どうも!
寝袋大好きたなりょうです!
僕がナンガオーロラ600DXを購入したのが、2017年9月30日のこと。
すでに5年使っていただなんて!!
正直オーロラ600DXを僕はめちゃくちゃ使い倒しています。
冬キャンプはもちろん、-20℃になるような厳冬期の登山でも使ってきました。
日本一周の自転車旅にも、11月頃でしたが愛用。
多分、これだけ広いジャンルで使ったレビューはないのでは?
まだまだ暖かい11月の下界から、下手したら命が危ない1月のアルプスでも使ってきたんです。
今回はキャンプや登山等、各ジャンルでの寒さの感じ方や使用温度域についてのお話。
それをお伝えすることこそ!
我の役割っ!!
ってことで、よろしく~(^^)
お任せあれ!!
オーロラ600DXを冬キャンプで使用
僕が大好きな冬キャンプ!
ここではキャンパー目線で、オーロラ600DXを選んで失敗しないかを解説します!
【結論】冬キャンプならば600DXがベスト!
冬キャンプとしてのシュラフ選びにオーロラ600DXをお考えであれば、いい選択であるといえるでしょう。
車なら全く気にならないサイズ感
さすがダウンシュラフといったところでしょうか。
車で持ち運ぶと考えると、めちゃくちゃ余裕なサイズ感です。
この温度域のシュラフを化繊にしたらどうでしょう?
ただでさえコットンテント…
薪か灯油かストーブがあり…
コットにマットに毛布になんて…
無理ですね無理(笑)
うちはハイエースじゃありません!
ということで、サイズ感はとりあえず合格。
続いて重要な温度域です。
1月の標高1000mのキャンプ場
行けました
でも一個カイロを放り込んだよね(笑)
そうです、この日はー10℃に達する雪中キャンプ。
キャンプ場の主様に、シュラフについて念押しされるほどの寒波。
ナンガオーロラ600DXの中に、マグマカイロを一つ放り込めば快適睡眠が可能でした。
ここで一度、シュラフのスペックをおさらい。
快適温度 | 下限温度 | |
---|---|---|
450DX | 0℃ | -5℃ |
600DX | -4℃ | -11℃ |
750DX | -8℃ | -16℃ |
オーロラ600DXの快適温度はー4℃。
そこにカイロを放り込んだ状態で快適だったのは、妥当な数字と言えるでしょう。
カイロ一つで体感5℃くらい変わるね!
さすがにー10℃に達するような、頭オカ雪中キャンプも稀でしょうで、600DXが丁度よい落としどころかとは思われます。
過酷な環境下に自らを晒す場合は、過酷体験をしてみるか、カイロを放り込めばいいだけです。
かといって450DXは心もとない
450DXはナンガ的には「3シーズンシュラフ」の位置づけ。
実は快適温度というのはヨーロッパ基準。
体格の良い筋肉質な英人男性が基準になっているのです。
つまり0℃とは言えど、初心者や女性は特に5℃ほど多めに見積もることが重要なのです。
気温5度って、11月のキャンプ場やんけ!
それじゃあ意味がないんですよね
450と600の価格差も5000円未満です。
750DXだと暑すぎると思う…
自転車旅で1か月間(11月頃)、オーロラ600DXを使ったことがあるんや。
この時は11月だったので、気温は10℃を超えるか下回るかくらい。
10℃以下の場合は気持ちよく眠れましたが、さすがに10℃以上の場合は寝汗をかきました。
ダウンは温度も湿度も保持するからね。
暑く感じたのは足元だったので、脱ぐわけにもいかず。
(脱ぐほど暑くはなかったのもある)
これがオーロラ750DXなら、かなり暑かったろう。
オーバースペックも考え物ね
キャンプならオーロラライトよりオーロラ
オーロラにはオーロラとオーロラライトがあります。
これらの違いは生地の厚みになります。
生地の厚み | 最安値(※) | 重量 | |
---|---|---|---|
オーロラ600DX | 40D | 38,760 | 1,270g |
オーロラライト600DX | 15D | 45,800 | 1,100g |
これがオーロラで
こっちがオーロラライト
最安値で比較すると、7000円ほど変わってきます。
対して重量差は170g
生地の厚み=耐久性にも関わるので、キャンプであればオーロラ一択かと思われます。
ということで、キャンプならオーロラ600DXがいいんじゃないかな!
冬期登山におけるオーロラ600DXの使用感
冬期登山において、オーロラかオーロラライトを選択するというのはアリだと思います。
オーロラテックの使いやすさは感じる
正直冬ともなると、テントの外も中もバッキバキに結露します。
結露というかパリッパリの霜だね!
熱がこもったシュラフに落ちた霜は、溶けて水が染みます。
オーロラテックは耐水性があるので、パパっと払えば簡単に落とせます。
厳冬期こそオーロラテック!!
600DXにせよ750DXにせよ、オーロラにせよオーロラテックにせよ、まずはナンガシュラフの恩恵を最も感じる場面です。
ギリギリ喰らいつく760フィルパワーというスペック
今やダウンの、大フィルパワー向上時代。
(僕が言っているだけ)
確かにダウンの品質向上は著しく、しまむらでさえ700FPのダウンを使っています。
昔は650FPでも高品質とうたわれていましたが、今では「相対的」に800FP未満は高品質と言えなくなってきています。
それでも!
760FPという品質は、登山において全然視野に入ってくるランクにあります。
900FPは価格向上が著しいからね…
特に使用頻度が少なくなりがちな冬期登山においては、760FPのオーロラで丁度よい辺りとも言えそうです。
僕はオーロラ600DXを使っていますが、次は使用感や後悔について述べていきますね!
