登山向けダウンシュラフの選び方 日本製の寝袋メーカーおすすめ7種を比較

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国内3メーカーだけでも、迷いますよね!
安心してください!! ちゃんと結論を用意しました!

はい!

ということで、今回は日本製のシュラフメーカー
ナンガ・イスカ・モンベルの3社で、徹底比較してみました。

内容はどんな感じかと言いますと
・対応温度をフィルパワーの関係を比較
・重量と価格のバランスを考察
・コストパフォーマンスの高さは最も意識

こんな感じで考察してみました!

そんでもって、個人ブログならでは
辛口コメントもありますので、忖度なしの考察が知りたい場合にもいいかもです!

この記事で分かること!
  • まずはシュラフを選ぶ判断能力が付く
  • 用途に応じた結論を用意します!
  • コスパが良いのはコレです!
  • 選択肢から除外する物もあります!

それではいってみよー!

目次

寝袋の選び方 まずは対応温度から見る

夜の雪原に作られたイグルーとテント

冒頭で述べた通り、闇雲にシュラフを選び始めても、たぶん訳わかめになるんですよ…
フィルパワー、快適温度、限界温度、最低使用温度、価格…

あなたも気が付きました?

数字おおくね?

こりゃ、訳が分からなくなっても無理ないね!

まずは寝袋選びが迷走しないように
数字たちを怖いものじゃなくしましょう!

「知っているよ!」という方も、もう一度おさらいを兼ねて見ていってほしいです。

僕なりの考察もしてありますので!

パッと見わかりやすいのはISO23537(ヨーロピアンノーム)

出典:ナンガ

対応温度がこれで記載してあると
非常にありがたい(´ー`*)ウンウン

そもそもISO23537って?

仮に、各メーカーが、好き勝手に使用温度を謳っていたとします。

うちは0℃まであったかいよ!

うちはー10℃対応だよ!
(暖かいとは言ってない)

いやいやうちはー15℃だよ!
(とうてい無理がある温度)

もしこんな状態だったら?

いや、それ本当か!?

どれも疑いの目でしか見れませんね。
快眠と命に関わることなんよ、コレは。

お前ら好き勝手適当な温度言い過ぎな!

この状況、欧州標準化委員会も黙っていません。
ということで、2002年に寝袋の国際基準が定められました。

それが「ISO23537」になります。

これまで独自基準による自社試験を採用していましたが、2016年、ヨーロピアンノームがISO(国際標準化機構)規格として世界標準化されたため、その基準に合わせることがお客様の選択利便性につながると判断しました。

ファイントラック

こうして各メーカーが国際基準を使っているので、メーカー間の嘘偽りも盛られた情報もなく判断できるようになったのです。

ここではあえて、ヨーロピアンノームで統一して喋っていきます。

選ぶべきはコンフォート温度+5℃

例えばモンベルの寝袋

これなら迷わず4℃以上で使うことを想定してくださいね。
コンフォート温度ってやつですね。

温度の内訳を見てみましょー!

コンフォート温度

代謝が低く、寒さに強くない人がリラックスして眠れる
寒さを感じない温度。

リミット温度

代謝の高い男性が、寝袋の中で丸まって眠れる温度

エクストリーム

膝を抱えて丸くなり、6時間耐えられる温度。
低体温症になるかならないかの瀬戸際。

疲れた山で
「丸まって寝たい?」
「死にそうになりながら休みたい?」

ってことです。

出典:ファイントラック

ちょっと情報をお借りしました(*- -)(*_ _)

例えば夏の3000m級でテント泊がしたいとしましょう。
8月の槍ヶ岳の最低気温は5℃になっていますね

じゃあ、夏用のシュラフは、コンフォート温度が5℃以上のものを選んでおこう!

って感じになります。

ヨーロピアン・ノームは外人向けの基準

もう一つ補足します。

日本人は骨格がヒョロイ傾向にあり、おまけに国は高温多湿でどっちかと言えば暑い国。

日本人はヨーロピアンよりも寒さを感じやすい傾向にあるようです。

コンフォート+5℃で選ぶといった理由は、これなんですよね。

フィルパワー(FP)と重量とコスパ

フィルパワーを表した羽毛の写真

寝袋の品質・性能は
入っている羽毛のフィルパワーがすべて
といっても過言ではありません。

ボックスキルト(縫製方法)、首回りの立体構造
様々な方法で、各メーカーはより暖かい寝袋を目指して作ってくれています。

わざわざ熱効率の悪い形では作りません。

じゃあどこで差がつくのか?

羽毛のフィルパワーと、羽毛量です。

じゃあ次は、フィルパワーについておさらいしておきましょう!

フィルパワー(FP)とは?

出典:メンズファッションブランドナビ

画像をお借りしました。

650FPは30gで650㎤まで膨らみ、800FPは同じ30gで800㎤まで膨らみます。

簡単に言ってフィルパワーは、ダウンのふわふわ指数で、羽毛30gで何㎤(体積)まで膨らむかを示しています。

寝袋の品質なんてのは、このフィルパワーがどれだけ高いかで、90%以上決まったようなもんです。

対応温度が書いてあっても、フィルパワーが記載していない寝袋や、500FPなどの低品質なものは買わないほうが無難です。

フィルパワーとコスパ

フィルパワーが高いほど、寝袋の価格は高い

そんなことは当たり前

フィルパワー・重量・価格の
ちょうど良い落としどころを見つける

ここが重要だと、思っています。
どういうことか、見ていきましょう!

