初めて買ったハイカットの登山靴に慣れ、新しいタイプの登山靴・トレッキングシューズが欲しくなっている方も多いでしょう。
今回はそんな「登山中級者」の方々に向けた、登山靴のアレコレについてのお話です。
ども!アバウトドアです!
Googleにて「登山 靴」と検索していたら、中級者とか上級者などの検索が出てきました。
おそらく皆さん、新しい靴を選ぶ際に、ステップアップしたい気持ちがあるのだろうなーと、検索から感じ取れました。
登山靴って結構種類がありますものね。
そんな方々に向けて「中級者以降はコレです! ジャジャン!」など、安易な提示はしたくないなーと思います。
というのも、日帰り登山から始まって、新たに泊まりで登山をしたい・雪山に行ってみたいなど、目指すスタイルが見えてくるから。
もっといろんな登山!楽しみですよね!
ここでは多くの方の「やってみたい登山」について助言が出来るよう、幅広い種類の靴やスタイルを紹介できたらと思います。
脱初心者
みなさん最初の登山靴は何でした?
僕は無難にハイカットの登山靴でしたが、足の形が特殊なゆえ、最初から3万円の靴でした。
そんな方は少ないと思いますが、おそらく歩きやすく・そこそこ柔らかく・最初はハイカット。
初心者向けに用意されている登山靴がメインかと思います。
最初にローカットを選んだ方も見えるかもしれませんね!
初心者用の靴ももちろん良いのですが、万能ではありません。
長距離縦走のような重い荷物に適しているわけではなく、かといって走れるほど軽い訳でもなく。
安全に歩けるようなサポートはしてくれるけど、尖った性能は持ちませんね。
登山に慣れてくると、僕たちはもっと楽しそうな登山をしたくなるものです。
中級者以降は「スタイル」が変わってくる
日帰り登山に慣れてきたら、小屋やテントで宿泊したくなりませんか?
朝日や星空を見てみたいですよね!
カメラを背負ったり、テントを持って行ったり、荷物はもちろん増えます。
そんな場合は、今までよりもちょっと硬く、サポートの強い登山靴が適しているかもしれません。
自然の中で運動するのが楽しくて、気持ちも軽くなってくる人もいるかも。
思っていたより自分の身体能力が高く、下山時に小走りになる人も、そろそろ出てきそう。
そんな場合は、足首の自由度が高く、軽くクッション性も高い、ローカットやトレランシューズが欲しくなるかも。
上級者になってくると、靴ですら無くなってくる人もいます(笑)
今年こそ!雪山に行きたい!
そう思う方も多いでしょう。
そりゃあ雪山は綺麗ですし、夏とは全く違った楽しみ方と景色に出会えます。
厚めの靴下を履くこと前提で、アイゼンにも適応した、ちょっと硬めで丈夫な登山靴が欲しくなりますよね。
このように、登山のスタイルは人によっても好みで別れてきます。
そろそろ自分に合った登山靴を選ぶのも、より登山を楽しむためにも重要ですね!
中級者におすすめ登山靴
ちょっと硬めの靴
カメラや食事、テントや宿泊用の荷物を背負いながら、長時間歩くとしたら、今までよりもちょっと硬めの靴が良いかもしれません。
ローカットで日帰り登山をしていたのなら、ハイカットでソールが硬めを選ぶと良いでしょう。
ソールが硬い、靴が重いほど、基本的には荷物や距離の負担を「靴」が肩代わりします。
重い分筋力は消耗しますが、消耗した足でも捻挫などのケガのリスクが低減します。
ソールが硬い分、岩場にも強いため(安定する)、北アルプスなどの中級者向けの登山も狙えるようになりますね。
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なお、自分の運動能力に気付き始めた方は、逆にローカットのほうがケガをしないかも。
ローカット・ミッドカット
ローカットの靴はもちろん軽く、足首の自由度が高いです。
身体能力が思ったよりも高く、自分ならイケる!
そう思った方は是非、ローカットの登山靴にチャレンジして欲しいと思います。
結構気持ちが良いです!
捻挫予防のバランス感覚は、己の感覚に任せ、なるべく軽量で早く遠く、行ける山を増やせます。
能力が高い人は、案外自由度が高く狙った場所に足を置きやすいため、ハイカットより歩きやすくかつ、怪我も少ない人もいるそう。
足首の可動域が広がるため、膝や股関節への負担は分散される傾向にあります。
ローカット・ミッドカットのトレッキングシューズは、ノースフェイスやSalomon辺りが有名ですかね。
価格も安く、店頭に並びやすいので、試し履きもしやすいのが良いですね!
中にはローカットでもソールの丈夫なものもあり、長期縦走や岩場も結構イケる靴もありました。
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身体能力もバランス感覚も優れ、案外走れちゃう人もいるかも。
トレランシューズ
この領域の一口は、登山だけじゃあなく、ランナーからいらっしゃる方も多いですね。
柔らかいウレタンフォームの表面に、薄くて丈夫な悪路対応ソールが張り付いているモデルが基本的で、軽くかつグリップしやすいのが特徴。
ゴアテックス製の靴から、非ゴアテックスで軽さを重視したモデルまで。
バランスがとりやすいようにソールが幅広くなっていたり、転がり性能が高く推進力のある靴まで。
各社によって靴の特長が結構変わってくる、靴選びから面白いジャンルでもありますね!
人気もあり個人的にもおすすめは、フランス発のHOKAでしょうか。
僕もスペイン巡礼でお世話になった、非常に進みやすい靴でした。
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革靴
もしも今までの靴が、なんだかしっくりこないなア、、、
そう思ったのなら、革靴がピッタリかもしれません。
靴擦れや足の痛みは激減しました!
