ネイチャーハイク軽量テント図鑑2025|1.5kg未満の登山・ソロキャンテントまとめ

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ネイチャーハイクの軽量テントを10種類+5種類、全部で15種類をめちゃくちゃ分かりやすくまとめました!

ほぼ、趣味でまとめましたね!

ネイチャーハイクの軽量テントって、Cloud upを中心にラインナップが多すぎて、まじでごちゃごちゃ。

公式サイトを見てもラインナップが安定しないのですが、実はアリエクスプレスを見ると非常に分かりやすかったり。

それでもまとめるのは非常に大変なので、僕が2日丸がかりでまとめました!

まじで詳しく、全ての情報を分かりやすくそろえたと思います!

  • 重さ
  • ポールの素材と径(φ)
  • フライ素材
  • 最安値(Amazon・アリエク・日本公式・中国公式)
  • 年式
  • 型番
  • 耐水性
  • 自立・非自立

これらの情報をまとめつつ、登山やソロキャンで使うならどんな使用感になるか?

みたいな考察をしながら記事にしているので、どうぞお役に立てれればと思います!

テントまとめの前に、絶対にチェックしておきたい、ネイハイテントの基礎知識から共有します!

目次

ネイチャーハイクテントの基本知識

ネイチャーハイクのテントの基礎知識として、

  • 年数の見方
  • ポールの素材について
  • フライの素材について
  • 山岳モデル(3,000~5,000m向き)の存在
  • 模倣元テントの存在

これらについては、ネイチャーハイクテントを知るうえで知っておきたいことですし、知っていると見方が楽しくなると思います。

型番から年数が分かる(割と重要)

ネイチャーハイクのテントはアリエクなどから探せば型番が見つかりまして、そこからモデルの年数が分ります

例えば定番モデルのCloud upは2019年モデルと2015年モデルがあって、古いモデルが「NH15T001-T」、アップデート版が「NH19ZP017」になっています。

古いモデルは割引していたりしますね。

基本的にモデルチェンジはどうやらCloud up(無印)のみ(2025年8月時点では)っぽいので、そこまで気にする必要はないですが。

ですが、後述もします、ポールの規格が2020年以前と以降で大きく変わっていたり、新しいモデルはフライ素材に流行りの「片面シルナイロン」を採用しています。

最新モデルのスタートレイルとかはめっちゃ性能が良いのですが、やっぱり型番「CNK2550WS027」と、2025年規格だったり。

型番は重要なので、今回のまとめでも記載しています!

公式サイトを探しても型番は見つからないので、このまとめ記事はかなり役に立てると思う!(正直めっちゃ疲れた)

ポールは「YUKSOM」ポールを採用

ネイチャーハイクは2020年付近以降から、基本的に自社開発のYUKSOMポールを採用しています。

その他おおよそ2017年あたりの規格のテントは、ただの7001mmアルミ(無名ジュラルミン)を採用。

YUKSOMポールはネイチャーハイクの新しい山岳向けブランド「JIMS GEAR」テントにも採用されているので、無名7001アルミよりも耐久性は上がっていると「考えて」良いでしょう。

なので、買うなら新しいモデルが推奨。

逆に言えば、YUKSOMポールじゃないモデルは規格としては結構古いので、7001アルミポールを採用しているテントはあまり選ぶ理由は無いとも言えますね。

あと、一部上位モデル(2-4万円する)には、YUNANやDACといった有名ポールメーカーの素材をバッチリ採用しているテントもあるので必見。

ってことから、型番からモデルの年号をチェックする意味はあるのですよね。

ファブリックは片面Silナイロン

ネイチャーハイクの軽量テントは、ほとんど(多分全部)が「片面シルナイロン」と言うタイプ。

ただ、これも2015年モデルとか古いのはこの限りでは無いですが。

今のラインナップはだいたい片面シルナイロンでしたね。

シリコンを染み込ませたナイロンは強度が高く、ヒルバーグが前々から積極採用していました。

2010年以降はULテントを筆頭に人気を集め始め、現在ではガレージブランドや中国ブランドのテントが積極採用していますね。

ただ、シルナイロンだとシームテープ処理が出来ないとあって、片面シルナイロンが最近の主流

裏地にあたる処理を従来のPUコーティングにすることで、シルナイロンの滑りすぎ問題とシーム処理問題を解消したモデルが人気。

で、ネイチャーハイクはその「片面シルナイロン」を積極採用しているって訳!

