2024年のアクションカメラも出そろいました。
GoProからはHERO 13
Insta360からはAce Pro 2
DJIからはOsmo Action 5 Pro。
この三つのカメラを、
今回はとにかく詳しく比較しています!
もちろん画質は徹底的に調べていますし
タッチ感度など、スペック表記の無い部分までチェックしています。
三つのカメラをじっくりと比較したい方は、ぜひ見ていってください!
長いですが、前半だけでも十分理解しやすい内容になっていると思います。
ざっくりとした振り分け
いきなり比較に入ってもイメージしずらいでしょう。
3つのカメラがどんなカメラだったのか?
比較してみて感じた事と、人気のあるジャンルやユーザーについて、まずはざっくり紹介します!
最もハイパフォーマンスのInsta360
これから性能比較をしていくと分かりますが、ライトなアウトドアユーザーまではAce Pro 2が最も良いでしょう。
前作もライト層から人気が高く、特に日本を含むアジア圏での人気が爆発しました。
とりわけバイク・自転車・スキースノボ・一般登山やハイキング・旅行・普段の撮影・Youtube・Vlog・キャンプ。
この辺りはAce Pro 2ほぼ確定でOKでしょう。
アクション性能はお預けかと思いきや、最大広角もトップになり、画質的にもトップを維持。
性能が上がったので心配なのは価格でしたが、バッテリー一つ分安くなるというサプライズ。
フリップスクリーンやマイク性能などの汎用性も高く、重さをよほど重視しなければ、Ace Pro 2を選ぶことになりそうです。
コスパと軽さで勝負のDJI
ライトな客層から大きく変わり、コアなユーザーに適しているのがOsmo Action 5 Pro。
画質や汎用性でAce Pro 2に劣りはしますが、軽さ・安さ・耐水深はどうひっくり返ってもAction 5がトップですね。
ゴリゴリのアウトドアユーザー、変態ともとれる人たちにとっては魅力なはず。
僕の周りには、ロープを使ったクライマーや、谷の奥深くに泊まる変態達が多いのですが、そんなマニアックな所にファンが多いのも事実。
今回から夜間性能も多少改善してきたので、価格の割にはイイ感じにまとめてくれた印象ですね。
おそらくAce Pro 2とは人気が被らないとは思いますので、選ぶユーザーはハッキリ分かれそうな気がします。
アクション愛を貫き続けるGoPro
性能で比較すると、どうしても苦しくなるのがHERO 13。
擁護してあげたいのですが、目立った利点は水平維持と最大スロー再生くらいしか見つかりません。
その上高い…
結局熱暴走にも弱かったですし、各所操作性もモッサリと。
ですがアクションカメラというジャンルを開拓した、GoProという存在にはリスペクトの念を忘れたくありません。
ヘルメットにGoProのステッカーは確かに憧れでもありました。
性能というより実際の所、「GoProを使いたいから使う」、そんな愛を持ってGoProを使うユーザーが残りそうな印象です。
GoPro vs Insta360 vs DJI
【スペック比較表】
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
価格 | 68,800円 | 64,800円 | 55,000円 |
センサーサイズ | 1/1.9インチ | 1/1.3インチ | 1/1.3インチ |
F値 | F2.5 | F2.6 | F2.8 |
レンズ | LEICAレンズ | ||
ISO | 100~6400 | 100~6400 | 100~6400 |
最大解像度 | 5.3K | 8K | 4K |
スロー性能 | 5.3K120fps | 4K/120fps | 4K/120fps |
バーストスロー | 13倍(15秒) | ||
最大FOV | 156° | 157° | 155° |
写真解像度 | 2713万画素 | 5000万画素 | 4000万画素 |
夜間性能 | PureVideo PureVideo Plus | SuperNight | |
耐水性 | 10m | 12m | 20m |
モニター | 両面 | フリップ | 両面タッチ |
マウント | 1/4インチネジ (マウント別売) | クイックリリース | クイックリリース |
対応温度 | -10°C〜35°C | -20℃~45℃ | -20℃~45℃ |
バッテリー | 1900mAh | 1800mAh | 1950mAh |
マイク | 3 | 3 | 3 |
重さ | 154g | 177.2g | 146g |
上記はGoPro HERO 13/Insta360 Ace Pro 2/DJI Osmo Action 5 Proのスペック比較表です。
といっても並べるだけではアレなので、分かりやすく優れる箇所にチェックを入れてみました↓
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
画質 | |||
夜間画質 | |||
手振れ | |||
夜間手振れ | |||
最大FOV | |||
歪みの小ささ | |||
縦方向の広さ | |||
水平ロック | |||
ズーム耐性 | |||
最大スロー | |||
マイク | |||
メモリ | |||
バッテリー容量 | |||
熱暴走耐性 | |||
対応温度 | |||
軽さ | |||
耐水深 | |||
保護性能 | |||
スクリーン | |||
マウント | |||
起動速度 | |||
撮影の早さ | |||
タッチ感度 | |||
価格 |
チェックが付いている所が、3比較で最も良いカメラになります。
所々同等と感じられる性能には、2~3つともチェックが入っている場合があります。
では、ここから比較詳細に移りますね!
