登山用マットをじっくりと選びたい方へ!
どこよりも詳しく、どこよりも細かい内容になりました。
そして2023年に記事を更新!
価格も性能も、最新情報を載せられるよう頑張っています!
どうも!アバウトドアです!
今回比較するのは、THERMAREST・NEMO・EXPED・Sea to sumittの4ブランド。
4ブランドの、登山向けマットを、つべこべ言わずに全種比較していきます!
かなりボリュームのある内容になっているので、直感で選びたい方は
こちら→27種から選らんだおすすめへどうぞ!
27種類を5つのおすすめにまとめました!
記事の序盤は、初心者向けにマットのタイプ説明やR値についての補足がしてあります。
知識がある方は、一覧表をクリックしてマット選びから開始してください!
登山用テントマット 選び方のポイント
登山用のマットは3つのタイプがあります。
①エアマットタイプ
②クローズドセルタイプ
③インフレータブルタイプ
これら3つの種類は
コスパで選ぶか?
耐久性で選ぶか?
軽いものを選ぶか?
快適に眠りたいですか?
こういった、ご自身のニーズに合わせて選んで頂ければと思います。
どのタイプを選択するのかは、何を重視するかを一度想像してから選ぶのも良いでしょう。
クローズドセル
まずは定番。
パタパタと折りたたむだけの簡単マット。
軽くて柔らかい、でも潰れにくいという、使いやすくて素敵な素材です。
ズバリ初心者が最初に選ぶ安定品!
- とにかく一番コスパが良い
- 夏~秋なら場所を問わずに使い易い
- 程よく軽く、寝心地も悪くはない
- 最も扱いやすい
とにかく一番コスパが一番良い
ポイントは「コスパ」
価格はどれも10,000円未満。
エアマットやインフレータブルマットの、1.5倍~3倍程度は安いです。
パンクの心配が無いという点で、ランニングコストにも優れます。
場所を問わずに使い易い
暖かさ(R値)はそこそこ。
3シーズンで使えます。
程よいクッション性、パンクの心配もない。
多少ゴツゴツした場所でも使いやすい性能を持ちます。
程よく軽く、寝心地も悪くはない
大きさのイメージからすると、持った時の軽さに驚きます。
もちろんエアマットほどの軽さは無いですが、全体を通して軽い部類になります。
家のベッドのようとは言いませんが、山で初めて寝ても寝れるくらいには快適(僕がそうでした)。
最も扱いやすい
テントを設営したらパッと広げるだけ。
畳むときも、パタパタと折りたたむだけ。
テント泊経験を積むほどにありがたみを感じる所でもあり、正直やめられません(笑)
めっちゃ楽やで◎
僕もいつもこれだよ!
デメリット
収納が大きいことですね。
基本的にザックの横か下に、括り付けることになります。
まあ、慣れれば大きさはそこまで区になりません。
エアマット
空気で膨らませるだけのマットで、圧倒的な軽さが利点。
「寒そう」「寝心地悪そう」って思われがちですが、最も暖かいマットもこれ。
寝心地も改良されまくっており、各社が工夫を凝らしまくるのがエアマット。
ゆえになのか、高い。
エアマットは一番多種多様。
僕個人の意見として、やや玄人向けと感じます。
- R値が高いものが多い(厳冬期向け)
- 超軽量な商品が多い
- 寝心地にクセがある
- パンクしたら終了!っていう懸念
- しかも高い
尖った性能のマットが多いのよ
デメリットも多いよね
種類は豊富ですが、エアマットは共通して価格が高いです。
あとは、寝心地ですね。
悪くはないと言えど、慣れないとちょっと違和感。
- 軽い
- コンパクト
- パンクに気を遣う
- 価格が高価
インフレータブル
気持ちよく眠りたい方におすすめ。
空気を入れて膨らませますが、中にウレタンが入っているので柔らかいです。
- 総合的に寝心地が良い◎
- 価格的にバランスが良い◎
- パンクしても「無」ではない△
- ただ、ちょっと重くて嵩張る×
寝てみるとわかる
気持ちいいんですよね(笑)
内部のウレタンの程よい反発が気持ち良い。
エアマットみたいにプワプワしないので、寝返りしやすい。
総合的にもバランスがいいよね!
パンクしても、多少はフワフワしているというのも安心ポイント。
価格もそんなに高くないので、結構バランスが取れたモデルだと思っています。
僕はどこで寝れます!
