2024年後半になり、今年もアクションカメラの新作が出そろいました。
今回もGoProとIsnta360のアクションカメラをじっくりと比較していこうかと思います。
両カメラの「画質」「画角」「夜間性能」など必要な比較から、「操作のスムーズさ」などストレスレベルに関わるところまで、かなり詳しい比較となっています。
ざっと1万文字近くの文になっているので、じっくり比較したい方は是非最後まで見て頂けると、この記事だけでほとんどすべて比較できるかと思います!
ですが、まずはざっくり概要から解説していきます!
↓↓
ざっくりとした比較
これからざっくり比較したことを解説しますが、ちゃんと比較した場合、Ace Pro 2がほぼ上位互換でした。
なるべく両者の良い所をピックアップはするものの、とくに日本のユーザーはAce Pro 2一択になるような気がしました。
重さ以外はほぼAce Pro 2が上位互換
まず、画質・操作のスムーズさ・起動速度・熱押送など、多くのユーザーの満足度はAce Pro 2が明らかに高いです。
それでもAce ProとHERO 13を比較した際、本格的なアクションにおいてはHERO 13にも利点がある。
という言い方をしていましたね↓
具体的には、最大FOV・水平補正・(激しいアクションにおける)ブレ補正・スロー再生の4種でした。
今回Ace Pro 2が最大FOVを157°に上げ、水平補正機能も改善しましたので、HERO 13がかなり追い込まれた形に。
Vlog撮影ならAce Pro 2
まず、優れたタッチ感度・起動速度の速さ・熱暴走の耐性など、使いやすさの面でほとんどのユーザーにとってストレスが少なく使えます。
その上、Ace Proより改善された点として、クイックリリースマウントや充電ポートのフタなどの各所操作感が軽く、そして強くなりました。
恐らく人間工学をベースに改善されているとも考えられ、以前よりも気持ちよく使える製品にマイナーチェンジしています。
画質に関しては、ライカレンズと1/1.3インチセンサーを搭載し、アクションカメラで最も優れた描写力は勿論の事。
Ace Proよりも広角化に成功し、動画や写真にダイナミックな表現を可能にしています。
8K画質を活かしたズーム耐性により、ダブルタップで簡単に2倍ズームが可能。
他のアクションカメラには無い、Vlog撮影にとって使いやすい表現力を持ちます。
また360°水平補正は流石にGoProに劣りますが、45°補正まではAce Pro 2が上回る性能を持つため、万人にとって使いやすい範囲での補正となっています。
アクションユーザーならHERO 13も候補
GoPro HERO 13がAce Pro 2よりも上回っていると感じた項目には、「360°水平補正」「ブレ補正」「スロー再生」があります。
とはいえ4倍スローまではどちらも4K撮影が可能で、ブレ補正もVlog撮影程度では差が分かりません。
360°水平補正においても一生使わないユーザーは多いと思います。
GoPro と Ace Proを比較した際の差別化ポイントとして、僕はいつも「本格アクションユーザー」を例に挙げています。
例えばパラグライダーやマウンテンバイクなど、360°水平補正や高度のブレ補正性能を考える場合、HERO 13の方が適すると感じました。
スロー再生においては、HERO 12との差別化としても、「バーストスローモーション」が追加されました。
ただこちらは後に紹介もしますが、個人的にはほぼ使えない(非常に使いにくい)性能と感じています。
多くの点でAce Pro 2には性能が劣りますので、Vlog撮影やライトスポーツユーザーはAce Pro 2を選択した方が満足度は高いでしょう。
HERO 13 vs Ace Pro 2
【スペック比較表】
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
価格 | 64,800円 | 68,800円 |
センサーサイズ | 1/1.3インチ | 1/1.9インチ |
F値 | F2.6 | F2.5 |
レンズ | ライカレンズ | (記載なし) |
ISO | 100~6400 | 100~6400 |
最大解像度 | 8K | 5.3K |
スロー性能 | 4K/120fps | 5.3K/120fps |
バーストスロー | 15秒間の撮影 | |
最大FOV | 157° | 156° |
写真解像度 | 5000万画素 | 2713万画素 |
夜間性能 | ||
耐水性 | 12m | 10m |
モニター | フリップ | 両面 |
マウント | クイックリリース | 1/4インチネジ (マウント別売) |
対応温度 | -20°C〜45°C | -10°C〜35°C |
バッテリー | 1800mAh | 1900mAh |
熱暴走 | ||
マイク | 3 | 3 |
重さ | 177.2g | 154g |
Ace Proとの比較ではまだ勝機が残っていたHERO 13ですが、最大FOVと水平維持の性能を上げたAce Pro 2と比較すると、かなり厳しい立場に追い込まれました。
暗所性能、画質、バッテリー性能など、使い勝手のほとんどで上回るInsta360でしたが、Pro 2になりより顕著になった感じです。
後に解説しますが、タッチ感度や起動速度など、スペックに現れない性能においても差がついています。
一応HERO 13の擁護にも回りたいので、「軽さ」「ハイパースローモーション」「360°水平補正」の点では、GoProの利点も強くアピールしつつ比較していこうかと思います!