  • MSR
  • NEMO
  • EXPED

などなど、多くのテントメーカーが片面シルナイロンを採用し始めていますね。

アリエク・Amazon・公式サイトや、製品ごとにも表示が異なるのですが、、、

  • シングルシリコン防水PU 1500mm+
  • 20DシリコンコーティングリップストップナイロンPUコーティング
  • single silicon
  • シングルシリコン防水pu1500mm

などなど、おおよそ結局のところは片面シルナイロン+PUコーティングで統一されていそう。

注意点として、2020年以前モデルは従来のPUコーティングや210Tポリエステルモデルなんかもあるのは要チェック。

ようは、フライ素材はバッチリって事!

じゃあ、登山で使えるの?

ってのは気になる人は多いと思います。(キャンプの人は気にしないで見てって!)

登山で使えるか?

片面シルナイロン、1500mm以上の耐水性、シーム処理済み

これらから、フライのスペックとしては十分登山に適しています

問題はポール。

ネイチャーハイクからはYUKSOMポール強度の実験動画がさして紹介されていないのと、国際基準の検証なども聞かないという事。

マットの方はASTM規格であるR値表示をしたことで一気に信頼性は上がりましたが、ポールの方の耐久性は未知数

一応Naturehikeからは、JIMS GEARという山岳向きの特化ブランドの製造ラインが存在して↓

https://twitter.com/JapanNaturehike/status/1840328027349082261

ここでは独自素材のYUKSOMポールが使われているので、おそらく耐久性はかなりの水準まで上がっていると思われます。

YUKSOMポール以前の、無名7001アルミポール時代も、別段弱いという印象が無かったので、おおよそ大丈夫だとは思いますが、、、

統計が取れている訳ではないので、バチバチの稜線や悪天候での使用はちと不安に感じる気持ちは分かります。

ごめんなさい、ここは憶測でしか話せないです!💦

ただ、Xユーザーの反応を眺めていると、個人的には登山でもかなり通用するスペックまでに上がっているとは感じていますが。

アリエクスプレスが安くて品揃え◎

ネイチャーハイクのテントは基本的に、アリエクの公式ストアで買うのが吉◎

品ぞろえも良く、安いです。

Amazonでは見にくかったり、なんなら間違っているスペックも、アリエクならちゃんと表示。

型番も確認できることが多いので、購入を間違う事もありません。

怪しいイメージのあるアリエクだけど、中華製品は信頼性が高いんですよね。

アリエク会員でもどのECサイトや公式サイトで買うよりも大抵安く、かつ初回購入ならさらに割引

なんならAmazonと10,000円くらい価格が安くなるテントもありました。

中国のアウトドアギアはアリエク必須ですね。

セール状況、為替レートなどで結構な変動があるので、その都度最安値はチェックですが。

後で製品を全てスペックと価格ごとに並べるのですが↓

スクロールできます
テントアリエクAmazon中国公式日本公式
スタートレイル23,777円
CloudUp UL17,233円25,990円25,300円18,712円
Cloud Up2 10D25,262円35,990円31,700円
Cloud up111,933円16,990円16,400円
Cloud up214,086円20,990円22,000円15,592円
Cloud up1 Pro13,499円19,990円24,900円15,592円
Cloud up2 Pro17,913円23,990円25,220円18,712円
スターリバーEXT42,798円
スターリバーUL21,748円26,911円28,792円
Mongar UL20,752円26,990円23,000円21,592円

結局アリエク公式が一番安かったので、セール中は特に必見ですね。

\ セールは要チェック! /

ざっと探してこの価格ですが、探せばもっと安くなってるものもあります!

