素敵なツリーホールで一泊した日|2月の硫黄岳ナイトハイク

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ひさびさの活動記録ですが、きっとこれを読んだ皆さんを満足させられる報告が出来ると思います。

八ヶ岳の硫黄岳に、2月という厳冬期登山をしたのですが、ただの日帰り登山なら報告に足りません。

今回はまさしく「アバウトドア」!!

イイ感じのツリーホールが見つかったので、その中で一泊してきちゃいました♡

光っている所が僕らのねぐら

夜のお写真がコチラ↑

あの木の根元、木と雪で出来た空間が今回のお宿ですねー。

ではまりいます!

目次

そもそもツリーホールって?

ツリーホールについて、ざっくりざっくりご紹介。

簡単に言えば、木の周りだけ雪が少なくて、落とし穴みたいな空間が出来るヤツ。

バックカントリーの人が穴に落ちて死んじゃうやつ。

豪雪の年とかエリアに現れるヤツで、今年は八ヶ岳という雪の少ないエリアにも出現。

今年はBCにちょっとだけチャレンジしたこともあって、ツリーホールに興味が湧いた故、見つけたので潜ってみたというやつ(笑)

こんな楽しい遊びを報告しない訳にはいきませんね!

桜平駐車場~ツリーホール

個人的な備忘録としてもブログを書いていますので、所々日記みたいな感じですが、ざっくり楽しんでもらえればと思います^^

初手桜平駐車場(中)から(上)までの道のりで、相方のCX3がスタック。

キャンプの雪かきの前に、タイヤを掘り出す羽目に。

この作業で1時間を要する。

そして我が愛車ジムニーにて救出。

最初からこっちで行けと言わないで。

CX3でも余裕だと思ったのは僕なの。

でもでも、おかげで登山前からテンションMAX。

ピンチからの回復は、人間楽しくなるものです。

スタックしてよかったと言えるぜ!

気を取り直して出発。

八ヶ岳とはいえ雪の多い2025年。

夏沢小屋付近でもこの量の雪。

しかし暑い暑い。

2月なのにもう半袖。

半袖と言って良いのか、ミレーマン。

私の愛用するアミアミ。

道中はサクサク進み、とりあえず本日のキャンプ地「オーレン小屋」仮設トイレ前へ。

この広々した空間を、僕らが独占して良いのか!?

最高すぎるぜ!

実はこの日の目的、最初っからツリーホールな訳が無い。

僕らはいつも通り(?)、イグルーを作りに来たのです。

↓こういうの

夜の雪原に作られたイグルーとテント
3年くらい前の参考写真

これが非常に楽しくて大好きなので、本日もこれをやろうとしたのですよね。

ですがですが、、、

ゆ、、、雪が浅い、、、⁉

掘ろうとしていた場所が、若干の雪の浅さ。

イグルーを作るには全然出来るんだけど、下に深い程快適な居住スペースが出来ます。

僕らは何も、ビバークのためのイグルーに興味はありません。

3年くらい前の参考

楽しくて快適なイグルーに泊まりたいのです!

ということで、何となく良い場所を探して散策、、、

そして気になる、木の根元。

そういえば、BCではアレに気をつけろって言っていたよな、、、

ってことは、あそこに穴があるということ??

半信半疑で近づきます。

この時は興味90%、期待10%。

うわ、ありそう。

期待値30%

うわ、、あるっぽいww

期待値50%

内側を拝見。

マジである。

いやこれ、本当に泊まれるかも。

おおむね中は埋まってはいましたが、雪の重みで枝は垂れ下がり、中を除雪さえすれば居住スペースが生まれそう。

ということで、せっせと雪かき開始!

掘るほどに空間は広くなり、どう考えても寝れる気しかしない状況に。

「もしかしたらここで寝られる?」というクエスチョンから、「ここで泊まろう!!」の確信に変わりゆく心境の変化には、非常にワクワクする物がありました(笑)

ほら、立って遊べる

天井もこんなに高い!

上は隙間だらけだけど、寝袋が良いヤツだから多分大丈夫!(笑)

ここまでくると、やれ「家具を作りたい!」だの、やれ「玄関と階段を作ろう!」だの。

一泊の仮住まいに全力を出すのが、いつもの感じ。

有難くお借りしますm(__)m

ちなみにこのコンパネの端材、冬季仮説トイレの裏にあったので、この日だけ借りてテーブルにさせてもらいました。

というか余談ですが、オーレン小屋はマジで神っています。

冬季用にトイレを仮説してくれているし、便座カバーもあるし、何なら冬季避難小屋まである(ツリーハウスの必要については突っ込まないでw)。

八ヶ岳エリアって、ちょいちょいこの神仕様。

本当に感謝。

ほっけ作業員が頼りになる!

こうなってくると、僕らはワクワクしてたまらない。

なるべくいい居住スペースに、快適なトイレまでの導線。

一泊に全力。

せっせと玄関まで作り上げ。

おじゃまします♡

なんという事でしょう!

外から見たら、ただの木なのに、立派なツリーホールハウスが出来てしまったでは無いでしょうか!

