2023-2024年モデルに更新
パタゴニアダウンはメンズが18種、レディースが16種。
被っているもので19種類。
ニーズがありそうだったので、頑張って19種類に順列を付けてみました。
最初に付け加えますが、完全に順位付けは困難でした。
なんせ暖かさの基準が無いので、「おおよそこの位の暖かさだろう」という順位付けになっています。
雪山にウルサイ男が並べた、個人的なおそらく的順位付け。
と思ってください!
暖かさを決める要因
ダウンジャケット(コート)には、シュラフやマットのように標準化された基準がないから。
といっても、ただ適当に並べただけではあまりにも信ぴょう性に欠けます。
ということで、今回は以下の3つを参考に順位付けを決めました。
- 重量の違い
- 生地の厚み(デニールやオンス)
- ダウンの質(フィルパワー)の違い
重量による
重量は、一番参考にした指標になります。
ダウン量が多い=暖かい
生地のデニール=防寒性
当然ですが、ダウン量が多いほど暖かく、生地が厚いほど耐風性もあります。
重量を参考に、下記のフィルパワーによる軽量化も考慮して、順位付けを行いました。
フィルパワーによる
30gのダウンを用意して、膨らんだ際の体積が何㎤になっているかで決まります。
パタゴニアのダウン製品に使われるダウンは、600FP~800FPです。
700FPがほとんど多め。
600FPのものは低品質(コストカット)
800FPのものは高級品(山岳用)が傾向でした。
それを、暖かさの順列を決める際にも参考にしました。
同等の重量の製品を比較した際、フィルパワーが高いものが暖かいであろう予想を付けたわけです。
生地の厚み
生地の厚みはD(デニール)、生地の重さはOZ(オンス)で表記されます。
傾向として、OZが大きいほど生地に厚みがあり、耐風性や保温性が高くなる印象です。
ですが今回比較するのはダウン製品です。
OZやデニールを参考としてとらえ、あくまで重量に対するダウン量の多さを予測して、順位付けを行いました。
最後はあくまで感覚
厳冬期の3000m級を遊び倒している僕が、耐風性やダウンの品質等を加味して並べてみました!
どうしても最後は肌感覚になってしまいますが、自分の感覚とも合っているかを感じつつ、見ていただけると幸いです!
ストームシャドーパーカー
重量 | 1,182 g |
フィルパワー | 700FP |
OZ(オンス) | 44.07 oz(75デニール) |
特記事項 | ゴアテックス |
公式価格 | ¥143,000 |
使用される場面は街着を想定されているでしょうが、このスペック。
天下のゴアテックスを採用した、防寒・耐風・耐久性すべてにおけるスキのない製品です。
2023年のフローズンレンジパーカーが廃盤となり、こちら2024年冬の新作。
価格も14万と、強気強気の最強ダウンが生まれました。
ちなみに、使っている素材もより環境配慮に近づいたとか。
イメージするなら、コレくらいの状況。
ゴアテックスの恩恵を受けるには、雨雪が降らないと意味がありませんね。
トレス・スリーインワン・パーカ
重量 | 1,307 g |
フィルパワー | 700FP |
OZ(オンス) | 46.1 oz |
特記事項 | 防水透湿生地 |
公式価格 | ¥79,200 |
中厚手ダウンと、コートのセット製品。
こちらも両方合わせると、結構な耐寒性がありそうです。
重量は上記のフローズン・レンジ・パーカーよりもやや重めの1307g。
ですが2着分あるので、重量はかさむでしょう。
2番手としました。
両方合わせると、北海道の街中でもやっていけそうなスペックですが、片方だけでも機能するのはうれしい所。
二つ合わせると、スペックはかなり高いでしょう。
アルプロフト・ダウン・パーカ
重量 | 680 g |
フィルパワー | 800FP |
OZ(オンス) | 24 oz(20デニール) |
特記事項 | 耐水性撥水 |
公式価格 | ¥79,200 |
重量をぐっと落としますが、実はかなりのポテンシャル持ち。
800FPという高級ダウンを使用し、保温のみに特化したダウンジャケット。
いわゆる山岳用というやつです。
それゆえ細部もぬかりなく造りこまれています。
使用用途としては、北海道だとか海外に目が向きます。
日本国外へのニーズに向けたものでしょう。
使うとしたら、1~2月の槍ヶ岳山頂だとか、3000m級の稜線付近で雪洞泊などでしょうか。
はっきりいって、コレくらいでもオーバースペック。
暖かい夜が迎えられることは間違いないですが!