価格
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
価格 | 68,800円 | 64,800円 | 55,000円 |
分かりやすい価格から。
Action 5が最も安いですね。
とはいえ付属品や性能で実質的な安さは決まってくるので、あくまで目安で良いでしょう。
夜間画質
夜間の画質は難しい撮影故、性能差が画質に現れやすいです。
ということで、まずは夜間性能から比較していきましょう。
カメラの性能、組み込まれているチップの性能を図るのに、最も分かりやすいのが夜間性能です。
これはAce Pro 2が圧倒的に強いですね。
ただ明るくするなら簡単ですが、白飛びを減らしつつ情報量を残した画質は、さすが暗所性能2年目と言えそうです。
Action 5も夜間モードを搭載し、明るさは十分に上げてきました。
ですがまだAce Pro 2の方がコントラストも良く、荒々しさがありません。
まだ前作Ace Proの方が綺麗には感じますので、DJIはもうちょっと頑張ってほしいですね。
HERO 13は日没以降は使えません。
↑動画で見て頂くと、夜間のチラつきも良く分かりますね。
歩いた時のチラつきに関しても、Ace Pro 2が一段上だなと感じました。
GoPro vs Insta360 vs DJI
【画質の比較】
画質については
Ace Pro 2>HERO 13>Action 5
この順番に感じます
8K、5.3K、10bitなど、各社画質におけるアピールはあります。
が、正直なとこ数字よりも見た目が全てですよね。
今どき5000円のアクションカメラでも4K(ほぼ無意味)は搭載しているので、ここでは実際の画質で評価していきます。
という事で、全て4K歪み補正画角(GoPro,Ace Pro 2はリニア)に統一して比較してみました。
日中晴天は撮影としてはかなりの好条件ですので、夜間と違ってどれも綺麗ですね。
余談ですが、HERO 13のみは広角側の歪みが大きいので、歪み補正画角まで戻すために画角が結構狭くなります。
広角側は縦方向含めて広かったGoProですが、歪み補正画角は苦手ですね。
画質に話を戻して、差が出るのは逆光シーンになった時↓
HERO 13とAce Pro 2は空以外も明るく、ダイナミックレンジが活かせているのが分かります。
HERO 13・Ace Pro 2のダイナミックレンジ◎
Action 5はちょっと暗いですね。
空の描写もHERO 13とAce Pro 2が細かく再現出来ており、表現力があります。
Action 5は空がのっぺりとしています。
描写はAce Pro 2◎
色味の良さも含めると、LEICAレンズを搭載しているAce Pro 2が最も画質が良いと感じますね。
それぞれの最大広角で好条件撮影をしたものに、個人的なコメントを入れてみました↓
GoPro HERO 13
描写力もあり、アクションカメラらしいインパクトのある画に仕上がっています。
最も空の高い位置まで画角に収まっているので、縦方向の広い画角を活かすことも出来るでしょう。
Insta360 Ace Pro 2
パリッとさせつつやたらとコントラストも高くなく、最も立体感のある仕上がり。
空の再現度は高いです。
DDJI Osmo Action 5 Pro
明瞭度とシャープネスを少しアンダーに、解像度は若干低くふわっとさせた感じがします。
悪く言えば細かい描写はちょっと曖昧にしている感じ。
後編集で明瞭度とシャープネスは減らせるので、解像度は高い方がイイとは思います。
GoPro vs Insta360 vs DJI
【画角の比較】
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
最大FOV | 156° | 157° | 155° |
縦方向 |
微妙な差ですが、Ace Pro 2が最も画角が広いです。
とはいえHERO 13にもメリットはあるので、とりあえず三つ並べてみましょうか。
こちらはHERO 13ですが、縦方向の画角は実はHERO 13が最も広いです。
最大広角のHyper Viewではグワッと歪みを作るので、スピード感や飛び感があるとカッコよく目立つでしょう。
その分クセが強いので、Vlogやライト層には向きません。
Ace Pro 2は中間的な画角に思えました。
DJIとInsta360にはそこまで差が無いような気がしますが、やはりGoProの縦方向への画角は際立ちます。
こちら、Osmo Action 5 Pro
縦方向がちょっと狭いでしょうか?
