オロロンラインとアラランライン【4日目:遠別~稚内】

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オロロンラインをサイクリングする男性
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(近くで)カァー カァー …(遠くて)カァー カァー

カラスの鳴き声が煩い夢を見ていました。
…と思ったら、現実でうるさかったみたいです。

仕方がない、既に7時を超えているので、カラスもそりゃあ起きるよね。

スタートは遠別の河川公園キャンプ場
河川敷のテントではなく広い芝生だと、どうもゆっくりしてしまう。

目次

やたらと美味しい、セイコーマートのカツ丼

前日の余韻があるのか、モリヤスもボクも朝になっても高揚感は僅かばかり残っている。

まずは1つ目の町である天塩を目指して20km。
昨日より風は穏やかで、爽やかな一日の始まりを感じます。

手塩では北海道旅行のサンクチュアリこと、セイコーマートで栄養補給。

セイコーマートのかつ丼

ちょっと余談ですが、このカツ丼がクソ美味かったので宣伝を。

玉子とお醤油のコクですかね?とにかく玉子が濃厚すぎてチーズでも食べているかのような錯覚を覚えるんです。
カツは十分な肉厚で、万人受けするであろう甘さと塩味のバランスが取れた味付け。コレで500円なのだから、リピーターになる人は多いだろうなー、なんて。

※自炊をしたい人は決して見てはいけません。

クサい気持ちはそこに置いてきた

最後のセイコーマートを後にし、手塩を抜けると本日メインのビクトリーロード、オロロンラインだ。

左は利尻島を遠くに眺める日本海。

ランドナーのアラヤフェデラル

そして僕たちの走る道は、真っ直ぐなマリンライン、風は程よくこれ以上ない心地良さ。

青空の中、「フォン、フォン」と音を立てて回る巨大な大きな風車。
それらを見ていると、この自転車旅が何か壮大なものであると錯覚させられそうになる。

ここから稚内まで、70kmのサイクリング。

ランドナーのアラヤフェデラル

ボクもモリヤスも感度が上がっているせいか、クサい言葉が飛び交う。

がしかし、どちらも記憶障害。
幸いにも何を発したのかは覚えていなかったので、お互いヤケドをせずに済んだようにも思える。

ランドナーのアラヤフェデラル

だけどもそんな、クサい気持ちを共有出来るのも2人ならでは。
2人で来てよかったーと思った瞬間です。

天塩からのオロロンラインはホントに平坦で気持ちのいい道です。
前日までのアップダウンの道とは違います。
モリヤスが何かを言う。
「昨日はあら?あらら??なんじゃのこ上がり下がりは!?って思ってたのよ」

彼は昨日までのオロロンラインに「アラランライン」と名付けていたのだ。
僕はこの名前をたいそう気に入ったので、しばらく何度か「アラランライン」と口にすることになった。

そんな道も、20kmも走れば「もうええわ」状態。

残り50kmは、あーだこーだ言いながら進む。
そんな退屈な時間も、2人だと案外救われる。

鹿が占拠する町「稚内」

稚内市のエゾシカ

ようやく到着した稚内は、シカが占領するバンビ王国。
道にシカ、庭にシカ、市役所にシカ、、、
はっきり言って、奈良よりも無法地帯状態。

稚内市のエゾシカ

エゾシカを見たいのなら、稚内にこればすぐに見られますよ笑

さて、ここまで来たので一応寄ってみたのはノシャップ岬。
北海道で2番目に北の岬なのかな?

稚内の西に位置するこの岬、立地的にも夕日が綺麗な岬だそう。
逆に、宗谷岬は朝日が綺麗に海から見られるそう。

ここでyoutuberのモリヤスは、なにやらGoproに吹き込んでいる。
すかさず僕はそいつの邪魔をする。

ところでここで仲良くなった素敵なご夫婦がおりまして、引退したのでゆっくりとサイクリングを楽しんでいるんだとか。

あんな夫婦生活、いいよねえー
僕もモリヤスも大きく頷く。

ふと気になり一つ聞く。
「え、カノジョいないだろ!?」
モリヤス「あたりまえよ!!」

合格である。
いるとかほざいたら多分置いていくか、ノシャップ岬の塩水をかけていただろう。

そんな夫妻からは、ありがたいことにお小遣いを頂きました。

黙って独り占めしていればよかったか?

SORACHIという地ビール

さて、本日のお宿は、クセ強で有名なみどり湯。

北海道を旅するライダーとチャリダーの集会所のようなゲストハウス。
ここはマストで押さえておきたかった。

まずは腹ごしらえ、、、
の前に風呂ですね!
旅を始めてから初めての入浴、実に5日ぶりのシャワーを浴びることができたのです。

さすがに人と近づくのも申し訳なくなる頃でしたので、これは嬉しいタイミング。

ライダーハウスみどり湯

風呂上がりにはビールでしょ!
ここで先程のご夫婦のお小遣いがとても嬉しい。

…って、ココ最近飲んでばかりですが、楽しい時は楽しさを求めましょう!
会社の飲み会に4000円払うのを考えたら安いもんです。

ちなみにこのビール、SORACHIという北海道の地ビールでして、ちょっと紹介します。
アサヒのように辛すぎず、かと言って発泡酒のような物足りなさもない、口当たり良く満足感もある攻守に優れた非常に飲みやすいビールでした。

飯もビールもお替りです!

今日だけは許しておくれっ
ジンギスカン定食を二人で分けて頂きました。

ライダーハウス「みどり湯」の恒例行事

さて、みどり湯は9時にミーティングとやらがありまして、自己紹介と店主のおばちゃんのお話があります。
ゲロしないでねとか、酔っ払って部屋にう○こしないでねとか、そんな注意話。

35年も営業してたら色んなことがあるんだろうねぇ…

しかも30分以上喋ってるし、結構長いw
そして最後には、、、(ひぃっ!)

ご自分の目と耳で確かめてみると面白いかもしれません(笑)

ライダーハウスみどり湯

ミーティングは独特なミラーボールが回ります。35年休まずに動いているんだろうか?
歴史を感じます。

ちゃっかり者のモリヤスは、おばちゃんに名刺を渡します。
僕もちゃっかり宣伝させて頂きました。

初のゲストハウス、みどり湯は好きかどうかと聞かれると、なんとも言えないですが(笑)
まあ、とっても思い出になったのは確かです!

2022.8/25
走行距離約100km
立ち寄った場所:ノシャップ岬・ライダーハウスみどり湯

オロロンラインをサイクリングする男性

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