さすがの最強クラスの製品、楽天Amazonでの取り扱いはないようです。 山岳用のミドルクラスダウン。 ミドルクラスといえど、日本の厳冬期では十分通用するレベル。 モンベルでいうアルパインダウンでしょうか。 なかなかの収納性でございます。 800FPなので、品質も十分。 体感的には、コレくらいのテント泊なら行けてしまう。 薄手のダウンとコートをセットにしたやつ。 トレス・スリーインワン・パーカより、ダウンが薄手になっています。 重ね着タイプは暖かく感じやすい(空間ができるため)ので、順位を高めにしてみました。 デザインはかなりシンプルすっきりしており、ダウンが薄いおかげさまのスリムシルエット。 それよりモデルさんカッコいい。 裏地にかわいいPatagoniaデザイン。 こんなところも、所有欲を満たしてくれる。 本州の冬の街着としては、この辺りが落としどころ。 カフェなど室内に入っても、厚すぎないダウンとコートは、持ち運んだとしてもストレスは少ないです。 といっても、このあたりから暖かさの順位付けが曖昧。 デザイン等で選んでも、間違いはないでしょう。 レディースモデルしか存在しない、かわいい街着のダウンジャケット。 価格が抑えられているのは、フィルパワーが600FPと低いのも影響しそう。 表も裏も、オールコットン。 裏地はチェック柄デザイン。 こちらもコットンなので、肌触り的にも着たすぐから暖かさを感じやすいですね。 こちらも600FPと、品質はそこまで。 街着の暖かいジャケットとしては、こちらが最もコスパ的には優れているかなと思います。 正直600FPも700FPも、登山でもなければそこまで意識するものでもありません。 100FPの違いで、数千円ほど変わってくるので。 フィルパワーが高いほど、フワフワします。 レディースは、こんなコートもあります。 ミドルクラスのタウンユースジャケットとしては、ダウンの品質が一つ上がったジャケット。 こちらは止水ジッパー&シームレスダウン仕様。 ちょっとした悪天候や、耐風性においてポイントが高いです。 メンズ・レディースともにシンプルでシックなデザイン。 やはり、デザインの好みで選びたいところですね。 パタゴニアと言えばフリースでしょう。 パタゴニアのダウンジャケットで唯一、フリースとリバーシブルになったもの。(ベストはほかにもある) 雨には弱い分、天候さえよければ暖かさは感じやすいと言えそう。 丈が長めのコートタイプ。 700FPのダウンを使っており、全体的なダウン量も多め。 その分しっかりと、価格にも反映されていますね(^^; クリスマスシーズンの夜、かなり冷え込むときでもスペック的には問題なさそうですね。 レディース版、サイレントダウンといった立ち位置でしょうか。 だけども600FPという、割と低品質。 その分やはり、価格が手に届きやすいクラスです。 重量と用途的にも、この辺りはやはりランク付けしにくいですね。 高品質の薄手ダウン。 街着のダウンとしては、ウルトラライトダウンの高級版と言ったところ。 800フィルパワーという高級品なので、軽量性も抜群。 登山でいうとだいたいこのくらいのイメージ。 秋ですね。 霜が降りるか降りないかくらいのタイミング。 9月末~10月初旬のテント泊なんかに向いていそう。 ちょっと番外的なイメージですが、こちらはシュガーダウン。 甘い! 何って、環境に甘い!(優しい) 原料はなんとサトウキビ。 だからシュガーダウンなのか! くすんだこの色さえもオシャ。 極めつけの白Patagonia。 何年にも渡る研究を経て、その第一歩となったのが、米国で栽培されたサトウキビを原料とする100%バイオベースのポリエステル「シュガーダウン」です。 ただただバイオ素材を使っているだけでなく、800FPという高級ダウン在住(笑) どうせ買うなら、こっちが欲しくなっちゃいます。 アルプライト・ダウン・ジャケット
