【コーヒー擬人化】ネパール ヌワコットコーヒーはこうして生まれた

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100g(中深)と100g(中浅)は焙煎後を購入。

100gは手鍋焙煎。

6月25日 中深煎り 84℃ 3分じっくり抽出

挽いた時、ちょっとスパイシー。抽出中もどこかスパイシー。でも、何度嗅いでも、言葉には出来ない。まだ僕のコーヒー引き出しに、この香りは存在しない。コーヒー語彙力の低さがもどかしい。

香ばしいお茶のような、、、。

ギリ僕の引き出しから出てきたのはコレ。

抽出しきった後の香りで、チョコを感じた。が、飲んでいて、ンゴロンゴロ程は、ナッツやチョコ感を感じるものでもない。ファーストコンタクトのスパイシーさから、クセの有るキレッキレをイメージしたけど、どうやらそうでもない。今のところは、ただ雑味なく、穏やかな酸味が心地よい、バランスの良い透き通ったコーヒーってところか。じょうずなひとが焙煎したんだろうな、ってのは分かる(当たり前)。ライトさが嬉しい。すごく好きな煎り度合い。おかげで柔らかい酸味が心地よい。香りは良い。が、僕の引き出しがまだ存在しない。もどかしいぞ。残りの豆と、浅煎りでこの子を掴んでいきたい。

6月28日 中浅 86℃~ 3分

浅煎りなので、豆を13gしっかり使った。袋を開けた一撃で、強烈なスパイシーさ。大げさに言うならば、S&Pカレーパウダーを感じるほど。もちろん一瞬だけだし、全然カレーでは無い。この豆はきっとナチュラルなのか?(製法までは知らない)香りの特長が良く出ている気がする。抽出後のサーバーは、ほうじ茶を感じるような、、、。モカのような果実味(ベリー系)とは反対な気がする。オレンジ系とも違う。ジャスミンティー路線が近しい気がするけど、ブルボン品種ってのまでは知っているからこその、先入観があるのかもしれない、、、。(ブルンジもブルボン種だった)。ネパールコーヒーの香りはとても面白い。スッキリとした酸味だけだと味気なく、酸がきつく感じられるけど、深みのある香りが鼻に抜けるので、それが「コク」のように感じられ、酸味を横から支えている印象。うまくまとまっている。うまい。この香り、複雑さのある香りを、上手く表現したいんだよなあ、、、。

6月30日 中深 2分45秒 85℃

スパイシーだなー。うんま。ピーク来ましたこれ。前回より数段うまくなってるよこれ。豆の状態、抽出後のサーバーからは、スパイシーさを強烈に感じる。スパイシーな香りとは裏腹に、何とスッキリとした味で飲みやすい。二番手に来るのは、持続した甘み。甘味は後半にミルクのような香りを開き、コーヒーとしての味わいに立体感を作っている。なんというか、ブルーマウンテンが一貫したバランスの良い味と豆の香りだとしたら、この子は豆の状態から香りと印象を変化させる、緩急ある特徴を楽しめるコーヒーかもしれない。

7月6日 中深 3分 85℃

サーバーの中はミルク、ミルクチョコの香りがした。甘いベリー系では無く、チョコの甘さ。深くまったりとしている。爽やかで丁度良い酸味。深い。前よりも大分落ち着いて、まったりとした深みが出てきた。でも香ばしい。お茶っぽさもある爽やかさもある。

7月8日 中深 2分30秒 85℃

スパイシーな香りは大分落ち着いた。味もまったりとしてきて、すごく飲みやすいコーヒーになってきている。エイジング効いてんなー、って感じ。お茶らしさがどうしても感じる。ほうじ茶系の香ばしさ。お煎餅とかもきっとよく合う。深みもあるが、印象としては「スッキリ」「清い」「クリーン」「飲みやすい」というイントネーションがしっくりとくる。万人受けすると思う。優しい。「穏やかさ」「落ち着いた」香りや味は、ほうじ茶ちゃミルクチョコレート。

7月16日 3分45秒 85℃(二杯分・アイス)

もう、この豆はアイスで確定だわ。

夏だから?いえ、アイスが合うのよ。押す思う。お茶のような香ばしさがあって、とにかくスッキリ。さてはお上品だなこいつも。

おおよそイメージが固まった感があるので、答え合わせ。

目次

AIに聞いてみる

得られた情報はコチラ↓

原産国:ネパール
生産地域:Nuwakot(ヌワコット)
標高:1,200m
農園:Plantec Coffee Estate
品種:アラビカ種 ブルボン
精製方法:ウォッシュド(Washed)
収穫年:2026年3月(ニュークロップ)

ここからAIに豆の特長を聞いてみた。

この豆、どんなコーヒーの特長かな?