こんな感じの方は、クローズドセルのマットでいいのかな、と思ったりします。
軽くて安いので。
- 寝心地が良い
- パンクしても潰れない
- やや大きくて重い
- 岩場では凹凸を感じる
R値の高いマット
暖かさで選ぶならば、R値を気にしましょう。
R値とは世界が定めた国際標準化規格で、使用温度の設定が統一されています。
R値を明記するメーカーは、嘘が言えませんね!
一般的にR値は
2.0以下で夏用🌞
2.1以上で3シーズン🍁
5以上が冬用❆
とされています。
残雪の上なら、春でも5以上はほしいよね!
R値は足し算が可能なので、2つ目のマットを購入して重ねるのはアリ◎
重要なのは、なるべく軽量かつR値が高いということ。
ということで↓↓
R値指数というものを作ってみました
R値指数=R値÷重量(g)
僕が勝手に作った指数です!
R値を重量で割っただけですが、重量に対する暖かさが、ぱっと見の数字で分かります。
これを、各マット紹介の時に乗っけておきますので、冬物をお探しの方は軽く参考程度にどうぞ^^
登山用マットレス おすすめのメーカー
マットはちゃんとしたメーカーを選ぼう!
Amazonの安物は3回でパンクしました(笑)
ここでは27種の登山用マットを、大手4メーカーから選んでいます。
チョイス理由が以下の通り。
R値の記載がある
国内でまとまった数を販売していて、R値がちゃんと記載されている4ブランドをチョイス。
比較対象としてR値は大切な基準です。
保証がついている
これら大手メーカーは、日本企業が代理店をしています。
それゆえ保証が充実で取り次ぎもスムーズ。
サーマレストは5年保証
正規販売店より購入をされた第一購入者で購入を証明するレシートを提示頂いた購入者に限り、購入当時の状態に材質・製造が原因で起きる不具合が認められる製品に対して、製品の耐用年数の間は弊社の負担で修理・交換を行います。
THERMAREST
ニーモについて
修理を出される場合、NEMOの日本総代理店であるイワタニ・プリムス(株)が販売したことを確認するために製品本体に付属する日本語の取扱説明 書兼保証書が必要となります。
イワタニプリムス
EXPEDのマットは2~5年保証
商品購入から2年間、製造上の欠陥によって生じた不具合は無償で修理または交換対応いたします。
EXPED
SEE TO SUMMIT
全てのシートゥサミット製品はライフタイムワランティー(製品寿命間の保証)を保有しており、原材料や製造上の問題による欠陥があった場合にこれを保証します。この保証は、製品の第一購入者による通常使用のもとで製品本来の寿命の間適用されます。
ロストアロー
ようするに、どれも補償がしっかりとしてますよ!
ということです。
さて、ここからが本題。
マット27種をすべて紹介します!
がんばー!
各マットの一覧表
数が多いので、行ったり来たりするといいかもです。
各マット紹介箇所にリンクしています。
そこからもこの表に戻ってこれるようにしてあるので、どんどんリンクを行ったり来たりして比較してみてください!
好きなマットのタイプで、当たりを付けてもいいですよ!
まずはクローズドセルマットから!
クローズドセルマット | Amazon価格(2023更新) |
---|---|
サーマレスト Zライトソル | 8,140→9,900円 |
ニーモ スイッチバック | 7,150→8,800円 |
ネイチャーハイク キャンプマット | 3,900円 |
続いてはエアマット一覧表です
エアマット | Amazon価格(2023更新) |
---|---|
サーマレスト ネオエアーXライト | 27,500→39,600円 |
サーマレスト ウーバーライト | 30,800→42,900円 |
ニーモ テンサー | 18,700→23,100円 |
ニーモ テンサーインシュレーテッド | 20,781→28,050円 |
ニーモ テンサーアルパイン | 24,200→28,600円 |
エクスペド Ultra 1R | 18,700→25,300円 |
エクスペド Ultra 3R | 22,000→24,200円 |
エクスペド Ultra 5R | 23,100→25,300円 |
SEA TO SUMMIT イーサーライトXT | 20,240→26,730円 |
SEA TO SUMMIT インサレーティッドマット | 23,210→27,390円 |
SEA TO SUMMIT ウルトラライトマット | 9,900→16,830円 |
SEA TO SUMMIT ウルトラライト インサレーティッドマット | 16,720→21,120円 |
2023年4月に確認
物価高の影響か、価格が軒並み上がってきていますね(^^;
これからも値上げは続くと考えられます。
続いてはインフレータブルマット一覧表です
インフレータブルマット | 価格(2022時点) |
---|---|
サーマレスト プロライト | 12,650→19,800円 |
サーマレスト プロライトプラス | 16,500→22,000円 |
サーマレスト プロライトエイペックス | 18,700→24,200円 |
ニーモ ゾア | 14,850→17,050円 |
ニーモ オーラ | 13,200→15,950円 |
ニーモ フライヤー | 12,100円 |
SEA TO SUMMIT ウルトラライトS.Iマット | 9,570→11,220円 |
SEA TO SUMMIT コンフォートライトS.Iマット | 13,090→16,170円 |
こちらも続々と値上げしています。
続いてはR値の高いマットです
マット | 価格(2022時点) | R値 |
---|---|---|
サーマレスト ネオエアーXサーモ | 33,000→44,000円 | 7.3 |
エクスペド Ultra 7R | 29,700→31,900円 | 7.1 |
エクスペド Dura 8R | 35,200円(在庫なし) | 7.8 |
SEA TO SUMMIT イーサーライトXTエクストリームマット | 28,600→33,660円 | 6.2 |
なお、Xサーモに関してはモデルチェンジによる値上げも考慮。
クローズドセルマット おすすめ
迷ったらクローズドセル。
そう言えるほどに簡単でおすすめ。
穴も開かないので、雑に使えて楽でっせ!