パタゴニア製品中、最軽量クラス。 10デニールの極薄生地が、超絶軽量を生み出します。 使用用途はやっぱり夏場のテント泊でしょうね。 これだったら、ザックの中に入れておいてもウェイトへの影響は実質ゼロでしょ。 さっと取り出すは缶コーヒーロング缶同等の軽量ダウン。 収納袋さえ見失うことのない、ポケット収納にも歓喜でござる。 利便性は劣るだろうが、ハーフジップのプルオーバー。 基本はアルプライトジャケットと同じ。 ジップがない分、もしかしたら保温性は上位かも。 重量にして46g、価格も5000円ほどこちらが安い。 エマージェンシー的なダウンだとすると、これが最買いか。 なかなか価値が見出しにくかった製品。 フィルパワーはアルプライトに大きく劣る600FP。 おかげでそこまで軽量とは言えないにもかかわらず、薄手のダウン。 街着としてちょっと羽織るには程よい保温性と、かわいさげがありますね。 僕ならシュガーダウンが欲しくなるかなと思います(笑)
フィッツロイ・ダウン
重量 485 g フィルパワー 800FP OZ(オンス) 17.1 oz(20デニール) 特記事項 耐久性撥水 公式価格 ¥49,500 【メンズ】ダウンドリフト・スリーインワン・ジャケット
重量 1,108 g フィルパワー 600FP OZ(オンス) 39.1 oz 特記事項 耐久性撥水 公式価格 ¥59,400 【レディース】コード・フィヨルド・コート
重量 1,134 g フィルパワー 600FP OZ(オンス) 40 oz 特記事項 耐久性撥水 公式価格 ¥44,000
ダウンと合わせてオーガニック系コートになりますね。ダウンドリフト ジャケット
重量 1,014 g フィルパワー 600FP OZ(オンス) 35.8 oz 特記事項 耐久性撥水 公式価格 ¥44,000
逆に価格も他より抑えめ。
逆に言えば、600FPは程よい弾力性が気持ちいいクラスになりますね。ジャクソン・グレイシャー・ジャケット
重量 879 g フィルパワー 700FP OZ(オンス) 31 oz(50デニール) 特記事項 耐水性撥水 公式価格 ¥49,500 【メンズ】リバーシブル・サイレント・ダウン・ジャケット
重量 992 g フィルパワー 700FP OZ(オンス) 35 oz 特記事項 耐水性撥水 公式価格 ¥44,000 【メンズ】サイレント・ダウン・パーカ
重量 737 g フィルパワー 700FP OZ(オンス) 26 oz 特記事項 耐久性撥水 公式価格 ¥59,400 【レディース】ダウン・ウィズ・イット・パーカ
重量 1,072 g フィルパワー 600FP OZ(オンス) 37.8 oz 特記事項 耐久性撥水 公式価格 ¥44,000 ダウン・セーター(フーディ)
重量 369g(420 g) フィルパワー 800FP OZ(オンス) 14.8 oz(20デニール) 特記事項 耐久性撥水 公式価格 ¥35,200
余裕で登山に持っていけます。シュガーダウン・フーディ
重量 329 g フィルパワー 800FP OZ(オンス) 11.6 oz(12デニール) 特記事項 耐久性撥水 公式価格 ¥45,100
甘すぎるぜ!!
化石燃料を一切使わない、バイオなダウン。
旧ロゴでもなく、バイオ製品であるシュガーダウンにのみ与えられたタグのよう。
重量 270 g フィルパワー 800FP OZ(オンス) 9.5 oz(10デニール) 特記事項 耐久性撥水 公式価格 ¥41,250 アルプライト・ダウン・プルオーバー
重量 224 g フィルパワー 800FP OZ(オンス) 7.9 oz(10デニール) 特記事項 耐久性撥水 公式価格 ¥36,850 サイレント・ダウン・クルー
重量 397 g フィルパワー 600FP OZ(オンス) 14 oz 特記事項 耐久性撥水 公式価格 ¥33,000
これなら中国製より品質が低い。