どうも!たなりょうです
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Amazonで見かける謎メーカーも、だんだんと知名度を上げてきましたねー。
それはこのメーカー、3F UL GEARも例外ではありません。
当ブログでは、以下のような記事で海外のメーカーについての情報をまとめておりました。
ですが、3F UL GEARについてのアクセスは多く、どうやら中華メーカーと一括りには出来なくなってきたみたいです。
ということで、今回は3F UL GEARについてコッテリと紹介したいと思います!
3F UL GEARはどこの国のブランド?
3F UL GEARはどこの国かというと、中国のメーカーで福建省南部の廈門市(アモイ市)というところだそう。
アモイ市は中国の5大経済特区の一つに指定されているらしく、海に面しているために貿易も盛んだという。
長崎県の佐世保市とも深い関係があるなども書かれていました。
どうやらアモイ市には、アパレルメーカーの縫製工場も多く点在するらしく、おそらく当メーカーの自社工場も有しているのでしょう。
テントはそこで作られているものと考えられます。
私たちのバックパックとテントは、経験豊富な職人によって作られています。彼らのほとんどは、バックパックとテントの縫製で20年以上の経験を持っています. コンピューターモデリングとレーザーカットの助けを借りて、これらの手工芸品をより洗練されたものにしています。
3F UL GEAR
上記は公式ページをGoogle翻訳にしたものになります。
ここでいう「テント縫製で20年以上の経験を持っています」というのは、おそらくOEMでの製品づくりやアパレルでの縫製技術を言っているのだと思います。
中国は2000年頃より、ユニクロなどの大手企業が入り込んだことで、縫製技術が一気に向上しています。
これは3F UL GEARに限ったことでなく、モビガーデン・自由之魂(フリースピリッツ)など、縫製技術の高い中華テントメーカーは多く存在します。
中でも3F UL GEARは、低価格で中等度以上の品質を持ったテントメーカーといった位置づけ。
それも、ウルトラライト志向のある製品が多いという事です。
そんなUL志向のある製品を、ここから紹介していこうかと思います。
3F UL GEARのULテント
テント | 重量 | 人数 | 価格(\) | デニール |
---|---|---|---|---|
Lanshan 1 | 760g | 1 | 23,000 | 15D |
Lanshan 2 | 1060g | 2 | 29,000 | 15D |
Lanshan pro1 | 690g | 1 | 28,000 | 20D |
Lanshan pro2 | 910g | 2 | 31,000 | 20D |
ルナーソロ | 690g | 1 | 60,000 | 20D |
ここでは、3F UL GEARの定番テントであるランシャン(Lanshan)シリーズと、激似テントのルナーソロを比較してみました。
価格については為替の影響を受けるため、おおよその価格を記載しています(2022.10月時点)。
こうしてみてみると、ルナーソロとランシャンpro1が全く同じ内容になっています。
価格は半額以下なので、非常にお買い得です。
Lanshan1・2
こいつらの優秀な点が、インナー付きでダブルウォールになっている点です。
それも、蚊帳とフルメッシュの両者が存在します。
これはルナーソロにはない利点かと思われ、実際ルナーソロは結露に弱いと常々感じます。
耐水性が6000㎜あるので、モンベルステラリッジの1000㎜を軽く凌駕します。
これは、ステラリッジがポリウレタンコーティング(縫製が楽)に対し、ランシャンがシルナイロン(ツルツルする)を選択している理由かと思われます。
シルナイロンとはシリコンコーティングが施されたナイロンの事で、ポリウレタンのように「加水分解」しません。
それゆえ、10年以上持つと言われます。
ルナーソロもシルナイロンです。
また、引き裂き耐性もシルナイロンが大きく勝ります。
最近では、加水分解を嫌うユーザーが増えたためか、高価なテントほどシルナイロンを選ぶメーカーが増えた印象です。
Lanshan pro1・2
ルナーソロと同じ方式の、フロントだけ蚊帳タイプ。
このタイプはシングルウォールほど結露はしないものの、ダブルウォールよりはしっかりと結露します。
快適なのはproが付いていない無印のほうですが、ランシャン1で70g、2で150gの差を大きいととらえるか小さいととらえるか。
縫製はしっかりしていそうなので、シーム処理さえすれば安心できそうです。
(シルナイロン製品は大抵シーム処理をユーザーが行います。)
ランシャンproを購入する場合は、ルナーソロとの選択になりそうです。
なんせ、シーム処理がしていないのもシルナイロンなのも重量も何も変わりはありません。
といっても、価格で考えれば圧倒的にランシャンproです。
ルナーソロはアメリカのオレゴン州のメーカーです、ブランド力に惹かれるのならばお任せします(笑)
ちなみに僕はルナーソロです(^^;
(ランシャンでよかったかも…)
3F UL GEARのULザック
ザック | 容量 | 重量 | 価格(\) |
---|---|---|---|
3F(Qidian) | 40+16L | 850g | 16,000 |
山と道(ONE) | 40L | 602g | 34,100 |
オガワンド(OWN) | ~50L | 650g | 38,500 |
ハイパーライトマウンテンギア | 40L | 799g | 52,800 |
こうして比較してみると、やはりガレージブランドはプライドがありますね、軽量です。
その分価格は倍以上といったところ。(3Fの価格は為替変動があります)
3F UL GEARはヒップストラップを捨てていません。
価格も安いことなので、ULザックの入門としての良い選択かもしれません。
いきなりヒップベルト無しはやはりキツイと意見をよく聞きます。
近年流行りのガレージブランド系のULザックに寄せてきています。
なので、見た目は非常にオシャレ。
ULザックというのは生地が薄いので、どうしても雑に扱いづらいのが悩みですね。
僕の感覚として思うのが、高いものを長く使うよりも安いものを長く使う方が、俄然使い易いという事(笑)
上下でちょっと種類が違うので要注意。
下のタイプは1㎏ほどありますが、ショルダー~ヒップがしっかりしています。
3F UL GEARはかなり有能
今回は3F UL GEARについて紹介しましたが、中華メーカーは国産メーカーを確実に脅かす存在になっています。
それでも、中国国民も若い人材は縫製の仕事などしたがりません。
今後消えゆく産業かもしれません。
十年後は、中華メーカーのテントも価格が向上しているかもしれませんね。
経済の事はちょこっとしかかじっていないのでよくわかりませんが!!(笑)
では
読んでくれてありがとう!