おしゃれは足元から。
そんな言葉がありますが、登山やキャンプにおいてはこう断言します。
天国は足元より感ずる。
寝袋に入っているのに、足だけ寒いのはもうコリゴリなんですよ。
朝早いテント泊です、夜中くらい起きずに天国の中にいたいのです!!
ということで、今回は我らアウトドア野郎&アウトドアガールを天国へと誘うであろう、ダウンソックスをひたすら調べてまいりました。
一口にダウンソックスと言えど、種類がたくさんあったんや
1,000円くらいのものから1万円を超えるもの
フィルパワー、品質、中国産…
キリがなかったので、一つの指針を設けました。
今回は、つべこべ言わずに価格順で紹介します!
ですので必然的に下に行くほど、高品質化・国産・冬用モデル等、好条件化していくと思ってください。
ちょっとまって!
ルーム用なのか、アウトドア好きのスリッパなのか、分類がよくわからないやつってありますよね?
他サイトを見ると、それらが混在しているんよ
アウトドアに合っていないやつを、除外したで!
例えばこんな感じのやつ。
どの層に向けてまとめているん?
っていつも思うので、ここではブログタイトルらしく、アウトドア好きに向けてまとめます。
- いかにも室内用ルームシューズは除外
- ダウンモデルのみ(安い化繊は除外)
- ダウンなのかフェザーなのか分からんのも除外
この三つを条件に入れました。
さっきのような「母の日用プレゼント系」だとか…
こんな感じの「普段使いしとけ!」ってやつは除外してあるってこと!
これなんかも酷い。
商品ページの中綿素材には、「羽毛」とだけ書かれていますw
フィルパワー表記が無いのですら頂けない、今日この頃。
ダウンなのかフェザーなのか、品質が全く謎すぎる商品も除外しています!
キャンプか登山か・夏用か冬用か?
結構大事なことですが、用途によって買う商品のレベルを合わせるのが良いです。
といっても小さめのやつか、ガッツリのやつかの2拓に絞れるので、そこまで悩む必要はありません。
その二択は以下のように仕分けできます。
キャンプの人 | 薄くて安いので十分 |
冬キャンプの人 | 薄くて安いので十分(多くの人が) |
登山の人(3シーズン) | 薄くて安いので十分(軽量だし) |
登山の人(厳冬期) | 10000円くらいのデカいやつ |
わかりやすいように、適合を商品の最初に記載しておきますね!
あくまで個人的な見解ですが、こんな感じに!
では!
アウトドア用っぽい、ダウンソックス一覧をー---
チェック!!!
ブランド・商品 | 価格 ※Amazon 2022年12月時点 |
---|---|
Amazon量産品 | 2000~3000円 |
Jolmo Lander | 3,200円 |
★ネイチャーハイク | 3,590円 |
ノルディスク | 4,980円 |
イスカ ショート | 8,000円 |
★イスカ ロング | 9,207円 |
ノースフェイス ヌプシ | 9,999円 |
ナンガ オーロラ | 10,780円 |
ナンガ コットン | 12,100円 |
マウンテンイクイップメント 旧 | 14,961円 |
マウンテンイクイップメント 新 | 16,500円(公式サイト) |
クリックすると飛べます。
ちなみに★を付けたネイチャーハイクと、イスカのダウンソックスが個人的なイチオシ。
素材オタクの僕が、全種からピックアップしたやで!
フィルパワーとかコスパ的にも理にかなっているよね
【2000円~】Amazon量産型・謎中国メーカー
ここに関しては、一気に紹介するで!
