【厳冬期の御嶽山】摩利支天西稜バリエーションルート

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2023.2/18 摩利支天西稜

ちょっと過酷だった、ホワイトアウト系記録です。

厳冬期の御嶽山摩利支天岳登山

今回はバリエーションルート!

ラッセルのため、みなワカンを履きます。

おいらは持っていないので、スノーシューでラッセル!!

出典:YAMAPを加工

ルートはこんな感じ。

夏道は埋まっているので、歩きやすい西稜を攻めるよう。

厳冬期の御嶽山摩利支天岳登山

不気味な七福神たちに、逝ってきますと告げる。

憧れのガチャガチャを装着

はい!!

ラッセル箇所は画像なし!(笑)

どれだけ頑張ったろう?
4ー5時間歩いた気がする。

厳冬期の御嶽山摩利支天岳登山

森林限界からは、リーダーが写真をバンバンとってくれます。

厳冬期の御嶽山摩利支天岳登山

いっつも撮影役なので、こんな写真が残るのは嬉しいぜ!

厳冬期の御嶽山摩利支天岳登山

山頂はガスっていますが、気合は十分!

厳冬期の御嶽山摩利支天岳登山

分厚い雲が無くなればいいんやけどなあ…

厳冬期の御嶽山摩利支天岳登山

そんな思いとは裏腹に、ガースーモード突入(笑)

厳冬期の御嶽山摩利支天岳登山

それでも我々は元気。

これがまた良い画

僕はと言えば、一眼に広角レンズを付けてしまっていました。

痛恨のミス、ゴープロ撮影に切り替えます(笑)

厳冬期の御嶽山摩利支天岳登山

雪山+ハードシェル+ゴーグル=イケメン(女性)

厳冬期の御嶽山摩利支天岳登山

山頂が近まるにつれ、一気に遭難モードに(笑)

それでも我らは元気

厳冬期の御嶽山摩利支天岳登山

こんなガスでも、ふざけてしまうのがワイ。

エネルギー補給は怠りません。

厳冬期の御嶽山摩利支天岳登山

西から近寄る低気圧は、湿った空気を寄せ付けます。

服もゴーグルもギアもろとも、触れたそばから氷結していく。

雪山装備の重要性は、身をもって体感できます。

寒いようですが、皮膚さえ出していなければ平気。

体の中は、見た目に反してポカポカとしています。

だけども同時に、感覚的に気づいたことが。

それは、腹が減ったらおそらく終わる

ということ。

風と冷たさは装備が守ってくれる。

それはあくまで、外側からの防御の話。

氷点下の世界で活動を続けるには、体内から生産される「熱」がなければ動けない。

こういった環境に初めて身を置いて、感覚的に理解しました。

消化したエネルギーを、行動と熱生産に回せなければ発熱は終わる。

ちょっとでも弱気になった時点で、緊張から自律神経は乱れます。

そうすれば、末端の体温が保てなくなるかもしれない。

万全な装備、エネルギー、気合い

どれかが足りない、尽きた時点で、おそらく僕らの活動は停止してしまう。

そう思うと、一瞬ちょっと、不安にもなったりしました。

だからこそ、こうして食べ、仲間とワイワイやるのも大切なんだなぁ、と。

ほらもう、グローブだってこんなになってる(笑)

厳冬期の御嶽山摩利支天岳登山

さすがに精神的にも参ってきているメンバーが出てきます。

ここらで潮時。

「ホワイトアウトが来るから!!」

山頂100m手前にして、撤退を決意。

青空の時に、また来よう!

ピッケルだってもうほら(笑)

スノーモンスターになりかけるとこでした。

厳冬期の御嶽山摩利支天岳登山

無事生還した我々は、ちょっとだけ強くなった気がします(笑)

人が立ち入る世界ではなかったですが、下山時にはしっかり解凍。

嗚呼、愛しのジムニーよ(笑)

登山で一番好きな瞬間が、これかもしれません(笑)

いやほんま、生きててよかったわw

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