久しぶりの登山レポです。
タイトル通りなのですが、八峰キレットをソロで周回してきました。
扇沢に自転車(ロードバイク)をデポして、大下りを含めた35kmを漕いで車まで周回するというプランですね。
そこそこやる気があれば、まあやれんことは無いです(笑)
- テント泊装備モリモリ(水分だけで7L)
- 減らす気の無い大荷物(75Lザック)
- 五竜と冷池山荘テン泊プラン
こんな感じの内容になっているんですが、五竜のテン泊プランが予約不足で頓挫したんですよね。
機械的対応の五竜山荘スタッフさんに冷たくあしらわれ、結局ビバークになった報告も含めまして、今回のレポとさせて頂きます!
画像多めのレポになっているので、ざーっと流してもらえればと思います!
エイブル五竜から五竜山荘まで
おなじみ、エイブル五竜のテレキャビンでスタート。
本日の相方はコチラ
中には予備を含めて4日分の食材、生野菜、ホットサンドメーカー、飯盒、おまけに水分だけで7L。
キレットに向かう荷物の量ではないかも。
75Lのザックがいけない、沢山入るんだもの。
遠見尾根は特に難しいコースでもないので、ざっくりと良さげな写真で割愛としましょう。
12時過ぎには五竜テント場に着。
五竜テン泊難民~稜線ビバーク
本日のお宿はコチラ!!
…
稜線ですね。
こうなってしまった経緯をまとめます。
- 予約の確認不足
- 平日だから油断していた
- コロナ以降のルール追加
- 気持ちを落ち着かせるために、夜飯用の鍋を食う
- 友人から電話(5年付き合った彼女に振られたらしい)
- そんなこんなで時間が経過
- 素泊まり11000円(高ぇよ)
- 当日割り増し料金+3000円←は?笑
- そんなに金は無い
- PayPay決済不可
そりゃね、僕が悪いよ!
でもさ!もっと暖かく接してよ!!(笑)
君、同じ20代じゃんさ!!
ってことで、稜線にビバークをしたという感じですね。
褒められたことでは無いことは承知です。
ですが15時になっていたのでテレキャビンに戻るのもしんどいし、天気はボチボチの予定でしたし。
何より五竜山荘のスタッフが気に食わな過ぎた!!(笑)
聞いてほしいのです
予約がいっぱいだった時点で、「おすすめは帰宅されることですね」なんて真顔で言いやがって!!
「割増料金で14000円ですね」なんて淡々と言いやがって!
確認していなかった僕が悪いんだけど、同じ人間だったらもうちょっと寄り添って声掛けしてよぉ…
スタッフの兄ちゃんも20代なのに、どうしてこうもスレているのか。
人と触れ合う時は明るくしてた方が、人生楽しいぞと、同じくギリ20代から言わせてくれww
五竜山荘が忙しいからなのか。
白馬系列山荘の方針なのか。
いずれにせよ、白馬~五竜の山荘経営は冷たく印象が悪いとの話を、鍋を食ってた時に会話したおっちゃん達に聞きました。
オーバーツーリズムでビジネス化したのでしょうか、なんとも悲しくなりましたね。
結局、山荘から五竜方面に7割程進んだところに、一畳分のスペースを発見。
稜線でしたが風も無かったので、ここに張ることとさせて頂きました。
(五竜山荘で出すもん出せたのは幸いだった)
朝方は結構な風が吹いたので、ペグが一本外れて谷に落下。
やっぱりビバークは場所を選ぶなぁ、、、
ちょっと勉強になりましたね。
山荘の兄ちゃんよ、あんたのおかげで一つ強くなったよ
皆さんはこんなミスしないでしょうが、平日も案外テントはいっぱいになるので注意してください。
【五竜→鹿島槍】
八峰キレット通過
何はともあれ、無事に五竜岳に登頂。
平日といえそれなりに大勢いらっしゃいます。
今年の冬に来ていますので、写真は適当に一枚。
これよりキレット越え、鹿島槍に参る!!
聞いたことのある、G5
ここはガレ場ですが、そこまで怖い場所でも無い感じ。
ただし岩はもろく落としがちなので、ヘルメットの重要性は感じましたね。
あと、今後も連続する岩場で、指の指紋が消え去りました(笑)
手袋持ってった方がイイです。
ガスが抜けてくるとカッコいい
嫌な感じのガレ場はこんな感じ。
全然進めるんだけど、土日など混み合う日はほんとに落石に注意だと思う。
それにつきる。
G5手前(五竜側)の絶品ビバーク地を含めて、3か所程度はこの日泊まった場所より明らかに良い更地が見つかる。
こっちに張ればよかった、、、
ほい!