横方向の広さは十分ありますが、画面中央が大きく映っているので、画面の歪みはそこそこ大きそうです。
おそらくGoProはユーザー層的に考えても、アクションやエクストリームスポーツを中心に設計されているのでしょう。
歪みの大きいHERO 13とAction 5はエクストリームスポーツ向きな画角。
Ace Pro 2は歪みが少ない故、一般ユーザーにも使いやすいですね。
GoPro vs Insta360 vs DJI
【手振れ補正】
ブレ補正は変わりません、どれも100点です!
これでブレ補正「標準」なので、よほど気にしなくてOK。
夜間ブレ補正の方が比較になりますね。
マウンテンバイクのようなエクストリームスポーツにおいては違いが出てくるかもしれませんが、その場合はブレ補正をより高い設定にするとよいでしょう。
すみません、僕はそこまでのアクションを持っていないので、最大ブレ補正は割愛します。
水平維持
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
水平維持 | 5.3K30fps 4K60fps | 4K30fps | 4K60fps |
水平維持機能はHERO 13が5.3K対応なので、一番良いと言えますね。
Ace Pro 2は4K30fpsが限度ですし、水平維持をONにすると画質が若干落ちます。
360°回転+スロー再生をしたいユーザーは、ちょっと気にするといいかも。
といっても水平維持を使う人はぶっ飛び系アクションユーザーだけなので、よほど日本では関係無さそう。
GoProは客層を理解しての設計な気がしますね。
ズーム耐性
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
ズーム耐性(画質劣化無し) | 1.4倍 | 2.0倍 | 1.0倍 |
ズーム耐性は、8K画質を搭載するAce Pro 2が強いですね。
8Kも5.3Kもほぼ使わないのですが、2倍ズームしたときの画質に変化があります。
2倍ズームまで耐性を持つAce Pro 2が、パリッとした画を持ちますね。
HERO 13は1.4倍までなので、そこから同程度まで引き伸ばしてあります。
Action 5は4K画質が限界なので、設計上もデジタルズーム。
ここまでズームしてみると、結構違いが分かります。
Ace Pro 2が最も線が丁寧かつ、解像度が高いですね。
シャープネスを減らす分にはいくらでも後調整可能ですので、解像度は高いに越したことはないでしょう。
なお、Ace Pro 2は動画撮影中もダブルタップでズームが可能です。
気にせずズームを使えるので、写真や動画の表現力にバリエーションが生まれますね。
Ace Pro 2のクラリティズームは結構便利です。
スロー再生
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
スロー再生(4倍) | 4K120fps | 4K120fps | 4K120fps |
13倍スロー | 15秒(720p挟角) | ー | ー |
32倍スロー | ー | ー | 3秒 |
4倍スロー再生までは、どれも同じく4K撮影が可能です。
HERO 13には新たにバーストスローモーションが追加となったのですが、こちらはかなりクセ有りでした。
- 400fps(720p15秒)
- 360fps(900p15秒)
- 5.3K120fps(5秒)
こんな感じに15秒ないしは5秒限定でハイパースローが撮影できるのですが、いかんせん15秒以内にアクションを決めきるのが難しすぎる。
そのうえリニア画角よりさらに挟角になるため、アクションとの相性が悪い。
↑13倍スロー動画
そもそも4倍以上のスローを使う機会がほぼ無いのと、癖が強すぎました。
まあ、その他カメラには無い機能なので、スローはHERO 13が上位互換の箇所と言えますね。
Action 5では、1080P240fpsの動画を補完することで、最大32倍スローを3秒間だけ抽出することが出来ます。
後からクロップする形になるので、3秒限定とはいえHERO 13のバーストスローよりはるかに使いやすいとは感じました。
これら超スロー再生を使うかどうかは別として、DJIのフレームレート保管みたいなやりかたは面白いですね。
ハード面・耐久性
これまでは性能面を見てきましたが、ここからハード面の比較と行きましょう。
スペックを見れば分かる事なので、せっかくなので比較から分かる適したユーザー層をコメントできたらと思います!