清々しい程のイミテーション

テントなんてのは耐風性・居住性・軽量性で考えると、結局似た形になるのは仕方ないのですが、、、

にしてもネイチャーハイクのテントは、大手のテントに酷似しまくっています(笑)

これは感じる方は要ると思いますw

  • NEMO
  • Sea to summit
  • ビッグアグネス
  • ヒルバーグ

この辺りはめっちゃ似ている物もありますし、なんなら色や収納方法まで合わせに来るなど、もう清々しいまでのイミテーション具合

ま、この辺りも含めてみていて面白いので、ぜひ全モデルをチェックしてほしいですね(笑)

今回の記事は、大手のパクられた側と比較もしています!!

ネイチャーハイクのテント一覧

ってことで、今回紹介する10のネイチャーハイク軽量テントをまとめました↓

スクロールできます
スタートレイルCloud up ULCloud up2 10DCloud up1Cloud up2Cloud up1 ProCloud up2 ProスターリバーEXTスターリバーULMongar UL
型番CNK2550WS027CNK2450WS017NH19ZP017NH17T001-TNH17T001-TCNK2350WS020CNK2350WS020CNK2550WS023CNK2450WS022CNK2550WS016
製造※2025年2024年2019年2017年2017年2023年2023年2025年2024年2025年
人数1121212221
重さ※780g1,060g980g1,200g1,400g1,230g1,360g1,250g1,440g1,200g
デニール15D15D10D20D20D20D20D10D15D15D
インナーメッシュメッシュメッシュメッシュメッシュメッシュメッシュメッシュメッシュメッシュ
防水性1500mm1500mm1500mm4000mm4000mm4000mm4000mm1500mm1500mm1500㎜
ポール
YUKSOM

YUKSOM

YUNAN

7001mmアルミ

7001mmアルミ

YUKSOM

YUKSOM

DAC

YUKSOM

YUKSOM
ポール径8.5φ8.5φ不明不明不明8.5φ8.5φFeatherlite
NFL(8.7φ)
8.5φ8.5φ
自立
半自立

自立

自立

半自立

自立

自立

自立

自立

自立

自立
ひとこと最軽量おすすめ丁度よいUL感ほぼ完璧テントProが良いProが良いバランス◎バランス◎攻め系テロスTRほぼテロスTRキャンプにも◎
アリエク※23,777円17,233円25,262円11,933円14,086円13,499円17,913円42,798円21,748円20,752円
Amazon25,990円35,990円16,990円20,990円19,990円23,990円26,911円26,990円
中国公式25,300円31,700円16,400円22,000円24,900円25,220円23,000円
日本公式18,712円15,592円15,592円18,712円28,792円21,592円

※製造は型番から推察
※重さは最小重量で表示
※価格はアリエクスプレスの表示価格(2025年8月時点)

全て最小重量で1.5kgを下回るモデルで、1/2などサイズ展開は割愛している場合もあります(下記の詳細では紹介)。

では、一個ずつ参ります!

Naturehike スタートレイル EXT テント

2025年発売の新テントで、780gのとんでもねぇ超軽量半自立テント。

類似するのはおそらく、NEMO ホーネットOSMOが該当。

僕が持っているテントじゃねぇか!!

なので、並べて比較してみました(笑)

スタートレイルホーネットOsmo
人数11
重さ※780g822g
フライ15Dナイロン15Dリップストップナイロン
インナーメッシュメッシュ
防水性1500mm1200 mm
ポールYUKSOM 8.7mmアルミDAC NSL 8.5mmアルミ
自立半自立半自立
価格※23,777円68,200円

使われているパーツはちょっとずつ違うものの、、、

ホーネットOSMO
ホーネットOSMO

半自立性であること、センターパーツで居住性を高めていることなど、外観的なフォルムも含めてほぼ一緒ですね(笑)

あとはポールがYUKSOMってだけかな。

ホーネットOSMO

なので、ホーネットOSMOが金額的にキツイって方は、新しいスタートレイルはかなり良いのかも。

まあ、ネイチャーハイクのような中華テントを購入し続ける限り、地球への環境負荷は止められなくはなるのですが(笑)(NEMOはPFASフリー)

Amazonや公式にはまだ売っていないので、アリエクで購入になりますね。

ちなみにスタートレイルは、YUKSOM 8.7mm径のポールを採用。

これから紹介する、ネイチャーハイクの多くのテントがYUKSOM 8.5φポールを採用しているので、0.2mmだけ強度が高い?