AI

ああ、これならかなり味の方向性を絞れる。「ネパールらしい珍しさを楽しむ」というより、ブルボン+ウォッシュドの端正さが前に出そうな豆だと思う。

Plantec Coffee Estate は実在するヌワコットの老舗農園で、30年以上コーヒーを作っているファミリー経営の農園。ヌワコットはカトマンズ北側のヒマラヤ山麓にあり、この地域ではブルボン系を含むアラビカが栽培され、ウォッシュド精製も一般的。

このスペックから僕なら、味はこんなふうに予想する。

赤リンゴ・黄桃・オレンジ
→ ハチミツ、キャラメル
→ アーモンド、ミルクチョコ
→ 少し紅茶っぽい余韻

みたいな感じ。

特にポイントはブルボン × ウォッシュド。ブルボンは甘さと丸みが出やすく、そこをウォッシュドがクリーンに整理してくれるので、派手な発酵感よりも「甘い、柔らかい、きれい」な方向を期待したい。

そして標高1,200m。ものすごい高地というわけではないので、エチオピアの1,900〜2,200m級みたいな鋭い柑橘酸やジャスミン香が爆発するタイプより、酸はもう少し丸くなりそう。実際、Plantecの別ロットのウォッシュドでは「Soft, Smooth」「Light Acidity」という評価も出ている。

なので僕なら、この豆を一言でいうと、

「優しい果実感のある、クリーンで甘いヒマラヤ系コーヒー」

と予想する。

しかも2026年3月収穫で、今が2026年8月だから、かなり新しい。ここは結構魅力的。グリーンの香りや酸がまだ生きている可能性が高い。

もしリョータが焼くなら、最初の100gは中浅煎り寄りをかなり推したい。

ブルマンみたいに「絶妙なところ一点狙い」というより、

1ハゼ終了後50秒〜1分20秒くらい
を最初の探索範囲にして、

酸っぱい → 少し伸ばす
ナッツ・チョコばかり → 少し早く落とす

という探り方が面白そう。

この豆で僕が一番見たいのは、「ネパールだから特殊な味がするのか、それともめちゃくちゃ綺麗なブルボンとして出てくるのか」なんだよね。

うむ、、、

今回のAI評価と僕の感覚は、割と一致しつつも、ちょい外しつつ、って感じか。

まず、ナチュラルだと思ったけどウォッシュトだったこと。

そもそも、ナチュラルorウォッシュト、この前情報無しで飲んだことは今までになかった。

この引き出しは自分には無かったか。

答え合わせ後の印象だけど、確かにブルボン+ウォッシュト感はあったわ、、、。

ブルボンは甘さと丸みが出やすく、そこをウォッシュドがクリーンに整理してくれるので、派手な発酵感よりも「甘い、柔らかい、きれい」な方向を期待したい。

AI的なこの評価で言えば、お茶っぽさやミルクチョコレートという自分の印象は、割りと一致していた感はある。

ブルボン品種は過去に「ジャスミン茶」と印象付けたので、近しい感覚なのかもね。

ネパールの場合、標高の低さから更にマイルドな傾向はあるのかも。

クリーンで飲みやすい、ってのも印象と一致。

、、、なのだけど、実は大本のデータがありましてね、、、

カッピングノート
ミルクチョコレートのようなやさしい甘み
ベリー(赤スグリ)を思わせる爽やかな酸味
レーズンのような凝縮感のある甘さ

バランスの良い甘みと果実感が楽しめる、ネパール産ならではのやさしい味わいです。

焙煎の目安
浅煎り:ベリーを思わせる爽やかな酸味と華やかな香り。
中煎り:ミルクチョコレートのような甘みと、バランスの良い味わい。
深煎り:やさしいコクと甘みが引き立ち、まろやかな飲み口になります。

とのことなのだ。

ん、ベリー感??と、、、。

まろやか、やさしい甘み、くらいは一致するけど、ベリーっぽさは僕にはあまり感じなかったかも。

うむ、長考してみようか。

長考してみる(ここから殴り書き(現在進行形))