Ace Pro 2 vs HERO 13
【夜間の画質】
まずは性能差が出やすい低照度撮影における画質を比較します。
日中はわりとどんなカメラでも、型落ちでも画質が良くなりがちですので、薄暗い時間~夜間を比較することで、スペックや許容力が測れますね。
こちらは日の出直前の登山での風景ですが、この時間帯においても性能差が顕著でした。
低照度撮影といえば夜間撮影がイメージされがちですが、個人的に重要視しているのが、こうした薄暗い時間帯の性能差ですね。
後に動画も紹介しますが、コレくらいの低照度においてはHERO 13では手振れも顕著に発生しました。
照度を大きく落として、日没後のほぼ夜のテント場で撮影。
うーん、、、
ここまで差が出ているとは正直思っていませんでしたので、個人的にもびっくりです(^^;
動画だとかなり分かりやすいので、ぜひチェックしてみてください↓
早朝・夕暮れ・夜の撮影を確認できます。
Ace Pro 2 vs HERO 13
【日中画質と画角】
続いては性能差が出にくい日中の画質を比較します。
アクションカメラがメインに使われる時間帯と天候ですね。
どちらも写りは良かったのですが、画角における違いは見られたので、そちらも合わせてご覧ください。
歪み補正画角
画角はどちらも「リニア」で撮影。
日中で明るい時間帯は性能差が出にくいので、どちらも綺麗ですね。
画質は個人の好き好きですが、HERO 13はアクションカメラっぽいコントラスト強めな画質で、Ace Pro 2はより自然な描写。
アクションカメラか写真機としても用いるか、このあたりのこだわりが既に見えてくる気がしました。
最大FOV画角
Ace Pro 2は前作よりも最大広角を広げてきましたので、横幅はAce Pro 2の方が僅かに広く撮影できています。
HERO 13は8:7の縦長画質も出来るので、Hyper Viewでは縦方向が圧縮された動画を作り出します。
HERO 13の方が歪みを活かしたアクション向きの画角、Ace Pro 2は自然な広角という印象。
Ace Pro 2の方ほうが歪みが少ないので、自撮りには向いていますね。
水平補正(45°)
Ace Proでは水平補正時の画角が挟角になっていたので、GoProの優位な点の一つでした。
それがAce Pro 2になり、45°水平補正まではHERO 13を上回る広角を維持したことで、ここでも差別化を図るのが難しくなっています。
ただし良く見ると、画質的にはHERO 13の方がハッキリしていますね。
通常画質では負けるHERO 13ですが、水平補正時の画質劣化は最小限に抑えられているようです。
水平補正(360°)
360°回転補正については、Ace Pro 2もHERO 13も同じような画角です。
ですがHERO 13の画質劣化が少ない分、360°回転補正においてのみは、明確にHERO 13が上回ると言って良いでしょう。
とはいえ一般ユーザーはこの機能をほぼ使いませんが、、、。
Ace Pro 2 vs HERO 13
【ブレ補正】
ブレ補正に関しては、ほとんど差が分かりませんね。
夜は差が出てくるのですが、やっぱり日中はどちらも画質は良いし手振れもイイです。
じっくりと観察するとすれば、HERO 13の方が僅かに滑らかと感じる箇所がありました。
※別検証ではAce Pro 2の方がブレも補正していたので、恐らくブレ補正の性能差は同等と思われます。
↑問題の別動画はこちら
まあ、どちらもブレ補正はかなり完成されている、でまとめていい気がしますが!