って思うかもですが、多分それは逆で、DACのフェザーライトNSLとNFLの関係によく似ているかと。

DACポールタイプテントの例
フェザーライトNSL9より丈夫アライエアライズ
フェザーライトNSL8.5基準モンベルステラリッジ
フェザーライトNFL8.7超軽量ULテント
フェザーライトNSLとNFLの違い

山岳テントに使われるDACフェザーライトは主に3種類あるのですが、このうちNFL8.7φが最も軽量モデルに採用されています。

DAC Featherlite NFL 8,7mmポールを採用しているテントの例は↓

フェザーライトNFLの採用例
  • MSR フリーライト
  • NEMO ホーネットエリート・ストーム(旧ラインナップ)
  • ビッグアグネス フライクリーク
  • arata AX-75
  • テラノヴァ ソーラーフォトン

これらを考えると、やっぱり8.7mm径は軽量モデルで使われている感じ。

ポール径は僅かに大きいものの、薄さ的には強度をギリギリまで絞ったモデルが8.7mmポールと考えられます。

なので、スタートレイルのYUKSOM8.7mmポールはUL系テントを模している感じかと。

ただ、一個分かることは、YUKSOMポールはモデルによって規格を細かく調整している、ってのは言えそう。

Naturehike Cloud up UL

定番モデルのクラウドアップシリーズの、いわゆる2024年発売のULバージョン

アリエクの方には通常版も「Cloud up ultra light tent」など書かれるので紛らわしいですが、正式に「UL」とされるのはこの半透明モデルのみなので要注意。

重さなどをチェックして、間違いのないように。

スペック的に似ている、ステラリッジと比べてみます↓

Cloud up ULステラリッジ
型番CNK2450WS017
人数11
重さ※1,060g1,140g
フライ15Dナイロン(Sil+片面PU)20DナイロンPU
インナーメッシュ非メッシュ
防水性1500mm1,000mm
ポールYUKSOM 8.5mmアルミDAC Featherlite NSL 8.5mmアルミ
自立自立自立
価格※17,233円52,900円

やや薄いですが、ステラリッジはバリスティックナイロン、Cloud up ULは片面Silにして、どちらも強度を高めている感じ。

ポールは8.5φと標準的。

YUKSOMポールを採用しているので、そこそこイケるハズ。

Cloud upシリーズでは最新かな。

その上、一人用サイズから自立式を採用しているうえ(無印Cloud up1は半自立)、15Dの攻めすぎない軽量フライ。

軽量テントとしての使いやすさと軽さをイイ感じのスペックに落ち着かせた、かなり選びやすいモデルだと思います。

後述しますが、通常のCloud upを選ぶ理由はほぼ無いと思う。

Cloud up2 UL

二人用でも1,220gとかなり軽量。

Naturehike Cloud Wing Ultralight(Cloud up2 10D)

ネイチャーハイクのテントのうち、おそらく最も優れたテントがCloud up2 10Dモデル。

クラウドアップシリーズの、ゴン攻め最軽量バージョンってところ。

Amazonやアリエクの名前だと、Cloud Up2 10Dと書かれます。が、公式的にはCloud Wing Ultralightが正式名かな?