オーロラよりもオーロラライトのほうが良いかも?
僕は安さにつられてオーロラ600DXを買いましたが、今では1万円余分に払ってオーロラライトに変えてほしいと思っています(笑)
生地の厚み | 最安値(※) | 重量 | |
---|---|---|---|
オーロラ600DX | 40D | 38,760 | 1,270g |
オーロラライト600DX | 15D | 45,800 | 1,100g |
もう一度オーロラとオーロラライトの比較を載せます。
重量にして160g、価格差は7000円程度です。
フィルパワーは変わらず、生地を40Dから15Dに落としているための軽量化です。
参考までに、モンベルのダウンシュラフは10Dです。
強度的には15Dで十分かもね!
続いてこんな比較も載せてみます。
重量 | 価格(¥) | |
---|---|---|
ストームクルーザー | 254g | 22,800 |
トレントフライヤー | 194g | 25,080 |
モンベルのレインウェアを比較してみました。
ストームクルーザーはミドルスペックで、トレントフライヤーは軽量のフラッグシップ。
60g差にして3000円差。
オーロラとオーロラライトは160gで7000円の差でしたね。
こうしてみると似たようなものですが、レインウェアは保温性の役割も大きいです。
レインで軽量化するならば、シュラフを軽量化したほうが現実的そうです。
オーロラ600DXは、ザックの中だと結構嵩張るのよね…
もちろん両方軽量でもいいし
両方ともコストを重視してもいいよね
あくまで参考までに、オーロラライトの選択肢を提示してみました。
600DXより750DXのほうがいいかも…
600DXは快適温度がー4℃という数字です。
1月2月の冬期登山において、600DX単体で快適な睡眠をするのは初心者には難しいでしょう。
やっぱりキツイ??
あくまで厳冬期&600DX単体だとね(^^;
というのも、快適温度のー4℃という温度は、ヨーロッパ人男性を基準にしています。
筋肉量が多くて、代謝の良い人物を想定しているというわけ。
とりわけ寒さに弱い自覚のある方や、女性はスペック+5℃を見積もると良いと言われるのはそのためです。
-20℃に達することのある厳冬期において、オーロラ600DX単体でのテント泊は「ムリゲー」と言えるでしょう。
だけども僕は、600DXしかないからそれで行くんや。
僕もやで。
アレを持っていくんやね。
カイロです(笑)
これ一個放り込んでおけば、体感温度は5℃程度向上する感じがします。
3つ放り込めば、暑くて途中で外に出していました。
起きたらカイロが外で冷えてたのよねww
オーロラ600DXと750DXの重量差は180gにして、-4℃と-8℃という違い。
マグマ一個で54gなので、重量的にはマグマ(カイロ)頼りのほうが暖かいのです。
ちなみにマグマが10個で400円。
600DXと750DXの価格差を埋めるためには、100泊以降くらいからコスパが逆転します。
もちろん750DX+マグマはもっと快適。
ここからは、オーロラを使った感じをレビュー!
ではでは、ここからオーロラ600DXを使いまくったレビューをしていきますよ!
オーロラテックがめっちゃ楽!
さっすがオーロラテックといいますか、結露とかこぼしたお茶とかの対処が楽!
パパっと払えば終了っ!
個人的に一番恩恵を感じたのが、みそ汁をこぼした日。
うわ!みそ汁!最悪!!
っておもったのですが、水拭きしてウェットティッシュで終了。
内部まで汚れが達しないというのは、撥水ダウンに真似できない芸当。
とにかくオーロラテックは、管理が楽ですね。
中ふわっふわで、クッソ気持ちいい
オーロラテックはシャカシャカなのですが、内部はモッフモフ♡
高級ダウンジャケットの外側がシェルで、裏地がサラサラツルツルしていて気持ちいいアレと同じ。
足元はダウン多めで、末端の冷えは感じられず(-20℃とかは無理)。
羽毛布団で足元をくるんだ時のアレに似ている。
顔の周りとか首の周りも考えて作られており、ドローコードを引っ張った時の首元とかめっちゃ幸せ♡
あぁ~
あったかいんじゃ…
ドローコードとかファスナーとか作りこまれている
ファスナーは嚙みこみ軽減ファスナー。
ビーーーーーーーー
って、噛まずに一気に引っ張れる快感
二段ドローコードによって、顔も寒くないし首以下はもっと寒くない。
寒い日は冷気絶対塞ぐマンになるのよね(笑)
羽毛が出てこない
これ、モンベルの寝袋なんですよね。
引っ張っても引っ張っても、ティッシュのように次の羽毛が出てくる。
朝起きたらテントの中が、羽毛が舞っているなんてこともね。
オーロラDXは羽毛出現率がめっちゃ低い。
地味にストレスになっていたので、羽毛が出にくいのは結構ノンストレス。
ロゴが渋いねぇ!
モンベルも寝袋の質は良いんですが、ロゴがね…(笑)
ナンガのロゴはカッコいいので、なんとなく優越感。
配色もいいですよね。
ローランドの真似っぽいんですけど、ナンガというオーラをまとって眠れるというか(笑)
多分イスカやモンベルにない、渋カッコよさ。
なんだかんだ、買って良かったよね!
600にするか750にするかなどの迷いはありますが、オーロラシリーズは買って良かったと思います!
僕の野営経験が、シュラフ選びの参考になったら幸いです!
では!
読んでくれてありがとう!