重さ・大きさ
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
重さ | 154g | 177.2g | 146g |
大きさはAction 5が軽いです。
Ace Pro 2を単体で持っても何も感じませんが、Action 5を持つと小さいなと感じます。
ヘルメットに付けるのなら、軽い=正義になりますね。
僕がAction 5を、ゴリゴリの変態ユーザーにおすすめする理由の一つです。
マイク
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
マイク数 | 3 | 3 | 3 |
風防マイク | 別売り | 標準装備 | 別売り |
マイクに関しては、風防マイクカバーが標準装備のAce Pro 2が一番良いでしょう。
これの中身はスポンジが入っています。
他のはスポンジに入れて対応するのですが、見た目にも扱いにもよろしくないですね。
趣味やアウトドアユーザーはあまり関係ないですが、バイク・ロードバイク・スキー/スノボユーザーに利点あり。
風を切るので。
ただ、その他のカメラも風切り音に対しては、オーディオ設定で何とかなるので過度に気にする必要はないかも。
保護フレーム
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
保護フレーム | 別売り | 別売り | 標準 |
ゴリゴリアウトドアユーザーにおすすめする、理由その2。
Action 5のみ保護フレームが標準搭載。
もちろんアクセサリーで買う事は出来るのですが、標準装備はありがたいですよね。
バッテリー容量
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
バッテリー容量 | 1900mAh | 1800mAh | 1950mAh |
バッテリー容量はAction 5が最も大きいですね。
といっても、重要なのは対応温度とか熱耐性の方ですが。
モバイルバッテリーになる逆充電という機能がAce Pro 2のみ付属。
おおよそiPhone30%分くらいの緊急充電なら出来そうです。
とはいえType-C to Cを所持しているならば、モバイルバッテリーを持っていそうな気はします。
個人的にはあくまでおまけの機能ですね。
対応温度
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
対応温度 | -10~35℃ | -20~45℃ | -20~45℃ |
対応温度はAce Pro 2とAction 5がよろしいです。
ゲレンデは-10℃くらい簡単に下回るので、ウィンタースポーツは意識したいです。
上限温度はおそらく熱暴走耐性の結果でしょう↓
熱耐性(熱暴走)
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
4K120fps | 23分 | 1時間3分 | 58分 |
4K60fps | 39分 | 熱暴走無し | 熱暴走無し |
熱暴走の結果は、僅差でAce Pro 2が最も強いです。
汎用的な推奨設定の4K60fpsだと、Ace Pro 2とAction 5は熱暴走なしで撮影を終了。
この2台は熱暴走についてほぼ気にしなくてOKでしょう。
HERO 13は、、、
頑張って!