フィルパワー表示が無いものが多く、表記があっても600FP程度。
どこのブランドかもよく分からないが、9割9分9厘中国の量産型。
たぶんどこの商品を買っても、ロゴ以外は同じだろうっていうやつです。
軽量・夏用・超安価。
だけども90%ダウンかつ、600FPという明記があるのはうれしいところ。
中華ブランドには詳しいことに自信がありますが、さすがに知りません(笑)
詳細は不明ですが、SUNDICKというブランドらしい。
SDカードのSUNDISKじゃないことに注意。
日本語直訳なのか「600のふわふわ」と表記されるそれは、おそらく600FPのことでしょう。
ますます怪しいですが、中国ブランドの量産品でしょう。
どれを買っても元受けは同じです。
Sethmayというブランドらしいですが、この商品以外見つからず。
量産型ってのはこのことで、SUNDICKとおなじでしょう。
これも600FPです。
いい加減飽きましたか(笑)
Tentockというブランドらしいですが、僕は認知していませんでした。
こちらフィルパワー表記は無く、「ふわふわ度は高く」と表記されます。
Perfeclanというブランドも僕は存じません。
こちらもフィルパワー表記なし。
初めてのドローコード付属型ですが、おそらくこの紐もすぐにビロビロになることでしょう。
ということで、このクラスまではどれを買っても大差なし。
せっかくなので、600FPという表記があってかつ、一番安価な上の方の商品がお試しにはいいでしょう。
【3000円~】Jolmo Lander
Jolmo Landerというブランドらしいです。
気になったのでちょっと調べてみました。
どうやら中国のブランドで、チタン製品を多く取り扱うよう。
言われてみればこの商品も、どこかチタンのような光沢さ(違う?)
これの凄いところが、ダウン:フェザー比が95%:5%にして、800フィルパワー。
モンベルダウンに匹敵する高品質かつ、ここで紹介するナンバーワン品質。
逆に800フィルパワーというブッチギリ高品質商品を持っているのに、このブランドを知らなかったのは非常に申し訳ないレベル。
そのダウンがどれだけ入っているかはわかりませんが、評価は悪くはなさそう。
購入時レビューが無く人柱のつもりで購入
Amazon
この値段でこのクオリティなら最高ではないか
ダウンの入り具合も問題なく臭いも無く暖かい
足裏までちゃんとダウンが入っていましたよ
★【3000円~】ネイチャーハイク(3シーズンイチオシ◎)
こちらは700FPダウンかつ撥水生地。
やはりさすがはネイチャーハイク、中国トップアウトドアブランドです。
Amazonレビューも☆4で500以上あり、いかに信頼が厚いか伺えます。
正直600FPで訳の分からないブランドを買うのなら、1000円付け足して700FPのネイチャーハイクを買うのが最善策だと考えます。
ただし羽毛量は20gと少なめなので、使うとしても秋冬キャンプか3シーズンテント泊。
厳冬期にはかなり心もとないと言えそう。
ネイチャーハイク等の中華ブランドが気になるって方は、一度ご覧になっても良いかも。
【4000円~】ノルディスク
本当は掲載するか迷ったのですが、ロゴが好きすぎるので紹介します(笑)
ノルディスクという最高級のロゴが入っているだけで、中身は600FPの低品質ダウン。
謎中華ブランドと同じです。
とはいえロゴの存在が大きいのと、ブランドイメージ維持のため、縫製強度等は明らかに質を上げてきていると思います。
価格以上の品質があるかと言われるとNOですが、ノルディスクが好きなら止めません。
ダウン量的には、夏の山岳か冬期以外のキャンプが限界でしょう。
【8000円~】イスカ ダウンプラスショート
イスカのショートバージョン。
ダウン品質は720FPなので、ネイチャーハイクのちょっと上。
これのいいところが、イスカの防水透湿素材であるウェザーテックを採用しているところ。
そのまま外を歩けることを考えると、厳冬期~残雪期までの仕様はガッツリ考えられているでしょう。
羽毛量が70gなので、案外ネイチャーハイク(20g)よりもコスパがいいというとらえ方も可能。
フィルパワーの高さと羽毛量の多さにより、足元は間違いなく暖かいでしょう。
その代わり、足首が欲しいところか。
★【9000円~】イスカ ロング(冬イチオシ◎)
個人的には一番いいんじゃねえか、と思っているやつ。
夏用ならネイチャーハイク、冬用ならイスカかなー。
防水透湿生地に、720フィルパワーダウンがガッツリ入っています。
720フィルパワーってのは、ダウンソックスではめっちゃ高いレベルにあります。
足首は最低限のカフのみですが、ダウンパンツを持っている人にはこれが最適解。
足首の寒さを防ぎ、軽量化にも役立ちます。
【9000円~】ノースフェイス ヌプシ
冬用ブーツで大人気、ノースフェイスのヌプシシリーズでございます。
やっぱり黒のマットなデザインに、THE NORTH FACE の白ロゴは無茶苦茶かっこええ。
それにそそられ、僕も買ってしまったのだから。
でもこれ、要注意!
