AmazonでAricxiのテントやタープを見つけたけど、ここの製品ってどうなの?
って思うのは無理がありません。
というのも、Aricxiを僕が認識したのはおおよそ2021年くらいで、Amazonで購入できるようになったのは多分もっと最近。
前はアリエクスプレスで見てた覚えがあります。
今ではパリッと張れそうな、ニンジャテント似のシルナイロン製テントや
タープも超軽量タイプでおそらく最も安い、ハイコスパ製品。
中華ブランドの中でもまだまだ知名度は低い部類ですが、個人的には最も伸びて欲しいブランドだったりします。
期待の新人って感じですね!
ということで、Aricxiについての情報と、考察と参ります!
【会社概要】Aricxiはどこの国のブランド?
商標 | ARICXI |
呼称 | アリクキシ,アリククシ,アリクジ,アリクシ,アリキシ |
権利者 | 深▲せん▼埃瑞斯戸外装備有限公司 |
所在 | 中華人民共和国 |
Aricxiの所在は、中国深センにあることが特許情報より分かります。
呼称はアリクシでもアリクキシでも、なんとでも読んでくださいと言う感じでしょう。
深センと言えば、当サイトでも多く紹介している、Insta360などの新興ブランドがよく育つ都市ですね。
社会主義国家を名乗る中国において、深センは「経済特区」という形で資本主義が推奨されています。
ゆえに製品力のあるガジェットブランドや、技術力のある工場から立ち上がった企業が、今や世界中で猛威を振るっていますね。
Aricxiはそんな猛者揃いの街、深センから生まれたという事です。
モバイル系ガジェットで有名な、Ankerなんかも中国深センですね。
縫製関連の企業としては、深センはちょっと珍しいかもしれませんが。
創立は2013年
深圳 Aricxi Ourdoor Gear 工場は 2013 年に設立されました。当社はアウトドア用品の分野に注力しています。
Aricxi outdoor
簡易的ながらもAricxiのHPは見つかり、創立は2013年という事が書かれています。
ネイチャーハイクが2010年、3F UL GEARが2009年のことなので、その他中国テントブランドよりちょっと遅れての起業のようです。
中国は元々世界の工場として、世界各国の企業から製品製造を受けてきました。
製造を受けることによって身に着けた技術力とマンパワーにより、当然ながら独立の意欲が上がります。
そしておおむね2000年~2015年の間に、中国では沢山のブランドや企業が出来上がりました。
Ankerのような企業も、2011年に創立だったりします!
ワンピースで言う「最悪の世代」、黒子のバスケで言う「キセキの世代」みたいなやつですね(笑)
OEMも受けているよう
当社は現在、Amazon と Aliexpress のトップ 100 販売業者の大部分に OEM を提供しています。
Aricxi outdoor
HPのAricxi企業説明から見ると、どうやらAricxiは自社製品の他にOEM提供もしているとのこと。
テントやタープの縫製を請け負っている事と思われます。
僕自身、2021年頃からAricxiを注目していたのですが、早い段階でシルナイロンという難しい縫製技術を要する素材を導入していた事でした。
テントも見た感じ、大手企業と同様に高そうに感じましたし。
実際にブランドのアピール力としても、生地の縫製にはかなり自信があるようですね。
ともあれ、Aricxiのテントやタープには期待できそう。
Aricxi製品の特長(テント・タープ)
AricxiのHPは一応あるのですが、情報は少なく非常に簡素。
そのうえ、おそらく2022年くらいから全く更新していないんじゃないかな?(笑)
新製品はあるのですが、HPには反映されていませんね。
もっぱら製品販売は、AmazonかAlieXpressですね。
AricxiのAmazon公式ストアの方がまだ新製品が反映されているので、コッチを参考にした方が良さそう。
製品はかなり狙い目
冒頭でも軽く触れたのですが、Aricxiは確かアリエクスプレスで見てた記憶があります。
Amazonでも扱っていたのですが、今ほど製品数は多くなかった(今も少ないが)ですね。
今は数種類の取り扱いがありますが、どれも性能の割に破格だと思います。
それを「素材・縫製・価格」の視点で考察していきます!
まずはタープから!
タープ
個人的に一番気になっているタープです。
ポイントは軽量・価格・素材の3つですが、Amazonで軽量タープをじっくり探した方には分かるはず。
- 3m×3mで500g以下
- 超軽量タイプで最も安い
- シルナイロン素材を採用
- 縫製が良い
最軽量ではないこと以外は、ほぼ完璧に近いかも。
まず、Amazonで「軽量 タープ」と検索すると、だいたい出てくるのがこういったタイプ。
確かに格安ですが、よくあるPUコーティングナイロンにして、重量は1kg超えがほとんど。
かといってさらに軽量かつ強度のあるタイプを探すと、2~3万円とかの大手ブランドが出てきますね。
ファイントラックのゴージュタープとか、3万円超えてますし…
その点Aricxiタープは5,000円から選べますし、グロメットの量や丁度良い軽さも抜群に調子が良いです。
そしてなにより、縫製が難しいとされているシルナイロンを採用。
Amazonレビューにも触れられていますが、このクラスでこの価格帯のタープはまじでありません(笑)
YoutubeレビューでもAmazonレビューでも言われる通り、縫製の良さは確かなもののようですし、どうやらグロメット部はダイニーマ補強すらされているとのコメントも。
評価は14件と少ないですが、良いレビューが多いので見ていて気持ちがイイですね。
テント(hunterテント)
最も目を引くテントはこれでしょう。
ていうかこれしかないか(笑)
以前ニンジャ似テントを探した時にも触れましたが、バツグンに破格のコスパと性能。
いやほんと、シルナイロンでこれは無いで(笑)
再販をしてもパーゴ難民はまだいらっしゃるようですが、おそらく価格的な問題でしょう。
ニンジャテントと比較されているレビューはやはりありましたね。
オリジナルのニンジャの方にはシーム処理が無いですが、Aricxiテントには既にシーム処理も施されているとのこと。
それはありがたいですね。
ただし
- ボトムが薄い
- ロゴが反転している
- 掃除がされていない
などなど、気になる個所や梱包までが雑な部分は指摘されていました。
中国と日本の「丁寧さ」に対する温度差は結構あるので、この辺りは良くあるデメリットと言えそうですね。
ピラミッドテント
- 20Dシルナイロン
- 薪ストーブin可能
- ワンポールで設営簡単
要するに薪ストーブが使える、ナイロン系ピラミッドテントでおそらく最コスパ製品です。
シークアウトサイドのシマロンとか、ローカスギアとかあの辺りが価格的には完全に追いやられた感じですね。
むしろ布一枚に対してあちらが高過ぎた感はありますが。
なかなかいい評価を受けているので、こちらも冬向けテントとしてかなり良い気がしますね。
やはりというべきか、こちらのテントも低評価の理由に「汚れ」を指摘しているユーザーが居ましたね(笑)
配送までが雑なのは、勿体ないところかもしれません。
まあこの価格なのであまり文句は言えないですが。
その他テント・タープ
その他2ポールテント、こちらもシルナイロン。
ビバーク系ソロシェルター。
などなど、Aricxiは軽量をコンセプトとした製品を、どれもかなりの破格でラインナップしていました。
惜しい所もありますが、かなり期待しているAricxiについてでした!