選択肢は2つ。
ちゃんとしたメーカーの銀マットか、2流ブランドを買うか。
ホームセンターの安マットは、すぐにヨレヨレになるのでホントにおすすめしません!!(笑)
キャプテンスタッグとかw
(僕のはすぐダメなった)
サーマレスト Zライトソル
初心者におすすめ!
R値 | 2.0 |
サイズ | 51cm×183cm |
収納 | 51×10×14cm |
厚み | 2.0cm |
重量 | 410g |
R値指数 | 0.49 |
ひとことメモ | 迷ったらこれでOK! |
通称銀マットとも呼ばれる、サーマレストの定番。
おそらくコイツが元祖であり、ほとんどの人が使っているヤツ。
パタパタと折りたたむだけで収納・展開が可能で、抜群に取り扱いが楽です。
R値は2.0。
アルミ蒸着なので、春秋の山でも使用可能。
本当の定番なので、脳死で選ぶならコレ。
最も定番ならコレ
だけど最近値上がりしまくってるので、ちょっと考えるのもあり(笑)
ニーモイクイップメント スイッチバック
初心者におすすめ!
R値 | 2.0 |
サイズ | 51cm×183cm |
収納 | 51×13×14cm |
厚み | 2.3cm |
重量 | 415g |
R値指数 | 0.48 |
ひとことメモ | Zライトソルより安いしイイ! |
銀マットでは、サーマレストの一人相撲だと思っていました。
そんなサーマレストに、カチコミに来たのがニーモ。
その名も「スイッチバック」
凹凸パターンが独特で、より快適な寝心地を生むらしいです。
同カテゴリーの一般的なパッドよりもはるかに快適な寝心地を提供しながらもコンパクトに収納できます。
NEMO Equipment
個人的には大本命◎
ネイチャーハイク キャンプマット
初心者におすすめ!
R値 | 記載なし |
サイズ | 56cm×185cm |
収納 | 56×13×15cm |
重量 | 420g |
R値指数 | なし |
ひとことメモ | 安いけど悪くはないよ |
中国メーカーのネイチャーハイク。
ちなみに中国内トップシェアらしいです。
価格は半額以下で、品質はそこそこ。
僕はそんな印象です。
破れることが無いマットであれば、ニセモノを選ぶのもアリですね。
R値は記載されていませんが、似ているので多分同じくらいかと。
ただ、模造品はメーカー品にクッション性や厚さの面で劣る印象。
どうしてもさらに価格を抑えたい場合に、このメーカーが選択肢に入るでしょう。
お試し程度に買ってみてもいいかも
※ネイチャーハイクが廃盤になったようなので、代案として「ナシではない」マットを掲載しました。
エアマットタイプ おすすめ
エアマットタイプは特に、性能にバラつきがあります。
寒いマットはとことん寒い。
暖かいのはとことん暖かい(高いけど)。
夏しか登山をしないのか?
冬も登山をするのか?
自分のスタイルに合わせて、R値と重量のイイトコロを抑えるとよいでしょう!
サーマレスト ネオエアーXライト NXT
R値 | 4.5 |
サイズ | 51cm×183cm |
収納 | 23×10cm |
厚み | 7.6cm |
生地 | 30D高強度ナイロン |
重量 | 354g |
R値指数 | 1.27 |
ひとことメモ | スペック的に最強のバランス |
サーマレストのエアマットで、最もスタンダードなヤツ。
2023年に新型にグレードアップしましたね!