クラリティズーム
Ace Pro 2のクラリティズームは、個人的に結構活用します。
というのも、動画の途中で2倍ズームできるのは、GoProには無い機能だから(というかスマホでも出来るのでこれは備えて欲しい…)。
8K画質の余力がある分、4K撮影なら2倍ズームまでは画質が落ちないのも利点ですね。
写真でも動画でも、表現力が変わります。
マクロレンズの存在
GoProはHERO 12との差別化としても、マクロレンズを新たに追加してきました。
これは他のアクションカメラには無い、HERO 13だけの特長とも言えますね。
ただ巷では、それじゃない感を囁かれていたり、そもそも作ろうと思えばInsta360の技術力ならすぐ真似できそうなものです。
Ace Pro 2もレンズ交換式になったので、来年あたりに搭載する可能性は考えられますが、需要次第ですね。
今後のInsta360の動向もチェックしたいところ。
Ace Pro 2 vs HERO 13
【スロー再生】
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
4K | 120fps | 120fp |
2.7K | 120fps | 240fps |
1080P | 240fps | 240fps |
5.3K | 120fps(5秒) | |
900P | 360fps(15秒) | |
720P | 400fps(15秒) |
HERO 13には新たに「バーストスローモーション」が追加され、最大で13倍のスロー撮影が可能になりました。
Ace Pro 2は4K120fpsのまま、スロー再生は特に変えてきませんでしたね。
この点は、HERO 13に残された優位点ではありそうです。
とはいえこのハイパースロー、最初はアクション性能をさらに高めたと思ったのですが、実際に使ってみるとかなりの欠陥を感じます。
- 15秒しか使えない
- 無料編集ソフト(CapCut等)非対応
- 画面が挟角になる
と、かなり致命的な使いにくさを感じましたね。
CapCutのような無料ソフトは、1/10までしか対応していないですし、GoProアプリも速度調整は有料アカウント限定。
そのうえ、上記の動画(13倍スロー)のように画角が狭くなるという。
要するに、アクションカメラの良さがほぼ消失するという惨事。
しかもボタンを押して15秒で勝手に止まる仕様。
これ、誰かが撮ってくれないと、一人でアクションするには難しすぎて二度と使うかってなりました(笑)
上記はAce Proの同じ個所からの撮影なのですが、正直言って120fpsでスローは十分すぎました。
わざわざ画質と画角を落としてまで、8倍以上のスローを撮影したいユーザーって、、、
よほどのアクションユーザー以外はいない気がしますが、、、
Ace Pro 2 vs HERO 13
【外観・仕様】
ここからは外観と仕様について比較してきます。
Vlog撮影をメインで扱うか?
エクストリームなスポーツで使用するか?
ユーザーによって使いやすさや好みが分かれる部分なので、こちらも重要な比較となります!
スクリーン
HERO 13は両面スクリーン、Ace Pro 2は前回同様にフリップ式を採用。
Ace Proの頃より見やすくなったので、GoProのスクリーンよりも綺麗になった印象です。
フリップ式は「晴れ+自撮り棒先」という見にくい状況下でも、大型モニターで確認しやすいメリットがありますね。
アクションカメラの割にVlog撮影もメインで意識しているInsta360は、自撮りにおける使いやすさとしては随一です。
スクリーン半開けで地面に置くことも可能なので、ローアングルでの撮影にも適します。
これはAce Proで撮影した写真ですが、このように置き撮影も非常に楽できますね。
マウント
HERO 13は1/4インチネジ、Ace Pro 2は前回同様ワンタッチマウントを標準搭載。
クイックリリース系の評判が安定しすぎたので、さすがのGoProもこれを採用してきましたね。
ようやく採用してくれたと思ったのですが、残念ながらオプション別売りで4,200円。
実質ほぼ必須レベルに使うと思うので、GoProは実質70000円超えと考えて良さそう。
ただし、GoPro側にもメリットはありまして、ネジ式の余地を残すというのは最小重量を抑える効果も。
ヘルメットマウントに直接取り付けられるので、総重量は節約になります。
Vlog撮影やバイクユーザーにはさほど影響は無さそうですが、アクションユーザーやクライミングなどで軽量化は恩恵になります。
GoProのメインターゲットが「アクションユーザー」というのは、より固定されてきそうですね。
重さ・大きさ