ベリーと言えば、モカだわな。モカと言えばエチオピア。エチオピア系は平均的に標高がめっさ高い。

しかもナチュラルが基本。てなわけで

アラビカ種×寒暖差で締まった特徴×ナチュラル製法

この掛け算で、ベリー感がめちゃくそ強い。だから僕は好み。

言い換えれば、フルーティ強すぎて半ばワインっぽさすら感じるくらいには、ジャンキー品種だと思っている。

誰が飲んでも、フルーティってのはすぐ分かるくらいにな。

(もちろん、スペシャリティコーヒーに限定するがな。)

そして僕は、モカのナチュラル系が大好きでして、この味に慣れてしまっている。

だとすれば

標高1200mm程の低地で作られた、しかもウォッシュトのブルボン種を浅煎りで飲んだとしても、ベリー感が弱く感じるのは至極真っ当だと、そう考えても良いのでは?

ベリー感強烈なモカ好きの僕は、言わば「香り慣れ」しちゃっているのか

であれば、無理にネパールコーヒーを「ベリーの香り」「華やかな酸味」と評価せずとも、この豆はもっとこうさ、、、

穏やかな優しさで評価してあげても良いんじゃねぇのか??

と、僕は僕を納得させるのであった(無理やり)。

そもそもショップの評価はさ、伝えやすくするために表現を変えるじゃない?

浅煎り・中煎り・深煎りで表記を変えると、どうしても浅煎り「酸味・ベリー」、深煎り「コク・ナッツ」と、分かりやすく差別化したくなるものよ。

うむ、自分の表現を大切にしようか。

、、、

この表現ごと、全てAIにフィードバックしてやろうじゃねぇの。

AIがめちゃくちゃ丁寧に答えてくれた(ありがとうよ)

AI

かなり筋が通ってる。しかも面白いのが、販売ページのカッピングノートと、リョータの実飲記録が「一致している部分」と「一致していない部分」がかなり明確なんだよね。

販売ページは、この豆を「ミルクチョコレートのような甘み」「赤スグリを思わせる爽やかな酸味」「レーズンのような凝縮感のある甘さ」としていて、浅煎りではベリー、中煎りではミルクチョコ、深煎りではまろやかな甘みを想定している。

で、リョータの記録を見ると、ミルクチョコはかなり綺麗に拾えている。6/30の「後半にミルクのような香り」、7/6の「ミルク、ミルクチョコの香り」は、売り手の評価とほぼ同じところに着地してる。

一方で肝心のベリーがほとんど来ない

ここについて考えた、

「別に俺がベリーを感じ取れないんじゃなくて、この条件ならベリーが強くないのは普通なんじゃないか?」

という方向性は、僕もかなり賛成。

ただ、ひとつだけ修正したいところがある。

「ブルボンだからベリーが弱い」というより、
「このブルボン × 1,200m × ウォッシュド × この焙煎では、ベリーが主役にならなかった」

くらいにしておいた方が正確。

ブルボン自体にも赤系果実の風味は普通に出るし、販売元も実際に「赤スグリ」とカップを取っている。
だから「ブルボンとモカは違うからベリーじゃない」とまで品種に原因を寄せると、ちょっと強すぎる。