R値が高く暖かいし、かなり軽量。
だけどやっぱり、価格が高い。
30D高強度ナイロンという、生地の厚みもしっかり。
スペック的には、確実に王者です(笑)
こいつを基本に考えると、後に紹介するマットへのプレッシャーがハンパ無い。
エアマットの内部には、3層のアルミ蒸着フィルムが△構造を築いています。
これが軽量でも高いR値を生む理由でしょう。
価格も性能も、オールマイティで高水準。
男に例えると「イケメン高収入」
何の話じゃ
女性用はスペックを同じくして、168cmのサイズになっています。
お得っ☆
サーマレスト ネオエアーウーバーライト
R値 | 2.3 |
サイズ | 51cm×183cm |
収納 | 15×9cm |
厚み | 6.4cm |
生地 | 15Dナイロン |
重量 | 250g |
R値指数 | 0.92 |
ひとことメモ | 死ぬほど軽い! |
レギュラーサイズで250g
Sサイズなら170g。
これって実は、小さい缶コーヒー以下の軽さ(笑)
超軽量コンパクトなエアマットです。
軽いマットは別でまとめましたが、上から5番目の軽さです。
軽いすぎってことは、耐久性大丈夫なの?
って思いそうですが、案外大丈夫そう。
動画の途中で、車で踏んづけていますね(笑)
ここまで軽量でこの耐久性。
さすがはサーマレストって感じです。
とにかく軽量コンパクトを意識したい方へ
ニーモ テンサー
R値 | 1.6 |
サイズ | 51cm×183cm |
収納 | 20×7.5cm |
厚み | 8cm |
生地 | 20Dポリエステル |
重量 | 345g |
R値指数 | 0.46 |
ひとことメモ | 夏の登山は快適に寝れそう。しかも軽い |
ニーモの軽量エアマットタイプのテンサー。
比較対象はサーマレスト(Xライトかウーバーライト)かなぁ。
残念な点は、R値は1.6とネオエアーの4.2と比較して大きく劣ります。
ウーバーライトにも負けてる。
ってことで、テンサーは夏限定という感じ。
ニーモのエアマットの売りは寝心地にあるらしく、コレはちょっと興味をそそられる。
NEMOオリジナルのスペースフレーム™️バッフルはエアマット特有のフワフワとした寝心地を排除し、しっかりと安定した寝心地を提供します。また、うつ伏せになっても肘や膝が地面に底付きすることはありません。
NEMO EQIPMENT
厚みも8cmなので、ネオエアーよりも1.6cmも厚いです。
※ネオエアーが7.6cmに厚みを増やしたので、利点が価格に集中した感じです。
寝心地はいいんだろうなー。
ぱっと見スペックはサーマレストに勝てんですが、寝心地で勝りそう。
あとTHERMARESTより結構安い
ニーモ テンサーインシュレーテッド
R値 | 3.5 |
サイズ | 51cm×183cm |
収納 | 20×7.5cm |
厚み | 8cm |
生地 | 20Dポリエステル |
重量 | 410g |
R値指数 | 0.85 |
ひとことメモ | 3シーズン快適に寝たい人向け |
前述のテンサーよりも断熱材が多めの、R値は3.5。
これが結構丁度良くて、3シーズンならこの位が実はねらい目。
ネオエアー(黄)のほうが軽いし、ネオエアー(黄)のほうが暖かい。
スペックでは勝てんですが、価格が安いのは良い所(笑)
厚みもあるので、結構いい線行っているのではないかなと思います。
ネオエアー高いしw
ニーモ テンサーアルパイン
R値 | 4.8 |
サイズ | 51cm×183cm |
収納 | 20×8cm |
厚み | 8cm |
重量 | 475g |
R値指数 | 1.01 |
ひとことメモ | 残雪の上でも快適に寝たい人向け |
ニーモの山岳マットで、マックスR値の4.8。
暖かさとしてはもう一つ欲しい所。
ここでもサーマレストのネオエアーがちらつきます(笑)
R4.8では厳冬期はちょっと心もとないので、4月くらいからテントを始めたい方に丁度いいかも。
ネオエアーXライトちょっと引っ込んどれ(笑)
EXPEDのマット
エクスペドのマットは、2022年に一新したので、簡単に全体像を紹介。
- Ultraシリーズ:登山向けの軽くて使い易い
- Duraシリーズ:丈夫なやつ
- Versaシリーズ:安いキャンプ向け
ここでは、登山向けのUltraから紹介します!
