あけましておめでとうございます。
といっても既に2月も後半。
いやいや遅れてしまった、何かとあわただしい1月に始まり、ろくに雪山に行かないままズルズル2月に。
もちろん行きました。ほかにもちょっとだけ雪山にも行きましたし、スノボだってしています。
それでもちゃんとした雪山に、ちゃんとテント泊していないじゃあないか!
という事で、2024年あけましておめでとう登山という事で。辰年、五竜岳行きましょう。
今回はどう考えても大当たりの日。「大雲海」「霧氷」「朝焼け」の3コンボを写真メインのレポートと参ります。
2024年 2月23-24日
五竜岳テン泊
前半は例の如く割愛。なぜって?ガスっていたからサ。風も強かった、山頂付近は恐らく大変なことになっていただろう。我らは大遠見山にすら行くことなく、稜線下にテントを張った。
テントを準備した我らは、16:00には鍋を喰らい、夜を待った。
日没直前、少量の雲を残しつつも姿を現した五竜含める後ろ立山連峰。翌日に風は残すまいとした、五竜の意気込みが感じられる。
ハッハ!!
明日は大勝利の予感しかしないぞ!
日没前、シットリとした空気感を写真でしばし堪能してくださいまし。
今宵は月夜。雲海、新雪のミルキーな雰囲気とおぼろな月がなんともイキフン抜群な演出。
翌日はAM3:00のスタート。東の月は西へ移動し、五竜にダイヤモンドを残しつつも姿を隠した。
信じられない程風も少なく、歩いていれば2枚の服でどうにかなってしまう程。
本当に今年は暖冬だ。
それにしてもこの雲海。後ろから大勝利が迫り、勝ち格確定が確定した。
ここは五竜山荘。
前日のガスと爆風の中頑張ったであろうテントたちが数張、夜明けを待ち望んでいた。
西に月は沈み、東から太陽が現れる。主役交代の時間。
太陽と同時にテントから数名顔を出し、皆一斉に同じ方向を見る。
この瞬間と空気感がたまらない。
暖冬と言えど周囲はおそらく氷点下10℃はいっているだろう。しばらく休んで冷えた体に、太陽の暖かさは染みる。
これから登る五竜岳。ここから見ると案外近いもんだ。
それにしても夜明けから撮影した3枚の写真は、最近お気に入りのAce Proというアクションカメラを使用。
もういっそ、Nikonの14-24mm広角レンズをうっぱらっちまおうかと本気で考えるほど、よくできた描写をしてくる。
大きなセンサーと暗所耐性をフルに生かした、日光の暖かさも上手く表現出来ている。
だがやはり一眼レフの望遠。雲海と望遠の組み合わせは鬼に金棒で、この表現はアクションカメラには出来まい。
一眼レフと広角のアクションカメラが両方あってこそ、それぞれに輝くってもの。
僕はどっちも好き。
さて、山頂アタックと行きますか。
ここからしばらく、メインは360度カメラにバトンタッチ。
やはり遮るものの無い広大な景色の中では、それぞれが良い役割をしてくるねぇ。
しばしお楽しみくだされ。
広角レンズは立体感ある描写が出来るとは言うが、360度カメラを高く上げた場合はもっと立体感がある気がする。
いずれにせよ、キモチイイ稜線だよ、五竜。
核心部から先は、ほどほどに緊張感ある高度が楽しめる。
エクストリームな場所というほどではないものの、うっかり鼻歌なんか歌いながら歩くと、アイゼンを引っかけて落ちるかもしれない。
切れかけた集中は高度感で取り戻しつつ、安全第一。安全第一。
ということで!
2024年の干支登山。
五竜岳登頂でございます!
実はメンバー5名(一人山荘で引き返し)で登ってきておりました。
今回も彼らと同行することで、一人じゃあ行きたがらない山に行けるってものですね。
五竜からは、二年前に登った唐松岳越しに、白馬岳も見ることが出来ました。
あちらからの冬の五竜も良かったよなぁ、と、しみじみ、しみじみ。
そうそう、これこれ。
ここからはスーパー撮影タイム。
画になる人を撮りながら下り、撮る人を撮る。頑張っている人を撮る。
山×雲海×人という3コンボは激しくカッコいい。
鹿島槍をバックにモデルをする人
と
それのカメラマン。
雲海を背負ったあなたが一番カッケえよ。
必死に雪面に食らいつく、あなたもカッケえよ。
さて、小屋まで無事下山。
先ほどはオレンジに染まっていた山も、すっかり白と青に。
それにしても本当にこのカメラ、ただのアクションカメラか?と疑うレベルに、描写が抜群に良い。所々バリバリになっている、雪の質感が再現されすぎている。
苦手なズーム機能も画質を落とさず表現され、はっきりいって一眼レフをメインに使う僕が発狂したくなるレベル。
まじで広角レンズ売るぞ。
だからこそ、こういった望遠できる一眼レ(ry
もちろん360でも遊びつくす。
ここからは純粋に、お山と景色をお楽しみくださいまし。
辰年だからドラゴンっぽいものを期待したが、現れたのはどちらかと言えばタツノオトシゴのバケモノだった。
標高を少し落とすと、風に落とされていない霧氷がついていた。
今年はまだ見ていなかったので、念願かなって青空との組み合わせをGETした。
ストックで雪を落としたり、太陽をキャッチしたり。
ここからはハイパー霧氷タイムをご堪能下さい。
雲海と樹氷と青空。
贅沢すぎる山行に、休まる心が無い。
最後の最後まで楽しませてくれた五竜の景色を、ラストは一眼レフの方でお楽しみを。
そして下山後のエイブルスキー場。
さっきまでの青空は何だったんだ?と言わんばかりの、盛大なガス。
スキー客をこれほどまでに、心の底から気の毒に思ったことはないだろう。雲海の下はこうなっているんだなぁ・・・
最後にちょっと、360度カメラを投げて遊んでみたよ。