![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/08/PXL_20230517_071706833.jpg)
どうも!アバウトドアです!
数年前まで登山用テントといったら、モンベルかアライテントの2強みたいなイメージでした。
しかし数年、なにやらワンポールテントやULテントが流行り始めました。
それでも多くの記事で言われたり、不安に思うことがあるでしょう。
非自立式は初心者に向かない?
今回は、多くのテントを使った上での考察をしようと思います。
具体的には、以下のような内容になっています。
今回の内容
- 非自立式のメリット
- 非自立式のデメリット
- 向いている人
- 半自立式テントについて
メリット
非自立式テント、ワンポールテントのメリットは分かりやすいですね。
簡単に紹介していきます。
軽量
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/12/スカイスケープトレッカー.jpg)
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登山向けに設計されたテントは、どれも軽量なことが多いです。
1㎏を下回ることは当たり前で、どうにかするとメッシュ付きで500gに迫るテントも。
デザイン豊富
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/12/bonfes.jpg)
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テント選びを、自立式テントで考える場合、おのずと似たようなテントに縛られていきます。
縛りを開放するだけで、カッコいいテントが選べるようになるのです。
案外強い耐風性
ちょっと変な画像を載せますね(笑)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/08/16.png)
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イメージとしてはルナーソロなんですけど、どうでしょう?(笑)
非自立式テントの多くが、低空姿勢です。
多めのペグで地面に張り付けすることもあり、風にはめっぽう強いテントになります。
ただし、後述しますが張り方次第。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/08/17.png)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/08/17.png)
一方、自立式テント(ドーム型)のイメージ図。
こちらは、ポールがピンピンに張ることで風に耐えている印象。
重心は高くに位置するので、風を結構受ける構造にはなります。
ペグでしっかり固定することで、テントがぺちゃんこになるほど耐えてくれます。
要するに、どっちにしろペグ打ち必須。
デメリット
ここまで、非自立式テントって案外悪くないんじゃ?
そんなイメージを持つかもしれませんが、使わないと分からないデメリットも多くあります。
設営スペースの確保
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC_7269.jpg)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC_7269.jpg)
これなんか分かりやすいでしょうか?
非自立式の多くが、設営スペースを広く使います。
個人的に一番厄介なポイント。
ペグを打ち込む地中に、岩が見つかったのなら、
もう無理。
ペグ全部打ち直しです。
![雪原と2つのテント](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC_2829.jpg)
![雪原と2つのテント](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC_2829.jpg)
全然雪でも非自立式テントは使えるのですが、自立式のほうがもちろん楽。
なんせ、雪相手にピンピンに張らなければいけないから。
掘れば硬い雪はだいたい出てくるので、ペグを固定するまでの整地には時間がかかります。
風さえ吹いていなければ、ドームテントのペグ打ちは超絶楽チン。
ペグ打ちは凍結に任せれば良いので。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/06/GOPR5635.jpg)
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こんな狭いテント場では、やっぱり非自立式テントが設営しやすいでしょう。
北アルプスの涸沢なんかも、非自立式は大変。
コツが必要
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC_6792.jpg)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC_6792.jpg)
ドーム型テントの設営に、上手い下手はありませんね。
一方で、非自立式。
こちらは設営にコツが必要なこともしばしば。
友達にルナーソロを貸したのですが、なんせ設営が雑。
フロアが上手く立ち上がらず、洪水祭りになっちゃいました。
慣れるまで張り直しは覚悟の上。
ペグを忘れたら終わり
![雷鳥平キャンプ場](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC_6763.jpg)
![雷鳥平キャンプ場](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC_6763.jpg)
この時に友達とグループ登山をしたのですが、なんとなんとペグを忘れました。
タープ用のペグを節約したので何とかなりましたが、ペグを忘れたら話にならないのが非自立式です。
絶対忘れちゃダメ(笑)
向いている人
あれ?
非自立式テントって、めんどうくさい?
ここまで読むと、そう思ってしまいがち。
だけど、個人的にはメリットも含めて素敵なテントだと思っています。
非自立式テント
どんな方に向いているのでしょう?
足が強い人
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/07/1690276575374.jpg)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/07/1690276575374.jpg)
軽い荷物でどんどん先に進んじゃう人。
人が簡単に行けないテント場まで行けちゃう人。
1日20㎞くらい歩けちゃうぞ。
そんな方は、軽量なテントでもっと先に行って欲しいものです。
軽量テントを所持することで、先のエリアにきっと行きたくなるはず。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/08/95-300x200.png)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/08/95-300x200.png)
静かなテント泊が好きな人
![烏帽子岳テント場](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9299.jpg)
![烏帽子岳テント場](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9299.jpg)
夏の木曽駒に行きたい。
秋の涸沢に行きたい。
そんな有名で人気のあるテント場じゃなく、
ひとけの少ないテント場。
時期を外しても良いでしょう。
ひっそり広々した場所で、自由にテントを広げてしまいましょうよ。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/01/3-300x200.png)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/01/3-300x200.png)
自立式を既に持っている
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/06/GOPR5630.jpg)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/06/GOPR5630.jpg)
非自立式テントを最初から買う人は、おそらく少ないと予想しています。
既にどこでも張れる、安心便利な自立式テントを持っているあなた。
非自立式テントは、そんなサブテントとして有効な選択肢です。
半自立式という選択肢
非自立式か自立式。
なにもその二択にしなくとも、最近のテントは選択肢が増えてきました。
個人的には、半自立式がねらい目かも。
ほぼ自立式と同等
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/07/PXL_20230703_171423315.jpg)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/07/PXL_20230703_171423315.jpg)
見てください。
普通に山岳テントですよね。
実はこれ、2か所のペグ打ちが必要な、半自立式という部類。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/07/PXL_20230630_111217897.jpg)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/07/PXL_20230630_111217897.jpg)
Y字型の片側モノポールなので、部屋の形を保つためにペグ打ちするというわけです。
設営自体は、組み立ててからペグ打ちできます。
要領はほぼ自立式と一緒。
計量モデルが多い
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/08/96-300x200.png)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/08/96-300x200.png)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/08/94-300x200.png)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/08/94-300x200.png)
最近は、こうした半自立式の軽量テントが増えてきています。
特にNEMOとMSRを中心に、モデルが細分化していってる印象。
前述のようにほぼ自立式ですが、600g~900g程度と超軽量です。
設営スペースもほどほど
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/07/DSC_5336.jpg)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/07/DSC_5336.jpg)
半自立式のペグ打ちは、2か所が15cmほど外に伸びるだけ。
設営スペースや場所決め問題も、自立式とほとんど変わりません。
このように、半自立式はまさにイイトコドリのテントです。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/07/84-300x200.png)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2023/07/84-300x200.png)
結論:ニーズさえ満たせば抜群に良い
![ルナーソロで寝転んでいる男性](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/GOPR0021.jpg)
![ルナーソロで寝転んでいる男性](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/GOPR0021.jpg)
非自立式テントってのは確かにクセがあります。
コツも必要だし、建てられるスペースも選びます。
でも、同じテントで飽きてくるのも事実。
僕のおすすめはあくまで、自立式と非自立式テントのダブル持ちですね!
軽量でカッコいいテントはきっと、皆さんのアウトドアをより楽しくするでしょう。