7時にセットした目覚ましでしっかり起きる。
室蘭の宿と勝手に呼ばせていただいているが、ここのお方は宿の仕事ではありません。
主様の仕事の時間には出なければなりません。
お仕事もしてて、旅人に親切してくださる、とても優しい方でした。
ありがとうございましたm(_ _)m
俺はコスいヤツ
さて、今日はなるべく函館に近づきます。
室蘭から函館まで190㎞、二日の行程でしょう。
まずは腹ごしらえ。
20km進んだ場所で休憩がてら、朝ごはんとします。
最近出費が多いので、道の駅で米を2合炊いていました。
「頑張ってね!!」
おばちゃんからフレッシュなものを頂いた。
普段は干物ばかり食べたり、カロリー摂取ばかり気にする。
フレッシュなものはとてもうれしいのだ。
と、ここで僕は気が付いてしまった。
こんな道の駅で
米を炊く若者
そりゃあ何かくれるひともいるよね
僕は目立つのは嫌いじゃないし、明るい場所が好きだから、こうして人目に付く場所にいる。
それでもこの事実に気づいてしまったら、次から期待して待ってしまう。
邪念が一つできてしまったのだ。
…もっとも、今後も邪念があるときは、なんのお恵みも無かったのだが(笑)
やっぱり何も気にしていない、素直な状態に人は惹かれる。
熱狂!!
室蘭から函館方面は、どうも道が宜しくない。
横風にあおられながら進む、長い坂道。
前日の爆速の疲れもさながら、僕はついに力尽きる。
そんなキツイ山道を走っていると、青年にであった。
26歳の日本一周チャリダーの「枝ちゃん」。
大学生が多い、夏の北海道。
そんな中、同年代の旅人たちとはやっぱり感覚が合う。
それに、アラヤのフェデラルという、共通のチャリも嬉しかった!
モリヤス、前ちゃん、枝ちゃん、話しやすい子はいつだって同年代である。
(もちろん大学生の勢いも好きだよ!)
そして枝ちゃん、僕と同じく失業保険をちゃっかり貰っている。
元気がいいくせに、現実的なところもさすが社会人だ(笑)
勢いのあるチャリダー、枝ちゃんの言葉は「熱狂」。
僕の好きな言葉にもなりました。
そうそう、枝ちゃんに貰ったチューブのスペアは、数日後にしっかり役に立ちました。
ありがとうよ!!
オシャマンベ
坂を下ると長万部という小さな町に出る。
ここでエネルギー補給をする。
牛ホルだ。
ダメだといったろう。
牛の脂は消化に悪い。
ポン酢で誤魔化してはいるが、お揚げさんまで入れちゃって。
消化うんぬんの前に、後半は胃袋が受け付けなくなった。
皆は気を付けよう。
消化に良いものを。
ちゃんと胃袋に詰め込んだ。
ところで何だ長万部って、読めないぞ?
検索してみると「オシャマンベ」と読むらしい。
北海道の地名は大抵アイヌが語源だ。
それにしてもオシャマンベとは、とってもかわいい名前ですね。
就寝難民
今夜は台風、なるだけテントは張りたくない。
ということで、真っ暗になった道を進んで寝床を探す。
暗いので焦る、どこかいい所はないか?
バス停は眠れそうだけども、目の前の国道はうるさい。
無人駅汚かったので、寝る気になれなかった(というか常時灯がまぶしい)。
…ふぅ
結局芝生にテントかいな、軟弱者め。
(飛ばされませんようにっ)
2022.9/6
走行距離:約100㎞