同シリーズクラウドアップULと比較してみます↓

Cloud Wing UltralightCloud up2 UL
型番NH19ZP017NH17T001-T
人数22
重さ※980g1,220g
フライ10Dシルナイロン(リップストップ)15Dナイロン(Sil+片面PU)
インナーメッシュメッシュ
防水性1500mm1500mm
ポール
YUNANポール

YUKSOM 8.5mmアルミ
自立自立自立
価格※25,262円18,278円

攻め攻めスペック故、さすがの軽さは最小重量で1kg未満

注目すべきはポールの素材で、山岳テント三大ポールメーカーの「YUNAN」製ポールが採用されています。

YUNAN製はアライテントとかも採用していますね。

φの記載は無いですが、恐らく8.5mmあたりかとは思われます。

また、10Dゆえに耐久性を意識してのためか、リップストップ生地が採用されているのも大きい。

使っている物がすべてちゃんとしすぎているゆえに、お値段が張るのは仕方がない事しょうね。

といっても、アリエク価格25000円ちょいって、他のULテントに比べて破格すぎるんですが。

価格はアリエクが5,000円以上安いので、Amazonは損ですね。

フライクリークUL2と比較

大手で比較するなら、ビッグアグネスのフライクリーク2に形状とスペックがよく似ています。

Cloud Wing UltralightフライクリークUL2
型番NH19ZP017
人数22
重さ※980g859g
フライ10Dシルナイロン(リップストップ)15Dリップストップナイロン
インナーメッシュメッシュ
防水性1500mm1500mm
ポール
YUNANポール

DAC Featherlite NFL
自立自立自立
価格※25,262円77,000円

ただやはり、フライクリークは15Dリップストップで900g未満に抑えているので、上手に作ってはいますね。

おそらく近いうちに無くなる

Cloud Wing Ultralightの型番はNH19ZP017と、おおよそ推察で2019年モデルです。

この時点で完成されたスペック過ぎてか、数年の放置状態

ひっそりと存在するモデル故、おそらく売れたらそのまま廃盤。

もしくはYUNANポールが消えて、独自ポールのYUKSOMポールになって再販される可能性は濃厚かと。

実質的な信頼性グレードダウンが目に見えますね、、、

マイナーどころではありますが、スペックとしてはかなり推奨できるモデルなのに格安ですので、今のうちな気はします。

Cloud up1/2(アップグレード版)

定番モデルですが、僕としては選ぶ理由があまりないのが、通常のCloud upテント。

ネイハイのクラウドアップは、「UL、10D(Wing Ultralight)、Pro、Cloud up」の4種類あるので要注意。

Cloud upは新旧あって、2015年モデルと2017年モデルがあることも要注意。

Amazonには古いのも売っているので、特に注意ですね。

ちなみに古いのは型番「NH15T001-T」だと思います。

そのうえ、Cloud up1/2には、210T(デシテックス)と表記される、PEフライのモデルもありますが、今回は軽量の20Dフライモデルを記載。

Cloud up1Cloud up2Cloud up UL
型番NH17T001-TNH17T001-TCNK2450WS017
人数121
重さ1,200g1,400g1,060g
フライ20DリップストップSilナイロン20DリップストップSilナイロン15Dナイロン(Sil+片面PU)
インナーメッシュメッシュメッシュ
防水性4000mm4000mm1500mm
ポール
7001mmアルミ

7001mmアルミ

YUKSOM 8.5mmアルミ
自立
半自立

自立

自立
価格※11,933円14,086円16,342円

210Tモデルは総重量1,500gを超えるモデルなので、山岳向きでは無いですね。

選ぶなら20Dナイロンモデルを選ぶと良いでしょう。

20D/210Tモデルと重量の関係性は、アリエクが一番分かりやすいです。

公式サイトは細分化されていないし、Amazonは重量がごっちゃにされていますが、なぜかアリエクは1/2、20D/210Tの違いによるスペック表記が丁寧。

Cloud up1

人気シリーズかつ色も選べて程ほど軽い、無印Cloud up1ですが、Y型フレームなので自立しません

2か所ペグダウンが必要の「半自立」ってやつですね。

1,200gはかなり軽い方ですが、半自立式だったらCloud up ULなどの1kg未満を選びたいですね。

ネイチャーハイクは(おそらく)登山入門ユーザーが購入すると考えると、半自立式は敬遠されそうな印象。

Cloud up2

1はY型フレームで2カ所のペグダウン必須ですが、2はY型フレームの前後組み合わせ形状になっているので自立します

その上1,400gと山岳テントとしてはミドルスペックの軽量性

流通量も多く定番モデルゆえ、ECサイトならどこでも買えます。

見にくいけど、奥の方にネイハイがあるの(フランスの山小屋にて)