ぎっしりしている所は、枝が噛み合っている

気になるのは耐久性でしょうが、案外行けそうな予感。

細い枝と雪で、建材みたいになっているんですよね。

こんなに楽しいんですもの、相方もゴロゴロ転がって上機嫌。

今日はイグルーより数倍も早く家が完成したので、僕は写真を撮って遊びます。

文字通り「木漏れ日」が入るので、家の中はあたたかな光が入り込みます。

風通しや日光の入りにはこだわった家です!(適当)

家の窓からは、色んなものが見えますね。

「暇だからブロックを作る」と、体力を使い切りたくてしょうがない相方の事だって、中から観察できます。

あ、気が付いた。

なんにせよ、とにかく時間があるので、外でお茶会でもしましょうか。

チョコにコーヒー、チーズにナッツ。

外に座っていても暖かいと感じるほど、ぽかぽかの太陽と小鳥のさえずり。

楽しくて仕方がない!!

ちょち早いですが、お酒も頂きましょう。

こちらはサノバスミスのシードル&ホップのハードサイダー。

人気になりすぎると嫌なので、これ以上教えない♡

シードルは甘いけど、こちらは酸味と香りを優しい炭酸で頂くようなお飲みもの。

おはなに抜ける爽やかさが、次の一口をまたすぐ欲してしまう。

結構お高いのに、すぐ無くなっちゃった。

何だかんだじっとしていると冷えては来るので、雪を溶かしてホットウイスキーでも頂きます。

ケトルまで持ってくるとは、快適なキャンプをする気満々な相方。

そしてこの笑顔。

「推しの子」ポーズだそう。

アイのファンに怒られろ。

だんだんと夕方になってきたので、部屋の明かりを灯します。

お夕食と参りましょう。

本日のメインはミルフィーユ鍋

に、刺身に鶏におビールにお餅におつまみに、、、

食べるものは足りなくなると悲しいので、多すぎるくらいが丁度良い。

下に居るより沢山食べるし、下に居るよりきっといいものを食べる。

それが我らの山キャンプ。

絶対にカップ麺なんかで済ませない!

これ食ってみろ、飛ぶぞ

雪に自撮り棒をぶっ刺せば、どの画角からでも撮影できるので、このままライブ配信でもしてやりたいくらい(やったことない)。

楽しいしうまいし、ご機嫌すぎる。

ただしやっぱり風通しはよろしいので、イグルーや雪洞に比べるとちと寒い(笑)

寒いのは勘弁なので、相方は73℃の「マグマカイロ」を4つ寝袋に放り込んで万全体勢(入れすぎ)。

僕は冬用+3シーズン用の寝袋2枚重ねの、脳筋仕様(重すぎ)。

翌朝3時まで、ぐっすりこのまま寝ることが出来ました。

風も無かったし、雪も落ちてこなかった!

寝る前のお写真も載せておきましょう。

今まで見たことの無いようなお写真が撮れましたね。

雪面に置いてスローシャッターで、すごいのも撮れちゃいました。

ちなみにこれアクションカメラ。

いまのカメラってすごい。

↑これ、よかったら!

山頂アタック出発前は、月明かりに照らされた雪面が、星空のようでした。

なんだか今日は、満足度が高いぞ!

硫黄岳山頂の爆焼け

ということで山頂へワープ。

硫黄岳は別に難しくないですし、サクサク上がってこれました。

1時間30分くらいかな?

この雰囲気、爆焼けの予感、、、

お隣は八ヶ岳主峰、赤岳氏。

爆風に流される雲によって、緩急あるお写真が撮れますね。

とりあえず記念撮影。

日の出です。

寒い中15分程まったかいがありそう!

よろしい!!

よろしい!

最高ですね、もう言葉は必要ありません。

アクションカメラでも撮りまくります。

にしても良い画。

いやこれ、まじで広角レンズの出番無くなる。

僕のNikon Z 14-24mm F2.8とかいう、超高級レンズが最近全く出てこない。

360°カメラのほうもヤヴァイ。

画質良すぎる。

Adobeで強めにレタッチ

だけどやっぱり一眼レフ、コッチの画の方が、僕は好みかな。

カッコいい所を撮ってもらった(何回も催促した(笑))。

相方は最近デブってきたのと、寒がりなのでモコモコ。

ポーズとか毎回こうなる(気持ちは非常に分かる)

手袋もゴム手袋だし、もちょっと被写体がカッコ良くなると、カッコいいと思うww

変なポーズしちゃうのは、僕もいっしょ。

おおよそ堪能したので、下山としましょう。

今日の天気は下り坂、降ってくる前に帰りたいですね。

帰りのルートはおそらく正解。

ここからの眺めも非常に良い。

ちなみに「夏沢峠→硫黄岳→赤石の頭→オーレン小屋」の周回ルートを選んでいます。

クロップしてみた。

こういった写真、どっちがイイか迷う。

これとかはかなりお気に入り。

光と影、暖と寒みたいな感じ?

赤石の頭方面、本当に良い天気に恵まれ、景色も最高ですね。

360°でも遊ぶ。

スタックから始まった山行ですが、最高の日ですね。

ツリーハウスをお片付けしまして、ちゃちゃっと下山。

帰りの風呂と飯が楽しみでしかない。

遊び過ぎたのか、少々疲れた顔をしていますが、下山!!

結論、ツリーホールは楽しい!

でした!

最高のアバウトドアになりましたね!!

ほぼ日記的な走り書き内容でしたが、ここまで見てくれた方、どうもありがとう!!

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