モンベルのダウンハガーで比較してみました。
同じ対応温度領域でも
650FP・800FP・900FPのものがあります。

ダウンハガー #1650FP800FP900FP
快適温度-5℃-3℃-3℃
価格38,500円49,500円68,200円
モンベル ダウンハガー#1

650FPと800FPの差は
150FPにして11,000円

対して800FPと900FPの差は
100FPにして18,700円

100FP分の上昇率は、800FPを境目に2倍ほどになっています。

900FPは、ゴア社の素材が使われているので、高いのも頷けますが、
低位モデル・中位モデル・上位モデル
それぞれの価格域についての参考にはできるかと思います。

初心者には900FPまで品質を上げると
「コスパは悪いよ、」っていう話でした!

フィルパワーで対応温度が大体わかる

ちょっとした余談ですが、大切なこと

イスカのように、独自の対応温度を示している企業なんかは、対応温度よりもフィルパワーを見た方が早いかもしれません。

対応温度は多少ごまかせても、フィルパワーは嘘をつけませんので。

私たちは「EN‐13537」の数値のみを追求するのではなく、独自のポリシーに基づいて快適睡眠を探求しています。一例をあげると、同テストは静止状態で実行されるために、睡眠中の動きが考慮されておりません。

イスカ

例えばイスカは独自のテストと対応温度を示している製品が多いです。
国内シュラフメーカーなので、テスト自体は確かなものだと思っています。

ただし、製品の対応温度に「最低使用温度」だけを記載しているのは、個人的にあんまり好感が持てないというか…

このブログを読んでくださるような方であれば、対応温度についての知識があるでしょう。

しかし、知識がない初心者はどうでしょう?

ぱっと見の最低使用温度
これにつられて、購入してしまいそうです。

ということで

シュラフの選び方は使用温度だけでなく
フィルパワー
ダウンの量がどれだけ入っているか

これで他社メーカーと比較検討することも、寝袋選びで失敗しないコツでしょう。

ナンガとイスカとモンベルを比較

まずは感覚的にわかりやすいように、同価格帯のモデルで比較してみました。

使用温度ー10℃以上のモデルで比較

寝袋ナンガ
Level8
20-UDD
イスカ
エアプラス810
モンベル
シームレスダウンハガー
800EXP
価格92,400円71,500円72,600円
温度-11℃(不明)-12℃
重量1,540g1,280g1,327g
フィルパワー770FP800FP800FP
防水性撥水ダウン撥水生地撥水生地
特筆永久保証伸縮性
ナンガ・イスカ・モンベルのシュラフ 比較表

※イスカ エアプラスについては、最低使用温度ー25℃の記載しかありませんでした。
ダウン量から察して、これらと同等のスペックと思われます。

性能に違いがありますが、ナンガのシュラフはちょっと高いかなー?

イスカとモンベルは同程度と言えそうです。
さっきはイスカに対してちょっと辛口コメントをしましたが、製品やコスパは良さそうに感じます。

ナンガには永久保証がありますが、これがお得かどうかはまた続き(ナンガ)で考察しています。

ということで、ここからいよいよ本命。
3社の特徴と、製品紹介をしていきます!

ナンガ

ナンガを選ぶとよい人
  • 長く使うことが前提の人
  • 撥水ダウンとしてはコスパ良し
  • NANGA×山渓コラボ狙いで(コスパ良)

ナンガは、1941年に先代「横田晃」によって、近江真綿布団の産地からスタートした、羽毛の町から生まれた寝袋メーカーです。

社名「ナンガ」はヒマラヤ山脈にある「ナンガ・パルバット」に由来しています。

ナンガ

80年以上の歴史を持つ、老舗の寝袋メーカー

国内生産・国内洗浄を行い、シュラフの破損については永久保証
寝袋専門メーカーとして、自分たちの製品へのこだわりとプライドは最も高い印象です。

【国内洗浄にこだたわった羽毛】

NANGAが使用する全ての羽毛は使用する羽毛は羽毛加工メーカー【河田フェザー】で洗浄加工されます。

加工工場は三重県の伊勢平野にあり、山々に囲まれた豊かな環境で取れる水(超軟水)や乾燥に適した気候が加工工程において優れており、高品質ダウンが生み出されています。

ナンガ

ナンガの永久保証

ナンガの特徴は、なんといっても永久保証。

永久保証のコスパがいいのかどうかは、Japan Nomadさんの記事で結論が出ていそうです。

  1. モンベルのシュラフに穴が開いた
  2. 修理に頼んだら送料込みで2,700円だった

だそうです。

経験上、シュラフはめったなことをしないと穴が開きません(室内なので)。
もし破れても、2,700円という金額は高い物でもなさそうですね。

とはいえ、永久保証というのは高品質であることの裏付け。
「10年使ったろ!」とか思う方は
満足感・安心感・所有欲
これらも含めて、いい買い物と言えるかどうかがポイントにもなりそうです。

そんなNANGAのシュラフは
UDDバッグシリーズ
オーロラライトシリーズの2種!

UDD BAGシリーズ

ナンガのダウンシュラフ
出典:ナンガ
UDD BAGシリーズ
  • ナンガシュラフの基本モデル
  • 770FPの撥水ダウン
  • 撥水ダウンシュラフとしてコスパ良し

名前はUDD BAG 〇〇〇 DXと表記され、〇〇〇の部分がダウンの量を示します。

先ほどモンベルとイスカと比較したモデルで、コスパとしてはそこまでよくはありません。
対応温度の中には、モンベルやイスカと近い価格のクラスもありますが

ナンガが一番安い!
ってことはないので、コスパでは選べません。

ただこれ、地味にダウンが撥水ダウンなのです。

撥水ダウンは、他メーカーでも積極的に採用しているところもありますが、ダウン自体が撥水するという結構画期的なシステムです。

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