3日目:雲ノ平~湯俣山荘~下山
目覚ましをセットせず、成り行きに任せることに。
おかげでスタートは7:30
なかなか悠長な出発となりました。
まずは近くの「スイス庭園」まで。
テン場を出てからいきなり飛び込んでくるのは、「水晶岳」
人との対比で、山がいかに大きいかがうかがえます。
スイス庭園には人がたくさん集まっていました。
人がいる所より向こう側が谷になっています。
おかげで開放的な景色が望めるわけですね。
続いて登るのが「祖父岳」
ここで9:30でした。
変な名前で地味な山。
だけども侮るなかれ!
景観抜群なのです。
後方には雲ノ平越しに「薬師岳」
赤みのある地質が特徴的な、アルプスの巨人です。
西側は「黒部五郎岳」
健脚でもなければ2泊3日はかかる、最奥の百名山です。
続いて岐阜県側に目をやります。
手前「三俣蓮華岳」後に、なだらかな「双六岳」
右後方にひょっこりと「笠ヶ岳」
岐阜の名山2998mの独立峰でございます。
笠ヶ岳からちょこっと左に目をやりまして、「鷲羽岳と槍ヶ岳」
地味で変な名前ですが、祖父岳おそるべし!!
こっから先は、水晶小屋まで登り返しをしなくちゃなりません。
岩苔乗越という鞍部が最低地点。
雲ノ平に興味がない方は、高天原からここまでショートカットしても良いかもしれません。
(水晶小屋で小屋泊になる)
昨日通った野口五郎⇔水晶小屋コースを戻ります。
水晶小屋時点で11:30
野口五郎の稜線で13:00までかかっていました。
戻った後は、南に延びる稜線を利用して「湯俣山荘」まで下山します。
しっかしこの下山ルート(竹村新道)、入山者が少ないのか、道が荒れている!!
ハイマツが引っ掛かります。
階段もせっかく用意してくれているのですが、岩が脆いのかこのありさま。
いや、落ちたら怖えーよww
というわけで、安全に快適に歩きたい場合には、この下山ルートはオススメできません。
とはいえ、なかなかこの道の景観も良好。
これから進む稜線越しに、「大天井岳」がどっしり構えます。
さすが裏銀座縦走路の片割れ。
東側(長野県側)は表銀座縦走路がバッチリですね。
国産ブルーベリーとでも言おうか、「クロマメノキ」
酸っぱくておいしいので、つまみ食いをしながら行きます。
っと、
どうやら変な木の実でどうにかなったようです。
ここから先は爆速で降りたので、記録と記憶がありません。
カメラも収納しちゃったので、Gopro写真で!
はいよっ
湯俣温泉の橋まで降りてきました。
ここまで結構急いだのですが、野口五郎の稜線から降りてくるのに3時間かかっています。
(16:00)
春嵐荘に架かる橋は、2022年に復活したようです。
2021年にパンツで川を渡ったのが、少し懐かしく思います。
こっからは登りも下りも無い、正真正銘平坦ルート。
ただーし、ここから10㎞ほどあるでしょうか?
ひったすら長いです。
時間と足さえしっかりあれば、気持ちの良い遊歩道。
足さえあれば、です。
3日目、これまで50㎞ほど歩いた足には堪えます。
途中、運よく2人のお兄さんに出会い、胃袋的にも感情的にも救われました。
(行動食が無くなっていた)
こんな暗い中、一人で歩いていたと思うと気が滅入ります(笑)
到着は19:30
お兄さんたちと悠長していたので、下界では風呂も終わっていました。
飯だけはやっていましたので、ふもとの大町にある「岳」へ。
登山口から18分、21:00までやっているので定番になるかもしれません。
美味しかったので宣伝しておきます!
健脚以外オススメできません
今回選んだ「裏銀座・周回改変ルート」
悪路下りや、ちょっとした危険ガレ場も通ります。
おそらく高天原と雲ノ平の標高差で、結構体力をとられました。
湯俣からの長距離歩行も要因でしょう。
いずれにせよ、裏銀座をするならゆっくりと歩くと良いのかな、と思いました。
それでも、健脚であれば周回できてしまうこのコース取り。
アクセスに困っている人は、マネしてみてください!
三大急登・最後の秘境・最奥の温泉・湯俣温泉など、各所スポット巡りが可能な面白いコースではあったと思います!
では
読んでくれてありがとう!