フィルパワーもダウン量も何一つ書いてない。
生地の質感とか、ダウン抜けが無いだとか、その辺の不満はなかったです。
そして普通に暖かい。
だけど厳冬期はちゃんとスペック不足なので、価格以上の価値は無いと思ってください。
【10000円~】ナンガ オーロラ
来たよ来たよ、いよいよNANGA様の出番だよー
オーロラテックの防水生地に、650フィルパワーダウンを60g詰め込みました!!
…って
あれ?
意外と低品質。
あいにくブランド様に媚びを売らず、簡単にディスってしまうのがウチのモットーで申し訳ないのですが…
ナンガというネームブランドの割に、ダウンの品質はそこまでという。
とはいえ安価な中国ブランドに、厳冬期用のダウンソックスが無いというのも事実。
ナンガは国内洗浄の「水沢ダウン」を用いているので、安心感があるという利点もありますし。
足首まで覆えるタイプかつ、ダウン量は豊富。
防水なのも考慮して、厳冬期でも十分通用するスペックです。
高コスパのネイチャーハイクに厳冬期用が無いと考えると、冬用として十分選択肢には入ってくるか。
700フィルパワーなら間違いなく候補なんだけどなー
【12000円~】ナンガ コットンバージョン
フィルパワー表記のない、リサイクルダウンを使用したキャンプ向きダウンソックス。
なんと、表面生地は上質なコットン。
厳冬期登山からは、秒殺で候補からはずれます。
ですが見た目はかなりおしゃれで、天下のNANGA。
間違いなくキャンパーに好まれる一品。
実用性&コスパ的には、間違いなくオーロラテックバージョン。
【14000円~】マウンテンイクイップメント
おそらくこれが、元祖象足(象のような足になるから)。
700フィルパワーの高品質とそのダウン量にモノを言わせ、そのころブッチギリの信頼を得ていたブーツです。
履いたまま雪の中を駆けてもよし、写真を撮りに出かけてもよし。
厳冬期テント泊のお供とした先輩方は多いはず。
モデルチェンジのため、おそらく廃盤。
【16000円~】マウンテンイクイップメント ライトライン・ブーティー
どうやらこれは、公式サイトから買うしかなさそうです。
700フィルパワーなので、ネイチャーハイクと同等品質。
ですが総重量370gというぶっちぎり(イスカが200g)なので、究極暖かいはず。
公式サイトにはこう書いてあります。
極寒のベースキャンプ生活のための、非常に暖かいダウンインサレーションのブーティー。
マウンテンイクイップメント
ヒマラヤ山脈でも行くんですかい。
おそらくそれくらいのスペック。
おさらい!
ブランド・商品 | 価格 ※Amazon 2022年12月時点 |
---|---|
Amazon量産品 | 2000~3000円 |
Jolmo Lander | 3,200円 |
ネイチャーハイク | 3,590円 |
ノルディスク | 4,980円 |
イスカ ショート | 8,000円 |
イスカ ロング | 9,207円 |
ノースフェイス ヌプシ | 9,999円 |
ナンガ オーロラ | 10,780円 |
ナンガ コットン | 12,100円 |
マウンテンイクイップメント 旧 | 14,961円 |
マウンテンイクイップメント 新 | 16,500円(公式サイト) |
こうしてみてみると、厳冬期に対応しているものはどれも高いですね…
逆に言えば、厳冬期用以外は3000円台で十分とも言えます。
キャンプだったらお好きなものを選べばよさそうですね!
クッソ寒いキャンプや厳冬期登山の夜…
足元が上質な温もりに包まれれば、天国はもうすぐそこ。
幸せで幸せでたまらない、心地の良い眠りにつけるでしょう。
そしてあなたはこう言う
嗚呼、ありがとう
ダウンソックスよ
…
最後はしょうもないまとめにしてしまいましたが、ダウンソックスで眠りは劇的改善したのは事実。
冬キャンプや登山の必需品として、この際よーく考えてみてはいかが!
では!
読んでくれてありがとう!!