割と海外でも認知されているっぽくて、有名なトレッキングだとCloud upはちょいちょい見かける感じ。

思いのほか人気ww

ちょっと気になるのが、アップグレード版とはいえ、推察2017年モデルゆえにポールが無印の7001アルミな事

新しくアップグレードするなら、多分YUKSOMポールを採用すると思う。

YUKSOMポールはネイハイ独自開発なので結局どうなのかは謎いですが、要するに規格がちょっと古いよね、って事。

ネイチャーハイクとは言え独自開発は進めているとは思うので、できるだけ新しい方が恐らく性能は良いでしょう。

Cloud up ULも+3,000円とかで買えるので、「2024年モデル・YUKSOMポール・より軽量」と考えると、UL買っといたほうがいい気はする。

Cloud up Pro1/2

ULほど軽く無くていいから、新しい規格で買い時なCloud upが良いって場合は、Cloud up Proは結構おすすめ

Proも1/2ありますが、Proの方は1から自立するのがありがたい。

Cloud up1 ProCloud up2 ProCloud up1Cloud up2
型番CNK2350WS020NH17T001-T
人数1212
重さ1,230g1,360g1,200g1,400g
フライ20DSilナイロン+PU20DSilナイロン+PU20DSilナイロン+PU20DSilナイロン+PU
インナーメッシュメッシュメッシュメッシュ
防水性4000mm4000mm4000mm4000mm
ポール
Yuksom 8.5φアルミ

Yuksom 8.5φアルミ

7001mmアルミ

7001mmアルミ
自立
自立

自立

半自立

自立
価格13,499円17,913円11,933円14,086円

自立する分、Pro 1は僅かに重量増加ですが、30gは誤差範囲

Pro 2に至ってはCloud up2よりも軽いで、もはや選ばない理由がないレベル。

価格差2~4,000円を許容するなら、間違いなくProですね。

そのうえ、開口部がちょっと広くなって、使いやすさもアップグレードしたとのこと。

ということで、山岳向きならばCloud up無印版(アップグレード版)を買うよりは、個人的にはProかUL(又は攻めた10D版)を買うかのどれかがおすめ。

Naturehike StarRiver UL(EXT)

スターリバーは「通常・UL・EXT」の3種類あり、このうちULとEXTが軽いので登山には適していると思われます。

StarRiverStarRiver ULStarRiver EXT
型番NH17T012-TCNK2450WS022CNK2550WS023
人数222
重さ2,100g1,440g1,250g
フライ20Dシルナイロン15Dシルナイロン10Dシルナイロン
インナーメッシュメッシュメッシュ
防水性3000mm4000mm1500㎜
ポール
7001mmアルミ

Yuksom 8.5φアルミ

DAC Featherlite NFL
自立
自立

自立

自立
価格※15,889円21,748円42,798円

スターリバーは2017年より存在してたようで、ULとEXTは最近追加された模様

Naturehike StarRiver UL

2024年に追加された、山でも使えそうなスターリバーのULタイプ。

構造やコンセプトはほとんどSea to summitのテロスTR2テントを模して造られたと思われますので、比較してみました。

StarRiver ULテロスTR2
型番CNK2450WS022
人数22
重さ1,440g1,482g
フライ15Dシルナイロン15D PeUシル
インナーメッシュメッシュ
防水性4000mm1200mm
ポール
Yuksom 8.5φアルミ

