【X2/X3/RSと比較】Insta360 X4への乗り換えは検討すべきか?

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Insta360からようやくX4が発表となりましたね。

ONE XやX2の頃から使っている方もいるでしょうし、これからX3とX4のどちらを買うか迷っている人も居ると思います。

今回は、新製品のX4と既存の360度カメラを比較して、新しく買う人はX3とどっちがいいのか?

または古いモデルから乗り換える必要はあるのか?

という事に着目して、比較していこうかと思います!

目次

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【2024年4月16日】Insta360 X4を発表

2024年4月に発表されたX4ですが、X3をベースとして細かい所がグレードアップした、順当な上位機種として用意されています。

X4についての開封&直感レビューは上記で詳しく評価していますが、ここではざっくりX3と比較していこうかと思います!

動画の順当なグレードアップ

X4X3
最大解像度8K30fps 5.7K30fps
スロー撮影5.7K60fps/4K100fps 4K/60fps/3K100fps
シングルレンズ撮影4K60fps 4K30fps
ミーモード4K 1080p
ミーモード(スロー)2.7K120fps 1080p60fps

360度撮影は、X3の5.7Kから8K撮影に向上。

それにより、書き出し時のクロップ耐性が改善し、実質的に画質が向上しました。

ミーモードも仕組みは360度動画からのクロップと同義だったので、こちらも同時に向上。簡単な4K自撮り撮影が可能になりました。

1080Pから4Kへの改善は、数値的にも分かりやすい変化ですね!

スロー撮影にも耐性が付きましたので、2倍スローでもX3の当倍速と同等画質での撮影が可能となりました。

360度カメラはダイナミックな動画が撮影できるので、個人的には2倍スローを結構使っていました。

これはありがたい変化。

取り外し可能な新レンズガード

X4X3
レンズガード標準装備別売り

従来の粘着レンズガードと違い、シーンを選んで簡単に着脱が出来るようになりました。

これで実質的に水陸両用的な使い方が出来るようになったり、画質と安全面の優先度に応じた選択が出来るように。

実質的な使いやすさとしては、かなり良改善に感じました。

しかもX4では無料で標準装備という神仕様。

X3も粘着式から取り外し可能なタイプに仕様変更されました(別売り3400円)

X3のアクセサリーを見てみる

より使いやすく

X4X3
バッテリー2290mAh ⬆️1800mAh
スクリーン2.5″ ⬆️Corning® Gorilla® ガラス ⬆️2.29″通常の強化ガラス
Wifi 転送30mb/s ⬆️(58% 高速)19mb/s

そもそもInsta360のカメラは他社と比較しても耐寒性に優れ、熱暴走も起きにくいという優れたバッテリーを搭載しているのですが、X4になりバッテリーはさらに増加。

これ以上は必要か?とも思ったのですが、意外とバイクユーザーなんかにはありがたい変化かも。

スクリーンはやや大きくなり、ゴリラガラス採用により、更に強度を増加。

ただでさえ早かったWifi転送ですが、1.5倍以上の高速化に成功した模様で、使いやすさは確実に良くなっています。

では、ここからX3/X2/RSとそれぞれ比較して、乗り換えをするべきか? 又はどんなユーザーが選ぶべきか? という視点で解説していこうかと思います。

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【X3/X4比較】どっちが良い? 乗り換えるべきか?

順当な強化をしたX4ですが、スクリーンの使いやすさや見た目は似た性能を持つX3です。

X3からX4へと乗り換える場合、またはどちらか選ぶポイントになりそうなのは、以下の項目。

X3と比較した場合のX4が優位な点
  • 最高画質の360度カメラ
  • 2倍スロー撮影(5.7K60fps)
  • よりストレスフリーな使い方
  • バイク乗りにはX4??