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
重さ | 177.2g | 154g |
先ほど総重量の話をしましたが、カメラ単体でもHERO 13は軽いです。
アクションユーザーにとっては、ここがHERO 13を選ぶ最大のポイントかと。
とはいえAce Pro 2も前作と変わらない大きさ(むしろ若干軽量化)ですので、よほどのアクションにこだわる人以外は、Ace Pro 2の利点の方が大きそうな気がしますね。
バッテリー性能
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
バッテリー容量 | 1800mAh | 1900mAh |
HERO 12と重量はそのままに、13でバッテリー容量を100mAh以上伸ばしたのは素直に称賛ですね。
Ace Pro 2も増えてはいますが、バッテリー容量としてはHERO 13の方が上です。
ただし実質的に気になるのは、熱暴走の有無ですが、、、
Ace Pro 2 vs HERO 13
【熱暴走・耐寒性能】
HERO 13と言えば気になるのは、熱暴走がどこまで改善したか? という事。
Ace Pro 2は心配していないでしょうが
熱暴走の比較
Ace Pro 2 | HERO 13 | HERO 12 | |
---|---|---|---|
4K60fps撮影(室温25℃) | バッテリー切れ(1時間24分) | 39分 | 37分 |
4K60fpsという、おそらく多くの方にとって万能な撮影方法で統一し、常温での撮影を実施。
結果HERO 13は熱暴走を起こし、Ace Pro 2はバッテリー切れまで熱停止しませんでした。
HERO 13で熱処理を改善させたとのことでしたが、違いは僅かでしたね。
耐寒性能
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
対応温度 | -20~45℃ | -10〜35°C |
耐寒性能もユーザーにとっては重要。
特にウィンターシーズンのユーザーにとっては、無視できない性能となるでしょう。
Ace Pro 2は-20℃対応なので問題ない(実際に強かった)ですが、HERO 12では氷点下でバッテリーの減りが早かったのは事実。
HERO 13とAce Pro 2の性能は冬を待ちますが、ひとまずAce Pro 2が大丈夫なのは確かです。
Ace Pro 2 vs HERO 13
【操作感・快適さ】
ここからは、起動速度やタッチ感度などの操作感に関する比較です。
スペック外なので重要視する方は少ないでしょうが、操作性は使用時の快適さやストレスレベルにおいて非常に重要です。
ここでも使い勝手にかなりの差がついていますので、じっくりと見て頂ければとおもいます!
起動速度
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
起動時間 | 2.5秒 | 3.5秒 |
起動時間はHERO 13よりもAce Pro 2が1秒早い立ち上がりでした。
電源ON/OFFは試行回数が多い項目なので、ストレスレベルに結構関わりますね。
なお、HERO 12よりも0.5秒ほど早くはなっているので、GoPro側も努力はしているようです。
タッチ感度
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
タッチ感度 |
タッチ感度は、Ace Pro 2の方が明らかに良好。
HERO 13はタッチしてからコンマ数秒の誤差を感じるので、焦ると誤タッチします。
これはAce Pro 2の感度が良いというよりも、HERO 13のタッチ感度が悪いと言った方が表現としては正しい気がしました。
なんせ昨今のiPhoneやandroidはスムーズなので、今の端末に慣れている方にはストレスかな…
GoProはこの辺りを早く改善した方が良さそうです。
音声制御とジェスチャー制御
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
ボタン制御 | ||
音声制御 | ||
ジェスチャー制御 |
ボタン制御と音声制御はどちらも対応。
Ace Pro 2のみ、前回からジェスチャー制御を搭載しています。
「手のひら」で動画撮影、「ピース」で写真撮影が行えるのですが、個人的には音声よりも明らかに活躍する頻度は多いです。
どちらも無くてもイイっちゃイイのですが、バイク乗りにとっては結構便利でしたね。
Vlog撮影・よりライト層
Vlog撮影ユーザー・ライトユーザーはAce Pro 2ほぼ一択
最も重要な「画質」「画角」の面でGoProよりも優れるAce Pro 2は、万人にとって満足度の高い完成度となりました。