DAC Featherlite NSL
自立
自立

自立
価格※21,748円72,600円

収納や両面の開放感は、面白いくらいテロスTRに類似

色も一緒にしているので、これはもう確信犯ww

ロゴとポールが違う以外は、ほぼネイハイテロスです。

にしてもテロスは7万円超えなので、2万円ちょいは破格すぎる。

アリエク購入なら3.5個分買えるよww

テントとしても楽しそうですし(テロスTRはずっと欲しがっている)、YUKSOMポールかつ1.5kg未満という、イイ感じの落としどころ。

アリエクだとAmazonや公式よりも割引が大きいモデルでもあるので、要チェック。

Star River EXT

個人的に大本命、ネイチャーハイクテントの中で現状最強スペック&最高価なのが、Star River EXT。

スターリバーシリーズのフライを10Dと攻め攻めにし、テロスTRよりも軽量に。

StarRiver EXTテロスTR2
型番CNK2550WS023
人数22
重さ1,250g1,482g
フライ10Dシルナイロン15D PeUシル
インナーメッシュメッシュ
防水性1500㎜1200mm
ポール
DAC Featherlite NFL

DAC Featherlite NSL
自立
自立

自立
価格※42,798円72,600円

2人用で最小重量1,250gという軽量に仕上げつつ、両面跳ね上げフライ構造で自立するという、実に欲張りセット。

もちろん収納はテロス式。

極めつけなのが、DAC社の本気ポールを使用しているので、山岳の稜線でも全く心配なく使えるという点。

採用しているのはDAC Featherlite NFLなので、恐らくポール径は8.7mmのULモデル。

DACのULモデルポールですね!

NFL採用テントは、他社で言えばMSRやNEMOなどのバチクソ大手が軽量ラインナップで採用しています。

フェザーライトNFLの採用例
  • MSR フリーライト
  • NEMO ホーネットエリート・ストーム(旧ラインナップ)
  • ビッグアグネス フライクリーク
  • arata AX-75
  • テラノヴァ ソーラーフォトン

価格こそアリエクでも4万円超えと痛い出費ですが、今までのネイハイテント価格に麻痺しているだけで、大手の半額程度で本気テントが買えるのはヤバイ。

Yukusomポールを自社開発したうえで、ちゃんと2025年以降も本気テントを作ってくる辺り、今後のネイハイテントのラインナップが楽しみです。

全部自社ポールにしない辺り、分かってるわぁ、、、!

スターリバーEXTは、今の所アリエクのみでの販売でした。

Naturehike Mongar UL1/2

「前後Y字ポール+センターポールの組み合わせにより、室内の居住性を高めた山岳モデル。

モンベルで言う所のルナドーム、とりわけ似ているのはNEMOのダガーオズモあたりでしょうか。

どちらもセンターにポールを横配置しているので、居住性は良好

mongar UL1mongar UL2Dagger Ridge OSM 2P
型番CNK2550WS016CNK2550WS016
人数122
重さ1,200g1,530g1,620g
フライ15Dシルナイロン15DシルナイロンOSMO リップストップ
インナーメッシュメッシュ非メッシュ(メッシュ開放あり)
防水性1500㎜1500㎜1200mm
ポールYuksom 8.5φYuksom 8.5φDAC Featherlite NSL
自立
自立

自立

自立
価格※20,752円23,109円88,000円

それでいて、一人用の最小重量1,200gってのは、かなり頑張って作り込んでいますね。

NEMOと違うのは、1/2人用展開なのと、フライが跳ね上げ式なこと。

開放的な空間を作り上げることができるので、普通のキャンプとか稜線上でなければ、トレッキングポールと組み合わせると余計に楽しそう。

味気の無い山岳テントに、+αの楽しみがある感じ。

これも2025年新モデルですね。

JIMS GEARのテント

冒頭でちょこっと紹介していますが、ネイチャーハイクにはJIMS GEARという山岳テントラインがあって、今のところは2モデル展開。

使っている素材はYUKSOMポール、構造的にも風に強い形状をしているので、使用は3,000~5,000mを想定しているとのこと。

日本の山岳エリアは網羅ですね。

JIMS GEARでなくてもネイハイテントも構造的には風に強いと思うのと、実際はネイハイのDACやYUNANポール採用モデルの方が安心はできますが、、、

ま、ブランドを分けることで、イメージ強化するのがメインでしょうが(笑)

