2022.10.8-9
紅葉が遅れ気味とされた2022年、飯豊山に御沢野営場から登ってくることとしましたので、以下について景色とともにレポートしていこうかと思います。
- 紅葉の状況(2022)
- コース難易度
- 宿泊場所について
1日目:御沢登山口~本山小屋まで
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9502.jpg)
この日は3連休初日、月曜日が雨という事で、土日にまとまった人数が昇ります。
とはいえここは結構広い駐車場、帰路の時点でもすべての車が停められていました。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9503.jpg)
開始は林道から。
両脇にミズ(山菜)が生えていたので、帰りに食ってやろうかと目を光らせながら歩きます。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9504.jpg)
左に行けば「大滝」、右が飯豊山方面。
大滝はどうやらウェーディングシューズが必要なようですので、今回はスルー。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9505.jpg)
いきなり飛び込んでくるのは「ブナの原生林」
さすが東北と言わんばかりの、ブナとナラの雑木林です。
こんな森は、キノコが出ないかしらと、ここでも目を光らせる。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9507.jpg)
薄暗い森にたたずむ、一本のお化けブナ。
長い間この一帯の主となっていることでしょう。
![スッポンタケ](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9510.jpg)
キノコはないかと探していたところ、これは珍しい!「スッポンタケです」
学名は「Phallus impudicus」
Phallusは「男根」、impudicusは「無知」。
直訳すれば「恥知らずのペニス」。
なんという名前を付けられてしまったんだ、お前は。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_20221008_093502.jpg)
他は見どころも特になく、急登をガンガン登っていきます。
急登とはいえ標高は低いので、さほど呼吸は乱れません。
ここまで難所なし。
500m間隔で、このような広場が用意されているのがありがたいコース。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_20221008_095720.jpg)
ブレていますが水場です。
コース半分辺りを過ぎると、ここから水にはあまり困りません。
小屋ごとに出ています。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_20221008_100717.jpg)
慣れない山域なので、この手の標識をちゃんと見て進むとよいです!
![紅葉の飯豊山稜線](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9527.jpg)
最初の小屋、三国小屋まで向かう稜線が見えてきました。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_20221008_102515.jpg)
しかしここからが厄介。
一個目の小屋が「三国小屋」なのですが、そこまでの区間が岩の急登。
実はこの日、雨が降ったりやんだりの状態。
カメラはしまっておりました。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_20221008_104429.jpg)
濡れた岩と急登が結構難所。
一泊装備で来る方は、それなりの気合で臨みましょう。
![紅葉の奥に三国避難小屋](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9520.jpg)
三国小屋を超えると紅葉が始まります。
1600m地点ですが、このあたりがピークになっていました。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9516.jpg)
ガスなので展望はいまいちですが、目の前に意識をやるとステキな写真が撮れます。
この木は「ミヤマナラ」
高山の楢の木で、ミズナラやコナラよりも低木。
ハイマツのような位置づけかな?
![切合小屋](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9534.jpg)
切合小屋です。
ここは避難小屋ですが、オーナー在住でした。
結構キツイ方らしく、僕の隣のお兄ちゃんは怒られていました(笑)
電話対応もアレらしいので、ここに泊まる場合はお行儀よく、ですね(笑)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_20221008_135331.jpg)
コースをレポートしようにも、こんな状態。
雨がやんだり降ったりの状態で、カメラなんて出していられません。
![本山避難小屋](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9646.jpg)
はい!
山頂直下の本山小屋です!
…
ゴメンナサイ、雨が強くなってきてたので、翌日分に写真を載せます!!
テントを担いできたのですが、さすがに雨の中テントはかったるすぎる!!
![避難小屋でシュラフに入る二人の男性](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9539.jpg)
ということで、避難小屋が空いていたので使わせてもらいました。
避難小屋ならではの出会いもあり、楽しい時間が過ごせました^^
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9536.jpg)
仲良くなったお兄さん方と夕食です。
翌日は日の出とともに山頂に居る予定、18:00には就寝しました。
2日目:
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9542.jpg)
翌日、冷え込みましたが天気は良さそう
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9543.jpg)
山頂には人が集まっているよう、
明るいのでヘッドライトはいりませんね。
![霜が付いた植物](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9550.jpg)
霜が降りた植物たち
朝を待つのは僕たちだけじゃなさそうです。
![霜が付いた植物](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9573.jpg)
![霜が付いた植物](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9562.jpg)
![霜が付いた植物](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9572.jpg)
![霜が付いた植物](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9644.jpg)
可愛いので何枚でも撮っちゃいます。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/37609.jpg)
山頂についたら、小屋で一緒になったお兄さん方と写真撮影。
みんな寒そうだね(笑)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9575.jpg)
あのピンクベルトが山に差し掛かった時、日の出の瞬間です。
![飯豊山山頂の日の出](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9584.jpg)
待ち望んだ瞬間
あえて後ろから皆を撮ってみようかっ
![飯豊山山頂の日の出](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9605.jpg)
もちろん僕も、先頭にちょっとだけおじゃま
![飯豊山山頂の日の出](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9594.jpg)
こんな時、視点を下げるとダイナミックに映る場合があります。
(もちろん地面が絵になるときね!!)
![飯豊山山頂の日の出](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9604.jpg)
反対側は「大日岳」のモルゲンロート
![飯豊山山頂の日の出](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9606.jpg)
知らぬお兄様ですが、あなた画になりまっせー
![飯豊山山頂の日の出](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9608.jpg)
タイムラプスの撮影をする方も。
![飯豊山山頂の日の出](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9617.jpg)
もちろん僕も撮ってもらいました!
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9626.jpg)
…、で
撮ってもらったのはこの恐竜の人。
ちょっと仲良くなった中国の方ですが、これはナニ?w
![霜が付いた植物](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9638.jpg)
よかったね、温かい光に照らされて。
十分満足したことなので、帰路につきます。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9650.jpg)
ここから下山開始!
ちょっとどんよりした空気になってきました。
山頂だけでも朝日を拝めてよかった。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9649.jpg)
それにしても、昨日歩いた稜線はこんなにきれいな場所だったのか!
ちょっと紅葉のピークを過ぎた感ありますが(1800~2000m)、十分綺麗です。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9665.jpg)
切合小屋のテントは、この日結構混雑模様。
結構斜めに張っている方も多かったです。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9655.jpg)
切合小屋より下部は、色づきもほどほど、草紅葉ピークといった状態。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9667.jpg)
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9670.jpg)
晴れていたらかなり綺麗な景色だったと思います。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9659.jpg)
とちゅう、こんな草のトンネルのような場所も。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9682.jpg)
さて、ここからが難所。
三国小屋からが岩場の連続でしたね。
今日は岩が乾いているので、昨日よりは気を遣いません。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9679.jpg)
岩の稜線越しにお兄さん。
ここを歩いてきたんだぞ!!
って感じでカッコいいです。
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9683.jpg)
昨日はスマホでしか撮影できなかった鎖場。
高所感が伝わるでしょうか?
![](https://yamakame.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_9684.jpg)
難所を超えたらさっさと下山!
昨日の恥知らずは、無残な姿になっていました。