最高画質の更新

X4X3
最大解像度8K30fps 5.7K30fps
スロー撮影5.7K60fps/4K100fps 4K/60fps/3K100fps
シングルレンズ撮影4K60fps 4K30fps
ミーモード4K 1080p
ミーモード(スロー)2.7K120fps 1080p60fps

X2→X3では変化が無かった360度動画画質ですが、X4になって8K画質を取り入れてきたので、ここは前回のアップデートよりも大きな変化と言えそうです。

もちろんなのですが、なるべく画質に拘る場合はX4が良いという結論になりますね。

X3の画質に満足していた人はそのままでも良いかもしれませんが、ミーモードが大きく変わっているので、より簡単な編集を望んでいる人は難しい所。

2倍スローを多用する場合

個人的にはスロー撮影の時に、60fpsでも4Kに落とさなくてはならなかったのがちょっと嫌だったので、スロー撮影を使っているユーザーとしてはX4のフレームレートは非常に嬉しいです。

ウィンタースポーツ、ライド系など、カッコいいアクションをする場合はX4の恩恵がありそうです。

よりストレスフリーな使い方

X4X3
レンズガード着脱可能粘着式
Wifi 転送30mb/s ⬆️(58% 高速)19mb/s
録画キャンセル
AIハイライトアシスタント

着脱可能なレンズガードにより、攻めた撮影と画質を優先した撮影を簡単に切り替えすることが可能。

レンズガードを使用していた方は、間に水が入ったり結露したりと言ったストレスからは解放されるでしょう。

Ace Proでも使いやすいと感じた録画キャンセル機能は、X4でも搭載。

帰宅後に無駄な動画を確認して消す作業からは解放されますね。

AIハイライトアシスタントもAce/Ace Proから搭載された機能で、長時間撮影の目立った部分をイイ感じに見つけてくれる機能です。

僕は手動編集派なのであまり使っていませんが、編集が面倒な方にはおすすめの機能です。

より頑丈になったスクリーンや、大きく綺麗になった画面により、全体的にX4のほうがストレスの少ない撮影&編集が出来るようになった印象です!

といっても、X3でほぼ完成された使いやすさだったので、X2→X4ほどのインパクトは無いという考えも出来ます。

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以下に変化した点を全て記載します↓

機能X4X3
360度撮影動画解像度8K30fps 5.7K30fps
5.7K60fps
スロー4K100fps 3K100fps
写真解像度72MP 72MP
見えない自撮り棒
アクティブHDR
シングルレンズ動画解像度4K60fps 4K30fps
ミーモード4K/2.7K120fps 1080p60fps
アクション仕様Flowstate 手ブレ補正
360度水平維持
バッテリー2290mAh 1800mAh
駆動時間(5.K/30fps)135分(67% 延長 )81分
防水10m10m
レンズガード着脱可能粘着式
簡単な操作性ジェスチャー制御
録画キャンセル
オートダッシュ
音声制御2.0中国語、英語、日本語中国語、英語
Bluetooth接続Airpods, Sena, Cardo,
Airide, Asmax,
Lexinmotoをサポート
Airpodsをサポート
カスタマイズボタン
予約録画
AIハイライト
クリエイティブタイムラプス11K 8K
タイムシフト8K 5.7K
バレットタイム5.7K120 & 3K240 4K120 & 3K180
スターラプス
ループ録画
プリ録画
スマートな編集Wifi 転送30mb/s (58% 高速)19mb/s
GARMIN & Apple 連携
ハードウェアスクリーン2.5″ Corning® Gorilla® ガラス2.29″強化ガラス
重さ203g180g
Insta360 X4とX3の比較表

バイク乗りはX4が良い??

Insta360で撮影したバイクの写真
X4X3
バッテリー2290mAh ⬆️1800mAh
オートダッシュ(バイク乗りに最適)
ジェスチャー制御
AIハイライトアシスタント

一方で、バイク乗りにはX4の恩恵が多く得られるようにも感じます。

というのも、X3からX4にグレードアップした場合、唯一のデメリットとしては大きさと重さがあります。

一回り大きくなり、重量が22g増加となりましたが、バイク乗りにとってはそこまで苦にならないサイズでしょう。

それ以上に、バイク乗りにとって便利と思われる機能が多数増えています。

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バッテリー

1800から2290mAhに容量が向上したことで、連続撮影時間が伸びました。

流し撮りをすることが多いツーリングでは、増えるほど良いと感じます。

オートダッシュ

カメラ側の設定で変更できる機能なのですが、充電すると同時にドラレコ撮影(最新30分のみを記録)モードで撮影が開始します。

シガーソケットと連携して、イグニッションON/OFFと同時に撮影処理をするという便利機能です。

勿論車にもつかえますので、高画質の360度ドラレコとしても優秀という事です。

ジェスチャー機能

アクションカメラ界隈で最もAIが発達しているともいえるInsta360は、Ace Proよりジェスチャーによる録画ON/OFFが可能になりました。

GoProでは音声制御ですが、ジェスチャー認識が出来るのはバイクツーリングなどと相性が良さそう。

AIハイライトアシスタント

先ほども触れましたが、長時間録画をしがちなツーリングでは、ハイライトで自動カットしてくれると編集が楽になるかもしれません。

このように、画質以外のX4マイナーチェンジ部分については、バイク乗りにとっては恩恵の大きな変化がありましたね。

【X2/X4比較】乗り換えるべきか?