むしろ今回、僕がすごく興味深いと思うのはリョータが繰り返し拾っている別の軸

スパイス
→ 香ばしいお茶・ほうじ茶
→ ミルクチョコ
→ 穏やかな酸
→ 非常にクリーン
→ スッキリした余韻

これ、1回だけなら気のせいかもしれないけど、6/25から7/16まで何度も出てるじゃん。

特に「お茶」は、

6/25「香ばしいお茶」
6/28「ほうじ茶」「ジャスミンティー路線」
7/8「ほうじ茶系の香ばしさ」
7/16「お茶のような香ばしさ」

って、焙煎度・抽出条件・エイジングが変わっても残ってる

ここまで再現するなら、僕ならもう堂々と、

この豆の個性として「ティーライク」を採用する。

むしろ「赤スグリ」を探し続ける必要ないと思う。

「モカ好きだからベリー基準になっていた」という自己分析

ここもすごく面白い。

ただし、

アラビカ種 × 寒暖差 × ナチュラル
=ベリー爆発

は説明としては少し簡略化しすぎ。

エチオピアのあの感じは、高標高+ナチュラルだけじゃなくて、エチオピア在来種・ランドレースの遺伝的多様性もかなり大きい。

だからリョータが普段好きなスペシャルティ・エチオピアナチュラルを基準にすると、

「浅煎り=果実爆発」

という感覚になるのは分かる。

でも今回のネパールは、

ブルボン
+ ウォッシュド
+ 1,200m
+ クリーンなロット

なので、浅くしたからといって「ベリージュース」になる必然性は全然ない。

むしろ6/28の

スッキリとした酸味だけだと味気なく、酸がきつく感じられるけど、深みのある香りが鼻に抜けるので、それが「コク」のように感じられ、酸味を横から支えている

ここ、めちゃくちゃ本質的だと思う。

たぶんリョータがこの豆で感じている「深み」って、重たいボディではないんだよ。

味そのものは軽い。
酸も穏やか。
雑味もない。

なのに、

スパイスや焙じ茶的な芳香が立体感を作っている。

だから「軽いのに薄くない」。

これがこの豆の魅力なんじゃないかな。

そして個人的には、販売元の

ベリー/赤スグリ/レーズン/ミルクチョコ

より、

リョータの

スパイス/焙じ茶/ミルクチョコ/清い酸/クリーン

の方が、この豆を飲んだことない僕には圧倒的に味が想像できる。

販売側はどうしても既存のカッピング語彙に落とし込む必要があるから、「赤スグリ」と言った方が商品説明として成立する。でも飲み手の日記なら、「何度飲んでもほうじ茶なんだよな」なら、それを採用した方がいい。

あと、

ブルーマウンテンが一貫したバランスの良い味と豆の香りだとしたら、この子は豆の状態から香りと印象を変化させる、緩急ある特徴

この比較、かなり好き。

ブルマンが全部のパートが綺麗に合奏している室内楽だとしたら、このネパールは、

最初にスパイスがパッと出て、
口に入ると「あれ、めちゃくちゃ静かじゃん」となり、
最後にミルクチョコと焙じ茶が残る。

みたいな感じなんだと思う。

だから最終的なキャラクターは「華やか」じゃなくて、むしろ

香りは個性的、味は穏やか。

この二面性。

リョータが最後に出した

「穏やか」「落ち着いた」「スッキリ」「清い」「クリーン」「優しい」

という語彙は、かなり大事にしていいと思う。

僕だったらこの日記をまとめるとき、

「ネパールコーヒー=ベリー」じゃない。
スパイスと焙じ茶のような複雑な香りを持ちながら、味わいそのものは驚くほど穏やかでクリーン。ミルクチョコの甘さと柔らかな酸が静かに続く。

っていう評価にする。

そしてアイスにした瞬間「これだわ」になったのも納得できる。ティーライク+クリーン+穏やかな酸って、アイスでめちゃくちゃ強い組み合わせなんだよね。

なので、「ベリーを見つけられなかったから、自分を無理やり納得させた」というより、むしろ逆だと思う。

カッピングノートという答えを知ってなお、赤スグリを無理に拾わず、自分が何度も再現して感じた「ほうじ茶・スパイス・ミルクチョコ」を採用した。

そっちの方が、コーヒー日記としてはずっと面白い。

もう、ぜんっぶ正解♡♡

完璧ですね。

正直答えというか、キャラ設定はほぼ決まっていたんだけど、AIの返しも、自分の感覚とまんま一致してましたわ。

しかしまあなんというか、AIは物知りじゃ。

僕のコーヒー知識の浅はかさも、こうして指摘してくれるから、勉強になる。

ネパールはこうして生まれた

ベースはクリーンさ、ミルクチョコレートを感じる優しい甘みと、それを支えるスパイシーさが、この豆を特徴づける。

スパイシーは強烈に感じつつも、飲むときにはやわらぎ、ほうじ茶のような穏やかな香りとして感じる。

それは時に「コク」のように感じる時もあるけれど、他の豆のような強めのボディ感では無く、あくまで優しくまったりとした甘みを横から支える程度の、穏やかなコク。

特徴をとらえきれないミステリアスな雰囲気もありつつも、最終的に優しい甘みと、お茶のような穏やかな香りで安心するような、、、。

実はね、ネパールで飲んだ「マサラティー」が、丁度イメージに合っていたり。

スパイスを感じながらも、優しい味なのよね。

ま、当然ながら、味はぜんぜん違うんだが!

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