ピピっ…(AM4:00)
山ヤなのでこの手の早起きには慣れています。
薄暗い中出発の身支度です、ほとんどは昨日の夜に済ませておきました。
…
寂しい笑
逃げるように出ていくのは、どうも悲しいし、性分じゃあありません。
「もう一度寝よう」
いってらっしゃーーーーい!!
ピピっ…(AM5:00)
さて、皆が起き始める頃に飯を食い、慌ただしい頃に出発です。
桃岩荘からは、スタッフのボナちゃんにメッセージを書いてもらいました。
…
名残惜しい場所がどんどんと増えていきます。
お見送りは全員で、盛大に送ってくれました。
(やっぱ1人で出ていかなくてよかったぁー笑)
坂道を登ります。
「「「いってらっしゃーーーーーーーい!!!」」」
「!!」
遠くまで歩いたのに、ずっと送ってくれます。
「いってきまーーーーーす!!!」
ああ、旅の続きを行くとするかあ!!
そんな気持ちになります。
「「「いってらっしゃーーーーい!」」」
「!!!!」
こんなに小さくなっても( ;꒳; )
温かい場所です。大好きになります。
ここから、始まる、英会話
予定していたトレッキングコースまで、25㎞の追い風を進みます。
1時間ほどで到着、さぁ!ここから僕の本領発揮!
トレッキングです。
トレッキングコースの入り口には、外国人さんがいました。
「ガンバッテネ」
「ガンバッテクダサイ!」と返します。
外人さんが帰ってきます。
どうやら8時間コースの入口に鍵が閉まっててどうしようか迷っているよう。
「Do you speak English?,」
「ア、リトル🤏🏻」
彼はブラジル人ですが、日本で大学に入っているそう。
「アナタハボクノ、ニホンゴノ先生!」
「Your my english teacher!!」
だなんて会話をしながら仲良くなりました。
4日後に札幌にいるとのことで、もしかしてそこで一緒になるかもと、約束をしました。
あそこで発音よく「i don’t speak English」などと言ってしまったら、出会いにはならないでしょう。
中2英語でいいんです。
とりあえず喋ってみよう、だなんて思った日となりました。
最北限とは?笑
4時間のトレッキングコースといえど、ここは礼文島。島全体が森林限界のようなものです。それでいて海も綺麗。
僕が抱いた感想としては、「ビーナスラインみたい!」
僕が1番好きなビーナスライン以上かもしれません。あちらは高原に八ヶ岳、こちらは高原と海…うーん、まよいます!
ここはスカイ岬。澄んだ海ということで名がついています。
海岸の岩場が激しい装いなので、青く美しい海と険しい岩のコントラストが面白い。
途中、桃岩荘で言っていた、アナアキガイを思い出しましたので、浜辺に寄り道します。
これは、ツメタガイに穴を空けられて食われた貝殻でして、ここ礼文島にはたくさん落ちています。
これを拾ってアクセサリーにでもしようか?
ピアスにでもしようか?(ピアス付けない笑)
沢山拾い集めてお土産としました。
もうすぐ到着かな?
ここまで結構長かった。
そして最北限・スコトン岬に到着!
スコトンはアイヌ語で大きな谷にある入江という意味だそう。
ちなみに、最北限ですが、昔は最北端を名乗っていた礼文島も、測量技術の発展で宗谷岬に完敗したことがバレました。そこで、なにか無いかと検討したところ、最北限という造語?を、用意したそうです笑
頑張れーー!!
さーて、ここからは5キロの道を戻らなければなりません💦
バスを使うか、車を捕まえてみるか?
いや、ここで初ヒッチはちょっとなぁ、、、
走るぞ!!
5キロの道も走れば30分。
途中嫌になりかけたところで、広島ナンバーの若者が叫びます、「頑張れ〜ーーー!!」
お、励みになるねぇ!
