暴走大学生と最高の景色 【8日目:利尻登山と利尻一周】

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利尻山サイクリングで撮った写真
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ピピッ!…
クソっ!
もう起きなければっ…!

25:00
3時間しか寝ていない。
いつも山の前はこんなもんだが、連日動いているからか、やっぱり少々堪える。

目次

浮き沈みの激しい奴

ナイトハイクにややテンションの上がるレオくん。しかし、ピークにかけてガスのかかる山を見て、一気に疲労するレオ。
「急に眠くなってきやした」
そういって彼は石の上で座りながら寝ている。

すると、山にありがちな日の出とともにガスが晴れるやつ。
見晴台から一気にガスが取れたのです。

利尻山の登山

「うおおお!!バチバチにキマって来た!!」
そう言って走り出すレオ。

利尻山の登山

わかりやすい若者である笑

…、ちょ、、え?

クソ早い

なんか、脳内物質出たとか、ゾーン来たとか言い出して、一気に登り始める。
コースタイム3倍くらいのペース。
八ヶ岳を南北日帰り縦走する僕でも、付いていけないペース。
さすが京大チャリ部、スニーカーでもガンガン登っていく。

利尻山の登山

それにしても最高の景色。
島全体が山であり、それでいて独立峰という、かなりレアな景色。

利尻山の登山

晴れ確率の低い利尻山でこの景色を見ることができた。
すぐには見られない景色を、今のうちにガッツリと堪能しておきます。

利尻山の登山

山頂を目指してガンガン登るレオ
しかしすぐに息切れ、「あかんですわ、足使い切りました」

…忙しいやつだ。

それでも、スロースターターである僕のハイペースにもしっかり着いてくる。
若さに任せて勢いで登る感じは嫌いじゃない笑

利尻山の上部は森林限界、剥き出しになった形豊かな岩の造形が、僕ら登山者の目を楽しませます。

そうして、いとも簡単に利尻山に登頂することができました。

下山時には雲の造形も変わり、利尻を引き立てるような写真の撮影に成功。
さっさと降りますが、なかなか見られない景色にも後ろ髪をひかれます。(髪の毛無いですが)

そんなレオの書いた言葉がこれ。
脳筋大学生らしい、率直なアホさが大好きです(笑)

島に残したセンチメンタルと食事への念

下山後はレオくんはグループに戻り、僕は僕で利尻島を一周する。(彼らも回る)
一周約60kmで、フェリーまで余裕もあるので大丈夫だろう。

利尻山サイクリングで撮った写真

さっき登った利尻島、昨日歩いた礼文島、モリヤスと走ったオロロンライン
晴天なのでどれも綺麗ハッキリと見れる。

島一周は、進むにつれて景色がうつり変わっていくのが楽しい。

だけど一つ言いたい。

「もう、休みたい」

01:00から動きっぱなしである、一人前の登山をしたあとで、自転車を60㎞漕ぐのだ。
普通なら頭がおかしいと思われても仕方がない。

利尻山サイクリングで撮った写真

だが、9時に行程を終えて、夕方まで暇しているというのも嫌だったのだ。

天気は良かったため、ほどほど景色を楽しみつつ、休める時を夢見て島を1周します。

フェリーからは利尻島と礼文島の両方が見えます。
温かく迎えてくれ、ずっと手を振ってくれた礼文島の桃岩荘。
旅の初日に待ち合わせをし、レオ君との最高の約束を果たした利尻山。

「どちらも最高の島だったなぁ」

旅をして5日ほどは、思い出に残る人との出会い、繋がりが沢山ありました。

ここ3日では、自分の好きな場所が増えました。

人との出会いの思い出、土地への愛着、どちらも美しい記憶になります。
「やっぱり旅っていいなあ」と揺れる船の中、一人の世界に浸り込む。

…あ、利尻で何も食ってねぇ

レオのカレー、セコマのカレーを食った程度である。

…またくるかぁ笑

稚内へと戻った僕は、キャンプ場への登りを諦め、途中の広場で就寝。

2022.8/29
走行距離:約70㎞&利尻山登山

利尻山サイクリングで撮った写真

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