テントの多様化が進んでいます!
どうも!たなりょうです
(→instagram)
2022年現在、世界は空前のアウトドアブームを迎え、新参のアウトドアメーカーはどんどん増えています。
老舗メーカーも勿論進化を遂げており、新しいテントはどんどん出てきている世の中ですね。
登山の在り方は、昔のような「山岳部」という硬派なイメージから変わり、「個人の趣味」として楽しむスタイルが主流な印象です。
テントの在り方も「山で休むもの」という絶対的な機能に加えて、「テントもファッションの一部」「お気に入りのテント」という、趣味嗜好が反映されていると感じます。
今回は、山ファッションの一部となりそうな、カッコいいテント・おしゃれなテントを紹介です。
多様な種類からのお気に入りのテント探し、皆様の選択の手助けになればと思います!
カッコよくてオシャレなテントが増えた
冒頭でも一言ありましたが、世界は空前のアウトドアブーム
これは日本だけではなく、世界で同様にして流行っているのです。
もともとアウトドア市場が大きいアメリカは、コロナ禍で一気に需要が増えました。日本と同様ですね。店頭ではアウトドア製品が無くなりつつあるようです。
Forbes japan
世界が迎えたアウトドアブームによって、アウトドアメーカーの進化と新メーカーの設立も増えました。
そして、当たり前のようにテントも増えましたね。
キャンプはもちろん山岳テントも増え、その山岳テントも個性的なカッコいいものを見る機会が増えました。
インスタグラムでの「目立ち」やその他SNSなどの口コミの影響も大きいような気がしますね。
そもそも、これだけ多くのメーカーが乱立していては、品質がすごく良くて安いなどのメリットがなければ、カッコいい個性派テントを作らないと目立ちませんよね。
それでも主流は堅実なドーム型
とはいえ現在でも、山小屋のテント場を見ると、ほとんどが従来のドーム型に人気が偏ります。
どのテント場でも設営が可能ということと、重量と居住性のバランスは確かに良好です。
そうそう悪くなるものでもないので、最初に買ったドーム型を使い続けているという方が多いのも事実でしょう。
上記のグラフは2017年のものなの結構で古いですが、アライテントとモンベルが大きくシェアを占めます。
なんと、2社で50%にも達するほどです。
だからこそテントの見た目で差をつけよう!
テントのシェアの多くがドーム型、かつモンベルやアライテントが占めるという状況。
機能的かつ価格も良心的という、いいテントですよねー。(ちなみに僕のメインテントはモンベルです!)ですが、どうしても被ってしまうので、なんとなくオモシロくないのも事実!
テント選びの最初の一つ、何を選ぶといいですか?
そう問われたら、僕は間違いなく「ドーム型のテントがいいよ!」とか「モンベルとかアライテントかな~」
と、答えちゃいます(笑)
ですが、二代目テントやサブテントを選ぶ方であれば、ぜひカッコいいテントを買ってほしいと思います!
カッコいいテント、おしゃれなテントはテン場でも目立つため、声をかけられたりテントに興味を持たれたりします。自分のテントがちやほやされているのは、結構優越感だったりもします。
こういうのは「オモシロい」と心にグッときますね(笑)
ゼログラム ALL NEW El Chalten Pro 1.5p
サイズ | 1.5人分 |
総重量 | 1,760g |
フライ素材 | 15D |
フロア素材 | 20D |
ポール | DAC社 |
2014年発祥の韓国メーカー「ゼログラム」
ゼログラムのテントとしてはこのEL Chalten(エルチャルテン)シリーズがメインですね。
ちなみにゼログラムは、自然への影響を最小限に抑える、Save Earth Save Usの考え方をもとに、製品と素材の開発を行っているようです。
パタゴニアもそうですけど、そういわれるとなんだか安心してしまうのは僕だけでしょうか(笑)
ZEROGRAM(ゼログラム)は、
人が自然に入る影響を限りなく「ゼロ」にしたいという強い意志から生まれました。
Save Earth Save Us をコンセプトに、
環境に配慮した一歩進んだ持続可能なアウトドアライフスタイルを提案いたします。
zerogram
エルチャルテンシリーズの特徴は、剥き出しのポールですね。ちなみにDAC社のものを使っているので安心です。
フライもインナーも吊り下げ型という非常に珍しい形状をしています。設営や撤収が楽なのがウリなのですが、図らずともその見た目は「カッコいい…」と思ってしまいます。
シックスムーンデザインズ ルナーソロ
サイズ | 1.5人分 |
総重量 | 680g(ポールは+61g) |
フライ素材 | 20D |
フロア素材 | 40D |
ポール | カーボンポールorトレッキングポール |
ほかに類を見ない、前後非対称の6角形ワンポールテントです。
おしゃれなテントと思いきや、タープの通気性とテントとしての居住性を両立する、超機能的&超軽量テントなのです。
トレッキングポールを持っていればポールは必要なし、カーボンポールを別で持っても+61g、DACのペグ一本が16gなので×6の96gで総重量837gです。
それでいて居住性も高いという、結構有能テントだと思います。
結露しにくい蚊帳付き半シングルウォールテント、シェルターとテントの間、そんな印象。
気になる!って方は、僕がつかってレビューしているので、とにかく一回見ていってください!
いいテントですよ!