エクスペドは基本的にエアマットしかありません。
逆に言えば、エアマットにはバリバリ力を注いでいるので、専門的に見てもいいかも!
EXPED Ultra 1R
R値 | 1.3 |
サイズ | 183 × (65 x 42) cm |
収納 | 19 × 10 cm |
厚み | 7cm |
生地 | 20 D リップストップ ポリエステル |
重量 | 310g |
R値指数 | 0.42 |
ひとことメモ | 暑がり!夏だけ行くよー!って人挙手! |
R値1.3という結構低い値。
夏なら背中がちょっと気持ちいかもしれません。
全体で2番目に軽いという利点もあり、結構やり手。
エクスペドのマットは、全体的に安いのが超魅力的。
エアマット部門最安はEXPED!
EXPED Ultra 3R
R値 | 2.9 |
サイズ | 183 × 52cm |
収納 | 21 × 10.5cm |
厚み | 7cm |
生地 | 20 D リップストップ ポリエステル |
重量 | 365g |
R値指数 | 0.79 |
ひとことメモ | 3シーズンど真ん中スペック |
見た目は一緒ですが、R値が上昇。
そして価格もそんなに変わらん(笑)
R値2.9という、3シーズンにちょうど良さそうな暖かさ。
安いし軽いし丁度良い。
正直結構ねらい目だったりします。
this is 最高にちょうどよいEXPED!
EXPED Ultra 5R
R値 | 4.8 |
サイズ | 183 × 65 cm |
収納 | 27 × 13cm |
厚み | 7cm |
生地 | 20 D リップストップ ポリエステル |
重量 | 445 g |
R値指数 | 1.08 |
ひとことメモ | 残雪期登山までなら狙い目 |
R値と重量で考えると、ネオエアーXライト強すぎ問題。
ただしこれ、テンサーアルパインよりもネオエアーよりも安い。
残雪期ベストチョイスなのでは?
と思ったり。
価格で差をつけろEXPED!
SEA TO SUMMIT イーサーライトXTマット
R値 | 1.2 |
サイズ | 183×55cm |
収納 | 9×19cm |
厚み | 10cm |
生地 | 30/40Dナイロンファブリック (ハイブリット) |
重量 | 390g |
R値指数 | 0.31 |
ひとことメモ | 寝心地という点でライバルはニーモ |
メーカー的には、「極上の寝心地」「ファーストクラス」と表現されます。
スプリングセルという、どうやら寝心地に全振りスペック。
マットの厚みも10cmなので、エアマット最厚ですね。
その代わり、R値や重量などの基本スペックは弱め。
SEATOSUMMITのマットはピロー(枕)とくっつくのが良い所。
エアマットは枕が滑ってどっかに行っちゃいがちなので、このシステムは秀逸。
寝心地と言い枕と言い、快眠に全振りですね(笑)
お金はないけど、やさ男がいい!って方に(何の話)
SEA TO SUMMIT イーサーライトXT インサレーティッドマット
R値 | 3.2 |
サイズ | 183×55cm |
収納 | 11×24cm |
厚み | 10cm |
生地 | 30/40Dナイロンファブリック(ハイブリット) |
重量 | 490g |
R値指数 | 0.65 |
ひとことメモ | ファーストクラスの寝心地をあなたに |
イーサーライトXTに、サーモ的な中綿や銀面が入ったタイプ。
R値が3.2あるので3シーズン向けですが、他メーカーの同期達よりもやっぱり重め。
3シーズン用、快眠エアマット。
寒い日も暖かくしてくれる、やさ(ry
レディース形状もあります!
SEA TO SUMMIT ウルトラライトマット
R値 | 1.1 |
サイズ | X-スモール=125×55cm レギュラー=183×55cm |
収納 | 記載なし |
厚み | 5cm |
生地 | 40Dリップストップナイロン |
重量 | XS=296g R=395g |
R値指数 | 0.28 |
ひとことメモ | 背中~おしりだけというスパルタン仕様 |
背中だけ守ればおk的な、スパルタンマット。
だけどもウーバーライトより重い。
レギュラーサイズにしてしまえば、Xライトより重い。
そしてこの子は厚み5cm。
サーマレスト軽すぎ問題で、各メーカーから苦情が来そうなレベルです(笑)
軽さを優先するなら、ネオエアーウーバーライトがいい気がします。
これは結構安いですが。
後は価格ですね…
SEA TO SUMMIT ウルトラライト インサレーティッドマット
R値 | 3.1 |
サイズ | X-スモール=128×55cm レギュラー=183×55cm |
収納 | X-スモール=9×23 レギュラー=径10×23cm |
厚み | 5cm |
生地 | 30/40Dナイロンファブリック |
重量 | X-スモール=349g レギュラー=480g |
R値指数 | 0.64 |
ひとことメモ | ちょっと中途半端かな… |
ウルトラライトマットに断熱性を加えたモデル。
用途としては中途半端な気がします…。
サーマレ(ry
40Dという生地の厚みは〇
インフレータブルタイプ オススメ
寝心地が良くて、パンクしても最低限守られる。
大きすぎず、コンパクトでもない。
非常に中間的な存在。
どこまで寝心地を意識するか?
