2022.10.8-9
紅葉が遅れ気味とされた2022年、飯豊山に御沢野営場から登ってくることとしましたので、以下について景色とともにレポートしていこうかと思います。
- 紅葉の状況(2022)
- コース難易度
- 宿泊場所について
1日目:御沢登山口~本山小屋まで
この日は3連休初日、月曜日が雨という事で、土日にまとまった人数が昇ります。
とはいえここは結構広い駐車場、帰路の時点でもすべての車が停められていました。
開始は林道から。
両脇にミズ(山菜)が生えていたので、帰りに食ってやろうかと目を光らせながら歩きます。
左に行けば「大滝」、右が飯豊山方面。
大滝はどうやらウェーディングシューズが必要なようですので、今回はスルー。
いきなり飛び込んでくるのは「ブナの原生林」
さすが東北と言わんばかりの、ブナとナラの雑木林です。
こんな森は、キノコが出ないかしらと、ここでも目を光らせる。
薄暗い森にたたずむ、一本のお化けブナ。
長い間この一帯の主となっていることでしょう。
キノコはないかと探していたところ、これは珍しい!「スッポンタケです」
学名は「Phallus impudicus」
Phallusは「男根」、impudicusは「無知」。
直訳すれば「恥知らずのペニス」。
なんという名前を付けられてしまったんだ、お前は。
他は見どころも特になく、急登をガンガン登っていきます。
急登とはいえ標高は低いので、さほど呼吸は乱れません。
ここまで難所なし。
500m間隔で、このような広場が用意されているのがありがたいコース。
ブレていますが水場です。
コース半分辺りを過ぎると、ここから水にはあまり困りません。
小屋ごとに出ています。
慣れない山域なので、この手の標識をちゃんと見て進むとよいです!
最初の小屋、三国小屋まで向かう稜線が見えてきました。
しかしここからが厄介。
一個目の小屋が「三国小屋」なのですが、そこまでの区間が岩の急登。
実はこの日、雨が降ったりやんだりの状態。
カメラはしまっておりました。
濡れた岩と急登が結構難所。
一泊装備で来る方は、それなりの気合で臨みましょう。
三国小屋を超えると紅葉が始まります。
1600m地点ですが、このあたりがピークになっていました。
ガスなので展望はいまいちですが、目の前に意識をやるとステキな写真が撮れます。
この木は「ミヤマナラ」
高山の楢の木で、ミズナラやコナラよりも低木。
ハイマツのような位置づけかな?
切合小屋です。
ここは避難小屋ですが、オーナー在住でした。
結構キツイ方らしく、僕の隣のお兄ちゃんは怒られていました(笑)
電話対応もアレらしいので、ここに泊まる場合はお行儀よく、ですね(笑)
コースをレポートしようにも、こんな状態。
雨がやんだり降ったりの状態で、カメラなんて出していられません。
はい!
山頂直下の本山小屋です!
…
ゴメンナサイ、雨が強くなってきてたので、翌日分に写真を載せます!!
テントを担いできたのですが、さすがに雨の中テントはかったるすぎる!!
ということで、避難小屋が空いていたので使わせてもらいました。
避難小屋ならではの出会いもあり、楽しい時間が過ごせました^^
仲良くなったお兄さん方と夕食です。
翌日は日の出とともに山頂に居る予定、18:00には就寝しました。
2日目:
翌日、冷え込みましたが天気は良さそう
山頂には人が集まっているよう、
明るいのでヘッドライトはいりませんね。
霜が降りた植物たち
朝を待つのは僕たちだけじゃなさそうです。
可愛いので何枚でも撮っちゃいます。
山頂についたら、小屋で一緒になったお兄さん方と写真撮影。
みんな寒そうだね(笑)
あのピンクベルトが山に差し掛かった時、日の出の瞬間です。
待ち望んだ瞬間
あえて後ろから皆を撮ってみようかっ
もちろん僕も、先頭にちょっとだけおじゃま
こんな時、視点を下げるとダイナミックに映る場合があります。
(もちろん地面が絵になるときね!!)
反対側は「大日岳」のモルゲンロート
知らぬお兄様ですが、あなた画になりまっせー
タイムラプスの撮影をする方も。
もちろん僕も撮ってもらいました!
…、で
撮ってもらったのはこの恐竜の人。
ちょっと仲良くなった中国の方ですが、これはナニ?w
よかったね、温かい光に照らされて。
十分満足したことなので、帰路につきます。
ここから下山開始!
ちょっとどんよりした空気になってきました。
山頂だけでも朝日を拝めてよかった。
それにしても、昨日歩いた稜線はこんなにきれいな場所だったのか!
ちょっと紅葉のピークを過ぎた感ありますが(1800~2000m)、十分綺麗です。
切合小屋のテントは、この日結構混雑模様。
結構斜めに張っている方も多かったです。
切合小屋より下部は、色づきもほどほど、草紅葉ピークといった状態。
晴れていたらかなり綺麗な景色だったと思います。
とちゅう、こんな草のトンネルのような場所も。
さて、ここからが難所。
三国小屋からが岩場の連続でしたね。
今日は岩が乾いているので、昨日よりは気を遣いません。
岩の稜線越しにお兄さん。
ここを歩いてきたんだぞ!!
って感じでカッコいいです。
昨日はスマホでしか撮影できなかった鎖場。
高所感が伝わるでしょうか?
難所を超えたらさっさと下山!
昨日の恥知らずは、無残な姿になっていました。