Ace ProではHEROシリーズに劣っていた水平維持と最大FOVの弱点も克服し、HERO 13のほぼ上位互換のような存在に。
歪みの少ない広角画質は、アクションはもちろん、Vlog撮影にとっても表現の幅が広がります。
ダブルタップで簡単ながら、画質の劣化しないクラリティズームもナイスですね。
タッチ感度・熱耐性・起動速度など、ストレス無く使えるのもAce Pro 2の魅力。
重量の軽さはHERO 13に劣りますが、ほとんどのユーザーにとって気にならないレベルです。
フリップスクリーンやワンタッチマウントなど、使いやすさについてもほぼ最強クラスのカメラに仕上がっていましたね。
画質の良さ
1/1.3インチセンサーとLEICAレンズの組み合わせは、アクションカメラにおける画質と描写力では最強。
上記のような好条件では、より鮮やかでクリアな描写を可能としますね。
太陽に向けた時のフレアの少なさや、白飛び・カスミの低減も魅力。
画角の広さと歪みの少なさ
GoProより広い画角を備えながらも歪みを最小に抑えているので、写真機としても使いやすいですね。
アクションにおける迫力こそHERO 13に譲りますが、Vlog撮影や写真撮影においては、Ace Pro 2の方が使いやすい広角画角と言えるでしょう。
夜間性能
暗所耐性についても、Ace Pro譲りの大きな魅力ですね。
個人的には夕方や室内など、若干薄暗い場所での恩恵が非常に大きいかと感じました。
暗所における色味の表現力も見事です。
Vlog性能
歪みの少ない広角、フリップスクリーン、見やすくなった画面など、VlogユーザーにとってはAce Pro 2が使いやすいですね。
クラリティズームの存在
8Kを備えるAce Pro 2は、デジタルズームの存在も大きいですね。
録画中でも画面のダブルタップで切り替えが出来るので、一瞬で表現の仕方を変えられます。
レンズ交換などが必要ないのは非常に簡単。
気軽なVlog撮影や、上記のような自然現象において、この手軽さと速さは便利です。
各所使いやすさ
実はAce Proよりも各所使いやすさを改善したAce Pro 2なのですが、そもそもAce Proの頃から快適でした。
タッチ感度・反応速度・熱処理といった、ストレス無く快適に使える性能。
フリップスクリーンやワンタッチマウントも、Vlogユーザーやバイクユーザーなどに好まれますね。
軽さを徹底的に重視するユーザーにとってはこの限りでは無いですが、多くのユーザーにとっては最も満足のいくアクションカメラに仕上がっています。
アクションに特化したGoPro HERO 13
コアなアクションユーザー、ヘルメットに取りつけるならHERO 13
Ace Proとの比較よりもさらに苦しい立場にはなりましたが、Ace Proよりも軽い以上はコチラにもメリットがあります。
水平維持と最大FOVという利点もAce Pro 2に奪われてしまいましたが、従来のマウントと360°水平補正など、アクション部門においては選択の余地はあるでしょう。
いわばエクストリームユーザーに需要があり、GoProという企業理念ともこれは一貫しています。
マウンテンバイクやパラグライダーなど、欧米諸国では支持されるのも理解できますね。
アクションユーザーには良い製品
GoProの創設者はアメリカのサーファーです。
アクションに対する特化した性能は、HERO 13にしかない持ち味と言えるかと。
売り上げこそInsta360に抜かれはしましたが、「GoProが欲しい」「有名アスリート」など、ブランド力でGoProを選ぶユーザーも一定数は要るかと思います。
そもそもアクションカメラというジャンルを開拓したのはGoProであり、その功績に対するリスペクトの気持ちは忘れたくありませんね。
日中性能とアクション性能
アクションがメインなので、室内や日中以外は撮影しない!
というユーザーにとっては、GoProも選択肢に入ります。
日中画質はどちらも優れていますし、歪みを活かしたダイナミックな画角と360度水平維持の広い画角に関しては、HERO 13に勝機がありますね。
軽さやシンプルなマウントも、アクションユーザーにおいてはAce Pro 2には無いメリットになり得ます。
ことエクストリームスポーツにおいてはやはりGoProだなといった印象ですね。
ブランド力・軽さ
とはいえやっぱり、バッテリー性能、タッチ感度などの各所ストレスレベル、全体的な完成度においては完全に劣ります。
13倍スローは正直使い物にならない存在でしたし、マクロレンズもどこまで必要とされるかは未知数。
- ヘルメットで使うか?
- GoProにこだわるか?
この二点が、最も選ぶ理由になってきそうです。