重量と寝心地のバランスの良いところで、ある程度目安を付けておくといいかもですね。
EXPEDにこのタイプは存在しませんでした。
サーマレスト プロライト
R値 | 2.4 |
サイズ | ショート51×119cm レギュラー51×183cm |
収納 | 28×10cm |
厚み | 2.5cm |
生地 | 50Dミニヘックスポリエステル |
重量 | レギュラー510g ショート350g |
R値指数 | 0.47(レギュラー) |
ひとことメモ | インフレターブルの基準点 |
510gって、ちょっと重い?
インフレータブルはこんなもんです!
サーマレストの基本のインフレータブル。
こちらは価格もそこそこで、バランスがとれていますね。
またサーマレストを基準にしてみましょうか。
背中~お尻までのS(ショート)もあります!
サーマレスト プロライトプラス
R値 | 3.5 |
サイズ | ショート51×119cm レギュラー51×183cm |
収納 | 28×12cm |
厚み | 3.8cm |
生地 | 50Dミニヘックスポリエステル |
重量 | レギュラー650g ショート450g |
R値指数 | 0.54(レギュラー) |
ひとことメモ | 重量的には許容できる限界か |
プロライトよりも気持ちR値が高くなりました。
厚みも増えているので、寝心地+、暖かさ+って感じです。
逆に言えば、650gと結構な重さ。
600mlの麦茶くらいかな?
登山用でギリ許容範囲の重さかなー
サーマレスト プロライトエイペックス
R値 | 3.8 |
サイズ | 51×183cm |
収納 | 28×12cm |
厚み | 5cm |
生地 | 50Dポリエステル |
重量 | 630g |
R値指数 | 0.6(レギュラー) |
ひとことメモ | ハイブリッド型 |
インフレータブルマット選びは迷走します。
がんばってください!
エアマットとインフレータブルの融合といったところで、寝心地はかなり良さそうです。
ライバルは後述する、ニーモのフライヤーでしょう。
ニーモのフライヤーのほうが安いので、これを選ぶ理由は少ないかも。
フライヤーがライバルやで!
ニーモ ゾア
R値 | 2.7 |
サイズ | 51×183cm(ショート122cm) |
収納 | 20×11cm |
厚み | 2.5cm |
生地 | 20DポリエステルRS |
重量 | レギュラー450g ショート295g |
R値指数 | 0.6(レギュラー) |
ひとことメモ | インフレータブルではサーマレストより勝る |
ここからNEMOのインフレータブル。
比較対象はサーマレストのプロライト。
R値は同じくして、収納サイズ・重量・価格の全てにおいて、ニーモのゾアの勝利です。
エアマットでは勝てなかったニーモ君。
インフレータブルタイプではニーモ製品の勝利ですね。
おめでとう!!
極限までの軽量化を図り、かつ断熱性を維持するためにパッド内のフォームに縦横2方向の肉抜き加工(2アクシスコアリング)を施しています。
NEMO EQUIPMENT
中抜き加工にて、結構こだわっているようです。
インフレータブルならニーモあり
プロライトよりも結構安いですね。
ニーモ オーラ
初心者にオススメ!