「アイヨ!!!」
大きく返事を返す。
グッドラックマイフレンズ!
途中、腹が減ったので島唯一のセイコーマートに立ち寄る。有難いことにホットシェフの方だ。
さすがは唯一のコンビニ(というか店)、めちゃめちゃ混む。ニッチな商売も需要があれば成立する。
ここでは迷った挙句、豚玉丼を購入。
松屋の豚丼のように、だし醤油系じゃなく、カルビ系だ。
肉は米に対して満足なほど入っており、米も決して少なくない。うむ、これは満足じゃ。
玉子は温泉卵で、どちらかと言うと固め。言い方は悪いが、ネちょっとした玉子がカルビにまとわりついて、口にした時の舌触りがとても良い。その後でやってくる味の濃いめのカルビは最高に美味い!
だが、個人的にはカツ丼の衝撃を越えられはしなかった。
フェリーターミナルに戻ると、さっきの外人さんがいました。「マスクシテテワカラナイヨ!、ダレデスカ??」
さすが、アメリカンジョークがお上手👏
札幌に滞在する日を確認し、再度手を振ると、
「GOOD LUCK My Friends!!」
おぅ!♡
なんだよその言葉、かっこいいじゃねえか
外国人と仲良くなったら使ってやろうと思った瞬間でした。
これ以上ぽわぽわさせるんじゃねえ!
桃岩荘の方が最後までお見送りをしてくれました。
まずは稚内からいらっしゃるお客様に対して挨拶。
「おかえりなさーーーい!」
旗をブンブン振りながらお招きです。
僕もっ♩
「おかえりなさーーーい!」
楽しいです笑
そしていよいよ僕も乗船
「いってらっしゃーーーーい!、」
もちろん大声で返します
「いってきまーーーーーす!!」
最後まで旗を振ってくれたのはピクミンちゃん。
(これ以上俺をポワポワさせるんじゃあねぇ!笑)
やっぱり最後の最後、小さくなるまで旗を降ってくれていました。
久しく女子と触れ合っていませんでしたね、なんだか潤います(笑)
安定のセコマ
そしてやってきたぜ利尻島!
百名山の1を飾る、最北端の高山ですね。
野営地はファミリーキャンプ場。
まずは飯だ飯だ!!
購入しておいたセコマのカツカレーを喰らう。
う、うまいっ!!
見ての通りカツは十分な大きさがある、セイコーマートはどれも価格に対して量がちゃんとあるのが嬉しいところ。
カレーの味は、ちょっと酸味の効いた中辛カレーと言ったところ。道の駅の庶民派カレーではなく、専門店のカレーに近い。それもCoCo壱じゃあなくて、個人店の。
だけども決して本格カリィ的な感じではなく、日本人向けなのだ。
これはいい味を付いてきたぞ!
カツ丼に並ぶエース級の食事である。
カレーに対する熱意とすっとぼけ
20:00、レオくんが帰ってきました。
炊事場でカレーを作っているようです。
京都大学カレー部掛け持ちの彼は、玉ねぎ炒めるのに30分かけていますw
「料理は化学です」「玉ねぎが命です」「焦がしたカレーに価値はない」
いちいち言葉のセンスが良い。
の割に、米が圧倒的に足りていないのだ。
準備不足の彼ら大学生(9人いる)のために、炊き立ての米を提供した。
冷めきったサトウのごはんを食らっている若者に、おじさんは炊きたてご飯が食べて欲しいのだ。
すぐになくなる米を見て、満足するワシ。
カレーとお酒を貰い、ちょっとだけ大学生とわちゃわちゃ出来ました。
人と仲良くしたいなら、積極的にから見に行く!
これが旅で身につけたスタイル。
だいたい日本人のほとんどがいい人なんだもの!
話さなきゃもったいない!!
明日は1時起きなので、さっさと僕らだけ寝ます!!
2022.8/28
走行距離60km
トレッキング+ランニング20キロほど