耐水深
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
耐水性 | 10m | 12m | 20m |
耐水深はAction 5が最も深くまでイケますね。
といっても海はさすがにどれもケースに入れたくなるのが心理なので、変わらないっちゃ変わりませんが。
10mより12m、それより20mと心の持ちようが若干変わるのはありますね。
マウント
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
マウント | 1/4インチネジ 磁気マウント別売り | 操作感◎ | 操作感〇 |
マウントはクイックリリースで良いと思います。
Ace Pro を1年使って明らかに楽だと感じましたし、耐久性も全く問題なしでした。
HERO 13は別売りですが、そもそも本体が高いので、ここは標準装備にするべきでした…
マウント取り付けが楽なのは、Ace Pro 2が明らかスムーズです。
前作よりさらに気持ちよくなりました。
というより、Action 5のマウントは磁力が強すぎて、ちょっと女性の方には外しづらいと感じると思います。
それなのに、男のゴツイ指だと侵入するにも角度を考えないといけません。
男ですら「硬ぇな!!」ってなると思います。
おかしいな、僕は握力60kg以上出たことあるのにな、、、
ちなみに硬い=丈夫という訳でも無く、Ace Pro 2も普通にちゃんと頑丈。
対応メモリと内蔵メモリ
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
10分間容量(4K60fps) | 11.2GB | 3.3GB | 4.7GB |
内部メモリ | – | – | 47GB |
Action 5には内部メモリに47GBが仕込まれています。
SDカードも入れられるので、公式からの47GBメモリのプレゼントと受け取ってください(笑)
SDカード入れ忘れ対策にはなりますね。
最近はアプリとWi-Fi接続転送が主流なので、よほど使う場面は少ないでしょうが。
Ace Pro 2はメモリ消費量を前作より半分以下に減らしたので、SDカード消費はかなり少ないですね。
SDカードの主流はおおよそ256GB程度です。
トータル容量はAce Pro 2がお得、予備機能としてはAction 5の仕様も有難い。
HERO 13は、、、本当にがんばって、、、
操作性の比較
では、これより各操作感の比較と行きましょう。
スペック比較じゃ分からない項目ですので、頑張って比較してきました。
スクリーン
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
スクリーン | 片面タッチ | フリップ | 両面タッチ |
よほど軽さを気にしないユーザーは、フリップスクリーンを選ぶべきです!
Ace Proを1年使って感じましたが、フリップスクリーンの汎用性が本当に高すぎる。
これは声を大にしたい。
一人称視点に、ちょっとした時に服に挟んでも良し。
チェストハーネスとかVlog撮影で使いたくないですもの。
ローアングル撮影の時、地面スレスレに頭を横にする必要が無くなる。
多分これが一番便利。
自撮りのしやすさは当然です。
バイクとかロードバイクなら、フリップしておけば見やすい。
とまあ、非常に便利だったので、これを使い始めると他じゃ満足できないレベルになります。
性能度外視のフリップスクリーン一本で、Ace Pro 2選べば良くないかって思うレベルです。
タッチ感度
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
タッチ感度 | 遅い | 良い | 良い |
タッチ感度はHERO 13だけ、0.5秒くらいのラグを感じるのでストレスです。
今どきのスマホは快適なので、余計にタッチ感度は重要に感じますね。
起動速度
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
起動速度 | 3.5秒 | 2.5秒 | 0.5秒(稀に7秒) |
起動速度はなぜかAction 5が爆速起動。
早けりゃ早いに越したことはありませんね。
ですがたまにHERO 13より遅く、起動に7秒くらいかかる場合もあります。
数十回に一回レベルなのですが、起動を早くしている分負荷がかかっているのでしょうか?
Windowsの高速スタートアップ的な?
挙動がいつも安定しているのはHERO 13とAce Pro 2でした。
撮影ON/OFFの早さ
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
撮影開始 | 即時 | 即時 | 1秒 |
撮影終了 | 即時 | 即時 | 2秒 |
起動速度は速かったAction 5ですが、撮影ボタンを押してからの反応はやや遅め。
HERO 13とAce Pro 2はボタンを押したら即反応をしてくれるので、やはり安定している印象です。
起動は1回ですが、撮影は何度か押すので、こちらの方が重要かも?
プリ録画
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
プリ録画 | ー | 15~90秒(120秒) | 5~60秒 |
録画ボタンを押してから、決められた秒数を巻き戻って撮影するという機能です。
魚がHITした瞬間にボタンを押せば、HITする前90秒ないしは60秒までなら録画してくれているといった感じ。
要するに魚釣りの人や、一発撮りアクションを決めたい方に有効なプリ録画。
録画しているのに釣れない、、、みたいな不発データ連発を防げますね。
各社特有のアピール
といっても、既にInsta360ではフリップスクリーンや画質、DJIでは防水性や内部メモリなどを紹介しています。
ここでは残り余った機能の紹介といった温度感ですね!