R値 | 2.7 |
サイズ | 51×183cm(ショート122cm) |
収納 | 20×13㎝ |
厚み | 2.5cm |
生地 | 30D(トップ)/75DポリエステルRS(ボトム) |
重量 | レギュラー530g ショート375g |
R値指数 | 0.6(レギュラー) |
ひとことメモ | 岩が気になるならコレ! |
ちょっと固めで丈夫なインフレータブル。
ゾアよりもサーマレストよりも丈夫なボトム生地、中抜きもやや抑えているのでウレタン強め。
石や岩があるようなテント場で有能ですね。
テン場が込み合っている場合や狭いときは、岩の避けようがありません。
ゾアより+80g。
これでパンクの心配が減る&設営できる箇所が増える。
この利点は正直大きいです。
個人的インフレータブルで一番いいかも
こちらもサーマレストと比べて、かなりお買得感。
ニーモ フライヤー
R値 | 3.1 |
サイズ | 51×183cm |
収納 | 25×17㎝ |
厚み | 5cm |
生地 | 20Dポリエステル |
重量 | 650g |
R値指数 | 0.51 |
ひとことメモ | プロライトエイペックスより安いで! |
プロライトエイペックスと比較できそうですね。
こっちのほうがやや重い、R値も低い。
スペック自体はやや低め。
インフレータブルですが、エアマット要素が強めです。
寝心地は良さそう。
スペックが僅かに劣る程度で、サーマレストよりかなり安い!
SEA TO SUMMIT ウルトラライトS.I.マット
R値 | 2.6 |
サイズ | Xショート125×51cm レギュラー183×51cm |
収納 | Xショート11×26cm レギュラー径13.5×26cm |
厚み | 2.5cm |
生地 | 30Dポリエステル |
重量 | XS=385g R=550g |
R値指数 | 0.47(レギュラー) |
ひとことメモ | ゾアにまけてるぞ!がんばれ! |
ライバルはプロライトとゾアです。
プロライトとは競り合っている感じですが、スペック的にゾアに完全敗北。
シートゥサミットのピロー固定システムは、ここでも採用されています。
枕ありきで、選ぶのはありかも。
がんばれ!!
ただ、優しいのが女性用もあるってこと!
SEA TO SUMMIT コンフォートライトS.I.マット
R値 | 3.1 |
サイズ | R=183×51cm |
収納 | R=径14×26cm |
厚み | 5cm |
生地 | 30Dポリエステル |
重量 | R=650g |
R値指数 | 0.47(レギュラー) |
ひとことメモ | 他より劣ってるよ!がんばれ! |
フライヤー、プロライトエイペックスと同じく、エアマット要素が強めのやつ。
ただやっぱり、価格でもスペックでもニーモに負けてますね…。
魅力はやはり、ピローロックシステムで勝負を仕掛けるしかないでしょうか。
インフレータブル系は弱いなぁ…
レディースもあるのはありがたいかもしれません。
色が綺麗なのがいいところかもしれんですね(笑)
厳冬期用のR値の高いマット おすすめ
R値の高いマットの定義を、R値5以上としました。
この数値があれば残雪期~厳冬期もクリア!
ただただ分厚くてもいけないので、重量を1000g未満とします。
さて、このパートでは主にR値指数について注目して頂けるとよいでしょう!
サーマレスト ネオエアーXサーモ
R値 | 7.3 |
サイズ | 51×183cm |
収納 | 23×11cm |
厚み | 7.6cm |
生地 | 30D高強度ナイロン(トップ)70Dナイロン(ボトム) |
重量 | 439g |
R値指数 | 1.66 |
ひとことメモ | 厳冬期ならこれ選んどけ感 |
サーマレストのネオエアーシリーズで最も高いR値のあるモデルです。
R値は脅威の7.3。
前モデルより向上し、クラストップのR値を獲得。
このエアマットがあれば、雪の上でも全く底冷えを感じません。
70Dというボトムの屈強素材は、雪上で絶対潰れてなるものかと、鋼の意思を感じます(笑)
R値指数ナンバー1!
雪上も余裕!
EXPED Ultra 7R
R値 | 7.1 |
サイズ | 183 × 65 cm |
収納 | 27 × 14 cm |
厚み | 9cm |
生地 | 20 D リップストップ |
重量 | 495 g |
R値指数 | 1.43 |
ひとことメモ | 700フィルパワーダウンが入っている!! |
やっぱりEXPED。
エアマットは強いです。
このマットの最大の特徴は、マット内部にダウンが入っているということ。
2023年、惜しくもサーマレストにR値で抜かされましたが、価格面ではやはり強いのがEXPEDですね。
ポンプサックにより、フーフーしなくても空気が入るのは良い所。
ダウンが湿気っては気持ちが悪いですのでね。
ダウン入りというロマン!