これは本当に言ってまして、僕のように靴選びに悩んだ方は是非検討してみて欲しいです。
というのも、伸縮性のある革靴は、合成繊維製の靴に比べても、自分の足に適応しやすいのです。
履くごとに足に馴染んでいく感じはよくわかりますね
ワックスを塗る管理は必要ですが、逆にそれが楽しいほどになってきます。
防水性も高く、耐久性も高いので、思いのほか長持ちするのも利点です。
ソール交換に2万円ほどかかりましたが、このクラスの新しい靴を買うよりも安くなりますね。
非常に愛着がわいてきますよ!
蒸れるかと思いきや、そんなに蒸れない。
歩き続けることで、内側のクッションから空気が循環するシステムだそう。
結構水に強いので、厳冬期を除いた雪山や、低山雪山ハイクくらいならば、革靴で行っちゃえるのも利点。
シリオやキャラバンなど、意外と各メーカーから革靴はラインナップされています。
靴適応難民として、いつまでも続けて欲しいものですね!
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冬靴
グリーンシーズンの登山を経験すると、雪山に行きたくなった人もいることでしょう。
しかし2000mや3000m級の雪山は、-10℃を下回ることはザラ。
今までの登山靴だと、指が凍傷します。
水も染みやすかったりするので、思っているより危険です。
過酷な環境に適応する保温性と、アイゼンが外れないような硬いソール。
雪の入りにくいように、足首以上に覆うハイカット。
ゲイターやアルパインパンツとの相性も良く、まさに雪山に適した構造をしています。
スポルティバ、マムート辺りが、冬靴で有名どころ。
なお、雪山用の登山靴と夏靴との境界線につきましては、以下を参考にしてみてください。
上級者におすすめ登山靴
アルパインブーツ
先ほどの冬靴でも、1月厳冬期のアルプスなんかは、まだまだ寒かったりします。
-20℃を下回るような、エクストリームな季節。
冬靴よりも暖かい、アルパイン系のブーツなんかはまさしく上級者向け。
冬靴でもぶっちゃけ足は冷たいです
この手の靴は、スノボのブーツのように二重構造になっていたりします。
それも案外冬靴よりも軽かったりするので、僕はそのうち購入を検討していますね。
ただ、笑えてくるほどの値段なので、なっかなか手が出せないのですよね(笑)
足袋
実は結構ファンの多い、地下足袋登山。
流石は職人の靴と言ったところで、足裏感覚のダイレクトさに惚れる人も多いのだとか。
もちろん保温性や耐衝撃性こそ少ないですが、自然と一体となる登山スタイルは、ちょっと魅力ですよね。
僕はサンダルやビブラムファイブフィンガーズにハマりましたので、地下足袋は経由せず。
Amazon・楽天で地下足袋と検索してみると、結構色々出てくるので、試したくなりますね。
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次はもっとやばいですよ(笑)
ビブラムファイブフィンガーズ
こちらはメンタリストDaiGoもおすすめ、ビブラムファイブフィンガーズ。
五本指型のシューズであり、やわらかくて薄いソールが特徴。
足元に感じるそのダイレクトさといったら、感覚集中するほどに「歩く瞑想」がおこなえてしまうほど。
しかも痩せます(笑)
山に行かずとも、その辺を散歩するだけでも効果アリ。
ハマる人は滅茶苦茶ハマると思うので、ぜひ皆さんにも体験してみて欲しいですね。
結構種類がありますので、まずはどんなものがあるか見てみるのも、面白いかと思います!
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どんどん登山は鬼畜仕様になっていきます。
サンダル
‘‘山を舐めるなお兄さん‘‘ に怒られてしまいそうですね(笑)
一定数ですが、登山にサンダルを履いていく人も結構見ます。
街でサンダルはサンダルですが、山やランナー界隈では「ワラーチ」と呼ばれたりもします。
やはりその特徴は、スタイルイチの爽快感と軽快さですね。
ビブラムファイブフィンガーズ同様に、自然をしっかり感じられるのも楽しいポイント。
ただし、やっぱり気を付けたいのはトレーニングです。
結構慣れた足でも滅茶苦茶疲れますし、思っているより足の筋力を使います。
途中で筋力の限界が来てしまうと、筋腱がバーストしそうになるので、どうか最初は無茶しないように…。
僕の場合は、MAXでも笠ヶ岳の笠新道でしょうか。
最後の林道歩きにて、足がそろそろ限界を迎えそうでした(笑)
有名どころは「ルナサンダル」
‘‘走るために生まれた民族‘‘ と言われる、メキシコの民族の走法スタイルから着想を得た、アウトドアスポーツのためのサンダルです。
厚みに応じて著書に出てくるキャラクターの名前になっているので、愛着が沸いたモデルを買うのもおすすめですね。
もう一つ有名どころは、ゼロシューズでしょうか。
おそらく登山スタイルの中で、裸足の次に裸足に近いソール。
スパルタンな登山がお好みな方はぜひ(笑)
一本下駄
天狗に育てられた、源義経が修行で履いたとされる、一本下駄。
どうやら現在にも、少数ですが源義経がいらっしゃるようで、一本下駄登山スタイルも流行っているとか居ないとか。
さすがに僕はやっていませんが、この修行スタイル登山。
なかなか面白そうです。
といっても、一本下駄はサンダル(ワラーチ)よりも鬼難度なスタイル。
楽しそうではありますが、生半可な覚悟ではマジでケガしそう。
余談ですが、一本下駄スタイルを行う人は、サンダル登山もやっている人が多い印象ですね。
どちらも同じく、トレーニングや精神統一のジャンルですからね
どこに売ってんねん、って思ったのですが、さすが楽天Amazon。
結構売ってるのですよね。