間もなく、フェリーは青森に到着します…
船内放送で目を覚まします。
なんといういい天気。
太陽は既に、ギラギラ上がっていました。
本州に着くんやな、改めて北海道を思い、ちょっとだけ寂しい。
ワ・ラッセ!!
青森に到着っ!!
2ヶ月ぶり、車中泊の旅で訪れた時以来です。
今日の睡眠時間は3時間。
深夜2時の船出だったので、仮眠のようなものです。
せっかく青森に来たので、何か観光地を探します。
青森市街に、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」というところがあったので入ります。
入場料は630円で入館。
ねぶたはどうやら江戸時代にはあったそうですが、いつ始まったのかは不明だそう。ねぶたの歴史についてはそこそこ、今年度のねぶたを見て楽しむ施設です。
写真OK、おさわりOKで、ねぶたを舐めるように横から下から見ることができます。
迫力はあるのですが、よく見ると一本一本繊細に描かれていますね。
手だけでも掴まれそうな迫力があります。
ねぶたは職人とその弟子が1年をかけて構想を練り、針金と和紙で作られています。
たった数日でスクラップになってしまいますが、祭りの数日のために1年間途方もない作業をするのですね…。
ねぶた祭、いつか来てみたいです!
オロロンラインに帰りたいっ!
青森市から南下し秋田を目指します。
内陸を通るのですが、とにかく道が悪い!!
これが北海道と本州の違いかと、苦しく思ったものです。
オロロンラインが懐かしく思います(涙)
それでもさすがは東北、黄色く染まり始めた田園風景が美しいです。
目の前には、7月に登った岩木山が。
この山は、ミチノクコザクラという可愛い固有種の花が咲く山でした。
こうして風土を楽しみながら行くとしましょう。
本州の小ささを実感する
途中、道の駅でリンゴを購入。
なんと大玉6個入り350円、激安である。
もちろん重量は+2㎏程度。
かなり重いが仕方がない、安いリンゴを見ると買ってしまうのが僕の性。
このリンゴが、後に必須アイテムとなるとは…。
ここからは県境。
そう、内陸の県境というのは決まって峠というものです。
唸りつつ、止まりつつ、文句もたれつつ笑、登ります。
そして寝不足による不調で、たなりょう死亡。
最近は峠の旅に死んでいます。
しかし、峠を越えたらとりあえず秋田に突入!!
…
いや、短くね?
今日青森を出発したのにもかかわらず、昼過ぎに青森が終わっていました。
ねぶた見て、リンゴ食ったら青森終わり!
ゴメンよ青森!
登山巡りは楽しかったぞ!!
改めて本州の小ささを実感しました。
趣味の悪い人ー、正直に挙手!
秋田に突入すると、峠は下りモード。
坂道を見るとげんなりするが、平坦のみでもつまらない旅になるだろう。
慣れてくると峠も悪くないと思い始める。
秋田の県境付近は、どうも薄暗い山道である。
この時時間は5時を過ぎており、だんだんと不気味さが漂ってきます。
そんな道沿いに、古びたバス停。
車通りの少ない道に、孤独感が増幅します(レタッチしているよ!)。
!?
そして突如現れるキスシーン。
…
おーい
だれだー、こんな趣味の悪いものを置いた人ww
正直に挙手しなさーい。
びっくりした車が、事故っちゃうでしょうがっ!
ちょっとだけ帰りたくなったかい?
気味の悪い山道も終わり、ようやく街に出ました。
ここは大館市、秋田の内陸端っこの街です。
本日の夕日は爆焼け。地元のばあちゃんも見とれています。
…まずいまずい、暗くなる前に幕営場所を探します。
今日の幕営地はこちら。
河川敷というのは人がほとんど降りてきません。
のんびりと自分の世界に入る分には結構いい立地ですね。
雨による増水に注意した幕営をしましょう。
そして今日は妹の誕生日。
日付すらも確認していなかったので、家族がLINEで連絡していました。
北海道から来たさみしさもあるのでしょうか?
ちょっとだけ家に帰りたくなった、そんな夜でした。
2022.9/8
走行距離:約100㎞