EXPED Dura 8R
R値 | 7.8 |
サイズ | 183 × 52 cm |
収納 | 23 x 15.5 cm |
厚み | 9cm |
生地 | トップ/ボトム 75 D / 170 D リップストップ ポリエステル |
重量 | 965 g |
R値指数 | 0.81 |
ひとことメモ | 700フィルパワーダウンが入っている!! |
エクスペドのDuraシリーズは、丈夫なマットの部類です。
重たいですが、最強すぎるので紹介します(笑)
丈夫&高断熱というスペックは、おそらくヒマラヤ山脈縦走とかその辺。
プロの道具ですね
SEA TO SUMMIT イーサーライトXTエクストリームマット
R値 | 6.2 |
サイズ | 55×183cm |
収納 | 17.5×24 cm |
厚み | 10cm |
重量 | 720g |
R値指数 | 0.86 |
ひとことメモ | 冬の登山にも寝心地を |
やっぱりシートゥサミットのマットは、R値ではなかなか勝負ができません。
ちなみにニーモは5以下しかない。
寝心地重視もアリかもですが、正直冬に関しては…
暖かいが正義!
そんな気がするので、選びにくいです。
一方でキャンプ向けのマット
今まで紹介してきたのが登山向け。
これから紹介するのはキャンプ向け。
なんでキャンプ向きを紹介するの?
違いを知ってほしいなーと思って。
ベーシックなやつを紹介していきます。
サーマレスト トレイルスカウト
R値 | 3.1 |
サイズ | 64×183cm |
収納 | 28×20cm |
厚み | 2.5cm |
重量 | 740g |
R値指数 | 0.42 |
ひとことメモ | 大きいなぁ… |
今までのを見ていると、やっぱりデカいし重いです。
収納サイズなんかは、プロライトの2倍にも及びますね。
おとなしくキャンプで使いたいですね。
サーマレスト ネオエアートポ
R値 | 2.3 |
サイズ | 51×183cm |
収納 | 23×14cm |
厚み | 7.6cm |
生地 | 50Dポリエステル |
重量 | 650g |
R値指数 | 0.35 |
ひとことメモ | 大きいなぁ… |
ネオエアーXライトと比較して、重量ほぼ2倍、収納サイズ1.4倍ですね。
うーん…
こんな感じです!
やっぱり登山は登山用を!
とまあ、キャンプマットは安いですが、スペックが微妙です。
やっぱり登山には登山向けのマットを使おうっていうことですね。
27種からあえて選ぶとしたら?
多いよ!!
ってなりますよねー(笑)
さっさと選びたい方のために、こちらをご用意しました!
ちなみにですが、冬用は別で選んでください!
5以上のR値は、夏では暑すぎなので(笑)
とにかくコスパ良く選びたい
ニーモのスイッチバックでしょう!
最も使いやすいクローズドセルで、軽さも結構上位です。
最も定番な、サーマレストZライトソルを抑えるだけの価格差が、スイッチバックを勝者にした理由です。
スペックは同等なので、コッチが良いでしょう!
とにかく軽いやつがいい
ネオエアーウーバーライトですね。
軽量を謳った商品は多いですが、こいつがブッチギリ。
レギュラーサイズで250g、ショートで170g。
缶コーヒー以下でしたね(笑)
これで車に踏まれても平気っていうので、驚き。
総合バランスが一番いいやつ
ネオエアーXライトですね。
レギュラーサイズで340gという、こちらも超軽量。
R値も4.2と高いので3シーズン物としては超ハイスペックです。
価格が気になる場合は、コッチかも
3シーズン一番汎用性の高いもの(岩場も使える)
ニーモ:オーラでしょう。
R値は3シーズン対応の2.7、岩にも対応可能な丈夫で寝やすいマットです。
冬ならどれ
サーマレスト:ネオエアーXサーモでしょう
R値は全商品ナンバー1
正直冬は、暖かさこそ正義。
僕もこれを使うようになってから、どんなに寒い場所でも寝れます。
しかし、2023年に価格が大きく高騰したので、EXPEDのマットが選択肢としてより濃厚に。
他にも魅力的なマットはあるのですよ!
パッと見スペックの高い、サーマレストをたくさん紹介してしまいましたね…
ただちょっと高いので、NEMOやエクスペドもかなりアリです。
SEE TO SUMMITは寝心地重視ですし。
もちろん、あの量の文章をもう一度読んでもらっても大丈夫です(笑)
とにかくテント泊をしよう!
色々悩むかもしれませんが、とにかくテン泊!
めちゃめちゃ楽しいので、マットと寝袋を用意してくだされ!(^^)
僕の買った安物エアマットは3回でパンクしたので、破損しないマットは財産!
つまり、クローズドセル最強!
どうせ、冬になったら買い足します。
そしてどうせ、軽いものがなんだとか言って、ウーバーライトを買い足すのです(笑)
僕たちの性だね
避けられないっ
では!
読んでくれてありがとう!