クソっ!
痒い!
2時に目が覚める。
こんな季節にまだクソ野郎の残党が生き残っていやがるなんて!
日中に出くわしたら、バラバラ死体にしてやるんだから。
(蚊に刺された)
結局何度も蚊に襲われ、逃げ込むようにテントを張った。
みかんがやばい
「ガラガラ!ガシャン!ウィーン!ギュッギュッ」
どうやらここの道の駅の朝は早いようで、4時過ぎから起こされる。
テントを張っていては目立つので、ベンチでウトウト…
「みなさまー、おはようございます」
…
放送だ。
6時から放送が成り始めたので、いよいよ起きなければ。
蚊への苛立ちもかゆみと共に治まり、とりあえず飯を食うことに。
出発が出遅れたことで、あんパンやらオロナミンCやら、おじいさんらしいものを沢山いただく。
こちらのおばあちゃんからは、みかんを頂く。
やばい笑
昨日のナガくんに貰ったのを合わせると、みかんは21個になっていた。
オロナミンCはそこまで好きじゃない。
アンパンも好きじゃない。
みかんはこれ以上貰うと大変!
これをチャリで持っているからだ(笑)
とってもありがたいが、とっても申し訳ないので、さっさと出なければ!
PRなしの高クオリティマンモス
今日は2つの峠を超えます。
とはいえひとつ200mほど。
峠とわかっているので、気持ちを完全につくりあげて来ました。
1個目の峠は案外簡単にクリア。
降りた先の町は宇和というところ。
とってものどかです。
田んぼには何やらワラの塊が。
柔らかな朝の日差しとのどかな田園風景がマッチしている。
そこかしこに塊はあります、なんだろうこれは?
そしてもうひとつ、遠くに気になるものが笑
明らかにマンモス
なんのPRもなしに現れるマンモスだが、結構しっかり作り込まれている笑
国道を走っていては見逃してしまう、しれっとした力作なので、ちょっと勿体ない笑
しかしこの町はとてもいい所。
すんごく走りやすいのだ!
僕はここで、THE BLUE HEARTSの「旅人」を熱唱していた。
お遍路したい
この町の後には、次の峠が待っています。
酸っぱい方のミカンで疲労回復。
甘い方のみかんでエネルギーチャージ。
こっちの峠は400m付近まで登ります。
地図上では明らかにヤバそうなヘアピンカーブ、下から見たときもウンザリしそうでしたが…
案外斜度は弱く、中ギア立ち漕ぎを続ければ、気持ちの良いヒルクライム。
最高の気分で峠を終える。
ここはお遍路の国、四国。
お寺巡りで使うであろう旧道と、休む人たちの東屋がある。
せっかくなので、皆が立ち寄るであろう東屋でもう一度みかんを食した。
峠を下ると綺麗なコスモス畑が。
天気もよく、風に揺れているさまを見るのはとても和む。
ここはみま町というところ、地元の人たちの努力があるからこその景色だろう。
記念に愛車と撮影。
お遍路を行く旅人も、コスモス畑を撮影します。
おじじになったらこんな旅もいいなぁ
人生の目標の後半に、お遍路巡りも付け加えておいた。
仁義なき戦い
四万十川方面へのサイクリングは、とても気持ちが良い。
車通りは少ない、道も綺麗、おまけに追い風ときたもんだ。
青線に導かれながら、サイクリングを楽しむ。
道の駅も多いので、ちゃんと食べ歩きをしておく。
(じゃこてん)
(カレーパン)
(ピーマン)
!?
ところでさっきから、四万十市と四万十町という文字を見かける。
どういうことだ?
調べてみると、どうやら四万十市と四万十町の両方が存在。
どちらも四万十川をメインの観光対象としている。
「うちこそ四万十代表なり!」
「いやうちの方が先に!…」
こんな歴史的背景があるらしいので、気になったら調べてみて貰うとよい。
僕はどちらを選択すれば良いのだろう…
四万十川の沈下橋を見たかったのだ。
四万十市側(下流)には大きな沈下橋がある。
だが僕は田舎が好きだ、どちらかと言えば上流に行きたい…
選択したのは両方、沈下橋を見てから戻るという選択をした。
これが四万十川を代表する、岩間沈下橋だ。
広角レンズでしか収めきれない長さの沈下橋。
動画撮影に写真撮影、何往復もして沈下橋を堪能笑
上から見ていたら何をやっているのだあの人は? 状態である笑
そうしてもう一度、僕は上流へと戻るのであった。
引きしかない
やはり田舎の風景はとても気持ちがいい。
小さな沈下橋を渡ったり上から眺めたり。
これこそ四万十川!
といった風景はだろう。
ここも車通りは少なく、撮影もし放題。
小さな商店街のおばあちゃんなんかは、これ以上ないほどのどか笑
四万十町側を目指して正解だった。
目標としていた道の駅に到着。
そこには2人組が宴会をし始めていたのだ。
「ビール飲む??」
お兄さんが声をかけてくれたので、僕はやっぱり尻尾を振った笑
聞くとお兄さん、愛媛でアウトドアショップをやっているという。
なんと偶然か。
おねえさんともとっても話が合う。
キャンプ場でもなく、道の駅で適当にアウトドアを行う。
まさにアバウトドアの精神の持ち主。
沢山もてなされ、楽しくお話しまくり、焼酎を飲みまくった笑
なんか楽しい話、重要な事も喋った気がするが飲みすぎた。
グリングリンになっていたので、21時に就寝です!
今日はここを野営地とさせて頂く!
走行距離110km
八幡浜(愛媛)▶四万十町(高知)