DABAN 1/2

非自立の低身長型で、快適さよりも「安全に睡眠」を重視したモデルですね。

 型番はCNK2350WS012。

ノルディスクのLofotenとかヒルバーグのHELAGS辺りと似ていますが、あれは10万とか20万とか平気でするので、JIMS GEARは破格。

でも、安全性重視モデルなので、日本ユーザーがどこまで選びたがるかは謎ですが、、、

Daban 1Daban 2
人数12
重さ860g1,300g
フライ15Dシルナイロン15Dシルナイロン
インナー非メッシュ非メッシュ
防水性1500㎜1500㎜
ポールYuksom 8.5φYuksom 8.5φ
自立非自立非自立
価格※19,716円27,739円

スペックはこんな感じで、軽量かつ頑丈な形状はコスパとしては良好。

ペグとガイロープをガッチリ固定すれば、低姿勢ゆえにおそらくYUKSOMポールでも全然強いと思います。

が、案外スペースを使うので、日本では使いにくいかも。

現状販売は中国Naturehike公式かアリエクのみ。

Yakou 1/2

フライを長めに、ポールは3本組みを上部でスリーブで頑丈に固定しインナーは非メッシュの4シーズン向けテント

型番はCNK2350WS011。

といっても、このガチ目なスペックテントを、ネイチャーハイクがリリースするテントとしてどこまで本気の需要があるかどうか。

中華テントは魅力的ですが、あと一歩の安心感が欲しいんですよね。

Yakou 1Yakou 2
人数12
最小重量1,390g1,720g
総重量1,540g1,870g
フライ15Dシルナイロン15Dシルナイロン
インナー非メッシュ非メッシュ
防水性1500㎜1500㎜
ポールYuksom 8.5φYuksom 8.5φ
自立
自立

自立
価格25,299円31,114円

こちらのテントも、2サイズ展開。

ていうか、1だと総重量でも1.5kgとかなので、普通に凄いかも。

間違いなくスペックとコスパとしては最強レベルに良いのと、カッコいいので普通にキャンパーが欲しがりそうな気もしないでもない。

居住性や快適性も考えられてはいるので、冬用のテントとしても普通に使いやすそうなのもイイんですよね。

さすがに3本ポールのスリーブ式なら折れないと思うので、案外マジでアリなのかも。

その他のネイハイ軽量テント

あとはその他に分類させてもらいましたが、トレッキングポール立てるワンポールテントや、非自立式のモデルですね。

変わり種テントとしてどうぞ見ていって下されば。

Tagar 1

  • 最小重量1,060g
  • 非自立式
  • 20DナイロンPUコーティングフライ
  • 7001アルミポール

1本のセンターポールに、天井にクロスする形に補助ポール。

6か所ペグダウンにて完成する非自立式テントなので、使い勝手としては良くは無さそう。

古い規格でもあるので、他にも魅力的なテントはありますね。

Cloud Trek

クラウドトレックテント。

ネイチャーハイクテントが流行り始めたころに、Amazonでよく見かけたやつで、僕も買いました。

公園に張られたソロテント

日本一周の自転車旅で使っていて、メッシュ構造で普通に使い勝手は良かったです。

実に丁度良い、思い出のテントですね。

いまはいとこが持っています。

  • 自立式
  • 20Dナイロン
  • 7001アルミポール

ってももうAmazonもアリエクも取り扱いが無く、買うなら中国のネイチャーハイクHPからしか買えない古いテントです。

Summiture UL

  • 最小重量1,100g
  • 収納重量1,240g
  • YUKSOM8.5mmミニポール×2付属
  • 15Dシルナイロン

トレッキングポール×2と付属のミニポール2本で立ち上げる、居住性の高い2ポールテント。

もちろんフルクローズも開放も出来るとあって、登山よりキャンパーに愛されそう(笑)

耐風性は低そうな形はしていますね。

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