現在ニコンZマウントの純正レンズは27本、うちフルサイズで使えるFXレンズは24本です。
Zマウントレンズも、だいぶ充実してきましたね!
僕はニコンFマウント(一眼レフ時代)からカメラを使っていますが、レンズってまー、高い高いこと!(^^;
すべてのレンズが高いというわけではなく、安いレンズもちゃんと用意されています。
そして、安いレンズというのは実はめちゃめちゃカメラが上達するのです!
今回は、そんな安い純正レンズを中心に、3つのレンズを紹介します!
純正レンズは本当は高いです!
ニコンのZマウントレンズは27本あり、うち24本がフルサイズ用のFXマウントでしたね。
実は、その24本のレンズのうち、10万円を下回るレンズは5本しかないのです。
大三元レンズと言われるレンズは、一本30万円と驚愕の値段です。
もはや10万円程度のレンズが安く感じてくるほど、完全に頭がマヒしてきます。
とはいえ、全てそんな高いレンズだけではありません。
中にはコスパの良いレンズも用意されています。
いわゆる撒き餌レンズというやつです。
撒き餌レンズはカメラが上達する?
聞いたことのある方にとっては「あれね(笑)」となると思います。
聞いたことのない方にとっては「何?」ってなると思います。
撒き餌レンズ=客寄せ用のレンズになります。
性能が良いかつ価格が安いという魅力的なレンズを売ることで、新しいレンズを欲しがる人を増やそうとするわけです。
なんか怪しい薬を売りつけるポスターみたいな感じですね(笑)
イメージ悪くなってしまいましたが、撒き餌レンズってのは非常にコスパが良いレンズなのです。
なぜなら、高いと買ってくれないからです。
新しいレンズに興味を持ってもらった人に、買ってもらえるお値段。
そして、次に新しいレンズが欲しくなるよう、良い性能でなければならないのですね。
安いレンズで儲けを出さずに、その先の高いレンズで儲けを出すという策略です。
ですので撒き餌レンズというのは、実はすごくコスパが良いのです。
僕も、最初に撒き餌レンズを買いました。
まあ、そのあとまんまと購入するレンズは高価なものになっていったのですが(笑)
NIKKOR Z 40mm f/2
型式 | ニコン Z マウント |
焦点距離 | 40mm |
最大口径比 | 1:2 |
レンズ構成 | 4群6枚(非球面レンズ2枚) |
画角 | 57°(撮像範囲FX) 38° 50′(撮像範囲DX) |
ピント合わせ | IF(インターナルフォーカス)方式 |
最短撮影距離 | 撮像面から0.29m |
最大撮影倍率 | 0.17倍 |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
最大絞り | f/2 |
最小絞り | f/16 |
フィルターサイズ | 52mm(P=0.75mm) |
寸法 | 約70mm(最大径)×45.5mm |
質量 | 約170g |
希望小売価格 | 35,530円(税別 32,300円) |
ボケを活かした表現が気軽に楽しめる、
コストパフォーマンスの高い、フルサイズ対応 小型・軽量 単焦点レンズ
ニコン
最もコストパフォーマンスが良いと思われるレンズになります。
まず注目すべきなのが、F2.0という明るいレンズということです。
大三元レンズと呼ばれるF2.8を上回る絞り値は、非常に被写体の背景をぼかし易いですね。
そして、170gという軽量性は、旅行に持ち運びやすいですね!
僕は805gというレンズも持っていますが、正直デカすぎると思っています(^^;
軽量コンパクトなのは、単焦点レンズならではの利点ですね。
絞り羽根枚数も9枚なので、絞り解放にした時の玉ボケが綺麗に映ります。
画像周辺の玉ボケも、綺麗に円形を保ったまま映っています。
40㎜画角について
40㎜画角は35mmと50mmの画角の間という中途半端な画角になります。
この中途半端さが絶妙にちょうどよい画角なのです。ある程度ズームレンズを使っている方なら感じたことがあるかもしれませんが、広角側では物が移りすぎる、望遠側では近くに寄りすぎてしまうという経験。
大抵ズーム域を中間にもっていく行いがあるかと思います。
40㎜は大体そんな感じの画角です。
APS-C機をお使いの方は、×1.5換算で60㎜程度の画角になります。
60㎜は40㎜と比較すると狭く感じますが、狭い分被写体を限定して写すことができます。余計なものが写らないという点では、非常に扱いやすい画角になります。
ボケも強く出やすくなるため、背景選びをあまり考えなくても一眼レフカメラらしい写真が撮影できてしまいます。
このレンズは、APS-C機でもフルサイズに移行してからも楽しめるレンズといえるでしょう!