ローカスギア クフ シル
2022年5月時点で納期が7か月を超えています。
ブーム、コロナ禍、輸送遅延等で今後も伸びると予想されているようです。
サイズ | 1~2人分 |
総重量 | 470g+インナー290g(+トレッキングポール、ペグ) |
フライ素材 | 30D |
フロア素材 | 15D |
ポール | トレッキングポール |
ルナソロとは違い、左右対称の低重心フォルムが美しい、イケメンテント。
使われている素材のシルナイロンとは、シリコンがしみ込んだナイロンのこと。防水性に優れるだけでなく、しなやかで非常に上品な印象を与えます。
トレッキングポールで設営という点では、ルナソロと同じですが、こちらはインナーが1人用と2人用と選べるのが利点。別々購入にはなりますが、ルナソロと総出費は同じようなものです。
ルナソロもそうですが、こういったワンポールテントは前室が広く、物置スペースも非常に有効活用できるんですよねー。
ワンポールテント、侮るなかれ!
ただ、今は在庫切れで価格が高騰しています。
キャンプブームやコロナ禍がどこまで続くかわかりませんが、納品に関してはもう少しかかりそうです。
フライングしますが、下に紹介します3F UL GERAのテントでは、2ポールテントだけでなく1ポールテントも販売されています。
ローカスギアよりかなり安いので購入しやすいです。
中華テントですが性能はほとんど問題がないと言っても大丈夫でしょう。ポールはストックなのでドーム型よりも性能差は低いとも言えます。
3FULGEAR ランシャン2
サイズ | 2人分 |
総重量 | 1220g |
フライ素材 | 15D |
フロア素材 | 20D |
ポール | トレッキングポール2本 |
落ち着いた白がオシャな感じ~、居住性を高めた2ポールテント。茶色もあります。
中国福建省で設立された、いわゆる中華メーカーの中華テント。とりあえず中華メーカーについて補足してみます。
最近の中華テントを軽視してはいけません!粗悪品のイメージがあった中国製ですが、今やその性能は価格以上に良いものになっています。
もちろん、国内メーカーであるモンベルやノースフェイスなどの一流ブランドに品質は劣りますが、価格は2~3割程度と非常にお得。品質は6割程度の水準に達しているので、単純計算2~3倍もコスパがいいっていう状況。
ネイチャーハイクなんかがいい例で、結構日本人の心をつかんできている印象です。
質実剛健なドームテントを所持している方で、サブテントを探しているのならば、このあたりの中華テントがベターであるともいえますね。
ちなみに3Fは国内でもだんだん取り扱いが増えています。ULギアを中心に、1㎏を切るようなザックもAmazonとかで売られています。
実際に立山に行ったときに見せてもらいましたが、使いやすそうなザックでした。
中華テントについては、ここ最近の中国の経済事情や産業から掘り下げて考察しています。
結構面白いと思うので、このへんに興味があれば見ていってください!
話は戻りますが、このランシャン2
ポール日本で作るシェルターに、インナーが吊り下げられます。ポール2本の間が居住スペースとなるので、結構広めで楽々2人が寝れるっていう、贅沢使用ですね。
結構お気に入りのyoutuber、winpy-jijiiさんの動画です。
のんびりした気分になってきますね~
MSR フリーライト1
サイズ | 1人分 |
総重量 | 890g |
フライ素材 | 15D |
フロア素材 | 15D |
ポール | DAC社 |
MSRといったら曲線美でしょう。
ポールが主流のX字ではなく、Y字+横棒という構造が、図ってか図らずか曲線美を作り出しています。
僕が登山を始めた頃から、ずっとかっこよく、ずっと憧れがありました。
ただ、なぜそんなに人気が無いのか。それは、フライシートの加水分解の存在が懸念になっている方も多いでしょう。
海外製のテントゆえ、日本の高温多湿の保存環境が合わずに、ポリウレタンコーティングが経年劣化しやすいというあれです。
MSRのテント、加水分解は改善されています!
オレンジのテントの発売当初は臭いが気になる口コミが多かったのですが現状では気になると言ってる方が明らかに少なくなってます
MS OUTDOORS
そしてこのテント、メッシュ構造という恩恵もあるのですが、総重量890gという超絶軽量仕様。
自立式で居住性を保ちながら、この軽さはバケモンです。
アップデートにより300gの軽量化を図ったようですよ。
さらっと言っていますが、300gの軽量化ってなんやねん! スゴっ!
メッシュのインナーだけで、星空を眺めながら寝るというのも、見た目だけでなく行いもカッコいい気がしてきます(笑)
ニーモ ダガーオズモ2P
サイズ | 2人分 |
総重量 | 1430g |
フライ素材 | OSMO™ リップストップ (NEMOの新素材) |
フロア素材 | OSMO™ リップストップ |
ロゴだけで欲しくなるシリーズ
ニーモもMSR同様に、そのメーカーのテントというだけでテン場での注目を浴びます。
TOYOTA、HONDAなどどれも共通しますが、日本のメーカーってのはロゴがどうもデザイン性が低い気がします。(車の品質はめちゃくちゃいいですよ!)
対して外車がかっこいいのは、ロゴに憧れがあるのも少なからずって感じです。
ニーモのテントはまさにそんな感じな気がします。
と、見た目ばかり評価してしまいましたが、ニーモのテントは軽い軽い!
このテントは居住性をかなり意識したものになるので、1.4㎏と重めになっています(それでもクソ軽い)
超ド定番のニーモ・タニなんかは、普通に1.06㎏と当たり前のように超軽量ですからねー。
登山用テントだってカッコつけちゃえ!
登山での楽しみって、何も稜線歩きや朝焼けだけではないですよね。
むしろ、夜の宴会をするってことに一番の楽しみを感じる人だっていると思います。
そんな時、自分の気に入ったテントに潜り込んで基地にしてしまうってのが、嬉しいってもんです。
今や何をやってもSNS・ブログ・Youtubeといった、ネットにさらけ出していく時代
テントもファッションの一部として、カッコつけておしゃれしちゃってもいいのでは?
読んでくれてありがとう!