ここは1/3くらいの所にある、「それっぽいピーク」。
名前は忘れた。
って思ってたら、ちゃんと写真に撮っていました(えらい)。
北尾根の頭だそう。
向かうべき鹿島槍も、しっかりガス抜け。
この場所があまりに気持ちが良いので、何枚か自撮りをかます。
こういう時、アクションカメラが便利ですよね。
僕はAce Proを使ってます。
そこから先も、微妙に嫌な場所は出てきます(楽しい)。
でも景色は綺麗。
そして悔しいくらいのビバ(ry
明らかにキレットを越える装備ではない、オーラ漂う山岳部らしき人達。
ハーネスをしているけど、落ちたとしたらザックの重さで腰が砕けそう(笑)
チラリ
来ましたね、八峰キレット。
良く作ったものですね、こんなところに。
キレットから鹿島槍側が、どうやら核心部のようでして、嫌な感じのへつりが出てきます。
といってもまあ、全部に鎖が付いているので、持っていれば大丈夫です。
落ちれば死ぬけど、落ちなければ死なない。
先人たちのおかげさま、ありがたく鎖や梯子を使わせていただきました。
もちろん、手と足はちゃんと確認してね。
ほい、頑張るのもここまで!
鹿島槍山頂2889mです。
覚えられそうな標高だね、
ぐるっとこんな感じに、「槍」と名のつく割に広い山頂。
おねいさんがカッコいいので、勝手に撮らせてもらっちゃいました。
画になりますわ、、、
これ以上カメラを向けると盗撮になりそうでしたが、何も言わなくてもイイ画にしてくれるんですもの(笑)
どうも、ありがとうございました。
立ち寄らなかった、鹿島槍北峰。
雲海がええ感じ。
寄りの画もおもしろいです。
鹿島槍から冷池山荘側は、非常にゆるやかな稜線歩き。
ここからは何の気を遣う場所もありませんね。
ガスがかかる前に山頂にこれて良かったです。
【冷池山荘~扇沢】
過去一ブロッケンと爆速下山
本日のご飯は、ウインナーチーズカレー。
2泊目にして、こうも贅沢な飯があって良いものか!
シャウエッセンよりもグラム当たりの単価が安い、ジョンソンウィルのウインナーを強く推奨する。
最終日、3日目も良い天気なり!
冷池山荘のテン場は山小屋より5分程度歩かないといけませんが、立地は良い所。
平日の予約は不要ですが、斜めの土地が多いので、早めに到着することをおすすめします!
ちゃちゃっと急ぎ足で、爺ヶ岳南峰に着。
南西に針ノ木岳。
西側にこれより向かう、種池山荘。
扇沢を拠点に、針ノ木大雪渓~種池山荘の1泊2日周回ルートが可能ですね。
二重になるほどの、過去一ブロッケン。
寄り
北側に冷池山荘越しの、鹿島槍。
遠く南側は、おなじみの槍ヶ岳。
どこから見ても、いつもこんな感じな配置な気がする。
北西に爺ヶ岳北峰。
三脚があったら滝雲になっていたけれど、これはこれで好き。
さて!
ここからは種池山荘を越えて、扇沢までダッシュ気味。
さっきから良く使っている、360°カメラも良かったら使ってみて!
種池山荘付近のチングルマ。
ここは初夏にはお花畑になると思うので、その時期にも来たいかも。
夜露に濡れたチングルマ
上からチングルマ
かわよ。
虫目線でチングルマ
はいワープ!
種池山荘から走って55分!
3倍速で2時間短縮に成功したので、扇沢で9時前着。
我が愛車よ、3日間待たせたね。
これより35km、ジムニー合流地点へ参る。
大町市までは時速50kmの脳汁下山。
木崎湖
自転車を使わなかったら通らなかったであろう道。
松茸かと思ったニセショウロ(毒)
自転車の速度感だと、気になるものが目に付く。
いなお駅
そういえばここ、この日も寄ったのよね。
寄り道できるのも、チャリンコの利点ね。
セーリング・釣り・パラグライダー
そうか、今日は土曜日です。
日本にも色んな遊びがあるなぁ、、って思いながら、大町~白馬の町を見ていました。
着!!
八峰キレット自転車周回完了です。
正直最後の自転車が一番きつかったですが、ボチボチやる気があれば出来るプランかな。
この時点で昼前だったので、時間的にも割と余裕がありました。
よければ真似してみてください!