続いては、X2からの変化を見ていきます。

X4発表と共にX2は販売が終了となりましたので、X2については乗り換えをするかどうかという視点で話します。

X2からX4へと乗り換える場合、ポイントになってきそうな性能は以下

X2と比較した場合のX4が優位な点
  • 画質の大幅アップ
  • モニターの使いやすさ
  • ミーモードの存在
  • 実用的なシングルレンズモード

主にX3との比較と似ていますが、X2→X4ではより魅力的な変化がありますね。

画質の大幅アップ

X4X3X2
センサーサイズ1/21/21/2.3
最大解像度8K30fps 5.7K30fps5.7K30fps
スロー撮影5.7K60fps/4K100fps 4K/60fps/3K100fps4K/60fps/3K100fps
シングルレンズ撮影4K60fps 4K30fps 1440p50fps
ミーモード4K 1080p
ミーモード(スロー)2.7K120fps 1080p60fps
重さ202g180g149g

実はX2→X3の変化では、画質面の改善はセンサーサイズくらいでした。

今回X4になったことで、X3の時はパスした乗り換えも、これはちょっと意識しますよね。

モニターの使いやすさ

X2からX3の変化点で一番大きかった、使いやすいモニターサイズは、さらに大きくなり画面も丈夫でちょっと綺麗になりました。

ミーモード・シングルレンズモード

X2では無かったミーモードですが、X3では1080P、X4さらに画質が上がったため、編集無しでも4K画質が使えるように。

シングルレンズモードもX3の4K/30fpsより上がっています。

一方、X2にもメリットが

一方でX2の重さは149gと、X4と比べると50g以上軽い作りになっています。

ヘルメットに付けるアクションなんかはX2が活躍しそうですので、両方持つならX3とX4より、X2とX4の二つな気がしました。

【ONE RS/X4比較】どっちが良い? 乗り換えるべきか?

ONE RSからX4へと乗り換える場合、ポイントになってきそうな性能は以下

ONE RSと比較した場合のX4が優位な点
  • 画質の大幅アップ
  • モニターの使いやすさ
  • ミーモードの存在
  • 10m防水
  • より扱いやすい360度カメラとして

360度動画の画質大幅アップ

X4ONE RS
センサーサイズ1/21/2
最大解像度8K30fps 5.7K30fps
スロー撮影5.7K60fps/4K100fps 4K/50fps/3K100fps
シングルレンズ撮影4K60fps 4Kレンズ(60fps)
ミーモード4K
ミーモード(スロー)2.7K120fps
重さ202g186g(ケース込)
防水性10m5m

RSもX2からの変化と同様に、X4になって画質とスロー耐性が大きく改善しました。

ミーモードについてもX2からの変化と同様です。

モニターの使いやすさ

モニターもRSは半分しか使えませんので、360度カメラとしてはX3やX4のほうが使いやすい画面サイズですね。

10m防水

どちらかというと、これはRSの構造上の問題で、RSよりもXシリーズのほうが防水性に気を使いません。

水辺のアウトドアに向いているという点では、X4はレンズガードの件も加味するとかなり改善するでしょう。

【結論】乗り換えの可能性は大いにある

X4と比較した各360度カメラの立ち位置
  • 最高画質を求めるならX4
  • バイク乗りならX4
  • X3でも十分な画質がある
  • RS/X2からの乗り換えは使いやすくなった

360度カメラの決定版かつ、エントリー向けモデルとして販売を続けるX3。

一方でX4はさらに画質が良くなり、レンズガードや追加機能などで使いやすさも向上しました。

バッテリー機能、アプリの使いやすさで、360度カメラ市場では圧倒的に使いやすいとされているInsta360のカメラです。

もちろんアプリやサポートはこれからも改善していくことが期待されますので、従来のX2やRSを使っても良いですし、X4へのグレードアップをしても、さらに360度カメラを楽しめると思います。

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