寝袋にくるまった状態、蚊帳から入り込むジリジリとした太陽。
…暑いっ!!
時刻は7:30だ。
ぼくのなつやすみ
やっぱり変わらず道は悪い、北海道の広さが懐かしいところ。
ですが、本州にも一つ、好きなところがありました。
ミンミンゼミです。
北海道では「エゾゼミ」というセミがいるのですが、「ギーーーーー」とうるさく風情の欠片もない(笑)
その点「ミンミンゼミ」は、河原と夏の日差しがセットで思い出されます。
小学生の頃から、僕は夏休みになると、おばあちゃん家で1ヶ月滞在していました。
そんな僕にとって、ミンミンゼミはいつまでも懐かしい夏の記憶です。
お食事処「かあちゃん」
本州は、北海道と違って旅人がいませんね…
立ち寄った道の駅では、大太鼓の展示施設がありました。
退屈だった僕は、期間限定無料開放とやら、展示施設に吸い込まれました。
デッカイ大太鼓と、世界中の太鼓が置いてあるのですが、、、
太鼓専門なので歴史的な情報は少ないです。
無料でよかったと、ちょっとホッとしていました(笑)
さて、今日は行きたい場所が明確にあるのです。
それはお食事所「かあちゃん」
オモウマイ店で紹介された、安くておなかいっぱいになる、優しいおばあちゃんのお店。
550円(大盛り)で頼んだ焼肉定食。
お肉も油もホロホロと柔らかくて、とても美味しかったです。
かあちゃんは腰を曲げて、お肉を1個1個切っています。
その姿はかわいくもありますが、懸命に働いてきたであろう姿に尊敬も感じます。
もう1人、おそらく娘さんであろう方も、物腰柔らかでとても穏やかな温かみのあるお店でした。
最後はかあちゃん、僕にから揚げのお土産をくれました。
一緒に写真を撮りたかったですが、お店が忙しそうでできませんでした。
かあちゃん、ありがとう!
なかなかここまで食べには来れないけど、これからも美味しいご飯を作ってください!
ありがとう野田さん。
かあちゃんを出てからほどなく、道の駅でパンクをしていました。
前回のパンクでは、100均のスプレー応急処置だったので、劣化していたようです。
チューブごと交換する羽目になったので、ここで「枝ちゃん」にもらったチューブを取り出す。
野田さんとやらがサービスでくれたチューブが、めぐって僕のところで役に立ちました。
ありがとう枝ちゃん!
そして、野田さん!!(誰か知らんけど)。
チューブ交換で腹も減り、道の駅で「バター餅」とやらを購入。
これがかなり美味かったので、ちょっとだけ食レポ。
まず、大福ではなく「餅」なので、一口食べた時の「もち米」の香りが口に広がる。
正月を思い出します。
そのあと、優しい甘みで、柔らかくも歯触りの良い「もち」は、一口、また一口と食べてしまいます。
味はさながらミルク味といったところ。
バターというのはずっと感じられるわけではありません。
ですが時折顔を出し、ふわっとスイーツを食べている印象を受けます。
そんな、和であり洋である「バター餅」。
秋田に行ったらぜひ、ご賞味あれ!!
大地が寝床、と僕は言えない。
今日は80kmしか進んでいませんが、もういいです。
なんせ、こんないい場所が無料のキャンプ場だから!
芝生があまりにも気持ち良いので、このまま寝てやろうかと思いましたが…
無理です、僕は蚊が嫌いです(笑)
稚内で出会った高校生、コンクリートにレジャーシートの彼ならば平気で寝るでしょう。
彼が言っていた「大地が寝床」。
一度言ってみたいですが、なかなか言えません。
晩御飯はご飯とからあげ。
かあちゃんの温かみを感じながら、美味しくいただきました。
2022.9/19
走行距離:約80km