【GoPro】レンズ交換
HERO 13のみ交換レンズがありますね。
Insta360にはX4があるので、ワイドレンズよりもマクロレンズの方は比較対象にはなりうるでしょう。
アクションカメラでやる必要を感じないゆえ、これがどこまでメリットになるのかは未知数。
それにAce Pro 2もレンズカバーは外せるので、万が一マクロレンズが売れそうなら、追加で作ってきそうです。
とはいえ個人的には面白い試みだなとは感じました。
【Insta360】ジェスチャー制御
ボタンと音声制御はどれも搭載していますが、ジェスチャー制御はAce Pro 2のみ搭載です。
感度も良いですし、思っていたより使う頻度は多いかな?
少なくとも声を出さなくても良いので、音声制御よりは手軽で使いやすいと感じます。
自転車やバイクはギリ手を離せるので(良い子は真似しないでね笑)、割と便利でした。
自撮りの時にもかなり便利。
【DJI】追尾機能
DJIは追尾機能が備わっています。
とはいえ360°画角ではないので、あくまで画角に収まる範囲内。
追尾機能というよりは、編集時のトラッキングを楽にするという位置づけでしょう。
技術的にはInsta360も搭載できるはずですが、Ace Pro 2には無い機能ですね。
買うべきカメラは?
HERO 13 | Ace Pro 2 | Osmo Action 5 | |
---|---|---|---|
画質 | |||
夜間画質 | |||
手振れ | |||
夜間手振れ | |||
最大FOV | |||
歪みの小ささ | |||
縦方向の広さ | |||
水平ロック | |||
ズーム耐性 | |||
最大スロー | |||
マイク | |||
メモリ | |||
バッテリー容量 | |||
熱暴走耐性 | |||
対応温度 | |||
軽さ | |||
耐水深 | |||
保護性能 | |||
スクリーン | |||
マウント | |||
起動速度 | |||
撮影の早さ | |||
タッチ感度 |
GoPo HERO 13 を選ぶ
性能でHERO 13を選ぶにはちょっと厳しいので、GoProは愛を持って使いたいです。
その他のカメラが性能を上げたせいで、相対的に劣ってしまう、他がハイスペックすぎるだけ。
夜間画質はだめでも、DJI Osmo Action 5 Proより優れる(と、僕は思う)日中画質を持ちます。
よりアクションカメラらしい歪みを活かした広角画質とスーパースロー撮影。
こと「アクション」「エクストリームスポーツ」を愛する方には、愛を持ってHERO 13を選んでほしいと思います!
Insta360 Ace Pro 2 を選ぶ
万能なのに平均的では無く、画質・夜間画質・ズーム耐性と言った、カメラにとって重要な項目は3つのうちトップ。
それでいて操作性・安定性・便利機能といったストレスレベルの低さもあって、万人にとって最適解となりえるカメラだと思います。
冒頭でも触れましたが
バイク・自転車・スキースノボ・一般登山やハイキング・旅行・普段の撮影・Youtube・Vlog・キャンプ
この辺りはAce Pro 2ほぼ確定でOKでしょう。
画質も使い勝手も良いので、よほど軽さを気にするユーザーで無ければ、最も満足度は高いでしょう。
DJI Osmo Action 5 Pro を選ぶ
ニッチな所に意外と需要があるのが、DJI Osmo Actionシリーズ。
僕のSNSフォロワーには変態が多いので、(命綱的な)ロープを多用する人達からの支持が集まっている印象です。
軽い!20m防水!ケース付き!
ガチアウトドアマンは金欠男が多いので、安いのも地味にありがたい模様(笑)
汎用性とスペックこそAce Pro 2には劣りますが、ガシガシ使うのに良いカメラですね。
クライマーは朝が早いので、暗所で使えるレベルにしてきた事も良かったと思います。