暗い部屋も、屋外の明るい花も気軽にカメラを構えて、スナップを楽しんでしまいましょう!
NIKKOR Z 28mm f/2.8
型式 | ニコン Z マウント |
焦点距離 | 28mm |
最大口径比 | 1:2.8 |
レンズ構成 | 8群9枚(非球面レンズ2枚) |
画角 | 75° (撮像範囲FX) 53° (撮像範囲DX) |
ピント合わせ | IF(インターナルフォーカス)方式 |
最短撮影距離 | 撮像面から0.19m |
最大撮影倍率 | 0.2倍 |
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) |
最大絞り | f/2.8 |
最小絞り | f/16 |
フィルターサイズ | 52mm(P=0.75mm) |
寸法 | 約70mm(最大径)×43mm |
質量 | 約155g |
希望小売価格 | 35,530円(税別 32,300円) |
AFにマルチフォーカス方式を採用することにより、高速・高精度なAF制御を実現するとともに、最短撮影距離0.19mを実現するなど、近距離光学性能の向上にも大きく貢献しています。気軽に持ち歩ける明るいレンズとして、風景やストリートフォト、テーブルフォトなど日々のスナップ撮影で活躍します。
ニコン
程よい広角を持つレンズですので、被写体にちょっと寄ることで後ろの広がりを見せることができます。
F値も2.8という明るさなので、暗い場所での撮影もISO感度を上げることなくブレずに撮影できますね。
ボケにくいといわれる広角レンズですが、2.8まで解放があると結構ぼかすことが可能です。
作例の女の子の背景はもちろん、髪の毛なんかも柔らかく写っています。
かわいいですね!
28㎜画角について
広角と呼ばれる画角は10~35㎜程度といわれています。
28㎜という画角は、程よい広角域のレンズといえるでしょう。
想定される使い方としては、街並みをしっかりと写したいスナップ、風景、天の川、テーブルフォトなど沢山ありそうですね!
F値が2.8とこちらも明るいレンズなので、天の川も十分に写すことができます。
画像は20㎜画角ですが、F2.8ではこれくらいの天の川は撮影できてしまいます。
APS-C機では画角は42mmとなります。その場合、用途としてはスナップ写真として使いやすそうです。
はじめはAPSーC機でスナップ用として使い、将来的にフルサイズ購入後は風景、夜景も撮影をするという使い方ができそうです。とても優等生レンズですね。
SAMYAN|14mm F2.8 ED AS IF UMC
型式 | ニコン Z マウント |
焦点距離 | 14㎜ |
最大口径比 | 1:2.8 |
レンズ構成 | 10群14枚 |
ピント合わせ | マニュアルフォーカス |
最短撮影距離 | 0.28m |
絞り | F2.8 – F22 |
フィルターサイズ | フィルター装着不可 |
寸法 | 124.×Φ87mm |
質量 | 約810g |
希望小売価格 | 43,593円〜 |
実はニコンZマウントは社外レンズはろくなレンズがありません。
ろくなレンズが無いといっても、性能が悪いというわけではありません。オートフォーカスがどれも対応していないということです。
マニュアルフォーカスではスナップ写真はできないといってもよいでしょう。手動でピントを合わせたとしても、たいてい拡大するとピンボケしています。拡大しなくてもなんだか眠たいような目が疲れるような写真になります。
魅力としては画角14㎜という超広角レンズでありながら、F値は2.8という高さを持っています。それに加え、5万円以下で買えるコストパフォーマンスの良さが魅力です。
作例も三脚を使うような景色が多いですね。
星空を撮影する場合は必ず三脚を用います。夜間の撮影がメインであるのならば、このレンズが選択肢に入ってくるでしょう。
まとめ
コスパの良いレンズがあるとはいえど、まともに使えるのは純正レンズの2つでした。
とはいえ、40㎜画角と28㎜画角というレンズはフルサイズでもAPS-Cでも非常に使いやすい画角になります。
明るい単焦点レンズというのは、パッと構えてボケも活かせるとっても使いやすいレンズです。
ズームできないことで、自分の足で構図を探すことにもなり、初心者の方は練習にもなります。
僕はAPS-C時代に35㎜の単焦点レンズを購入しましたが、今でもスナップ写真に用いています。
単焦点は間違いなくカメラが上達するレンズですので、今よりカメラが楽しくなりますよ!
読んでくれてありがとう!