシッカリ利いてる美味しいたこ焼きでした!
戻るとチャリが直っていました。
自分ではできない修理、それを快く良心価格で受け入れてくれる自転車は、チャリダーにとっての何よりの神様なのです。
ありがとうございます!
パンク王
そこから10キロほど進む。
後輪がガタガタ…
あれ?、修理してもらったのにな?
いや!パンクだ。
本日二度目のパンク。
どうもおかしい、内側のパンクなので、何かが刺さったわけでは無さそう。
せめて日陰でパンクしてくれたらなと、思いながら修理。
お陰様で、修理の速さは旅人1の速度ではなかろうか?(不名誉)
度重なるパンクでやる気を失いつつあったたなりょう。
途中で道の駅に立ち寄ってしまう。
そこではおばちゃんと仲良くなり、ソフトクリームを奢ってもらう。
おばちゃんに取り入るスキルは、作業療法士時代に培った力だ(笑)
ありがとう!
甘いものだけでは良くないので、アスパラ菜なるものを購入。
とりあえず2本、生で齧ってみる。
うん、悪くは無いが、小松菜の方が美味い。
乳脂肪分に糖分、それと鉄分やらビタミンやらを補給し先へ進む。
ごとごと…
嫌な感触が降臨から伝わる。
まただとっ!
流石にイラついてきた…(-“-)
余談だが、筋トレをすると苛立ちが無くなるらしい。
これは日本一周チャリダーの「枝ちゃん」が運営するブログから学んだことだ。
苛立ちを抑えるためにも筋トレをしてやろうか?
ここでチューブもタイヤも全て変えてみることに。
ゴタゴタとしていた後輪が静かになった。
もしかしたらタイヤが悪かったのかもしれん。
最後の自炊
どの土地でも思うこと、それは、朝と夕方はいつだって綺麗だということ。
街だろうが、田んぼだろうが、海だろうが、それは非常にグッとくる画になる。
いかんいかん、随分と遅くなったが、まだ60キロしか進んでいない。
夜になると足が効いて来る僕は、ここから登坂も気にしない脚になり、ガンガン進む。
その時点で100kmきっちり走り込んだ。ノルマはクリアだろう。
とある公園にとうちゃく。
ところで今日を最後の自炊としようと思う。
ここまで随分と、自炊を楽しんできたが、自転車が限界かもしれない。
自炊を楽しむための多めの調理器具たちは、足はともかく自転車に負荷がかかっていた。
本日はいつも同様に鶏肉まるまるを焼くことに。
焼いている間は、水菜をモシャモシャ食べる。
牧草を食い続ける牛か馬の気分になっていた。
そして、キャンプ場(闇)の目の前がローソンだったので、お酒をひとつ買いよった。
最後の自炊だ
贅沢させろっ!笑